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これが丹沢なんだねっ

キュウハ沢出合から龍ヶ馬場にゆきました(東尾根)。
登りはじめの雑木はそろそろ染まり始め、中腹のブナは今を盛りの黄葉、そして主脈ではほとんど落葉していました。

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ランチの笹原、ブナ林

2006年10月25日(水) 晴れ、稜線は霧

【コース】 塩水橋P 07:30-キュウハ沢出合 08:25(20)-四町四反沢出合 10:00(25)-笹原 12:30/13:20-龍ヶ馬場 13:30-日高 13:50-三角沢の頭 14:25(10)-キュウハ沢出合 15:45(10)-P 16:45    【地図】昭文社:丹沢 2万5千:大山

ここは↓ キュウハ沢と四町四反沢の出合 です。このとりつきに来るのに、塩水橋から林道を約1時間歩き、さらにキュウハ沢と本谷に挟まれた尾根を1040mあたりまで登ってから250mほど下るのて約1時間かかりました。 

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キュウハ大滝を覗く

ここは標高約800m、軽やかなナラの黄色く染まった森に囲まれています。沢は細いけれど水量が豊かで勢いがあり、いろんな滝があり、ダイモンジソウの花が咲き、秋の陽ざしは森の奥底にまで射しこんでいます。

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この出合から立ち上がる尾根は、立派な樅や栂などの針葉樹と、ブナやミズナラ?の広葉樹にがっしり守られています。そんな大木にお似合いの?急登を エイコラエイコラ上り詰めます。太い幹を透かして広がるは紅葉の世界、ステンドグラスのようです。
ハァハァ、息が切れるけど愉しくてなりません、目に入るどの木にも圧倒的な存在感があるのです。歩かせてもらってるありがたさが身にしみます。


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アセビの緑が消えた標高1050mくらい?で一休み。 背の高いブナや桜や楢の木が大きな丸天井になってます。 アセビが少なくなってくると代わってツツジが多くなります。↑写真の横向きに伸びている幹はシロヤシオツツジです。これが咲いたらどんなだろう?

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1300mから1400mあたりはブナ林です。、黄葉真っ盛りにカエデの赤が眩しく、足元の落ち葉の広がりが素晴らしい。冬にも来たことがあるけれど、葉っぱのある今の時季は、全然違う森に来たように思えました。かなりな急登なのですが、もっともっと奥に入りたくて、どんどん登ってしまえます。いいねぇ すごいねぇ。きれいねぇ。自分の声が震えているのが分かります。

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そして笹原にでました。シカたちの遊び場です。あちこちにシカフンが、でもあまり臭くないのでランチにしました(トップの写真)。 笹原には大ぶなが点々とあり、そろそろ落葉を始めてました。それでもまだ見応え充分。ここにいられるんて、ほんとうに・・・・・・・

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お昼を食べていると、 東南の山あいから霧がドンドン湧き、三の塔や大山を隠し始めました。→

ランチを済ませ 丹沢主脈(龍ヶ馬場)にでてみると、すでにあたりは霧の海。
まったく山のお天気は・・・(^^)

主脈の木道をひょいひょい歩きながら、笹の間に真っ青なリンドウの花を見つけて喜んだり、一瞬みえた霧の切れ目から錦秋の山肌が覗いて感嘆したり、シカがわたしたちを見ても悠然と草を?食べ続けているので、すれてるよね?と思ったりしました。

Cimg4982s 下りは日高(1481m)の東尾根。霧が濃いので慎重に下ります。
お庭仕様の鞍部の草原、両側が切れ落ちているのです。きょうはミルク色の霧に埋もれていました。
三角沢ノ頭ではイナバウワーの木にごあいさつ。(イナバウワーってもう言わない?)


Cimg4985s 右→がこの尾根のシンボルツリーの大ブナです。ほとんど落葉していてしました。間に合わなかったね。


あとは手入れの良いヒノキ林を下ります。どんどん下ります。下るに従って霧も晴れ、暑さが戻ってきました。キュウハ沢出合で最後のお茶を飲み あとは本谷林道を気楽に歩いて塩水橋までもどりました。

Cimg4926s 丹沢にも秋の
深まりが進んでいます。

きょうもまた素晴らしい山でした。
そして思うのです。
これが丹沢だよねって。


ではまた (^_^)/~~~~

 

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小管の森から大菩薩

(坪山より前に行ったのですが、レポは遅れてしまいました)

背丈を超えるけど優しい?ヤブを漕いでいきます。 ふと空を見上げると、こんな景色が広がっていました。  だから山はやめられない (^_-)

