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南岸歩道から御前山

2007年4月21日(土) 晴れ

奥多摩の山々の標高の高いところは先日雪が降ったそうです。きょうはうららかな春びより、奥多摩湖から南岸歩道を辿り小河内峠~御前山~栃寄沢~青梅街道は「むかし道」にて奥多摩駅まで歩きました。麓の山肌は淡い芽吹き色と桜の花で埋もれていました。

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なんときょうは、「奥多摩の山と自然」 のH氏とごいっしょでき、いろいろ教えていただきながらの山旅でした。「芽吹きのような 明るい黄緑色はイタヤカエデの花ですよ、中腹には”かすみ桜”もありますねぇ」などなど・・・・。
わーお、きょうはかなり頭が良くなれそ♪? (^^

【コース】奥多摩駅 07:50→奥多摩湖BS 08:10-南岸歩道-山に 08:55-水窪山 10:15-ソーヤの丸デッコ 11:25-御前山12:30-車道15:05-境橋、むかしみち-奥多摩駅16:05 【地図】 エアリア:奥多摩 2.5万:奥多摩湖

奥多摩駅で集合するも約1名来ぬ人あり、次のバスまで待ってはみたけど現れぬ、ふられたらしい?・・・しょがないワ(笑)。

Iwatubame_1 奥多摩湖BSでバスをおりる、暖かい陽ざしが溢れている。目の前の水たまりには小鳥が群れていた。 「おぉ!、岩燕だ」とH氏はさっそく写真撮影、わたしも真似して挑戦、が動くんだもん、難しい。しっぽは普通の燕ほど長くない、けれどなき声は同じ、小河内ダムの柱には去年の巣がたくさん残っていた。

ダム橋を渡る、迫る山肌はほんのりしためぶき色にくるまれ、桜のピンクが優しく色を添えている。山に咲くから全部ヤマザクラと思っていたら、「かすみ桜」というのもあるし、「おおやま桜」というこれまた美しいヤマ桜もあるそうだ。こんど意識して見てみよう。南岸歩道は来週開通式?ということで、最終準備に余念がない。そんな歩道を歩かせていただく

右手に見えるのはカガミのように真っ平らな奥多摩湖。満開の桜の枝が近景に、対岸は鹿倉尾根、遙か奧には大菩薩だったか? Cimg0769_1 鮮やかな黄緑の芽吹きと見たのは「実はイタヤカエデの花」だそうで、写真を撮っておけば良かったう。きぶしの花はカサカサに薹がたち柔らかな新葉が添えられてる。アブラチャンの花まだ咲き残り、柳はもう葉が伸び始めた。
左手側の崖は半分だけ手が入ってるので、野の植物も遠慮がち。可愛いさかりのヒトリシズカ、ジュウニヒトエ、タチツボスミレなどなど。ヤマツツジがもう咲いてた。壁の花だって楽しい春です♪

(新設の)道標に従い南岸歩道から小河内峠への山道に。沢沿いにはウバユリやイワタバコの幼い葉が顔を出していた。やがてジグザグ植林を急登。エイザンスミレ タチツボスミレ、ヒナスミレ ナガハノスミレサイシン・・・ なるほどなるほど、頭に残るかな? 急登だもん、脳に酸素が行き届かない。

Buna_1 尾根上の防火帯に出た、一休み、 ふぅ~っ、傍ら見ると、何じゃぃ、この芽吹き前の茶色の皮に包まれてるヤツは? こたえ(犬)ブナ、そおか。ちらりと顔を覗かせてるシルキーな幼葉は紛れもなくブナ、覚えたぞ、写真をパチリ。

防火帯は急だし落ち葉が積もって滑るけれど、開放的な視界と、ミツバツツジも咲いたり小鳥たちも賑やかで楽しい。つーつーとか、チュチュチュとかの声、枝から枝に姿を見せてくれたりもする、そのたびに、おしえてくださるも脳内酸素かなりうすまり・・今となっては残念。
代わりに足の方はすこぶる快調、無事ピークに立つ、水窪山。気持ちの良いロケーションのゆっくりしたいところだ。ここでもスミレ各種見る
。ほんとにいいところ(^-^)。

