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黒川鶏冠山、雨で届かず…でもね(^^)

2007年6月9日(土) 曇のち雨

前から気になっていたのは黒川鶏冠山のCimg2434
東の尾根たちです。きょうは空が怪しげ
ので、三条橋の駐車場からすぐ取りつ
ける尾根(1330m付近で大久保尾根に
合流)で山に入りました。


か細い踏み跡をたどり尾根に上がると
山の神さまが祀られていました。

きょうもよろしくお願いです、

ほぼ西に向かう尾根は勾配がきつく、汗を滴らせながらけっこう必死に登り続けなくてはなりません。標高900m~1000mくらいまでが足場が柔く、きょうのお天気しだいではココを戻ることもありえ、ちょっとイヤだなぁ…尾根の形もハッキリしていないしと思いつつ、それなりの覚悟で慎重に登ってゆきます。

Cimg2444 倒木にシダ生える

左から尾根が合流する1000mあたりから、どうにか足場はしっかりして、急登ですが周りを楽しみながら歩けるようになりました。なんと巨木の多いことでしょう。

Cimg2470 ミズナラ

サササ…サササ…雨の音 とうとう降ってきたようです。

Cimg2475 これもミズナラ

右から顕著な尾根が合わさる1330m台地には、都マークの埋標ありました。雨は止みそうもありません。ヤマツツジの花がたわわです。ドウダンツツジも咲き出しました。でも何より木がいい。

Cimg2488 りょうぶ

観念してカッパ着用、ウエストポーチにもビニールをかぶせ、それでも木々と語らい歩くのは楽しいのです。1507m峰では、かなりの雨足、アセビの立派な木もあったのに、とても撮せる状況じゃありません。でもここは、きっちりコンパスを当て西南西の尾根の下降に入ります。一瞬藪尾根か?とぎくっとしましたが、奥は涼やかだったのでほっとしました。イワカガミ(花はほぼ終わり)の葉っぱがたくさんあります。

Cimg2492 いわ

とうぜん岩が出てきます。右、左と巻きながら進んでいくのですが、咲き残りのイワカガミにつられて、巻くのをサボったツケで、ちょっと冒険もしましたが(^^;) フフ…フ、
晴れor花期のときにこられたら、どんなにいいだろう(^-^)。 
……そして鞍部(ノゾキノタワってここのこと?
)に到着。

Cimg2493_1 ミズナラの親方

きょう最大のミズナラさん。また、会いに来ますよ(^-^) 
そのときはゆっくり、いさせてくださいな。
ちょうどそこに現れた巡視路を辿り、三条河原に戻ることにしました。
黒川鶏冠山はまたの機会の(^^)/~~~  おったのしみ。

Cimg2508 雨あがる♪

あらら、雨は小降りになり、空も明るくなってきました。緑の輝きが違います。この道は伸びやかな渓畔木がステキです。山腹に沿った道をゆっくり1時間ほどゆくと、尾根と分かれ下降します。すると黒川橋手前で なんとも美しいナメ滝が現れました。

Cimg2519 名前を知らない

写真はその滝のごほんの一部、上にも下にも何段も重なりながら滑り落ちる水の流れ、本当に優雅な、大きな滝なのに。わたしに写真の腕があったらなぁ…。
黒川谷を渡るところ、地図では黒川橋とかいてります、でもふつうの木の橋?  
あっ、上を見て。大きな橋桁と橋の残骸があります。「あれが黒川橋だったんだ」とわたしたちは推理しました。

川を越えれば林道です。途中、崩落があり車は無理ですが人は歩けます。雨はすっかり上がり乾いた空気が気持ちよい。沿道のガクウツギや○○ウツギ、コアジサイなど愛でながら、のんびり三条河原に戻りました。

Cimg2534 ガクウツギ

駐車場で濡れた服を着替え、林道脇だけど、まぁいいか。シートを敷いてともかくランチ。雨が上がったせいでしょうか、車やバイクが通っていきます。Cimg2498

「こんな時間に、いったいどこに行くの?」
「ほんと、ほんと、釣りかしら?」
「あの服装は、ただのドライブ?」

「でも車から見れば、私たちの方も変かもよ。林道に座って、髪の毛びしょびしょなまま、オベント食べてるんだもん」
「そりゃ、そうだわ。」
「おほほほほ」
                  ヘンな木→
           