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10月15日(日) 快晴

一ヶ月ほど前、丹波から芦沢山~サカリ山と歩きました。http://1203.air-nifty.com/_aozora/2006/09/post_33b6.html
こんどは 小管からフルコンバ~ノーメダワ~(サカリ山経由)追分 を歩きましょうとK女と出かけました。駐車場所はトリツキに近い雄滝入り口。

【コース】 雄滝入り口P08:00-雄滝見物してPに08:30-林道終点とりつき09:00-登山道11:00-フルコンバ11:20(30)-大菩薩峠12:40-妙見の頭13:05(30)-大菩薩峠13:45-フルコンバ14:10-ノーメダワ15:00(40)-登山口16:40-P16:55
【地図】 昭文社「大菩薩嶺」 2.5万「七保」「大菩薩峠」「柳沢峠」「丹波」

シオジの森と雄滝
Cimg4583 駐車場の「雄滝入り口」の看板をみて、小管川に降りてみました。すると今までとは別世界の静けさにつつまれます。
スラリとしたシオジはほのかに色づき、朝の張りつめた空気があたりを満たしています。絶え間ないせせらぎの響き、迫りくる巨岩を抜ければ、また広がるやわらかな緑。その奥に雄滝があります。

Cimg4589s_1  愉しきヤブコギ
きょうは日向沢の右岸、尾根を回り込んだ林道終点から山に入ります。ウスヤブはすぐ終わり、急だけどがっしりした尾根になりました。
大きな栂の連なる谷を楽しみながら「この先もこんな具合に苦労なく上がれそう♪」とニカニカなわたし。 すると立派な道に突き当たり、道は左右に分かれます。
Cimg4616s 『気を付けよう甘い言葉と甘い道』。つい辿ってゆきたい素敵な巡視路、その探索は後日の楽しみにおあずけです
・(あ~ん)
きょうは稜線に上がるのだと、道なき尾根のササヤブに突っ込みました(獣道あり)。(←写真中央のKさんの姿が分かりますか?) このまま西へ真っ直ぐな登り。地表は背丈を超えるササに覆われているけれど、爽やかな空気と光りに溢れ、見上げれば染まり始めた森の色、オレンジやら黄色やら・・・(トップの写真)・・・いい道ね、いい道ね。二人で喜々としてヤブを漕いでいきました。

登山道~フルコンバ
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そんなヤブコギも2時間弱で終了。登山道と合流する標高1500mあたりは、圧倒的な黄色いもみぢ道。いやぁ、こんな景色が待ち受けていようとは。・・ せっせと上り詰めていくと、ぱぁ~っと空がひらけ、フルコンバの台地にとびでました。Cimg4642s_1 マユミの大木が、青い空に映えています。、あんまり気持ちが良いので、ついつい長居、ついついお弁当までいただいてしまいました。
「富士山を見たいわぁ・・」とKさん。 「うっ、富士山好きなKさんの本音がでたっ!」 ということは大菩薩に行くの? そう、往復一時間強?だし、 わたしも1週間前にHg氏が撮った妙見ノ頭の画像が記憶にあり、いってみたくなっていました。そこでフルコンバから大菩薩峠に向かいます。

フルコンバ~ニワタシバ~大菩薩峠
小菅から大菩薩の行くのは初めてです。急いでいたはずなのに、紅葉の塊を見つけては「わ~」「すご~い」と立ち止まって魅入ってしまいます。石ゴロの登山道は歩きづらく、登りに汗をかきながら、もうすぐ、もうすぐと自分を励ましていました。
大菩薩峠(介山荘前)に出たとたん、老若幼男女ワンちゃん人人人。


大菩薩峠~妙見ノ頭
Cimg4697s 「富士山、富士山・・・」Kさんは疲れを知らず。えっさえっさ、北へ向かっていきます。わたしはバテ気味で荷物をおろして後を追いました。なんてまぁ、石だらけなの?。北に行くにつれ、熊沢山に隠れていた富士山がじょじょに姿を現します。さすがすばらしい。来てよかったナ、さぁ、目指すは妙見ノ頭だ。遠くからでも山頂の真っ赤なドウダンが眼を惹きます。そういえばこの山頂は、今までパスしてばかりいたんだ。(山頂からの富士山、山裾は霞みがかっていました、南アはかろうじてみえました)

