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切通峠から丸尾山あたり

秋びよりの水曜日、山中湖の切通峠の南1130mピークから東になだらかに延びる尾根を丸尾山(1007m)、次の918m峰あたりまで、のんびり歩きました。

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緑の回廊はそこはかとなく色づている?、見上げればまだ緑のカエデやモミジの葉っぱたち
(^-^)・・・「いまね、紅葉の準備をしてるところなんだ~」

今年の1月15日落葉の時期、この尾根歩きました。  

http://1203.air-nifty.com/_aozora/2006/01/post_faac.html
(丸尾山・・愛らしき小峰たち)

そのとき、ぜひ緑の時の尾根のようすをみてみたいと思ったのです。今回 願いが叶い、想像したとおりの緑の回廊・・いえ、想像以上の山深さ、綺麗でした。

2006年9月20日(水) 晴れ

Cimg4175s_2 どうし道、田んぼの稲穂は黄金色♪♪ 、
空は水色、富士山まっくろ、山並みはまだ緑色♪♪ 
やってきました、切通峠下の駐車場所。
グランド脇から森に入ればよく分かる、
もう色づいている、秋なんだぁ・・・、
陽ざしが違う。空気が違う。

Cimg4185s 切通峠から南の1130m平頂にたち、東に延びる尾根に入ります。
最初の送電塔台地は広々した展望地。
巡視路を伝いさらに東に下りると林道が横切り二番目の鉄塔があります。林道は尾根につかず離れずしながら延びています。

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トリカブトが多かったけど、ほとんど病気で葉っぱが枯れていました。写真左は↑はいちばん状態のよかった花、見事でした。右は鮮やかな赤い実の山椒。

Cimg4245s_1 第二送電塔の上に盛り上がる1055m平頂はススキを漕いで上がります。エアリア地図で丸尾山とありますが・・・??、
この先も、素敵な雑木の尾根道は続きます。ブナや楓、紅葉も多い、
だらりんと下ると林道の終点。
すぐ上の1007m平頂は三角点があり「丸尾山」の名標が架かっています。
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さらに東に進みます。だらりんだらりん。尾根が別れてました。右ヒノキあり、左ブナあり。すごくいい加減にコンパス当てて、素敵そうな左に行ったけど、まちがいた。戻る。でもね、おかげで素敵な木をいっぱい見れた。プラス思考で、間違えたのじゃない、寄り道しただけヨ。
正解の尾根のヒノキはすぐ消え、雑木林がよくなった、や! 笹が茂り出したぞ。ご愛嬌、気にしないとササヤブ漕いでうねうね行くと、涼しげな落ち葉の台地が広がっていて、最後の918m峰、ランチタイム。(^-^)v

Cimg4235 さて、来た道を戻るのだけど、ササヤブの北側に道らしきものみつけ、そこを歩くことにしたの。なかなかもってよい森よ。深い広がり素晴らしい(^-^)。 でもじき、谷がえぐれアブナカシクなってきたので、残念だけど尾根に上がった。ササヤブ漕いでの急登はしょうがないネ。

Cimg4259s 丸尾山からは尾根を歩いたり、林道(東京都の水源巡視路を彷彿とさせます)を歩いたり・・・カエデやモミジの木がやたら目につき、紅葉の愉しみ増えたとほくそ笑みながら、戻ったのでありますです。

ほんにすてきな なごみの森だった (^^)/~~~

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初秋の芦沢山~サカリ山

ほんとは飛龍の予定だったけど、現地で思わぬ障害発生、そこで臨機応変、手持ちの地図の範囲内の山考えて、そうだ!前々から行きたかった芦沢山~サカリ山!
”ヒョウタンからコマ”とはこのこと? 余計な想像なしで向かった山道で、次々と目の前に現れる光景は「ワーオ」というようなものばかり・・・ (@_@)

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登りだしすぐの雑木林に残されていた大木・・あたりに睨みをきかしてた

