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茶畑ぬけてシダンゴ山へ

2006年 1月24日 (水) 曇Cimg7132s

わたしたちには珍しい小田急線利用の山の旅。
新松田からバスで寄(やどろぎ)に行き、シダンコ山~宮地山を歩きました。

【コース】新松田09:05→寄09:30-東屋09:45(20)-シダンゴ山 11:00(10)-林道11:20-871m峰12:05/12:50-林道13:25-タコチバ(592m峰)14:00-宮地山14:15(20)-寄15:05/15:35→新松田16:00

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小田急線新松田駅に着いたら、バス発車まで30分以上ある。のんびりパン屋さんで買い物してバス停に行くと長蛇の列。なんと24人パーティが同じコースでシダンゴ山だそうだ。寄行きは小型バスなのでわたしたちは立つ羽目に、あ~あ、バスで食べようとパン買ったのに・・・。油断大敵?パン屋に行く前に席を確保しとかなきゃネ(笑) でもパーティの方々のお話も楽しかった。

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寄から道標に従い北に向かう。住宅街をぬけると茶畑が広がりだし、海っぽいというか南国っぽいというか、山里から出てきたわたしにとってはスペシャルな雰囲気。東屋をすぎ鹿柵を抜けると、やっと山道になる。杉ヒノキ林は手入れがよいけど単調で、早く雑木林にならないかと思いながら、せっせと登っていく。前方が明るくなったら、アラもうシダンゴ山の山頂だった。

Cimg7100s 確かカヤトの広々とした山頂と聞いていたのに、ぐるりと若いアセビの植栽がひろがっている。’97年’98年に1500本の植樹祭が行われ、春になると白い花がいっぱい咲きますということだけど、 『だけどなぜ、アセビなの??』と 思わずにいられない。 
Cimg7102s いまのところ360度の展望は確保されていて、大山、三ノ塔、鍋割山、その上にちょこんと塔ヶ岳、鍋割の横に白い蛭ヶ岳、そして雨山~伊勢沢の頭、・・・、南は花曇りで海も見えず富士山も見えず、残念だ。山頂には祠と山名の由来の書かれた石碑あり。

Cimg7117s シダンゴ山を乗り越え宮地山への道を左に分け直進すると林道に出た。このまま尾根続きで 『左に海を♪右に山を♪の稜線漫歩! という魂胆だったのに、正面はヒノキ山じゃない??  ともかくも鉄の階段を上がりましょと、最初の山を乗り越え、次の山を乗り越えても、まだまだ続くヒノキ林。展望も何もあったものではない。Cimg7130s

エアリア地図の”ダルマ沢ノ頭”もいまいち華がないとお次のピークまでゆくと、871m峰に”ダルマ沢の頭”の札。ここでランチをいただくことに。単調な植林ばかりできょうのリーダーさんはがっかりしたようす。「いいってことよ」「よくあることよ」とみなでなぐさめた。

Cimg7145s シダンゴ山直下まで戻り、宮地山へ向かう。送電塔をくぐり林道を右に分け、尾根上をゆく、592mタコチバから下り道になると、待ってましたっの雑木林になった。やっぱり楽しいな(^-^) 大桜やホウノキの傍らを(^o^)(^o^)弾むように下り、鞍部から10分ほどで宮地山山頂に到着した。

Cimg7153s 落ち葉の敷き積もった広場には、たっぷりなと陽ざしが待っていた。あとは1時間ほど下るだけだし・・なぁんて、なんだかぼっ~として、このぬくもりに身を委ねてしまう。
Cimg7157s_2 こんな、ふんわか状態で 宮地山から寄まで、雑木の斜面をジグザグ・ランラン・・・、鹿柵を出ると茶畑の広がりに出迎えられ、ランラン、朝通った道祖神にちょんと手を併せ(ありがとう)、バス停に戻った。

ではまた (^_^)/~~~

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大滝峠上~信玄平

  2007年 1月21日 (土) 曇

朽ちた道標と一年ぶりに再会した     (セギノ沢と水晶沢の中間尾根にて)Cimg6961s

去年の2月 地蔵平からセギノ沢と水晶沢の中間尾根を上っているとき城ヶ尾峠~地蔵平~畦ヶ丸)、思いがけず朽ちた道標に出会いました。
旧東海自然歩道が横切っていたのです。大滝峠方向は道が残っていましたが、信玄平方向は崩れ、径路が眼下にありました。
その台地は西側がひらけ、尾根尾根に囲まれた谷には雑木林のベージュ色がうねり、大ブナの白い幹が何本も見えました。標高1000mあたりを巡っていく旧歩道は、あの谷の沢から沢を渡りながら豊かな木々を楽しむために作られたのかもしれません。しかし15年前に封印されて以来、お気楽には行かれない、けれどチャンスがあったら尋ねてみたい道でした

