« 丹沢・菰釣山、緑の回廊 | トップページ | 笠取山のアズマシャクナゲ »

ゆるやかな緑のうねり日原

  2006年6月3日(土) 
日原の森にそっと入らせてもらった。森のあちこちで新緑が溢れていた。この静けさはま
るで湖の底、湖底に湧く泉のように緑がとめどもなく噴きだしていた。
森はエネルギーに充ちていた
。(画像↓をクリックすると少し大きくなります)

Cimg0017ss

小川谷林道の終点から三又に降り下段歩道を戻るように進み四間小屋尾根に取り付き少し登って上段歩道に入り、タワ尾根から派生する何本もの枝尾根のうねりを越え滝谷に降り、対岸のザレザレ急斜面に這い上がり、その尾根をくだり裏側の谷のトラバース道をとらえ、道なりに上がった枝尾根を詰め喜右衛門尾根(上滝尾根)へ向かう。

Cimg1266_1 〈スタート〉小川谷林道から三又への道に入ったとたん、緑が押し寄せてきた。ガクウツギやヤマツツジがさりげなく咲いていた。

Cimg1275
三又はいいところ。沢が集まり岩の間をぬけて行く。苔むした橋が架かり奥へ奥へと誘ってくれる。優しく枝をさしのべる梢の葉が細かに震えている。絶えまなくきこえるせせらぎの音、空気の流れ、やわらかな光りが射している。

Cimg1292_1

下段歩道を歩く。ガクウツギがよく咲いている。6月の森の香りだ。陽ざしがだいぶ強くなってきた。青空さえ覗いている。登り勾配になり汗が噴き出してきた。

Cimg1320

四間小屋尾根を少し登り、右に分かれる上段歩道に入ると雑木の緑がわっと押し寄せてくる。ブナや楓?の大木が目にとまる。きょうはゆっくり、そんな大木にいちいち近づき枝ぶりを確かめ幹の太さを実感しウロを覗いてみる。みどりみどりの間をぬけていくうち、雰囲気が変わったことに気づく。「もしやこの辺がシオジ平ってとこ?」 komadoさんは親しみを込めてそんな愛称でよんでいた、ああ、ここがそうなんだ。ザックを置いて写真をパチパチ・・・「この先ずっとこんな感じですヨ」 そうか、シオジ平はまだずっと続くのか、(^^)

Cimg1319
すらりとした木はシオジ? ここのはカツラだってスラリとしているね。 サワグルミとどう違うの? 大きな葉っぱのカエデもあるし(ハウチワカエデ?)、イロハモミジもあちこちに見える。

Cimg1325s_1

苔むした石がごろごろしている場所もあった。老木が横たわり大地に還ってゆく景色、まっすぐに伸びた堂々たるブナ。かすかに延びる上段歩道は、昔からこの森と暮らしてきた人々の綿々とした営みの痕、かれらはこの森を愛し大切にしてきたのだと思う。

Cimg1347h

やがて水音が聞こえてきた。小さな滝が勢いよくほとばしっている。滝谷? 対岸に渡りまた尾根を越えてゆく。新しい林が現れ新しい緑があらわれる。そんな森のなか、五感のすべてを愉しませながら三又に戻った。

Cimg1274s_1

道しるべなき初めての森をこんなふうに歩けるのも、先を歩いてくださるkomadoさんのおかげ、ほんとうに感謝です。

では、また (^^)/~~~

|

« 丹沢・菰釣山、緑の回廊 | トップページ | 笠取山のアズマシャクナゲ »

コメント

ba_sobuさん、ちょっとお邪魔させていただきます。

タカです。

写真がおしゃれなら、文章もおしゃれですね。

それではまた。

投稿: タカ | 2006年6月16日 (金) 07時37分

タカさん こんばんわ
こちらにもいらしていただけて 光栄です

>白絵の具 打ち撒きたるたるは 森苺

こんなおしゃれができますタカさんから 文章やましてや写真をおしゃれだなんて・・・・ホントにおはづかしい限りです。(がらがら、がっしゃーん ◇▲□▼◇■◎~)

ところで 森苺って 白花へびいちごの別名なのですか?
それとも 白い苺の花一般?とか・・・

これからもよろしくお願いします。

投稿: ba_sobu@水曜日 | 2006年6月16日 (金) 22時20分

シロバナヘビイチゴのことです。

標準和名「モリイチゴ」別名シロバナヘビイチゴです。

シロバナヘビイチゴのほうが分かり易いですけどね。
それで、ピッキオの図鑑では、シロバナヘビイチ
ゴの方を使っているんだと思いますが。

投稿: タカ | 2006年6月17日 (土) 09時44分

ありがとうございました。
森苺って語感がいいですね 漢字より ”もりいちご” かな? 成ったら一粒食べてみたいです、

投稿: ba_sobu | 2006年6月18日 (日) 12時52分

もう少し正確に書きます。

和名(標準和名)モリイチゴ
別名      シロバナノヘビイチゴ

属名  オランダイチゴ属

学名  Fragaria nipponica Makino

ということで、命名者は牧野富太郎博士、おそらく、シロバナノヘビイチゴという名前で、呼ばれていたんでしょう。
しかし、けっしてヘビイチゴの仲間、ヘビイチゴ属ではありません。
Fragaria ---オランダイチゴ属
nipponica Makino---種名

もう一つ、オランダイチゴ属に、
ノウゴウイチゴ(Fragaria iinumae Makino)
というのがあり、こちらは牧野博士の発見のようです。

美味しさは、こちらのノウゴウイチゴの方が、絶品だったです。
北ア、後立山連峰、七倉岳のテント場から水場へ行く途中にあったと記憶していますが、お店で売っているイチゴより格段に美味しかったです。

投稿: タカ | 2006年6月19日 (月) 07時51分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ゆるやかな緑のうねり日原:

« 丹沢・菰釣山、緑の回廊 | トップページ | 笠取山のアズマシャクナゲ »