2006年9月17日(日) 晴れのち曇り

【コース】 奥秋P-△(1271m)芦沢山-砥沢山(1458m)-△サカリ山(1541m)-
-追分-藤ダワ-P          【2.5万地形図】 丹波

とりついた小尾根は急でガラガラで、エイエイエイと四つ足がんばる力仕事。登りだしのかすかに踏みあと何処へ~消えた?、少しでも上がりやすそうなルート探しながらエイエイエイ。そんな斜面の細い雑木の中にトップ写真のような大木が現れたりする。
Cimg4065s_1 主尾根に乗ってからは雑木と檜の歩きやすい尾根道、晴れ上がった青い空を木の間越しに仰ぎ見ながら、快調な足取り。ここで今日唯一出合ったはキノコ採りおじさん「芦沢山までは良い道だけどね、下って上がればスズでもう行けないよ、行ったことないけどさぁ。う~んキノコはまだだね、でもきょう松茸採ったよ、ぢつはあんたがた上がってきた道にも、へへ、あるのさ」とおっしゃった。
Cimg4070sやがて周りじゅうが、雑木林になったんだ、すると勾配が緩やかになり、尾根も
広がって、わーお、あっちの緑こっちの緑、心も足取りもひらひら、きょうの軽やかな空気を存分に浴びたのさ♪・・・・・・この1148m平頂で20分もゆっくりしたよ。コーヒー飲んで巨峰をパクパク、平頂を乗越した。

Cimg4073_1 そしたら目が覚めるようなシラカンバが現れたんだ。小規模だけどシラカバ林。真っ白な幹に真緑の葉っぱ、澄んだ色合い綺麗だった、もしや、神様が隠しておいた宝モンじゃない? しばし白樺の間を巡り歩いた。
尾根上もずっと緑の雑木林、光りを含んでまばゆかった。あっという間に【芦沢山】に到着したけど地味な印象。これから行くサカリ山や大指尾根を確認して、さっさと乗り越え下り道。とんとんとんともう鞍部。

Cimg4099_1 そこには潰れそうな祠がありました、大きなミズナラ(コナラ?)がお守りしていました。なんか神聖な感のする場所でしたのです。Cimg4095s_2

峠でしっかりした道が横切って、なんと道標が捨てられて?ありました。【←戸沢・芦澤山↑・丹波山→ 】  丹波山→、っておそらく??貝沢沿いの道に下りるんじゃない???

Cimg4113s_1 登り返す尾根の道、だんだんワイルドになってきて、予報?どおりスズタケもちらほら。でも気がつくと消えたりもする、「なぁんだ、たいしたことないじゃん」 右から隣の尾根がだんだん近づいくるよ、合流するところが1458mか(あとで砥沢山の名を知る)、ねぇ→この幹の傷なんだと思う? ただの膨張痕かえ?

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いよいよ背より高いスズタケ帯に突入す。でも大丈夫、歩けます、疲れます。東京都の古いマークの石標点々と。やっと砥沢山のピークに乗ってから困った、四方がスズタケの壁。コンパス当てて強行突破も試みたけど敗退。(おちついて・・)ここまで来れたのだから、どっかに出口あるはずよ。ホラ見つけたよ。

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出れば天国のような水源巡視路の道。五感を解放して、さまざまな木の緑を愉しみながら歩きます。

Cimg4151_2 巡視路からサカリ山への道に入るときょう最大のスズタケ帯。倒木も多いので苦労したけどひと登りで1510mピーク。そこからサカリ山までの吊り尾根は、山が【素な顔】見せてくれた気がした、わくわくしながら歩いていったんだ。

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そうして到着したサカリ山。三角点と空間だけがある。東はアセビの林、静けさに浸ていると、独特な球体の内側にいる気分。不思議な感覚なのでした。

Cimg4162s Cimg4163s_1

追分からは道標に従い、丹波方向に下りました。マリコ川沿いの道は素晴らしかった、大トチノキ、大カツラ、・・・・・・そう、トチノミが転がりカツラの香る道だった。せせらぎの音色がづっとついてきます。

Cimg4170s_1 藤ダワから遊歩道が整備され、公園のような道になりました。貝沢は水量多い激しい流れ、小滝連続、大岩も連なる渓谷美、なかなか見せてくれます。でも公園計画は予算不足か?どうしたわけだか、ルートの中間には整備の途切れた箇所もあり、そんなところには写真のようなアブナカシイ橋が架かってて恐かったよ、滑るし・・・・  (笑) このころ森の中、かなり暗くなっていました。重い雲に覆われていたんだと思う。

林道に出たとたん雨がふりだし、傘をさして20分ほど歩き、車の場所までもどりました。

というわけで、無事 きょうも一日を。・・・  感謝(^-^)

ではまた (^^)/~~~~~~~

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どすんと手応え丹沢の秋2

(1からの 続き) 2006年9月9日、神ノ川日陰沢橋から蛭ヶ岳まできました。後半は~臼ヶ岳~金山谷乗越、そして源造尾根で広河原までのレポートです。「丹沢ってほんとうにいいなぁ」と改めて思ったのでした。