【コース】横浜活動センターP 7:20-忘路峠 8:15-モロクボ沢の頭 8:40- 畦ヶ丸避難小屋 09:10-大滝峠上・旧歩道へ09:55-セギノ沢10:25-水晶沢11:00-戸沢12:00(35)-赤沢(左) 13:55(10)-(本谷) 14:15-(右) 14:40-信玄平15:00(15)-城ヶ尾峠 16:10 (10)-林道16:40-P17:30 【地図】昭文社:丹沢 2.5万:中川

道志ノ湯からさらに奥の横浜市野外活動センター近くに駐車。 甲相国境稜線に最短の忘路峠に出るべくキャンプ場を抜けてゆきます。忘路峠からブナの大木がボチボチ現れる稜線を東に20分ほどで、モロクボ沢ノ頭。ひと汗かいています、ここから畦ヶ丸避難小屋まで行き、さらに南の大滝峠上に向かいます。
「去年、水晶沢左岸尾根を上がったときは、この辺りの出たんだっけ」と茅の藪を覗いたりしながら、さらに南下していくと林床の涼しげなブナ林が右下に広がっていました。この中を抜けても行かれるときいて、さっそくブナ林を散策しつつ進みます

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檜があらわれてくると大滝峠上の分岐、大滝橋への道が分かれます。すぐ先が旧東海自然歩道の入り口。絵看板に 『沢が多く、たびたびの出水により荒廃し危険なため、東海自然歩道は、~、平成4年度よりルートを変更しております。』 とありました。
兜の緒をしめなおし、かの道に入ります。9時55分。

Cimg6936s 最初に現れた桟道からして、傾いたり草が生えていたり石が乗っかっていたり、トラバースの谷はえぐれ道は細り、気を抜けません。尾根を乗っ越すところで少しホッとするのですが、谷にさしかかったとたん緊張が高まります。
Cimg6941s_4 コースは地形図(平成7年度版)、エアリアの地図の破線の一本道です。

今回は、各地点での風景を載せてみます。
本当に緊張した場所、難儀した場所では自分のことに精いっぱいで、写真はありません。

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最初の沢あたりの梯子、
前半は涸れ沢が多かったです。

年季の入った道標がポツンと・・・。 Cimg6943s

古めかしい桟道
必ず確認してから通過します。

Cimg6956s_1 セギノ沢は砂地の涸れ沢。壊れた道標が何本も、埋まっていました。
沢の暴れたようすがうかがわれます。

道はヒノキの尾根を巻き始めます、その突端にトップ写真の古い道標が立っています。一年ぶりの再会、←城ヶ尾峠・大滝峠→ と判じられます。

Cimg6968 水晶沢

Cimg6970sCimg6974s

水晶沢をわたり尾根を巻いて行く。うすい藪が広がりだす。

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大きく尾根を巻きながらの道はこのルートでいちばん安定していた場所。西と南がひらけ気分良く歩いて行けました。ササヤブはあるものの歩行に障りなく、大ブナを愛でながら♪♪♪です。諦めていた富士山が見えたのは嬉しかったです(^-^)

Cimg6997s 大ブナが倒れ乗り越えるのに一苦労な場面も。足が届かなかったのはba_sobuだけだった、トホホ・・・

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やがて谷に回り込み始めると、川音が。
左下遠くに三ツ釜の滝がみえました。戸沢です。

Cimg6985s Cimg7008s_1

お時間もちょうどよいので、この戸沢のほとりでランチ。偶然とはいえ、ベストなランチ場でした。

戸沢から上がる梯子がこわれ(壊れ梯子は毎度なのですが)ている上に、地盤が悪く、狭い経路は足を載せるそばから崩れる始末、どうにか平坦地まであがり ホッとしたのもつかの間で、猛烈なササヤブが待っていました。