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稜線に上がると月夜見駐車場からの登山者も多くなる。麓はめぶき色なのにこの標高1000m超あたりは、春も足踏みしてるのか裸木がめだつ。
ソーヤの丸デッコ付近からカタクリが現れるのだけど(保護柵がある)、葉っぱは僅か。花もほとんど見られない。「数が減ったようだ」そうなのか・・

Cimg0821_1 惣岳山を通り過ぎ御前山に向かう。稜線には先日の雪が残る、白い斑雪とポツポツ咲くカタクリ、可愛いバイケイソウの芽・・・、早春の景色だ。けれど柵に仕切られた登山道は雪解けの泥濘状態で、んん~ん歩くの大変だぁ・・・
御前山もお昼時で混雑。石尾根の鷹ノ巣や日陰名栗の雪が、この陽ざしにどんどん溶けているようだ。熊棚をおしえてもらった。

体験の森の道で北尾根を下る。 雪のおかげで泥靴も洗われた(^o^)。 
雪のなかから勢いのあるハシリドコロが
花咲かす、あちらにもこちらにもひょこひょこ顔を出している。春にいちばん元気な草だ。Cimg0849_2 そんなジグザク道をくだっていると、裸木ばかりの雑木の中にポッと赤いベールのようなもの・・・あれが『カツラの花』。「別の道から見下ろすと正面からもっとハッキリしてんだけど」とH氏は残念そう。カツラの花は不思議、近寄ると消えてしまう。赤いローソクの炎のような姿って、ピンポイントな場所からしか見えないんだ。この写真→はわたしの限界です。

水に流れるところにはアズマイチゲやカタクリが咲き写真パチパチ、トチノキやカツラの形を面白がりながら、ずんずんくだり、東屋から栃寄沢沿いの道に入る。

ハナネコノメ(終わりかけ)やコガネネコノメ(可愛いんだよ)が咲き、エンゴサク、アズマイチゲ、ニリンソウ、フタバアオイの花も咲いていた。

Sawahana_1 
上 ニリンソウ アズマイチゲ  下 フタバアオイ コガネネコノメ
「沢ぞいは楽しいよ」H氏。同感です。

ワサビ田が現れやがて里におりた。

Katura カツラはこんなにしなやかな緑色、フサザクラも若葉に覆われている。見上げれば、どの尾根もけさ見たのと同じような春の色。 あちらの山も、こちらの山も。
家々は艶やかな桃の花やダイコンバナに埋もれ、ケキョケキョとウグイスが囀っている。
奥多摩むかし道にはファミリーやカップルや、ご年配のグループやさまざまな人たちが歩いていた。

そうしてまだ日の高い16時過ぎ、賑やかな奥多摩駅に戻った。いよいよ季節到来だなぁ・・・。

きょうはお世話になりました。これに懲りずにまたよろしくお願いいたします。
このレポをもしご覧になりまして、勘違いなところございましたら、お教えくださいね。

では、また (^^)/~~~

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芦川の熊倉沢左岸尾根

                        遅ればせながら・・のアップです(^^;)
2007年4月7日(土) 晴曇

稜線のうすいヤブ道を分けていると、前方に栂の大木が現れた。なにやら立て札も見える。「地蔵峠だって」・・・・へんじゃない? 地蔵峠のほうから来たつもりなのに・・・

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【コース】 芦川熊倉沢出合P07:35-766m峰09:25(15)-1100m尾根上10:45(15)-地蔵峠 11:35(10)-地図の折門峠 11:50-地蔵峠12:00(40)-1161m稜線14:20(10)-八坂峠14:50-車道16:35(10)-P17:30  【地図】市川大門(2.5万)

Cimg0494 おりしも甲府盆地の桃は満開、いきがけに桃見物のおまけが付いた。こんな華やかなピンクの世界も、右左口トンネルをぬけ芦川沿いに右折すると一変、落ち着いた山あいの景色になる。
とりつきの
熊倉沢橋付近には点々とカタクリが、・・・まだ満開とはいえないけれど 「さい先いいネ」と(^-^)にこにこ。

うすい踏みあとが 尾根の腹をへずり綿々と延びてゆく。10分ほどで沢を渡る。対岸には石垣があらわれる。。

Cimg0523_3 沢を少しのぼり、ここがころ合いと左岸の小尾根に乗った。急な上に柔いので落石に気を遣う。それでも掴まるものに不自由なく、ときどき寄りかかって休ませてくれる木にも感謝。30分ほどで小さな台地に乗った。やっとひと息、水を飲む。目を落とすと足元に一群れのヒトリシズカ(^^)、ここに咲いててくれて、ありがとう。
標高600mあたりは坂の途中だ、あと80mの急登が待っている。でも足場はがっちりしてきたので、手を使わずに登れる。雑木林がとてもいい雰囲気。

