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石砂山・北尾根・春の兆し

2007年2月25日(日) 晴

石砂山西峰から藤野・篠原に延びる北尾根は、雑木林がメインの和やかな尾根、深い落ち葉におおわれていました。春~夏~秋と季節の変化を楽しめそう、きょうは春の兆しを探しての山旅です(^^)。

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ことし初めて見た ウグイスカグラ と ダンコウバイ 

Cimg9103 藤野の篠原(しのばら)中村橋、大石神社にお詣りしてから篠原川左岸の尾根にのりました。上がってすぐ、小峯神社の祠にであいます。明瞭な道が延びており、ときおり杉林が混ざるもののほとんど雑木林、ふかふかな落ち葉道を快適に歩けます。

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この2本の太柱はあっしのおみ足(^^)。落ち葉の吹きだまりではこんな感じでした (^o^)、
天気予報では寒いといっていたけれど、ひなたは暖かく太陽の光りが強くなったきたんだと実感します。右に並行して延びてる尾根がまた、なんとも気持ちよさそう、下山はあの尾根を歩きたいナァ。

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その尾根と合流するのが可愛らしい小山の499m峰、ひょいと登れは祠と達筆な『川上ドッケ』の表示板がありました
(現在はないそうです 08.03.01)

かの尾根も良く踏まれて涼やかそう・・・(^^)(^-^) いい感じ。

ここからは左に曲り気味になります。前方にはこんもりした石砂山西峰と、端正な三角の東峰が並び、右下にはゴルフ場。歩く道は明るい雑木林。ダンコバイが咲いています♪♪ ことし初めて出会う黄色い春のお花。毎年どこでも見られる平凡な花なのに、初めて出会うと嬉しいんだよね。写真をたくさん撮りました。

最後の登りにさしかかる鞍部には、うすい踏み跡が篠原方向に、地図を見たら沢沿いの破線が近くまで上がってきており、もしかしたら通じているのかな。

さて、鞍部からの登り返しは急傾斜、おまけに凍土で滑るのなんの、ドテドテ・・・木の根や枝をひっつかみながら、やっと台地状の山の肩まであがりました、

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そしたらこんな雑木林がずっと続いているのです。ふっかふっかの落ち葉を踏みながら登って行きます。石砂山西峰の北側にこんな場所があったなんて・・(^-^)v

Dankoubai_1 西峰、そして東海自然歩道の石砂山東峰に足を伸ばしお茶飲んでUターン。さっきの川上ドッケにもどります。同じ道の同じダンコウバイ、一段と黄色くなってるのでは?気のせいかなぁ、

川上ドッケ(499m峰)から左の尾根は涼やかでテープ付き。来るとき眺めたとおり雑木林の尾根でした。このまま下まで・・? なんてうまくはいかず、420m尾根分岐でテープは左へバイバイ、こちらは右の尾根です。なかなか爽やかな良い尾根道、るんるん降りて行けるのですが、最後の370m尾根分岐あたりから笹に覆われ始めました。右の尾根は沢に降りそうなので左を選択。笹といっても柔らかいので、すいすい避けながら下っていきます。やがて何かの測量があったらしく、青テープと(雑だけど)刈り払われた形跡が。おお、下にピカピカの車道が見えました。もうすぐと思いましたが、ここからが大変、案じていたように擁壁の上にでてしまったので、さてと、カンで右に右にゆき、下に広場が見えたところで藪を強引に下り、フェンスで囲まれた道路脇の作業場に立ちました。 綺麗な着地はできなかったけど、駐車場所にも近かったので、まぁめでたしというところでしょう (^-^)v。。

Cimg9074 帰りがけにもう一度、大石神社にお詣りし、昼下がりの道を帰路につきました。

★この大石神社では毎年夏の一夜 人形浄瑠璃が行われているそうです。

ではまた。。。。。 。(^^)/~~~

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葉山島・・

2007年 2月21日(水) 快晴

相模川のほとりの葉山島には”縄文のむかしはもとより、1366年(室町時代)には人々の村の生活があった(発見された板碑による)”そんな古い集落です。

P2210006_1東は相模川、他の三方を 山に囲まれ隣村に通じる小径があったばかりの孤立した、ここはあたかも”島”のようであったとか。
うららかな陽ざし溢れた河川敷、葦(と思う)の繁る原っぱには、数多くの野鳥がいる、こういうところでノンビリするのもいい鴨、・・・ φ(..)

