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しろうま☆花巡り3

三日目は朝日岳から蓮華温泉に下山。今まで見なかった湿性のお花たちが現れ、びっくりするやら嬉しいやら、またもや写真を撮りながらのゆっくり旅でございます。

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ワタスゲ 東北の山では、期待していながらいつも咲き終わっていた花です。
いまどき、まさか、こ
こで会えるなんて。 (*^_^*)

2006年8月21日(月)

朝日小屋 大雨雷で夜が明けた。小屋のあちこちで、予定を強行するか変更するかの、話し合いがされている。わたしたちは下山するだけなので予定通り。でも 朝日岳の山頂でいただくはずだった朝食は小屋で済ます。

〈朝日岳~白高地〉 
でるころには雨足はだいぶ弱まっていた。緑の原にニッコウキスゲが点々と咲くなか、昨日きた道を右に分け朝日岳にとりつく。ジグザグの急勾配をしのげば、草原が次々現れる。そこには、咲き始めのサクラソウがいっぱい。 そんな草原をこえ、マツムシソウやミヤマウイキョウなど現れるてくると、がーんと広い朝日岳の山頂だった。霧が濃くそのまま通り過ぎる、展望を楽しみにしていたのに残念。でも道筋にはタカネマツムシソウやハクサンシャジンなどが良く咲いて、それなりに楽しい。栂海新道の分岐点を過ぎると、ガレの急勾配になり、あれよれよという間に降りて行く。

Cimg3446h  四方の霧がふっと薄れると、墨絵のような景色が現れた。雪渓からもうもうと霧が湧き、雪が消えたばかりの草原に流れていく。そこは一面チングルマが咲いていたり、沢を越えた先はアアヤメの群生地だったり、オニシオガマがわさわさ咲いていたりする。白高地あたりだろう。ここには湿性の花が咲くのか、今までと違う顔ぶれにパチパチ写真ばかり撮っている。とくにすてきだったオニシオガマの桃色の光沢。沢や木道は歩きにくいところがあるけれど、お花の多さに目を奪われっぱなし。
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オニシオガマ                  アヤメ

〈白高地~五輪高原〉
やがて五輪山の巻き道になり樹林帯と草原が交互に現れる。深い谷底を前にして(おそらく展望地)ひといきついた。眼下も、見上げる山腹もうねる緑色。黄色や白の花が点々と見える。遠目にもピンクに染まっているのはハクサンコザクラの群生と思う。

巻き道が終わると尾根上になり、広大な緑の原っぱが現れた。五輪高原の湿原だ。事前勉強がおろそかだったので、この湿原には驚いたし嬉しかった。濃いピンクの紅花シモツケソウ、ミヤマウツボグサ、ギボウシも咲きカライトソウやワレモコウも咲いている。

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きょうは蓮華温泉泊りと決めていたので、ほんとうにゆっくり歩いたのだ。こんな広大な草原にほとんど人がいないなんて。大いなる開放感は念仏ヶ原(月山)を思い出した。木道で寝ていても大丈夫なのだ。

〈カモシカ坂~蓮華温泉〉
Cimg0066s 原っぱから樹林帯に入るとガンガン下りはじめる。カモシカ坂だ。樹林の中ではソバナやジャコウソウ、ミヤマレイジンソウ(白いトリカブトと思った)が咲く。大きなブナやダケカンバの脇を過ぎる
。(^o^) 今回は草原が多く、こういう深い森の感じは久しぶり。(^O^)(^o^)(^O^)、でも長すぎる下り。まだか?まだだ、まだか?、まだだ?・・・やっと沢音が聞こえた。
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白高地沢は思ってたより激しい流れ。空はいつの間にかカンカン照りの真夏モードになっていた。数組のパーティが河原でお昼中。わたしたちも右にならえで陣をはる。なにより嬉しい冷たいお水、顔も洗えるし体も拭ける。
↓白高地沢の橋

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お昼を済ませた。あとちょっと登れば蓮華温泉だと、つい勘違い。もういっこ瀬戸沢を越えねばならないのを忘れていた、登りのないまま瀬戸沢に出たときは「あ、そうだったなぁ。」とがっくりしたけど、これでホントの最後の登りだけ。と思えは気も張って、疲れているはずの足は、すいすい階段を上がる。あの神懸かりはなんなのだろう。

兵馬の平の湿原はシモツケソウが真っ赤なフィナーレを飾る、この先の自然歩道沿いのお花はほぼ終わり、水芭蕉の葉っぱが巨大化してせっせと体力を蓄えていた。キャンプ場を過ぎ 前方の山肌に蓮華温泉の源泉が見えると、ほどなくロッジに到着する。

Cimg3466 五輪尾根のタムラソウも大きな花咲かせ(^-^)♪

蓮華温泉泊 
 夕食付き 7600円(だったと思う)

相部屋のかたは山に登らず温泉が目的とか。
「露天風呂、いいよ~」とおっしゃった。


ということで、翌朝、ロッジの朝食時間をねらって露天風呂巡り。
(おかげでひとけなし) 
屋根も囲いもない展望温泉につかれば 青い空に雪倉岳、赤男山、朝日山と、歩いてきた山々が見晴らせる。朝の清新な空気、お湯加減もグッド。こころゆくまで何度も出たり入ったり、薬師の湯、仙気の湯、黄金の湯と回り、それぞれのお湯を楽しんだ。
Cimg3572s
薬師の湯                          仙気の湯

これって最高の山の〆。やみつきになりそう (^-^)

蓮華温泉からはバスで平岩駅へ、そこから各駅列車でのんびり帰ってきた。(南小谷駅でビールとお弁当を調達す) これで2006ba_sobuの夏物語は終わりです。

ではまた  ^_^)/~~~ 
サァ、お次は、初秋のいつもの山歩き!  