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富士山、古木然とした真っ赤のドウダン。伸びやかな笹原、裏側に回れば秩父の山々をながめることができました、でも、なんといっても見上げる青空と秋の雲が素晴らしかったのです・・・。30分も長居していまいた(^^)

峠からフルコンバ~ノーメダワ
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サァ、急がねば。とっととっとと下る峠道。でも
陽ざしを抱えた紅葉を、捨てておけないこのわたし。フルコンバから尾根の北西側に道が回ると、西日がいっぱい溢れていて、通り過ぎてしまえないのです、栂の大木にも惹きつけられてしまいます。巡視路が谷に降りているのを見つけては謎が湧き、どこに繋がっているんだろうと、気を巡らせてしまいます。

Cimg4708s              フルコンバ(左) と ノーメダワ(右)

午後3時、ノーメダワでシートを広げました。「もう追分に行くのはやめにして、ゆっくりしない? ここから降りればいいじゃない(^^)」 「小管→の道標もあることだしネ、」と、安心しきって、きょうの素晴らしさを反芻しながらティタイムをすごしました。暑いくらいだった秋の陽ざしは、さすがに涼しくなっています。40分ものんびりしてから、「そろそろ行きましょか」 「あのね、道標のある方の道は(東に下って行くでしょ)、駐車場所からかなり小管寄りになるんじゃない? 林道歩きも大変だわよ」Kさんが言いました。「それもそうね。じゃ、行き先は書いていないけど、反対側の西向きの巡視路を降りてみようか?」 「そうよ、これだけしっかりした道だもの、絶対どこかに降りれるわよ」 ということに。

巡視路を下る
期待通りの方向に緩やかに下る道、ルンルン歩いていた足が止まります。がーん、分岐だヨ。どっちの道も捨てがたいねぇ。そうだった。巡視路は素直に下るだけじゃないんだよね。「うーん、よっし、こっちだ」 ホラ、正解だったじゃない? 良いように下って行くものネ。「あらら、また分岐よ。」「あっちに行ってしまうと思えても、折り返して戻る可能性もあるのよね。」「ジャ、こっちにしようかな」という具合、分岐に出るたびあみだくじを引いてる感じで、二人で相談。 まぁ、上に戻ったり道が消えたりしなければよしっな感じの、ちょっとドキドキな巡視路下り。

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桟道も、掛け小屋も、肝心な道筋も、補修がきっちりされているので、ホントはそれほど不安でなく下って行くうち、ワサビ田を見るようになり、確実に降りて行く実感を得られてきます。沢の美しさを愛でながら、良い道良い道(^^)とおりてゆきました。最後の分岐では大菩薩峠→の古い案内板の道を分け、頑丈な橋を渡り林道に降りました。そこは赤沢出合い、「大菩薩登山口」の大きな標柱があるところで、駐車場所には林道15分で戻れました。

Cimg4737s なんとも濃い?一日を過ごせ、小管の魅力をびんびん感じることが出来ました。小管には牛ノ寝もある、きょうのように大菩薩峠まで上がればスペシャル感も味わえる、なにより小管川はきれいです。どこをどう歩けばよいかアテはないけれど、また小管には行ってみたいと思いました。

←よっ、おふたりさん! お熱いね(笑)

(^^) (^^)ゞ

では またァ   (^_^)/~~~

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秋の坪山は静かです(^^)

ヒカゲツツジの坪山には何度か行ったことがあるけれど、秋の坪山は初めてでした。阿寺沢入口~坪山~西原峠と、東から西へ横断したかたちです。

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坪山の阿寺沢尾根にて・・・。
杉林をぬけたらこんな樅?の大木、三人がかりでやっと繋がりました。

【コース】上野原駅 08:30→(\820)阿寺沢入口BS 09:15-坪山 11:30/12:20-西原峠 13:50-小寺BS 15:00/15:20タクシー→(\3690)猿橋駅

2006年10月18日(水) 快晴

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上野原駅から飯尾行きのバスに乗る。久しぶりに乗るバスの、停留所の名前が懐かしい。鏡渡橋、尾続、用竹、棡原、芦瀬、そして初戸・・・・。バス停はそれぞれの、山の記憶をもっている。ぼーっと思いを巡らせているとあっという間に阿寺沢入口に着いてしまった。

Cimg4769s バス通りから左に入る阿寺沢沿いは、ノコンギク、ミゾソバ、ツリフネソウ、ヤクシソウなど秋のお花の楽しい道だ。5分ほどで【坪山→】の道標みつけ、ホイホイととりついた。杉林に作られたジグザグ道はびっくりしちゃうくらい急である。うはぁ、のっけから過激です。杉林が終わると赤松混じりの雑木林にヒノキ林が混在。トップ写真の大木にはここにあった。それほどではないけれど、赤松や栂の大木が点在したいた。Cimg4785s_2