Cimg7020s Cimg7021s

みんなで道を確認しながら進みますが、笹の中にこんな道標が不意に現れると正しかったと確認できて、ホッとします。山側の笹を押さえる右手も疲れてしまい、だらり両手を下げ頭から突っ込んで行くと、ピシピシ笹の鞭は顔を打ちつけてきました。

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沢に降りるときは緊張しますが、降りてしまえば笹ヤブから解放され、ひとときの安堵感。そしてまた緊張して対岸に上がり、再びササヤブとの格闘。。。。
こんな藪はいつまでも続くはずがないと思うのですが、今回は終わりがない感じ。「またかよ~」「まだかよ~」先頭からうんざりした声が・・・

Cimg7044 赤沢(本谷)

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赤谷本谷の次の支流。
広々としていました。
道標の城ヶ尾峠はなぜにか、逆(上流)を指していました。

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そうして 藪をコギ、谷をへづり歩き続けます。
最後の最後まで気を抜くことができませんでした。

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この空の広がりが見えたら、もうすぐ信玄平。


でもでも、ホントに、信玄平の↓道標の前に立つまで、気を緩めてはなりませぬ

Cimg7071s Cimg7070s_1

あとは登山道を城ヶ尾峠まで戻ります。
城ヶ尾山への上り道から右へ、峠への巻き道に入ります。ふだんなら、歩いた尾根を見やりながら帰るのですが、きょう歩いた径路は見下ろす笹の奥底なのです。

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城ヶ尾峠で一息入れ、北斜面の雪道を下りCimg7085s 林道に出たときはもう薄暗くなっていました。でも、林道を歩いてさえいれば朝の駐車場所に戻れますから安心です。
さらさらさらさら
乾いた雪が降ってきました。
1時間弱で駐車場所に戻ったときは夜闇にすっかり包まれていました。
車のライトで照らします。、
あれ! みんな、帽子やザックをみてごらん
雪が積もって真っ白になっています (^-^)

・・・・・・・・・

家に帰り写真をパソコンに取り込み、苔むした道標や桟道を見ていると・・・、じーんとしてきました。
Cimg6958s おやすみなさい、ゆっくり土に還ってゆく桟道や梯子たち。砂に埋もれてゆく道しるべの文字は消え釘が抜け腐れ落ちていってます。 かつて人の歩いた道は猛烈なスズタケが覆い隠そうとしていました。・・・・。 ここに置かれた人間の痕跡は役目を終え、もう眠りにつきました。 そんなあなたたちの姿を見ることができて、とても嬉しかった。 ありがとう。そして さようなら。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ますます崩れていくあの道を歩くことは、わたしの力量ではもうできないでしょう。きのうがラストチャンスだったと思いました。

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蛾ヶ岳~大平山

2007年 1月14日 (日) 快晴

芦川沿いの向村から蛾ヶ岳(ひるがたけ)へ。
朗らかな雪の道を辿り、山頂に立てば富士山はもちろん、南ア、八つ、北アルプスも一望です、さすがに蛾ヶ岳はハイカーで賑やかでしたが、上りも下りも誰とも会わず、いえ靴跡さえない、渋?山歩きでございました。

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【コース】 向村P07:30-集落跡?660m 08:30(10)-1026m 10:15(15)-1220m
広尾根11:05- 蛾ヶ岳11:30/12:25-1220m峰12:55-大平山 13:55(10)-地図の
折門峠 14:25-16:00-P16:30    【地図】   2。5万地形図 市川大門

向村の郵便局の東、沢沿いの山に入る鉄階段がきょうのトリツキ。上がれば石祠に赤いほっかむりのお地蔵さまがいらして、どうかきょうも無事歩けますようにと手を合わす。沢沿いに延びる道は石ゴロの上り坂、上りなれど昔からの道って体の生理にあっているのか、快調に高度を上げてくれる。ヒノキ林に掛け小屋を見ると、そのすぐ先が峠。地形図の破線が分かれる地点だ。

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集落跡?と思う。 石垣が組まれた平坦地には落ち葉が積もり、そんれが段々で連なっている。 シ~ンとした空気をふるわす川の音。あまりに静か。これだけの規模なら集落としての生活があっただろうな、峠を見下ろす落ち葉の斜面に馬頭観音と、もひとつ石祠がぽつんと置かれていた。