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コメント

お姉さま!早速にアップですね♪
こちらこれからです→お盆に登ったのに・・・。

お花も二週間遅いとかなり違いますね。
でも今年は雪が多いため、三シーズンの花が楽しめました!

蓮華温泉の野天風呂に入られたのですね。
今回パスしました・・・虫と人が多かったから。
以前入りブヨに刺されましたよ(笑)

投稿: さくら | 2006年8月29日 (火) 12時58分

ほんとにいい時に行かれましたねえ。一気に読みました!
素敵な花の山旅・・この言葉がぴったりですね。

私は白馬というと変わった姿のウルップソウと白馬大池の上部のハクサンコザクラのピンクのじゅうたんがすぐ目に浮かびます。

夏山最盛期でも山選びで静かに楽しめるんですねえ。
テントでなくてもいいんですね♪
いつか歩きに行きた~いです。

投稿: カルディナ | 2006年8月29日 (火) 21時23分

さくらさん、いいなぁ、また登るんだ!!
こんどはどちらのほうかな?

ことしの白馬のお花の咲き方は「特別だよ」って地元の方がおっしゃっていました、ワレモコウとワタスゲがいっしょに咲き、ムラサキセンブリとショウジョウバカマも咲いていた。出かける前にさくらさんの写真見て、わたしが行くまでさいててくれるか心配だったけど、良く咲いていました、チングルマの花の群生をみられるなんてね(^-^)ラッキーです。

蓮華温泉、露天風呂入れるとは思っていなかったけど、朝食時間っていうのは穴場だと思います。 一番奥の湯ならロッジから20,30分かかるから、しばらく ゆっくり入っていられました、小虫は服にたくさんとまりましたが、刺すようなのはいなかったみたい。

そういや、朝日小屋では 3人に一人は新潟の人、白馬山域は新潟に近いのですね、

投稿: ba_sobu | 2006年8月29日 (火) 22時42分

こんばんわ~。
通して見せていただきました。
ほんとに素敵な山旅でしたね、文章からヒシヒシと伝わってきました。

文中でも触れていましたが、今年の白馬は特別だったようで、花も素晴らしかったですね。

昨年の雨の飯豊といい、また一つ良い思い出ができましたね。
冥土まで持っていけそう^^;

自分も楽しませていただきました、感謝!

投稿: Hg | 2006年8月29日 (火) 22時53分

カルディナさん こんばんわ
今回は偶然でしたが、ラッキーでした。まず8月中旬っていうのは、おおあたり。
ウルップソウ 初めて見ました。 最後のひと花ってかんじで、そこだけに2株。そのあと、例の変わった葉っぱの枯れかかったのがやたらありました、最盛期にあれに花がついたら、さぞや見応えあるのでしょう??

今回のコースは8月ということで、タカネマツムシソウをねらって決めました。登りの猿倉~白馬岳~三国境は さすが北アルプスの人波ありましたが、そのほかは、人は静かでお花は賑やかでした。コマクサが歩いている靴のそばに咲いているのです。
でも下山してからが不便なんです。そこのところ、腹をくくって一日~半日余分にかければ、山の楽しみは二倍です。 つらい思いや危険な思いをしないで、静かな花の山を満喫できたら、最高です、 そんな情報(アイディア)あったら、こっそり?おしえてください。

投稿: ba_sobu | 2006年8月29日 (火) 23時00分

Hgさん、長々とよんでくださってありがとうございました。
じつは、今回書くの なかなかうまくいかなかったんです。でも、わたしの 気持ち・・・というか お花に圧倒されっぱなしな、雰囲気でもお伝えできたのなら、まぁ、いいかな(^-^) 
今回は三日ともお花の植生?というか、種類?が違うので、このちびた脳みそから 溢れてしまっておりました。
白馬は 山が優しくて、北アというより東北の山を歩いているようでした。 針ノ木あたりって、どうなのですか?

飯豊は、まだ登った山にはいっていないです。憧れの山のまま、今回つくづく思ったけど、飯豊の稜線に上がるまでの険しさはすごいんだってことです。白馬でも時々急勾配がありましたが、飯豊はこれが何時間も続くんだって、思っていたのです、来年は飯豊に行かなきゃ・・・・・

あと、まじめなこといえば お花むずかしい。。知ったかぶりの生半可な知識って、目を曇らせますね。いつもの、反省また繰り返しじゃ。

投稿: ba_sobu | 2006年8月29日 (火) 23時27分

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