Cimg0542 680m台地で右から尾根を合わせ方向が変わると、広々とした落ち葉の大通りになった。(^^)(^^) やっぱり想像していたとおりの尾根だね、谷底までもずっとずっと、涼やかな落ち葉の敷き詰められた雑木林。ミツバツツジの澄んだ紫が浮かんでいる。木の間越しには南アルプス、空の色が朝よりクリア(^^)、不思議ふしぎ。

Cimg0549 再び急勾配になったけれど、すてきな雑木林を歩けるしあわせ感が大きく、あっというまに766m峰に立っていた。
ここで半分だ、思ったより時間がかかった? いえいえ いい尾根の気分を、できるだけ長い時間味わいたいの、それで ”もう半分も来てしまったの?” って、(^-^)思ったんだ。 

Cimg0554_2 緩く下る道はちょっとだけ尾根らしくなり、じょじょに大きな木が現れる。谷底までうずもる落ち葉の広がりに、長い影が伸びている。いいねぇ、いいねぇ。
やがて尾根が広がりだし、ダケカンバ ぶな、?? 栗もあった、イガが膝小僧にささった(笑)  楓、ミズナラ、ああ・・・いいよね、こういうところ。
尾根上にときどき土累のようなものを見る、人が何かをした場所?  この尾根は、
昔から、みんなに大切にされてきたのだろうと思った。

目の前の主稜線(1100m)にのった。Cimg0563
松林の中だ。地図を見てどうも不思議な地形と思っていたけど、、そうか、二重山稜になってるんだ。
前回は、(地図の)折門峠から里に降りたので、その地点に行ってみようと西に下る。すると踏みあとにぶつかった。右下にゆけば先日の道に繋がりそう、でも下るのはもういいやと、左に曲がった。

Cimg0565 二重山稜に挟まれた谷の、なんとも不思議な景色を歩く。この浮遊しそうな感覚をずっと味わっていたいけれど、右側にせり上がる稜線も気になって仕方ない。
「やっぱ上がろう」とその尾根に這い上がる。尾根上は灌木のうすい藪、ダンコウバイが乱れ咲く。ここから西に向かう。 地図の折門峠を確認するのだ、このあたりの行動に一貫性がないねぇ、(笑) 

Cimg0586 (トップ写真)前方に大きな栂の木が見えた。立て札もある、そこには『地蔵峠』の文字。エエッ! 『地蔵峠は後ろじゃないの?』 
おちつけ!地図を見る。そうか!、地蔵峠も折門峠と同じに、現場と地図(2.5万)
が違っているのだ。(栂の根元に六地蔵?)

地図の折門峠を確認し、地蔵峠に戻りランチ。昔の旅人になった気分になれる、そんな峠らしい峠だ。正面には大きな富士山。南に下る道も確認す。

Cimg0587 ここからはしっかりとしたハイキングコース(巻き道)で東に向かう。右側が伐採され展望がよい。あの山この山と同定しながら、歩いていく。足元にはスミレやイカリソウ、シュンラン・・・・と、春の花たちが咲く楽しい道のり♪♪
アンバ峠には立つつもりでいた、入り口をちゃんと見ていながら「アラ道だわ」とやり過ごし、稜線を見上げ「あそこは気持ちよさそ(^^)」なんて言いながら、ふらふら八坂の集落の上まで来てしまった。どーしていたんだろ?