びりゅう館からの道が右から合わされば、その先はアップダウンを繰り返し、いかにも”尾根歩き”というかんじで楽しい。ところどころ光りを透かす黄色い葉っぱを見ては、「こんな低山にも燃える秋がやってきてるんだね」Cimg4782s

季節のうつろいを、ちゃんと映せる森は生きている。それを知ることができるのは歓び。
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坪山山頂は、もちろん誰もいない。アッケラカンとした小さな広場だった。ここでは三頭山が圧倒的な存在感。こちらに向かってくる大茅尾根はなんとも力強い。南には三森北峰と大寺山の緑濃い三角錐が印象的。上の写真の、左は山頂のようす、右は登ってきた東からの阿寺沢尾根。遠く霞むのは笹尾根のしっぽです。

Cimg4812s_2 さて、西に下る急降下道は、枝に覆われ顕著でない。 「あれ、これでよいのかの? きょうは折りめ正しきハイキングなはずなのに」 昭文社地図で赤線がついたので、道がすっかり整備されたと思っていたけど、以前と変わりなし。(「松姫鉱泉」の案内板が若干あり) いや、以前より草に覆われ道形は定かでなくなった気がするけど、まっ、いいか。
ところどころ写真のような落ち葉道。ちゃんと健在で嬉しいかった。Cimg4813s_1 1170m峰は巻かずに乗り越え、降りたところが峠。この道標が、年老いたけどちゃんと立っていた。わたしたちは「七保」の方に行くのだが、巻き道と尾根道のどっちいこう?(道標は巻き道を指す) 尾根道は草ぼーぼーなので左の巻き道を選択。
ところが、ん年前に尾根にそって左下に林道が出来たので、この巻き道がかなり危なくなっていた。予想外の緊張感、落っこちそうな細道を渡り、佐野峠からの林道にでた。すぐ先が西原峠である。
Cimg4823s_1 西原峠から小寺に下る道は、雑木林が素晴らしい。山腹を大きくジグザグ切りながら、左のような道がのびる。
林も終わればそろそろお里。家並みが見下ろせるあたりまでくると、またもや斜面に付けられた細道が、時々えぐれたりしていて気をぬけない。ハイキング道だなんていっても、山はなまもの。雨でもふれば難所になってしまうよね。

川沿いの道しるべのある一軒家までおりてきた。吠えまくるワンちゃんは代替わり。新人はしっぽを巻きながらも伝統をきちっと守り(笑)、わんわんわわわん・・・・
勢いよい流れの葛野川の橋をわたり、坂道を上がりバス通りに出る。小寺バス停からコールしておいたタクシーで猿橋駅に向かった。

Cimg4828ss_1 ドライになってもアジサイは色、失わず。
葛野川にかかる橋のたもとにて。

ではまた~ (^_^)/~~~ 

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滝子山★峰ノ山から南稜を

まさか雨なんて降るはずないじゃんと、先週の計画をきょうにスライド。
滝子山の南尾根を登るなら、きちんと末端の峰ノ山を乗り越えて行きましょうと、折り目正しきわたしたちなのであった(笑)

Cimg4511s  滝子山山頂で、風が息をしていた。 雨を呼んでいるのだろうか・・・

【コース】  初狩08:00-林道08:45(15)-峰ノ山 10:00(10)-林道10:25-山頂(1620m) 13:00~13:40-分岐-林道(道証地蔵)15:25-笹一(15)-笹子16:48

2006年10月11日(水) 曇り~雨

初狩駅から国20号を西へと歩く。トラックがびゅんびゅん、騒音&排気ガス、この45分歩きがきょういちばんの苦行だった。大鹿林道に入り、すぐのお宮で大休止。
「まいった、まいった」「まったくだ」

Cimg4426s お宮の裏にがっしり延びているのがきょうの尾根。地図で想像していた尾根が目の前に現れると、さぁ、あそこを上がるんだと、ワクワクしてくる。地形図通りの急勾配は右ヒノキ、左赤松林、ふかふかで歩きよい。とりつきあたりはウスヤブがうるさかったけれど、すぐに足元涼やかになる。しかし急だよ。せっせ、せっせ、息を切らせて登っていった(左写真)

