国師岳は、まだ春浅く…
2007年6月6日(水) 曇ときどき晴れ
あちこちから聞こえてくるのは華やかな、アズマシャクナゲの花*花便り
わたしたちも、行こうぢゃない♪♪♪ ラクラク極楽お花見に(^^)
期待を胸に塩山駅からタクシーで大弛峠まで ひとっとび♪ 沿道はトチノキの花満開な青葉から、ヤナギの花咲く若葉色、やがて芽吹きの春となり、ああ峠に着く頃は、悲しい予感がとんぴしゃり、ダケカンバはどれも冬装束だった。
肝心のシャクナゲはあまりに小さな蕾、 だんまりなんてあんまりだ。
そのとき、黒木の林の下に小さな白い花が群れていた。バイカオウレン。高山に咲く早春の花だ、清楚な姿がいじらしい。
夢の庭園でゆめごこちのあと、前国師岳を過ぎ三繋平のジャンクションから南の北奥千丈に向かう。ハイマツの根元の濃緑の小さな葉がびっしりあるのがガンコウラン(岩高蘭)とか。わたしたちは、しゃくなげの花をせめて一輪でもと、さらに奥千丈を目指し南下することにした。標高が少しでも下がれば蕾がほころんでくれるかも?
北奥千丈を越えると歩く人はぐんと減るらしい。道すじはアヤフヤ、黒木の細い倒木もあり、急降下のうえ凍った雪道で、歩きづらいのなんの。雪面をときどき踏み抜いてしまうと40㎝はもぐり、エイコラ引き上げるのも一苦労。
それでもなんとか中間の2500m圏のピークまで下り「あれが奥千丈ね」と次の峰を眺める。 「もはや石楠花が咲いてる望みはないし、倒木の道は疲れるばかり」と戻ることにした。
戻るとなるとこの道は、苔むす岩やしらびそにまとわりつくサルオガセは趣深く、拗くれたダケカンバの大木を愛でる余裕も出てくる。楽しい登り返し道だった。
お昼を北奥千丈岳でいただいてから、国師岳に寄り、きょうはこれでうちどめ。
右は国師岳にあった『お知らせ』です
大弛峠まで戻り 待機のタクシーにお願いしてみた。
「やっぱりシャクナゲは咲いてなかったので、来るとき見たあの花の近くに行かれれるでしょうか?」
ということで、けさ来るとき見かけた林道沿いのシャクナゲの咲く場所に寄ってもらった。
わたしたちは目の前に大輪の花を眺め、艶やかさに感嘆符! 濃いピンクの蕾、グラデーションの満開の花、白みがかった花と、いろいろ見ることができた。どの木も花付きは良い。ところが可哀想にここのシャクナゲはちっとも大切にされておらず、カラマツが倒れかかり、花ごと下敷きになっていたりした。
予定より1時間も早く塩山駅に戻ったので、前から気になっていた駅前の『甘草屋敷』を見学できた。
【コースタイム】塩山 → (約\10000)大弛峠 09:20(10)-夢の庭園10:15(15)- 三繋平10:35-2500m圏(Uターン)11:30(10)- 北奥千丈岳 12:10(30)-国師岳13:05(10)- 大弛峠 14:05→ シャクナゲ14:20(20)→甘草屋敷(\300)15:40・塩山
では、また~~~~ (^^)/~~~
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