Cimg6826s_2 ここから尾根に上がると思いきや、道は尾根を巻いてなおも沢沿いに延びている。清らかな水流、小滝もおシャレに転がるよう、なかなか良い雰囲気だ。だけど山の陰で雪は凍り谷は深い。なにより右側の尾根がどんどん高くなってしまうので気が気でない。
我慢しきれず這い上がったところは台地(おそらく
770mあたり)。日なたは明るく暖かい(^-^)  やっぱ上がってよかったよ♪ (しかしココより下方はヤブでしたよ)

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この先は 涼やかな尾根道をランラン、勾配は緩やか、こんなでいいの? やがて雪が現れはじめ、1026m台地(左カーブするところ)でアイゼンを履いた。雪をがりがり噛んで歩くので小気味よい。そのうち傾斜もきつくなり、ハァハァ、エイコラ、ドッコラショ。・・・、暑いね汗かいちゃった、目の前に立ちはだかる、あの台地に乗れば山頂東の緩斜面よ、きっと? それ、もうすぐだ、エッサカホイ!

Cimg6837ss_3 上がってみれば二重山稜のような地形。黄緑が行き先、黄色が来た道。
でも下る場合、赤の尾根に引き込まれそうじゃない?・・・要注意だよね、こういうとこって。

Cimg6843s_1 すぐ山頂につくと思うは甘く、雪を踏み踏み、やっとでました縦走路。どっと光りが溢れてきた。ほ0ほ0ほ。  しっかし、「ねぇ蛾ヶ岳ってたしか展望いいのよね?」「でも、ホントかしら?」 目の前のピークは雑木に覆われているんだもん。ガンバレ、ガンバレ。辿り着いたらなぁんだ、偽ピーク。ハラ減ったよ。気を取り直せ、もうひと踏ん張り、ガンバレガンバレ、。
着いたヨっ

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蛾ヶ岳山頂 南に大きな富士の山、北は南ア、八つ、奥秩父・・・北アルプスもすっごい (トップの写真)、 見下ろす四尾連湖は神秘的。ハイカーたちが入れ替わり立ち替わりやってきて、みな歓声を上げていた。

ランチのあとは、きた道を戻り広尾根のポイントを分けてCimg6869s_1から、東の縦走路に入る。陽ざしの雪道♪楽しい雪道♪積雪は20㎝ほど、ザクザク音をたてながら歩いてく。右(南)の展望が良く、蛾ヶ岳南尾根や釈迦ヶ岳から三方分山に続く尾根が、なんとも魅力的にうねっている。雨ヶ岳や龍ヶ岳は大きく聳え威厳あり、惹かれる人の気持ち、分かるなぁ。
そうして大平山の山頂に着いたのは午後2時だった。日差しがだいぶ傾いて、富士山の尾根の影が濃くなった。八坂峠まで足を伸ばすのはあきらめ、折門峠から山を下りることに。

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大平山から南に下り、巻き道と合うとすぐ先に→この道標、でも地形図の場所と違うのだよ、要注意。最初騙されちゃったよ。(って、勘違いしただけ?、よく見ろってこと?)
Cimg6888← こちらが地図の折門峠にある道標。(←精進湖・四尾連湖→と書かれている

ここから北への道に入る。誰も歩いてなさそうな道。少なくとも最近は人の歩いた気配なし、でも巾広道なので安心してジグザクくだっていった。

けれど、隣の尾根に移るところで道は壊れて消えてしまう。Cimg6894s_2 こうなると雪に覆われた斜面は、僅かな痕跡さえ消えてしまう。周りはぐるりと白い山。
Cimg6895s_2 白い山は無愛想だ。黙りこくって何も語らず。わたしは山ひだの奧にとらわれた、ちいさな点にすぎなくなる。心許なさをおしころしてわずかな道形を辿っていく

小尾根に乗ると再び道がしっかり現れ、ほ0ほ0ほ~♪♪ 気分屋だもの(笑) 雪もだんだんうすれてきた。深い落ち葉の積もる中、スイスイ降りて行けた。尾根を降りると谷を回り込むように渡っていく。落ち葉道は楽しい。フカフカな、フカフカな道。

Cimg6901s_1 流れのある川を2回渡るけれど、両方とも橋が壊れていた。二つ目の壊れ橋の向こうが、朝、訪れた集落跡。 人々が撤退して、この道はおきざられてしまったのかなぁ・・・・。
石の祠に手を合わす。ほんとうにありがとう。見れば斜面にかすかな道が縦横に、ちょっと辿ってみたけれどすぐ消えてしまった。かつては薪取りや水汲みや、いろんな用事で歩く人がいたのだろうな・・なぁんて、思い巡らす、わたしはよそもん。