【コース】 三条橋P 07:40-850m 08:00-1050m 08:35(10)-1180m 09:30-1330m 09:50-1507m峰 10:30-巡視路 11:00-黒川橋 12:35-P 12:55
【地図】 昭文社:大菩薩(’06版 ’94版)   2.5万:柳沢峠

では またぁ (^^)/~~~

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コメント

こんばんわ。
オオクボオネ通しじゃ無くって、出合いの尾根からだったんですね。
ノゾキノタワはあの巡視路がある鞍部ですよん。
数年前までは小さな案内板があったらしいです。
9日だったらノゾキノタワからまた尾根通しで行けばイワカガミの大群落(チョットだけオーバー)に出会えたはずです。でもあの雨じゃやめたくなりますよね(-_-;)私も合羽に傘でしたもの。
ちなみに一般の登山道で鶏冠山に登ったのではこの尾根のようなイワカガミには会えないです。
あの辺り、大木たくさんあるけど、是非立岩沢のイタヤカエデもみてください。。

投稿: yamyam | 2007年6月13日 (水) 22時16分

こんばんわ。
もうアップしたとは随分手早いですね。雨の中でも結構楽しめましたわね。あの滝も良かったし、庭園風の苔生す風景も絶景でしたね。
○○空木はマルバ空木ですね。それからあのドウダンはやはり秩父ドウダンでした。別名ベニドウダンと呼ばれていて、花びらの先が細かく裂けるのがサラサドウダンなどと違うのだそうです。殆どピントが合わなかった写真の中で、唯一秩父ドウダンはピントが合って特徴を捉えていたようですね。

投稿: フクシア | 2007年6月13日 (水) 22時28分

yamyamさん こんばんわ

三条河原からの尾根が大久保尾根かと思ってましたが
地図をよく見ると大久保尾根は黒川橋からの尾根なんですね?(黒川谷右岸) 直しておきます。
尾根通しで登っても快適なのでしょうね
出合いの尾根というのは固有名詞じゃありませんよね?


エアリア94年には切通尾根というのもありますが
とりつけあたり ヨウヘキじゃありませんか?
立岩沢のイタヤカエデって? 林道脇?
沢登りはわたし、できましえん。

行きたいところまた増えてしまいました

ノゾキノタワで、もう雨で戦意喪失。
早く暖まりたくて、立派な巡視路を伝ってホイホイ下ってしまいました

横手のヒラなんて 楽しそうな名前の尾根もあるし、
また絶対いって見ます。

※ 以前 ソバカド山の尾根のことお話ししましたが
鶏冠山の北となると もしかして岩?かな?と思うのですが
なんせ こわがり屋なもので・・


投稿: ba_sobu@こわがり屋 | 2007年6月14日 (木) 20時56分

フクシアさん 
思わぬよい山に巡り会えハッピーでしたね

あれは秩父ドウダンでしたか?でも雨が激しくて
鑑賞もままならぬというふうでしたね
こんど赤いドウダンを見たら 縁のキザギザに注目してみます

yamyamさんの情報の 巡視路の上のイワカガミ 魅力ですね
ということで

今後ともよろしく

投稿: ba_sobu | 2007年6月14日 (木) 21時02分

ba_sobu@こわがり屋さん
立岩沢は黒川山から巡視路に下りてくる地図にも出ている道、ゼンゼン怖い所じゃありませんです。
切通尾根?どこだろう?今はわかりませんm(__)m

水曜日は谷川連峰へ行きました。
あちらはコイワカガミ、そこらじゅうに咲いていて相当な数を見ましたが、やはりオオクボオネの群落の方が迫力ありますよ(^_^)v

投稿: yamyam | 2007年6月15日 (金) 02時08分

切通尾根?,地図によると1507mに東南から合流してくる尾根

谷川岳 読ませて頂きました
すごい花ですねぇ・・・
行ってみたことないのでうらやましいです
地図で足跡おっています
わーっ


投稿: ba_sobu | 2007年6月15日 (金) 17時42分

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