Cimg4432sこれが(→)峰ノ山の山頂。願っていたとおり和やかな雑木林が広がり、三角点(911.2m)の標柱が地面にねそべっていた。立たせてパチリ。
山頂から雑木林の中、ゆるく下り送電塔のかたわらを過ぎ、ゆるく登り返すと林道に出る。林道を横切り、いよいよ滝子山の南尾根、といっても峰ノ山の続きの雑木林を歩いていく。

秋はお花が少ないけれど、こんなのが咲いていた。
左:タカオヒゴタイ、中:コウシュウヒゴタイ、右:コウヤボウキCimg4448s_1

1140m辺りだろうか、東から尾根を合わせる。だんだんと大きな木が出てくる。

Cimg4467 南稜のシンボリツリー(と思う)ブナの木。この下で恒例の記念写真をとる。ミズナラの大樹が次々と現れる、南稜はこのミズナラがいいのよ・・ミズナラ好きなわたしは、チョーハイテンションになっていた♪♪・・・(汗)

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さぁ、お待ちかねの岩岩地帯。
よっこらしょ、どっこらしょ、と乗り越えていけば、知らずに標高が稼げるので、儲けたような気分になれるのだ(笑)。いつ頃からか、しっかりロープが張られている。登りならロープなしでも大丈夫。
イワカガミの葉っぱ大量に出現。「ねぇ、咲くのはいつ頃?」 早くも次の滝子山計画をかんがえている人も。

Cimg4489s 岩峰にて休憩。陽がさしていないけど、山腹の紅葉の明るさに思わず歓声! うっとり見とれる。
岩っぽい急勾配をせっせとこなし、山頂の稜線にでるが、1620mのP2にはさらに大きな山を二つ越えて行く。お昼前なのでけっこうへばった。
山頂には誰もいない。富士山見えない。大菩薩も見えない。おとなりの大谷ヶ丸も雲の中。

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ランチの最中、雨粒が落ちてきた。「思っていたよりお天気が悪そうよ」「それなら、なるべく早く林道に出られそうな、ずみ沢沿いコースにしましょう」ということで、北の鎮西ヶ池へ。
大谷ヶ丸への道を分ける、ここから初めて歩く道。防火帯だよね? 南大菩薩のあの草原が広がっている。
わーお!

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盛夏はきっと色んなお花が咲いていたのね(^-^) なにやらの花殻がふわふわ残っている。霧の流れるなかでも、雰囲気満点。黒木の大樹がまたいい感じ。樅の木?何の木?といいながら下っていく

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霧は気のせいじゃなくて、いつしか本当に雨粒になっており、帽子では耐えきれず、傘を広げて歩く。樹林に入る手前の広場。こんなブナの大木も。

沢沿い道になっても道幅は広く勾配は少ない、傘をさして歩けるので助かった。カラ松も、楢の木もみんなすてきなのに、ゆっくりできない・・・心残して歩き続ける。

Cimg4557s 沢には滝がいくつもあり、水辺に降りる道もついている。雨がふっていなければ、あそこでコーヒーを湧かせたのに・・・。丸太橋は緊張で渡る。
やがて
いつしか雨も止み、山に明るさがもどっていた。黄色がかった雑木林が続いている。そうして林道に出る。

Cimg4561s_1 これが道証地蔵なの?  もっとごついお姿をしていると思っていたけど、小首をかしげた優しそうなお地蔵様だった。
あとは林道をおしゃべりしながらタラタラ歩き、先週と同じ笹子吉久保の部落にでた。先週と同じお墓の脇を通り、先週と同じお庭の花を眺め、犬をからかい、笹一でおトイレをお借りし、笹子駅に向かった。

Cimg4556
きょうは帰りの休憩なしだったので疲れたな。
滝子山はいい山。
下山の沢沿い道の、大きなトチノキがいち早く色づいていた。

秋晴れに恵まれない水曜日。来週こそは、よい青空を期待して・・・

峰ノ山とりつきはKomadoさんのレポを参考にさせて頂きました。笹子側からも行けるかなと思ったけど、このルートで正解だったみたい、ありがとう。

では、また~(^^)/~~~

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お坊山、南尾根&東南尾根

中央線の車窓から、眺める景色は霧の中。道行く人々は傘さして、車道も雨で光ってる。仕方ないよ、行き先変更、ロングはまたの楽しみにして♪ きょうはみんな大好き、美男のお坊山を歩くことになった。

Cimg0035 ←これがなごみの
 東南尾根の雑木林(^-^)