てなわけで、あとは来た道を戻るだけ、30分ほどでで向村の駐車場所に着いた。

蛾ヶ岳の眺望は素晴らしかった。
このあたりの山々の魅力、行きたい山もたくさんできた。
下部町の尾根や、隣の尾根や、またその隣も・・・


Cimg6903s でもいちばん印象に残るのは 
集落の跡、地形図の破線の道・・・・
そこにかつての生活を感じたから?
雪が消え、
春になったらどんな景色が広がるのだろう
綺麗な沢、小さな滝、
春になったら、どんな花が咲くだろうか。

この小さな祠はすべてを見ていると思うんだ。

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石砂山・うねうね東尾根

2007年 1月10日 (水) 快晴  
水曜日のなかまたちとのうららか日だまりハイキングは、有名な石老山のお隣りの石砂山(578m・いしざれやま)にいきました。

【コース】青野原P-(東尾根-・425-・406-・401)-東峰・578-西峰・572往復-(東北尾根-・496)-中沢-(味のある林道)-牧馬-P

6年前に同じコースで行ってるもんね、なんて気を抜いていたせい?しょっちゅう尾根をハズしては「あらら、まちがいましたワ」と引き返し、まぁ、そんなこんなでノンビリふわふわ里山漫歩でした。おまけに今回デジカメを持っていくのを忘すれますて(^^;)、写真は携帯で、ゆえに記事もあっさりでございます。

前半は、ヒノキ林の中、記憶より藪っぽくなったと感じました。尾根はぐねぐね曲がっています。調子に乗って進んでいると左に曲がり損ねてしまいます。そういうときは直ぐに引き返しましょう。そのうちヒノキから雑木林になり、ようやく日だまりの道に。200701101000 あたりは灰茶色の裸木に覆われた起伏の、なんとも長閑な景色です。左前方に緑の小山が見えており、その小山には乗らねばなりません。基準点(気づかず跨いで通り過ぎてしまうのです)の分岐で、いったん尾根から左に下り隣の尾根に乗り移ります。200701101011 するとかの緑の小山(椎の木?に覆われている)に至るのです。右側は谷を隔て石老山が堂々と根を張り、その手前に道路らしき?家らしき?原っぱ風が見えてます。「あれは中沢上流の林道奥の集落だわ」前回は牧馬峠に下りたので、この集落?に興味が湧きました。
200701101139_1 いよいよ山頂近し。急な山腹を這い登る体力仕事。けれど雑木林の雰囲気の良いところで、きょうのハイライト。200701101140 いいわね、ステキねとうっとり。けれどそのうちオイチニオイチニと、灌木つかみながらの上りになって、周りを眺める余裕無し。そしてようやく石砂山東峰に到着。ベンチ道標多数あり。
ランチ、デザート、コーヒーを済ませ、西峰に寄ってみます。藪はほとんど消えており”いいかんじ山”です。わたしの好きな和みピーク、名標一枚あっさりしたものです。
て下山、東峰から篠原(しのばら)方面 の道標に従い、まず下りる方向の牧馬峠の尾根をしっかり見定めて出発。分岐直後は尾根とは思えない急降下なので、初めての時はダイジョウブ?かとハラハラした場所。じき尾根の形状になり、ヒノキ林を下るようになります。ギフチョウの看板かかっています。200701101417_1 ・496ピークから右の東南への尾根道もしっかり踏まれているので、今回はこちらに下りてみました。地味赤テープ僅か。
やがて家の屋根が見えました。中沢の集落です。家が数軒、電気も来ているのに、人の気配ありません。みな空き屋? 別棟の風呂場に古い洗面器が放ってあったり、障子が破れていたり、寂しい風景です。沢沿い延びる林道は優しいカーブ、歩きよく春先なら里の木里の花など楽しめそうです。30分ほどで牧馬峠越えの立派な車道に出ました。あとはこの道を辿り、石老山の採石場を過ぎたところで、右の道志川に下りる歩道を逃さなければ、簡単に今朝の駐車場に戻れます。

そうそう・・・中沢にある「青年の滝」は一見の価値ありです。青野原キャンプ場から入れます。この滝の飛沫を浴びると頭が良くなるそうです。。てか??(笑)

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初登りは富士山を!