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臼ヶ岳南斜面はシロヨメナがみごと! 夢中で写真を撮るハイカーたち

【蛭ヶ岳~臼ヶ岳~金山谷乗越】

さて下山は初めて歩くことになる、西の臼ヶ岳にむかう道。去年臼ヶ岳から眺めたとき、かなりな急降下だったので覚悟していた。岩と低い灌木を縫って一気に下る。あたりがガスに囲まれているので静けさが強まり、山深い雰囲気☆大好きだ。 
Cimg3972s_2  
足元にはハンカイシオガマ、ビランジやハナイカリやコウシュウヒゴタイ、・・・ 花を見つけるたび喜んでいた。 足元は滑ると思ったけれどそうでもなく、意外にすいすい最低鞍部に着いてしまう。<br />サァ、登り返すぞ。おやおや、今までとは対照的な、和やかな雰囲気、あちこちにシロヨメナが群れ咲き、樹木みなかっこいい(^^)。こんな調子でミカゲ沢の頭にもほどなく到着。。 Cimg3965s_2 どこが山頂か分からないほど平たい頂だ。
右の写真→
ひと息ついて臼ヶ岳に向かう。森の道はますます洗練され、どの場面も絵になるような景色。そしてどの場面にもシロヨメナの花が咲いている。臼ヶ岳に近づにつれ大きなブナが増えてきた。

Cimg3970s_1 Cimg3973s_2

臼ヶ岳への登りはさすがにハァハァ、みんなから遅れてしまったけれど、楽しい気持ちで見覚えのある北の肩のベンチについた。
ザックからとっておきの梨をとりだす。梨の皮をくるくる剥いて、瑞々しいところをガブリとするのが、わたしの秋の山歩きの定番だ。(^-^)

臼ヶ岳を越えるとシロヨメナの広がる斜面にでる。去年もすごかったけどことしはもっとすごかった (トップの写真)

この先は登り返しがあるものの、おおむね下りの尾根歩き。
Cimg3985s_1Cimg3987s_1

右はぶなの枝に根付いていたギボウシ、実がなっていた。

広い尾根にブナとシャラノキと栂。シラヒゲソウやイワシャジンの咲いている道。そしてシロヨメナはとぎれることなく咲き続けていた。

Cimg4010s_2 ←金山谷乗越は、崩壊が激しく道が付け替えられているそうだ。
階段を渡り次の小ピークが源造尾根への分岐で手製の板が架かっている。

源造尾根・・・この尾根やっぱりかなり良い、鮮やかな緑が溢れている尾根だ。
ただ出だしは痩せていて、右の谷側は庇になっているので、ちょっと気を遣わねば。Cimg4019s_2
     右の写真の木の根がレースのようになって透けて見える下の白いのは谷底です。

ところで、この頃わたし少し変かも??、
後半になるとやたら調子がよいのだ。先頭を歩かせてもらっていた源造尾根を、どうしても突っ走りくてたまらず、ガンガン下ると後ろの二人もガンガンついてくるので、ますますガンガン下ってしまった。それでもちゃんと、上をみたり左右を見たり、しっかり写真をとったりしながら、ガンガン・・・

Cimg4025s_1 Komadoさんったら、呆れ顔。(^^) 
「でもさ、おかげで1時間かからないで広河原に降りれたじゃん」 結果オーライということにしてください。
(左の写真は広河原の下り口)
たっぷり時間ができたので、広河原に腰を下ろす。靴下を脱いで素足を水に浸す。川の水がなんとなくぬくい。各自、顔を洗ったり水浴びしたり、思い思いに涼まって、Cimg4033s
ふと見ると 周りじゅうフジアザミがぐんぐん育ち、大きな株が出来ていた。ほとんどが、ただいま成長中、中っくらいの株も双葉の株も、もうすぐ堂々たる姿になるんだろうな。そうしてこの広い河原を埋め尽くすのだろう。

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・・

フジアザミのうなじって 意外に色っぽいじゃない?Cimg4036s

帰りの林道では初秋の渋~い花たちに眼をかけ、サルナシの実を見つけたら目の色を変え採取、水場では恒例の水くみをし、車に戻ったらもう 夕方の6時になっていた。

ここにきたのが朝の6時過ぎだから、ずいぶんたっぷり
遊ばせてもらったぁ・・・(^-^)・・・どうもありがとう・・・・ありがとう・・・(^-^)