P2210022_1 きょうは 地元の若者U君に付近を案内していただくことになりました。
相模川沿いのバス通りから一歩はいると、今まで知らなかったゆったりした生活圏がありました。
葉山島一円の氏神さま、諏訪神社
おそなえのおもちP2210024





とにかく葉山島には神社がいっぱいあるところとか・・

藤木川さかのぼると姥石という大石が、沢の真ん中に鎮座しています。
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幕末には剣道場(斎藤道場、天然理心流、直心影流)もあり、明治には製糸工場(明治園)、中等教育の学校(東林寺教校)など、あったそうで、この地域の人々の意気軒昂な精神が、尊くおもわれます。P2210034
東林寺の学校を開いた第34世斎藤法如和尚は、葉山島の田んぼ開拓にも生涯を捧げ、みなの協力によりついに八町歩の美田を完成させたそうです。(明治~大正)

P2210045 また、下河原川をさかのぼるとシダの群生地があり、旺盛に葉を広げジャングルのようになっていました。あまり見かけないシダ、これは「リョウメンシダ」というのだそうです。表裏とも濃い緑で、胞子のうが付いていない今の季節は、同じように見えます。また アスカイノデ。ベニシダ・・・。シダの他に ネコノメ草がいっぱいありました。ここには四季を通じてさまざまな植物が見られるそうです。

P2210048_1 そして そうせいの滝(相生の滝)に到着。高さ8m、お不動様が祀られています。この滝についての伝説もいろいろあるようです。
滝の右側にロープがあったので登ってみました。

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P2210065_1 ランチは再び相模川にもどり河原で。
鴨が泳いだり潜ったり、魚がぴょんと跳ねたり
こんなノンビリなひとときもたまにはいいもんですね。
遠くにウインドサーフィンが見えたのには (@_@) 




葉山島ウオークは無事終わりましたが 「歩きたりない」と、1時間半ばかり 山の麓を散策しました。 

案内をしてくださったうえに、P2210073_2 最後までおつきあいくださいました、U君、ホントにどうもありがとう

おまけに こんなステキなおみやげまでいただいて・・・。

ものすごく美味しかったよ!!

ではまた  (^_^)/~~~
今度はお山のレポートを

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小管からゆく冬の大菩薩

2007年2月11日(日) 快晴

小菅側から冬の大菩薩へゆきました。登り、予定に無かったササヤブコギに必死です。すると頭の上で北風が ゴオオオ~ゴオオオオオ~オオオ 
オソロシイ声で吠えています。振り仰ぐとダケカンバの向こうの青空の、あまり透明な青が目にしみます、ゴオオオ、ゴオオオ、ゴオオオオ~~オオオ

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コース】 雄滝入り口P 07:30-雄滝07:50-林道終点 08:25-尾根に乗る 09:40-牛の寝通り稜線 10:40(10)-長峰分岐12:00-石丸峠 12:35-ランチ場 12:50/14:05-大菩薩峠14:25(10) -フルコンバ 15:10-日向沢登山口16:30-P16:50   【地図】 昭文社:大菩薩  2.5万:大菩薩峠 七保 丹波

Cimg7374_1 雄滝入り口に駐車、まずは雄滝の見物に。初めて訪れた去年の10月は、瑞々しい緑の丸天井に圧倒されたのだ。
きょうは寒々とした冬景色
。雄滝も小管川も水量が少なく印象うすい。その広がりにシオジの大木は泰然と佇んでいた。
この森の、芽吹きの春や新緑や、涼やかな真夏の表情も見てみたい。

P2110009 林道終点の「牛ノ寝登山口」から小管川におりる。この川辺もかなりいい雰囲気。水音が快い。
橋を渡りアカドチ沢沿いの道をゆく。沢にはワサビ田が作られネットで覆われていた。そこにスラリとしたシオジが現れる。「いいねぇ」と言えるひとがいるのは嬉しいことだ。P2110021
30分ほど歩いたとき道が左右に分かれた、「うーむ、うーむ。まぁ、こっちにしようか」と右を選択。水平道はじき下りだし、小管川を巻いていく気配、「やや!、下に橋が見えるぞ、こりゃ違ったね」
さきほど越えたばかりの尾根が、なだらかそうなので、そこを登ることにした。
藪もあまりなさそうだし (^^)

P2110029_1 そう、傾斜もきつくない。雪のおかげでスズタケが倒れ、その上を歩いていかれる。ちょっと楽。陽光が注ぐ気持ちよい斜面。ブナやダケカンバの立派なヤツが「やぁ」と出迎えてくれた。
しっかし長い尾根だなぁ。行けども行けども終わらない。
P2110025 ゆるく左にカーブする、傾斜がきつくなると吹きだまりの雪も深くなり 、ズボッ!ズボッ!と靴が嵌りだした。わ、スズタケが足に絡んだ、コケちゃった。アララ先導してくれた猪の足跡クンはいずこへ?? 頼りにしてたのにな(笑) 次のピークがきっと牛の寝の稜線だ、急登だけどあと少し。