「しまった」あわてて手近な尾根にとりつく。さんざバラヤブにひっかかれ、登り着いたは稜線上の1161m峰、アンバ峠方向はヤブ多し、時間と相談しアンバ峠はやめにして八坂峠に向かう。八坂峠側は踏み跡明快、

Cimg0607 八坂峠はほーんとに地味。 鞍部なだけで道が横切ってるだけで、名札らしきものはない。エアリアの赤線ルートなら名標くらいあると思っていたのだ。 まぁ道はしっかり通っていると、ひとまず安心する。

Cimg0615 わたしたちの下りる北側の道は、やがて沢道となる。灌木のヤブがかかりだすと径路はアヤフヤ。沢が荒れたあと枯れ葉などに覆われ、下りながらここ道?と半信半疑。ときどきテープが現れると、「これでいいんだ」と思う。
「エアリア赤線といっても、ゲンバはいろいろだわねぇ」「もし薄暗くなってしまってたら、心細いでしょうね、・・」 
いっとき、道を失ってしまい涸れ沢をそのまま下り、ふたたび合流なんてこともあった。アブラチャンがよく咲いていた。道は
下るにつれ明瞭になる。Cimg0616 すると今までのよりずっと良い道と合流。それは沢を離れ、隣の尾根に向かっていくのか? 「登りの場合、ぜったいあっちの道に行ってしまうわ」
川の水が現れ渓谷らしくなると、芽吹きの緑が鮮やかになってくる。楓の木が多いのも印象的だ。ところどころ石の組まれた段々をみかけるようになった。やはり集落のあと?・・・そんな景色を気にしながら下って行く。最後の芦川沿いも集落跡のよう。

立派な車道にでて、バス停の時刻表を確認、やっぱし奇跡は起こらぬ、歩きましょ♪
ザックにしのばせてあったスニーカーに履き替え、1時間あまりの車道歩きが始まった。
初めは避けたかったこの道のりが、じつは楽しかった。

Cimg0630 左側のきょうの尾根、その中腹を林道が走る。石垣やアーチ型の橋が見え、ああいうところ歩いてみたいと思う、その道への入り口も確かめた(^^)v
その時、かなりな大岩が聳えてて目を瞠った。「あれってさ、ショッカーの城塞みたい(笑)」 と~んでもない!!、『観音城』という岩壁だそうで、「芦川沿いの生活路である市川往還の安全を祈って 馬頭観世音がまつられていた」という(説明板あり)。

右の尾根も岩ぽく、良い感じなうねり(^^)だ。 Cimg0637_1 やはり中腹に桜や桃の花が噴き出すように咲き、石垣も見える。山上集落のあとかもしれない。地図を見ると甲府へ繋がるいくつもの峠道があがっており、こちらも歩いてみたいと思うのだ。

道沿いの小さな神社の桜は満開、端の欠けた野仏には花が添えられていた。

きょうの花 シュンラン
Cimg0593

ではまた (^^)/~~~

《地図は新しいものを》(^_^;)

この日使っていた2.5万地形図もエアリア富士山も、改訂前のものでした。
現在の地形図は 折門峠も地蔵峠も、実際の道標の場所と合致しているようです。また改訂版のエアリアでは八坂峠みちは 赤実線がはずされたそうです。

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めぶきの石砂山

2007年4月11日(水) うす曇

今年になって石砂山は三度目、1月の東尾根(青野原起点の周回) 2月の北尾根(篠原起点で周回)、そして今回は北尾根から菅井への南北縦断です。里山の花や雑木林のめぶき、そして『春の女神』の登場を期待して (*^_^*)

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めぶく雑木林

【コース】 大石神社P1 09:10-川上ドッケ(499m)10:15(15)-石砂山西峰11:10-東峰11:20(25)-伏馬田城趾13:10(20)-農業小学校13:55(10)-元菅井小P2 P1
【地図】昭文社:高尾陣馬 2.5万:与瀬、青野原

Cimg0659 午後から雨?な天気予報のどんより曇る里山なれど、意気軒昂に登ってゆけば、薄日の射してくる雑木林。2月と同じコースどりゆえ、ホイホイ登る道すがらの、木々は芽吹き、綿毛にくるまれた、今だけしか見られない愛らしいすがたを見せてくれます。

←ダンコウバイ

向かう先も振り返っても、ほんわかなデリーケートな春の色合いの景色に、みなの歓声がわき起こりました。
Cimg0668 「わっ、おいしそう!」 (笑)  
ことしは山桜がみごとな咲きっぷり。うぐいす餅色の重なる中に桜餅色がほどよく混ざり、白あんまんじゅう、わらび餅・・・、
緩やかに登り、コブコブをいくつかこえ右からの尾根と合わさると、祠のある499m峰(川上ドッケ)です。ここに来ると双耳の石砂山が仲良くならんで見えるのです。