2006年 1月7日 (日) 快晴  
初登りは富士山をと 山中湖畔の鉄砲木ノ頭に行きました。富士山は一日中、全身に雲を巻き付け、もうもうと雪煙を上げていました。

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鉄砲木ノ頭から

朝8時、平野奥の切通峠を出発。丸尾山へのひだまりハイクを愉しんでから水ノ木林道に下り、二ノ沢右岸の尾根で鉄砲木ノ頭に登り返しました。朝は快晴だったのにお昼頃は風花が舞い、鉄砲木ノ頭に出てみたら晴れ晴れ!ヤッホー(^^) でも冷たい風にあおられ顔も指もガチガチに。

【コース】 切通峠下 P 08:10-1150m 分岐08:30-△ 09:20-918m峰 09:45(20)-林道分岐 11:00-水の木林道 11:55-二ノ沢12:15/12:50-林道 14:05-縦走路14:25-鉄砲木の頭△ 14:35-P 15:20
【地図】 昭文社:丹沢   2.5万:御正体山、駿河小山

丹沢も白化粧、そんな大室山や鳥ノ胸山をCimg6639s 横目に車はどうし道を西に走ってゆきます。やがて山だけでなく田んぼや家の屋根も白くなり、山伏峠あたりでは道路も凍結していました。駐車した平野奥はこんな感じです。気温は-1℃、去年はー10℃だったから今年は暖冬かも。

ひゃー、北風が冷たいよぉ。毛糸の帽子をすっぽりかぶり歩き出しました。切通峠から雪がガリガリ凍っている甲相境界尾根を南に向かい、最初のピークで東の尾根に入ります。
Cimg6651s ヒノキ林で足元が煩わしいけれど、直ぐに雑木林の日だまりになります。さっきの雪はどこえやら♪・・・アップダウンはリズミカル、コースがどうの、ピークがどうのというのでなく、単純にこんな雑木林の日だまりを、歩けさえすれば幸せで、こんなに静かならばいうことなし・・・頭をカラッポにしてあるくのです。 Cimg6689s 送電塔を二つ過ぎ、往路は忠実に尾根を辿りました。昭文社地図に”丸尾山”とある平頂を越え、三角点△1007mのある小山(ここにも”丸尾山”のプレートあり)を越え、もうひとつ奥の918mのピークまで足を伸ばしました。きょうはここでUターンなので、しばしお茶でも・・・。(^^)(^^)(^-^)、Cimg6705s_1
再び三角点峰まで戻り、復路は尾根にそって伸びている林道をあるきました。この尾根の北側には何本も枝尾根がやってきており、心惹かれる姿にba_sobuは、そのうちどれかの尾根を大棚沢から上がってみたいナァと思っています。(918m峰まで去年1月 と9月 

1068m峰を右に巻きはじめるとじき、荒れた林道が左に分かれます。今回はこちらを辿り四ノ沢と三ノ沢に挟まれた尾根を下りるのです。地図通りにいったん左隣の尾根に移り、谷を回り込むようにして本来の尾根に戻ります。林道というよりハイキング道という感じ、尾根上も歩けそうでしたが忠実に道を辿りました。Cimg6723s  もしやこのまま下までこんな感じ?と思ってしまいます。でも地形図どおり、最後は崩落でもあったのかアヤフヤになりますし、灌木をくぐるようなところもありますが、マァ無事・904mの尾根に乗ることができました。
尾根上はヒノキ林で、白杭が点々と続いています。東京営林局の古い標板も残っていました。Cimg6725s 尾根は次々と別れますが、主筋を通すことにしました。やがて左に細い流れを見ます。小沢に下りると、なんと奥多摩でお馴染みの雰囲気の”巡視路”が伸びているではありませんか! かの小沢はすぐ三ノ沢に合流、巡視路は三ノ沢沿いについていて、あっけなく水ノ木林道に下りられました。
Cimg6741s この景色は、去年の1月と同じです。あのときは三ノ沢の右岸尾根を登り返しましたが、今回は隣の二ノ沢右岸尾根を上がります。(左岸には二ノ沢歩道あり)   ちょうどお時間も宜しいようでと、二ノ沢脇の広場でランチ。いつの間にか空は雲に覆われ、さかんに風花が舞おりていました。
さて、二ノ沢右岸尾根にとりつくと、ヒノキ林が開けとところに山の祠あり。ごあいさつして直ぐ送電巡視路にでました。そのまま巡視路をたどり、ヒノキ林を抜けて行くと、一基目の送電塔が現れビックリ、これは地形図より手前で、移されたと思う。Cimg6762s 尾根上にはさらに巡視路が延びており、じき見晴らしの良い台地の二基目の送電塔にでました。もうあと少しなのでお茶タイムに。目指す鉄砲木ノ頭の稜線の上には、眩いばかりの青空「早くあそこに出たいねぇ。富士山が楽しみだなぁ」  (左の写真は丹沢方面)