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どすんと手応え丹沢の秋1

丹沢の懐にとびこみました。
神ノ川日陰沢橋から広河原に出て、地蔵尾根を登り、~蛭ヶ岳~臼ヶ岳~金山谷乗越、そして源造尾根で広河原に戻る周回コースです。
登り、稜線、下り、そして林道の往復でさえ、なにかの発見・愉しみがあり、それぞれの場面がそれぞれに面白かった。なんとも手応えのある一日でした。(^^)(^-^)(^O^)

(前半)地蔵尾根~蛭ヶ岳 

Cimg3877s_1 
地蔵尾根ってこんな尾根。

2006年 9月 9日 (土) 曇り晴れ曇り

日陰沢橋から犬越路林道を歩きます。ススキの黄金色の照りは秋の初めだけ見られる美しい色。小一時間で石ゴロゴロの広河原に出ます。神ノ川の水量が少ないせいか、きょうはやけに広々と感じます。

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【地蔵尾根】 
広河原から金山谷をさかのぼると、Cimg3850s
んぐん谷が狭まって、ふだん尾根ばかりをぼ~っと歩いているので、少しでも両側から狭められると山深さをひしひし・・・畏れいってしまうわたしです。左から岩水沢が出合うところ、見覚えのないケルンがあり「うっ、何だろう?」 
もうひとまわり奥へ回り込むと、記憶の
ロープ&トリツキを示すボロい板きれが下がっていました。

「ん、じゃ行きますか?」 崩れた崖にしか見えない斜面を、ロープのおかげでぐいっぐいっと登ります。登ればその上にもロープ、ぐいっ、ぐいっと上がったところに、先のケルンからの道がやってきてました。グズグズの斜面に、なおもロープが張られ、ロープの数は以前より増えたみたい、でもロープ自体、古そうだけど信じられますのん? けっこうな大石すら浮いていたり、靴の底から崩れていくような斜面で、これでは多人数では入れないわけですね。
Cimg3856s しかし二度目というのは心強いもの、『胸突八丁目』の板が架かるヤヤ平坦地にくれば、まぁ最初の難所クリアと、水飲みも心穏やかに周りを眺める余裕も出ます。
すこし上がるとワイヤ、滑車、酒瓶の放置された『造林小屋跡?』あり、 雑木林の緑も目にしみる尾根の雰囲気。Cimg3862s_1
次にはミヤマシキミ?に覆われている、”壷中の天”ってこういうところ
とおもうんだけど、そんな晴れ晴れと空が抜けた小部屋のような広場が現れました。空気も軽くなった感じで、暑いけれど♪♪♪気分。

・・


さっ、そろそろ岩場ですぜ。おっ、『二の峰』だって。 次の岩稜には錆びた剣が突き立てられて、な~るほど『剣の峰』か。Cimg3878s で、剣の大きさ?こんなです↓ かわゆいの(^^)
Cimg3879s

岩岩道をなおも行くと『第三峰』、このあたりの松の根元に”ヒメコマツ”の黄標が立てられています。次が『剣の刃渡り』なのだ!!  展開が早いなぁ。
Cimg3893_3 「あのね、前回は6月だったから、シロヤシオとイワカガミが出迎えてくれたのよ」 
「今日はハンカイシオガマだ」 「ハンカイに似合わない清楚なピンク色だねぇ(^^)」
岩場は箱庭のごとし、可愛らしいにだけど両側は切れ落ちる正真正銘の崖でして、落ちればかなり危ないしろもの。ゆめゆめご油断召されるな。
やがて緑の『第四峰?』(1159m峰)を過ぎると再び岩っぽくなり、一枚岩にロープ・たらりは 『カニの横ばい』 落ちたらケガするよ。
Cimg3886s 次なるは『吹上屏風?』けっこうクネクネ細々した岩稜歩きでございます。こんな柔い尾根をがっちり掴む栂の根っこの逞しさ、しっかり上にも突き伸びて、地蔵尾根を守り抜いて下さっています。
第五峰は『八方睨み』で、地蔵尾根唯一の展望休憩場。いつの間にか青空が広がり大室山がど~ん。気持ちよきひとときでした。
ハンカイシオガマはこういう場所が居心地よいのか、崖の斜面にたくさん咲いておりました。
さてここからは
雑木に覆われたいつもの尾根歩き、両側の谷には源頭ぽいガレ場も見えだいぶ上がったなぁと思われます。『鹿落とし』の急坂、『タコの松』は枝分かれした松の木、主脈縦走路はもうすぐです。