Cimg0678_1 右下にゴルフ場を見下ろしあるく、西峰への吊り尾根は、コナラなど大きな木も現れ始め、雑木の落ち葉も楽しみながら、気持ちいい・・・、
西峰の肩に乗るところは唯一の急登、2月は地面が凍り、滑って歩きづらかったのですが、今回はエイエイエイと力強く”登攀”、ヒトリシズカの花たちにも励まされながらなんなく、500m圏に上がりました。

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ここではまだぶきは始まっていません。北尾根のせいなのか、標高のわずかの差のためなのか・・・といっても、めぶきの足は速いから、数日のうちに様子がかわるのでしょうね。石砂山西峰と東峰の鞍部で、ことし初めて見たツクバネウツギです(後ろ姿、写真→)。「おーい、春ランがさいてるよ~」 となかまが呼んでいます。

Cimg0699 さすが有名な 石砂山。 こんな曇空にもかかわらず、”ぎふちょう”お目当てのカメラマンたちが大勢、女神様のおでましを待ち続けていました。「きょうは一頭出たよ、ほら 見せてあげる」 わたしたちは液晶に映る女神様のお姿に大満足して、菅井方向に下山します。

Cimg0712_1 南の尾根は季節が早く巡ることを実感。雑木は芽吹きモコモコで、道沿いにはスミレ、タンポポ咲き乱れ、視界の開ける道に春を満喫しました。じき伏馬田方向の道を分け西に向かいます。伏馬田城跡にたちより休憩。城跡(狼煙台だったそうです)は西側が植林、手前の吊り尾根がよい雰囲気でした♪♪ もっとゆっくり休みたかったけれど、ホントニ寒くなってきたの。さぁ帰ろう

Cimg0726 下りたところは広々した畑跡の台地。桜や梨の大木が花を咲かせ、古いベンチがひっそりとあります。”菅井農業小学校”ということ、今西先生が亡くなられてから、中断?しているらしい・・?のです。この童話のようなけしきに、しばし浸っておりました。

Mebuki

めぶきの色は微妙です。陽ざしがたりなく腕はなく、きょうはこんな写真しか撮れませんでした。けれど、来週、さ来週と、春は山を駆け上がり、雑木林の色を変えていくのでしょうね・・・・・
らいしゅうも、どこかの山で、春を楽しむぞ、楽しみだなあ ふふふ (*^_^*)

ではまた (^^)/~~~

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天地山と鋸尾根、春?冬?

2007年4月4日(水) 晴から雪

行きがけの車から眺める町には桜色が溢れてる。青梅線沿いも多摩川沿いも桜、桜、桜の花・・・♪♪ 三年前は雨にたたられた天地尾根を、きょうはイワウチワを期待しての再訪です。

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・・

天地山

【コース】海沢ふれあい農園P09:20-674m峰 10:10(10)-天地山11:20(10)-鋸尾根12:10(30)-愛宕神社14:10(20)-(林道)-P
【地図】昭文社:奥多摩 2.5万:奥多摩湖

海沢の集落に入り、海沢ふれあい農園のCimg9750
駐車場にとめさせてもらいました。 
ここから三釜の滝方面にも出られるらしい、もしかしたらアノ林道に・・?

多摩学園の鳥小屋の手前に、前回なかった天地山への案内があったので、前と違うルートで674mピークまでいくことにしました、学校の裏手の山をジグザグに、ネットが張られているなかを上がって行きます。急登です。
尾根に乗った辺りから、尾根沿いのネットの外側の方が歩き良さそう、あっちがイイナ、でも出られない。チャンスを見つけて外に出た人、ジグザグを丹念に追って扉から出た人、全員無事合流し、林道(ダート)を歩きます。尾根を外れてしまうところで林道とはバイバイし、わたしたちは尾根に忠実に登って行きました。やはり急登です。でも、ホカホカ道なので歩きやすいよ~(^^)

Cimg9759_1  先頭の人がフリーズしてる。どうしちゃったの?  なに? 何をニコニコしているの? まさかまさか、あの緑の塊の、ピンクのあれってまさか、まさか、イワウチワ、あれが全部イワウチワ、昨夜の雨で濡れた花弁を下に向けて、それでも満開な、てんこ盛りなイワウチワ、こんな麓でであえるなんて でもきっとこの先にも咲いているよね。雫も乾いてよい写真撮れるよね、と考えて、あまり熱心に撮りませんでした。それが失敗。ここが最高のお花場だったのでした。 この先の尾根筋の岩場の下の方も点々とイワウチワ咲いていたけど、近寄れなかった。