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お疲れさん。牛の寝通りに出ましたよ。登山道は稜線の南についている、北風は来ないし雪も少なくて良かった。でも、尾根の北側に回ったとたん、北風オヤジがぴゅーぴゅー、キビシイ試練をよこす。雪もだんだん深くなる。
長峰分岐のあたりで、足はへろへろ、もう限界? 最後尾を、遅れがち・・・・・いったいわたし、どうしちゃったのかな?自分でもシンジラレナイ足が重い。おまけにモーレツに眠かった。立ったまま、うとうと?

でもね、歩いていれば着けるのよ。道があるからね。石丸峠、ハイ出ました。
何年ぶり??冬に来たのは初めてです。

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いつもの冬は、雪で真っ白だとか。そうか、そうなのか・・・・・。

たおやか笹原のカーブ、強風が通り抜けて、寒いのなんの、帽子が飛ばされた。捕まえろ!
「とりあえず、あの上の木陰まで行きましょ。ランチはそれからのお楽しみ。」

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振り返る。あの黒木はトウヒとか。富士山のすらりと美人(^^)見せた、単純に嬉しいな。
真っ青な空に突然冬雲が湧いている。そしていつの間に消えている、冬の空はダイナミックだ。
ランチ場は日だまり。
冬景色の日だまり。
気がついたら一時間以上もゆっくりしていた。

P2110050s 大菩薩峠の介山荘でクマスズを購入し、きょうは山を下りることに。
登山道に雪はなく、いつもの足取りでどんどん下って行けた。

対岸の牛の寝の稜線が、こちらに北面を見せている、雪の斜面には道がクッキリきざまれてきょう登った尾根も見えた。

下山道の後半には、こんなミズナラの大木にも出会えた。

(^-^)

小管は、訪れるたびに、ステキな景色を見せてくれるんだよね。

今回、カメラの故障で写真が思うように撮れなかった。
でも心に撮したつもりです。


そうだ。
また訪れよう。 何度でも。

では、またね  (^_^)/~

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毛無山、東尾根

2007年 2月7日(水) 快晴

河口湖畔の毛無山(1500m)に東尾根から登り長坂に下りました。
ハルウララの陽気のなか、湖面には湯気?、富士山も霞のベールを被り姿を見せてくれませんでした。

河口湖駅→尾根突端09:00(10)-毛無山12:05/12:50ー長坂14:15→河口湖駅

Cimg7267s 紛れもない晴天
でも河口湖はこんな感じ
浮かぶ島はうの島です。
毛無山の東尾根はちょうどこの島のあたりから始まるのだけど、擁壁に阻まれて登れません。崖の上の家が工事中で、そこに通じる階段があるので「通れますか?」とおききしたら「ダメダメダメダメダメダメ」といわれたので、ぶらぶら回り込んでいくと、柵が途切れた辺りから尾根上に伸びている踏みあとがありました。
ごめんなすって

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上には堂々たる赤松が艶やかに連なり、それは美しい尾根でした。やがてヒノキ林となり958m峰で左に回り込み、しばらくゆくと、良く踏まれた道が横切る鞍部をすぎ、「天神峠かな」などといっているうち、三角点の天神山がありました。松ヒノキ帯から明るい雑木林に赤松混じる尾根に変わり、相変わらず緩やかな勾配の道をだらだら歩いていきます。Cimg7309  右手、木立をすかして異なものが・・それは工事中の道路、大石峠のトンネルの・・・?、さすがに大規模でございます。
淵坂峠には名札あり。北にも南にも立派な道が降りて行きます、ついつられて辿っていきたくなるような道でした。そして直進の尾根は岩混じりの急登になります。それにしてもなんたる暑さ! 喉が渇いてたまりませぬ。Cimg7321  そんな急登が一段落すると、雑木林が広やかな感じになります。ときどき雪が残り、ときどき松の大木が現れ、雪の上にツルウメモドキの黄色の殻が落ちていたり、そうしてカヤトの原に出、南から上がってきた登山道と合流すると、すぐに毛無山の山頂に到着しました。

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真っ青な上空と 眼下の春霞が対照的。
枯れ草は夏になるとお花畑に変身?? なにやらお花の残骸がたくさんありました。

