大室山は冬じたく
2006年11月15日(水) 晴れ&荒れ
道志の椿に駐車。椿沢右岸の大室山の北尾根を登り、左岸の前大室の北尾根(ヤケハギ尾根)を下りました。大室山~加入道山の吊り尾根は、木道が出来、鹿柵が出来、さらに今回は建築資材が置かれていたりと、訪れるたびの”進化”です。
登降した尾根はお変わりなく~ホ~(^^)
大室山の山頂北東面のブナ森を歩きます・・・・もう落ち葉の積もるころ、。
【コース】 椿P 08:30-850m 09;20(15)-934m 10:05-1200m 10:30(15)-雨乞石1200m 11:15(20)-大室山 12:10(35)-前大室13:45-加入道山往復(+20)(10)-前権現14:30-750m15:00(10)-グランド上15:50-P16:10
【地図】 昭文社:丹沢 2.5万:大室山
国413から道志川を椿大橋で渡り、キャンプ場近くに駐車。2.5万地形図のほぼ破線通りに登って行きます。
まずはヒノキ林の急勾配を息をきらしてがんばって、抜けるとこんな晴れ晴れとした落ち葉の広がりが待っていました(おそらく標高850mあたり)
急勾配も雑木の中は楽しいね♪ ちょうどもみぢも見頃だし♪ ワオ~お隣の尾根をみて♪ 金襴緞子の裾模様♪ おゝゝ、前方にキラキラな紅葉山♪ あれは934m手前の小山です。♪ そのキラキラを通り抜け943mピークは大室指への道との分岐点、古い道標、かつてのベンチは崩れたままに。
つかずはなれずヒノキ林が現れ去りてまた現れて、雑木にブナも混ざり始め、大きな石がボコボコ現れ、気づけばカラマツ林の急登をハァハァ登っていました。カラマツはほとんど葉も落ちて、林床の落ち葉の広がり美しい。木立を透かせば遙かな空に白い山々が見えました。あぁ北岳だ、荒川?聖?。さらに登れば南アの全貌が見えるよね。楽しみだなぁ。(^^)
からまつ台地でほっと一息。・・で、もしや!!ここ「椿分岐」?、
確かに尾根が別れています。エアリア地図では赤破線だけど、下るとき分かるだろうか、なぁ? そういや以前、大室指に降りことあったんだヨ。でも特別の記憶ないのです。あのときは苦労なく降り口を見つけたということだけど・・・うーん??
この先は登山道らしく階段の残骸が続いています。暗いヒノキ林にそっての急登です。
ただ黙々と登るのみ。このあたりの雑木はみんな葉が落ちて、おまけに空に雲がかかってしまったせいか単色の山景色。
でも苦労?が報われて、ヒノキ林が終わった1250mあたり、ぶなの巨木が目立ち始め、やがてでっかい岩が現れました。
雨乞石、かつて道志に人々によって雨乞の儀式がおこなわれたという、もちろん上に乗り、北の空を眺めました。大菩薩の山々が意外に近く見えるのです。右に石尾根、雲取、飛龍、奥秩父の山々・・・。左には御坂、三つ峠、白い北岳や甲斐駒、そして荒川・聖もクリアに。でも、空の真上の大きな灰色雲が 気になるなぁ・・・
ここから山頂までブナ林を散策気分(トップの写真)、大きく迂回し茅ノ尾根の方も歩いてきました。(下の写真) どの木も個性豊か。ウロのある木、瘤を持ってる木、ぐねりと曲がっている木。根元から二またに別れている木。倒れている古木には緑の苔がついていたり、キノコを生やしていたり。
大室山の三角点の前にシートを広げたころには、あたりははすっかり霧に囲まれ寒いのなんの・・・・そそくさとランチを済ませ加入道山に向かいました。
加入道山をピストンして、前大室から北尾根を下ります、一本調子の直滑降です。
でだしはこんなのどかな尾根。(下の写真)
10分ほどの前権現はアセビの台地、祠は潰れて屋根だけ哀れ。ベンチと思える残骸あり。オムキャンプ場への尾根を左に分け、わたしたちは右。 道標&テープはオムを指し、椿方向はさりげない、ムラサキテープ。
さてさて椿にドンドン下る、うすい笹藪もでてくるが尾根を失わなければ大丈夫。1280mあたり?の台地には横浜市の石標あり。ホッとする空間だけど今回はすっとばす。道形は不明瞭。ヒノキと雑木の境を下ればよいのです、とはいえきょうは枝打ちのヒノキの枝が足元を邪魔して煩わしかった。気分良いからと雑木林の方に惹かれちゃう、でも深入りは禁物だよ~、
下るほどに陽ざしが戻り、黄葉が戻って、作業の人たちが休んだところと思われる気持ちの良い小広場で、最後の休憩。バームクーヘンやらラ・フランスやら、小町まんじゅうやらをいただきます。麓の生活の音が聞こえています(^^)。
そこから40分ほどくだり、無事テニスコートの上に出ました。
きょうもよい山をありがとう。
では また (^^)/~~~
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