674mのピークに乗ります。アレ、こんなCimg9765 だった?杉林こんなに多かったかなぁ。
やがて緩斜面の左杉林・右雑木林あたりでは深い落ち葉に足とられ、勾配きつくなると滑ってしまう。おお、右の開けてところみてごらん、、遠くの山が真っ白だ、あれは日原の方じゃない? 榧の木尾根? きっと樹氷が綺麗だよ。

岩が多くなりアセビが多くなり、じき天地山の小さな山頂にでます。(トップの写真)、さっきまで抜けるような青空だったのに、灰色の雲に覆われガスが湧いてきました、天地山は、いつも晴れてくれない。

Cimg9783 山頂をガガっとおりると岩場です。、木の根を伝って慎重に、ロープもあり、あまり恐くはありません。イワウチワは、ね、びっしりあるのよ。でも、咲いてない、蕾も僅か、葉も小さい。お花ってチョットの標高の差でこんなにも違うものなのか? 

Cimg9789 
そういえば、さっきの花の咲いていた場所ではツツジもコナラも芽吹いていたけれど、ここの雑木は裸を晒して冬装束、いえ、雪さえ残って完全なる冬景色です。

登り切ったところが、【大岳←・→奥多摩駅】の、鋸尾根です。天地尾根の一画に戻り、急いでお昼、さっきから風花が舞いはじめているのです。
杉の根元に腰おろしていると、上から雪の塊が落ちてきます。 「!
?」 パラパラパラ、なんかうるさくない? あ、アラレよ、アラレ、アラレがふっているのよ。お弁当箱の中にも降ってくる。背中に入ると冷たいよ~

Cimg9807 空は完全に雪雲に覆われて、さっき登った天地山もガスの向こうに影絵のよう。さあ急いで山降りましょう。  
ところがこの道、粘土道。つるつる濡れてる粘土道。急いで歩くとかなりコワイ、すってん。ホラ転んだダレだ? 
どどどどん ん? 雷、天気予報が当たったよ。 どどん、どどん、雷にはかなりビビルわたしたち、鎖場では巻き道選択。だって鎖に雷落ちたらイヤだもん。 うわぁ、寒い、横殴りの雪でござる。本ぶりでござるよ。
急ぎ足でも左右に目を光らせ確認、イワウチワ、鋸尾根のもまだ先ですね。

送電塔台地あたりで雪は雨になる、傘をさして歩きます。愛宕神社では申し訳ないけど、鳥居の外からお詣りし、南に向かう林道に入りました。水平な歩きよい勾配の車の来ない道を、30分ほどで海沢の集落にでました。Cimg9819

庭先の桃や桜、サンシュユ、ミツマタなど愉しみ玄関先の犬をからかいながら、けさのふれあい農園にもどります。
濡れた衣服を着替え、駐車場のお礼もかねて、温室の花の苗を購入。
イワウチワをたっぷり見たし、季節はずれの雪も楽しかった。大満足で家路についたのでした。

では また (^^)/~~~

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春風に誘われ~三増峠

  2007年4月1日(日) 晴

あちこちから聞こえてくる春の花の噂。 公園の桜も満開だァァァァ・・
ああ春本番、じっとしてはいられないヨ♪♪
春の風吹く日曜日・・自然に足は山に向かう。
きょうは里山の春便り
♪♪

【コース】明日原P11:30-雨乞山12:00-三増峠12:40-(林道)-P14:05 
【2.5万】上溝

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小さな神社へと繋がるこんな桜の小道が山への入口
ぜいたくな”ひとり花見”を満喫しながら桜のトンネルを歩きます。

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山は杉林+雑木林 初夏のようなお天気なので、木陰がなんとも心地よい

関東ふれあいの道から はずれると、とたんに道標類が消える

でも、道は続いてる

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ここは戦国時代の古戦場

文字の消えかかった道標みつけた。半分ヤブに埋もれてました。

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三増峠(みませとうげ)のお地蔵さまです。

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けっこうでかい

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きょう見た春の野の花のアルバム

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人々の暮らしてるすぐ隣の里山に、こんなありふれた野の花が、毎年顔をみせてくれる、このしあわせが、ずっと続きますように。

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