キーン、鹿の警戒音、みやれば向こうの木立からぢっとこちらを見つめてる二つの瞳。『地蔵平』は光りを湛えていました。まわりを森に囲まれぽっかり空いた草地は安心感が漂う不思議空間、青空に秋雲の流れる静謐さ、時間が止まっているかのようで、地蔵平というより浄土平みたいで、つい長居をしてしまいました。

Cimg3913_3 地蔵平

【地蔵平~蛭ヶ岳】
若いぶな林の主脈縦走路に出ると、広々した緑の明るい道、ところどころ木道がつけられ歩きやすい道になっています。緑に点々とシロヨメナの花が群れ、ホトトギスやタイアザミが混ざり、シロヤシオツツジがいち早く赤みを帯びていました。丹沢の秋って、こんな風に始まるんだね。

Cimg3929s 森から笹原に抜けると、蛭ヶ岳北の肩(ベンチ)で、中天の澄み切った青空と対照的に、周りにはもうもうとガスがわき始めていました。山頂にはあと一息。
Cimg3926s_1板きれにパルからの伝言、『ガンバレ』
パルってさ、
こいつさ(^^)→

蛭ヶ岳到着12:00、数人いたハイカーは、じき発ってゆき、わたしたちだけがのんびりランチ。すっかりガスに覆われ展望はないけれど、日が翳っていて涼しく、かえってよかったかもと思う。(今朝の山頂は晴れ上がり、雲海がすごかったそうです。雲海の下のわたしたちは雨と暑気にうだっていたのだった・・・) 

Cimg3947 蛭ヶ岳山頂

続きは「どすんと手応え丹沢の秋2」に。

(熱弁か? 駄弁だ? とにかく アア、疲れた 長くなってしまいそう・・・・困ったな)

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トリカブト蕾はまだ豆粒ほど

山中湖アザミ平付近

2006年9月6日(水) 曇りのち雨

水曜日にお天気の悪くなるサイクルになってしまったのか・・・、水曜ハイカーはつらいよ・・・。でも、悲しんでばかりではいられませぬ。 行き先を「いつ降りだしても大丈夫」コースに変更。この時期はヤマトリカブトがまっさかりのはずと思い、山中湖の篭坂峠から、さらっとお花見物しました。

Cimg3792

霧にけぶる角取山かいわい。山頂がどこだか分からないくらいな、丸い平ドームです。ぶなの多いしっとりした森が広がっています。南側の小山町の基準点までいってみました。去年咲いていたマツムシソウの姿見えません。

Cimg3782s_1 Cimg3783s_1

左、駐車場の公園墓地にて蔓性植物。なに??
右はクサボタン、林道沿いでよく見る平凡な花だけど、この株の花はなかなか美形。

Cimg3794s Cimg3795s

左はハナイカリ、ことし初めてお会いした。なぜにか惹かれるものある花です。
はカワラナデシコ 濃いピンクがよく目立ちました。数減ったかも・・・?ことしは裏年?

                                                                                   Cimg3801s Cimg3811s 左はオオナンバンギセル(まだ蕾も多かった)見かけよりしっかりした花です。去年と同じ場所には出てこない?気むずかし屋さんなのかも?
右はシオガマギク 見事なまでの巻き巻き 真上から撮ってあげれば良かったな。

Cimg3825s

←ヤマトリカブト(満開だと思っていたのに、ほとんどは豆粒ほどの白い蕾、写真のように色づいている方が珍しい)・・・そもそもことしは花数が少ないのかもしれません。

Cimg3826s  アザミ平は黒い火山灰が剥き出しでお花の姿は、ごく少ない。でも地べたをよくよく見ると、小さな花(右)が一面に、ばらまかれたように咲いていました。白い花は米粒ほどで、葉っぱも赤いのが1,2枚だけのものがほとんど、細かすぎて気がつかないのです。ガンバレ!大きく育て!