Cimg6769s このあと道は尾根をまき始めるので、尾根に乗り、ドンドン急勾配をゆきます。ふいに、両側から水音が聞こえてきたので、ビックリして覗いたら深い谷底に川のながれ。ああ、二ノ沢ってずいぶん上流まで水量が多いんだなぁ。そうこうしているうちポンと林道に出ました(^^)。 この道を左に行けば三国峠ですが、(時間節約?)そのまま向かいの獣道の入り尾根を通すことに。

Cimg6773s_1 Cimg6772s_1 植林なので下草はさっぱりしていて、急なだけで苦労はありません。正面の”木すかし”が縦走路なのですから、エイコラエイコラ一気に登るうちに20分ほどで甲相国境線にでました。ふーお疲れさん!

そこは朝と同じ雪の道、
もうすぐ富士山とご対面ですっ。はやる気持ちにせかされて、とっとことっこと急ぎ足。  あの林の切れ目が山頂だわっ、あっ道標が見えるわっ、

Cimg6801s_1

出ました。うううう 風が冷たい、耳が痛い。じっとしていられない。もちろん誰もいない。そして富士山。雲が纏わりつき、モクモク雪煙がわき起こって、なんと迫力ある姿。こんな景色を・・独占するは贅沢だ!!

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強烈な寒気に5分もいられなかったけれど、あまりに印象深いきょうの鉄砲木ノ頭でした。

Cimg6792ss

道志方面 御正体山  

デハまた  (^^)/~~~

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できたぞっ!!

ああ 疲れた

青空に雲が光るの索引がやっとできました

右サイドバーに入り口あります

間違っていたり抜けていたり・・もしお気づきになりましたら、お教えください。

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三ノ塔で初日の出!

2007年1月1日 (月)

大晦日の夜、初日の出を拝みに行こうと思いつく。
どこにしよう? 東がひらけ、山頂までわりと近く、空いていそうなとこ。
それは 三ノ塔でしょう!!

富士見橋に駐車し歩き始める。夜空は満天の星。伊勢原?秦野あたりの街の灯がキラキラきれいだ。  登っているうち少しずつ明るくなり、朝焼けをバックに大山の際だつ美形ぶり。

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二ノ塔に近づくと地肌が剥き出しの禿げ山の様相、森林限界に出たときのような感覚になる。ここからは一気に三ノ塔まで上がる。西方の青灰色の空には富士山がぽっかりうかび、従うように南アの大きな山塊がつらなる。山も静かに日の出をまっているようだ。

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三ノ塔には十数人ほど三脚も数台という、予想通り少ない人出、大山は混んでいるだろう。    意外に近くまで海がある。海岸線が地図を見ているようにハッキリ見える、相模川が流れ込む様子、小さな入江や半島も。
もう日が昇っているはずなのに水平線上に雲が湧いているらしい。雲の間から真っ赤な炎の舌がのぞいている。早く姿を現して・・みんな固唾を呑んでまっている。 そして、ゆっくり、確実に、太陽は昇ってきた。

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あけましておめでとうございます。みなさま、今年もよろしく。
元旦はだれもがニコニコ顔。

ふりかえれば ほんのり桜色の富士山 (^-^)

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下山は二ノ塔から菩提峠に下りる道。所々視界が開け右には富士山、左には海。
コースの途中にある「「日本武尊の足跡」で、「ことしも元気で歩けますように」と おまいりした。

菩提峠では、お見事なススキの小山に惹かれ上がってみたら、ハングライダーの基地だった。

あたりはすっかり明け切って、真っ青な空が広がっている。
朝日を浴びた富士山は誇らしげだった。

(^-^)

ではまた(^^)/~~~

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