【コース】 笹子駅8:00-とりつき08:30-△819.9m送電塔08:50(20)-お坊山東峰10:50(西峰往復30分)/12:20-棚洞山13:00(20)-入道山14:00-吉久保14:40-笹子駅15:30
【2.5万】笹子
【昭文社】大菩薩嶺

2006年10月4日(水) 曇り、霧

笹子駅に降りたら雨は上がっていた、ラッキー。甲州街道を西へ向かい日向橋を渡り中央高速を潜る。高速沿いの道を西へ西へと辿り、黒野田川沿いの山道に入る。

Kaka1むした堰堤のおかげでなんなく黒野田川を越え、しばし川沿いに進んでから左の尾根にとりつく。
ヒノキ林の送電巡視路をジグザグ登り、尾根上に出れば10号鉄塔が立っている。
ここからは北西に延びる尾根伝いにゆけはよい。
ほっと一息、お茶を飲む。

Toukaede_2

 急登だ。でも雑木林だ、はかどるよ。緑の木々もなんとはなしに色づいて、綺麗に染まった葉っぱが落ちている。花はといえばコウヤボウキ、コウヤ・・・・好々爺?、渋いねぇ、秋の花だねぇ、霧が出てきたねぇ、アッ、乙女の花見つけたよ。タカオヒゴタイ?、ピンク色の清楚で愛くるしい色姿

Dankoubai 左からの尾根を合わせた1000m辺りから、尾根は北を向く。勾配のヤヤ緩やかな台地状と、岩っぽい急な所とが交互に現れる。谷底も深くなってきた、大気が澄んでいれば富士山が見えるのに。アブラチャンの?株立ちの林は、木の間を縫うように進む。スラリと伸びた若い雑木の林もぬけてゆく。霧が濃く林のようすをうまく撮れず残念だ。Kakaasa_3

この先の左右から合わす尾根も見えなくて、自分がどのくらいな標高にいるのか分からない。台地に出るたび地図の等高線を数えこの辺?と推測する、お次の台地はずいぶん涼しげよん、♪、見覚えのあるテープが巻かれてる。「まさか!」 そう、まさかの山頂についてしまった。(^-^)

Cimg0023_1 お坊山東峰

Momiji_1 東峰は、「小広い草地」という記憶だけど、目に入ったのは赤く色づいたドウダンの点々とある庭園風。そぞろ歩けば、センブリの花がたくさん咲いてる。きょうのヒットだ(^^)  西峰(お坊山の公式名標あり)にも寄ってみた。モチロン展望はまったくなくて霧の海を眺めるだけ。晴れていれば南アなどよく見えるけど。わたしは、となりのトクモリと米沢山の可愛い頭が大好き。それも見えず。

                                                                                      

Mizuki_2下山は東南尾根で。今はしっかり踏み跡ついて、迷いようもない道だ。 道は大きく弧を描き、伸びやかなミズナラやぶなの木が、心を広く優しくしてくれる、10月はじめのこの時期は意外や花も多くわたしたちを喜ばせる。点々とサラシナショウマの白い穂ゆらぎ、トリカブトの濃い紫、セキヤノアキチョウジの上品なうす紫、キバナアキギリ、「ことしもよろしく(^-^)」一年ぶりに出合う花たち。

Cimg0036_1 道は大きく弧を描く。

Kakaasa_4

このカーブ、尾根をはずれぐぃ~と北に向かってゆく、初めて来た時は心配になってしまうほど。大丈夫、ちゃんと尾根に戻ります。この美林になるべく長くいさせようと、あえてぐねぐね曲がっているの?紅葉も徐々に始まっている。そのうち楓も赤く、桜も赤く、ぶなやナラの木が黄色に、そして尾根全体も赤や黄色に染まるのだろうな。わたしは、いろんなことを思い出したり考えたりしながら、南東尾根を歩いていく。そうして目の前の高みが棚洞山だ

↓山で拾った葉っぱたち  (^-^)Img1   

〈心痛むよ・・・〉Cimg0047_1
棚洞山あたりから南側斜面は、山火事のあとが痛ましく、入道山から下は、写真のような大木まで焦げていました。見上げればその木は葉も少なく瀕死の状態、
下山後、地元の方にうかがいました。去年の12月の大規模な山火事は10日も燃え続けたそうです。おそらく松はもう駄目だろう、雑木はまだ少しは助かるかもしれないということ。火事の原因はやはり”火の不始末”らしい。

このところ素晴らしい秋晴れが 続いてまする。
次の水曜は期待できます、ですね、ねっ、(^-^)

ではまた (^_^)/~~~~~~

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