下山は文化洞方面に20分ほど下り、長坂への道標に従い尾根から降ります、とたんに深い落ち葉道になりました。おおおお、落ち葉掻き分け歩くは快感です。

Cimg7356 でも幸せは長くは続かぬもの、あっけなく林道に出てしまい・・・

callしたタクシーもすぐやってきて、河口湖駅には二時過ぎに到着。

ということで、駅でお茶を飲んだりして、のんびり家路につきました。

ではまた (^^)/~~~

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御前山,中尾根と湯久保尾根

2007年 1月31日(水) 快晴

奥多摩檜原村の神戸から中尾根を登り、御前山に行きました。

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(御前山山頂)

クロノ尾山からの稜線の北側はガリガリ凍った雪道でしたが、南側は溢れるばかりの陽ざし、富士山もぼやっと霞んでいました。山頂近くなると雪の原が眩しく広がり、梢が青空に映えていました

【コース】 神戸P8:40-827m 右雑木林 10:10-920mあたり祠10:30(15)-クロノ尾山11:05(15)-御前山△12:10/12:50-湯久保山14:00(10)-仏岩ノ頭△1435-神戸分岐・15:20(10)-神戸16:05-P16:15  【地図】昭文社:奥多摩 2.5万 奥多摩湖、猪丸

神戸岩の手前、水ノ戸沢と赤井沢に挟まれクロノ尾山まで延びているのが中尾根です。秋の終わり大岳の鋸尾根からこの尾根を眺めたとき、植林が多いものの赤や黄色も綺麗だったので、今度行ってみようと思っていました。

Cimg7178s 尾根の末端から良く踏まれた道が延びています。手入れの良い杉木立に栂の大木がニョキッと現れたり、大きな岩が座っていたり、涼やかに清められた植林の中は歩きよいフカフカ道です。急登が一段落したあたりで、ところどころ雑木林になるとパッと明るい感じ、消え残った雪の広々した林床に眩い光が溢れています。

尾根の中段はなだらかで、ひょいひょい登っていたら、山の祠がありました。お宮は三代目。石で土台が築かれ立派です。そしてなんとも可愛らしい狛犬さんたちが出迎えてくれました。

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子連れの狛犬さん  狼なのかなぁ、耳が垂れているのヨ

Photo
なんだ、この出っ腹は! しっぽマキマキな狛犬さん

そうしてあっけなく、クロノ尾山に到着。大ダワからの登山道に合流です。
稜線の北側は雪がガリガリに凍り歩きづらかったけれど、南側に変わるとサンサンの日だまりハイキング。サイコーに気持ちよかった (^O^)

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そうしてトップ写真の御前山に到着。北側の展望が冴えていました。鷹ノ巣山にはあまり雪が見えないけれど現地ではどんな具合でしょう??

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下山は湯久保尾根。ふたたび植林帯にはいりますが、こちらはずいぶん荒れています。さっきの中尾根もですが、湯久保尾根の杉ヒノキは立派です、手入れが行き届いています。掛け小屋のある1110mあたりを過ぎ、湯久保山で休憩し、どんどん下ると雑木林になりました、

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うわ、開放感! あったかい、明るい、小笹も綺麗、大岳の鋸尾根と似ています  (^^)
こういう道を歩かないと、ね。山歩きした気分になれないのよ。
ところで湯久保尾根はカタクリの季節に何度か来ているけれど、仏岩ノ頭の三角点を見たことがないと、ヒノキの尾根に乗りかの三角点を無事確認。そのままずんずん尾根に沿っていたら、きょう初めて落ち葉の広がりに出ました。 こんな所あったのか?と喜んでピョンピョン弾んでいったら岩の上に出ちゃっいました。(仏岩??)

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Cimg7243 右に湯久保への道を分け宮ヶ谷戸方向に進みます。大岩が現れてきます。大岩を縫うように下ってゆくと、畑が現れ、左奧に一軒家を見ます。

神戸(作業道)の道標に従い左のヒノキ林に入ります。作業道は不明瞭なので、目をこらして見極めながら急勾配を下ります。所々ザレているので気を遣います。倒木なども多いのでそれほど歩かれていないようです。荒れた涸れ沢を渡ると道は明瞭になり、沢沿いをぐんぐん下り、やがて尾根に乗りぐんぐん下り、道路工事の音が聞こえるようになり、下に屋根も見え隠れしてくるころ尾根を右に降り、お寺に着地しました。そこから車道を10分くらい歩いて駐車場に戻りました。

Nakaone_1

黄色の点がクロノ尾山 続く濃い緑の尾根が中尾根です。(湯久保尾根から)

ではまた  (^^)/~~~

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