Cimg5904_2 寂しきアザミ平・・・10年前、ここでマツムシソウの群落を見たのです・・・今の姿からは想像もつきません。アザミ平という名前はフジアザミが多いことから付いたそうですが、花の姿はほとんどありません。

来月になれば リンドウやリュウノウギクが顔を見せてくれるか、期待してます。

予定では明神峠~湯舟山方面も歩くつもりでした。けれどおめあてのヤマトリカブトは、ほとんどが豆粒ほどの小さな蕾だったのと、雨が予想より早く降り出したので昼前には山を下りてました。

来週の水曜日お天気は?・・・・ m(_ _)m

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静かな緑の中へ・日原

2006年8月30日(水) 曇り、小雨

もう夏も終わり・・・春から夏と、お花を追って歩いてきましたが、
静かな緑が恋しくなり、奥多摩の日原にはいりました。コースは

駐車場~三又~酉谷沿い~酉谷山~七跳山~駐車場です。

Cimg3632s 三又↑

東日原を過ぎ鍾乳洞を過ぎ小川谷林道に入りひたすら北上、犬麦林道のゲート前に駐車します。

駐車場所から下り道に入ったとたん、森の深さがひしひしと迫ってきました。深い谷底からすっくり伸びるシオジ、ぐねっと曲がった大ブナ、見上げればステンドグラスのようなCimg3630s 緑の丸天井。
そうして下りきったところが三又です。初めて来たメンバーたちはここの雰囲気にすっかり気圧されているようす、たまたま案内役したba_sobuは「ね、いいでしょ?いいでしょ?」と鼻タカダカ (^ー^)。(じつは誰よりここに嵌っているんですが)・・・
(^^;;)ゞ

木橋を渡り(トップ写真)、酉谷沿いに歩きます。岩や小滝は面白く、なにより緑が素晴らしく、つぎつぎ顔を見せる「うつくしきもの」たちと、語り合いながらの道のりです・・・。マイナスイオンたっぷりな沢筋の、Cimg3636h_1 岩陰に咲くヤマトリカブトの花の微妙な青色がしみじみ響く・・・、そんな感性をくれる森です、(トリカブト、他はどれも固く小さな蕾なので開くのは当分先のよう)Cimg3650s いくつか木橋を渡り、ときには沢から離れ再び沢の脇を歩き、イワタバコの葉を見つけ、数少ないお花のモミジハグマを愛でつつゆけば、昔の酉谷小屋に到着。前きたとき見かけた大きなヤカンが消えた?
小屋から少し登り、アクビ顔の木の奥に広がるのが
シオジの森。ここでいっぷく、ザックをおろしました。だれからともなく歌が出て・・・♪
このころから盛んに雨音が聞こえていました。森の丸天井の上は降っているのかなぁ、雨粒は全然落ちてこないけど・・・?
この先、右岸にも左岸にも道はなく、?。どうやら涸沢の中を歩くので正解らしい、やがて、さりげなく右岸に道が現れ最後の登りになります。苔の石が綺麗な、ブナの道ゆけば、空はひらけてウッディな酉谷小屋が建っていました。水場の水もOKです。

Cimg3669h

・・

「おじゃまします~」酉谷小屋をお借りして、ランチをいただきます。素敵なちゃぶ台はどなたの寄付でしょうか? 据え置きノートをめくります。ン年前の自分の筆跡(だはっ)、あっ、ネットで知ったお名前を発見!! 電波で繋がる細い糸の向こうの方々が、ちょっとだけ実体化したようなホットな気持ちになりました(^^)

昼食後は酉谷山に寄りました。この山頂って晴れていたためしがない。よっぽどご縁がないのかな? それでも北側、秩父へ繋がる道をながめては「いちどこの道を歩いてみたいな、アカヤシオ咲く頃だったら最高・・・」なぁんて遠い夢?想ってます。 (*^_^*)

Cimg3692s_1

酉谷山から長沢背稜を東に向かいます。アップもダウンもなく自然に足が前に出る道。霧にまかれた景色に、大ブナや大ダケカンバがぬっと現れたり、ソヨソヨの青草や、一面落ち葉の雑木の広場や、巡視路の石垣も桟道もなにやらゆかしく見えてくる・・足にも優しい道。谷は雑木の緑に埋もれて、「あれも、あれも、あれも、みんなモミジ(楓)よ、」「♪!♪

木々は青々としているけれど、秋はしらずにやってきてます。ぜんたいにお花の少ない日原ですが、日当たりの良いところには咲いてました。↓ もう秋の顔ぶれ・・。
これからの山歩きがますます楽しみになってきました。
(^-^) 

Hanatati_1
ヤマトリカブト(花はこの株のみ) 
 ヒヨドリバナ  かわみどり  いたどり?
アキノキリンソウ 
 ソバナ(下り尾根にたくさん)  ???ハギ  シロヨメナ
????     つるにんじん   ヤマジノホトトギス  ???(林道沿い)
クサコアカソ  
フシグロセンノウ  とまと??(まさか)  ???アザミ

花の名前は、かなり怪しい。どなたかお助けくだされませ。<(_ _)>

ではまた  (^_^)/~~

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