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春らんまん桃李の巻

2006年4月9日(日)晴れ

甲府盆地が桃の花のピンク色に埋もれるこの季節、笛吹市(旧境川村)の大黒坂を出発点に芦川北側の稜線△1171.8mに出て、東に向かい、△1235.1m(春日沢の頭)から北尾根を下る周回コースを組みました。

Cimg9783s                       帰りがけ立ち寄ったふるさと公園で、    桃と桜の競演(^-^)

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中央道を一宮御坂ICで降り、桃畑の中の一般道を西に走る(Kさん運転)。パッと目に入るはずのピンクの桃花はどこ?? (開花にはちょっと早かったかしら?) 今にもほころびそうな大きなつぼみがチト恨めしい。                                                          境川ゴルフ場の東端からとりこうと、黒坂オートキャンプ場の手前に駐車(2.5万の大黒坂の南) 朝7時前だ、冷やっこい空気が顔に当たると、高揚感わいてくる。北の空にぽっかり、北岳や間ノ岳や甲斐駒の白く大きい姿、「ああ、そうだった、おととしの桃見山行とおなじ景色で、きょうも始まるんだ・・・」(^^)嬉しい             Cimg9641s

すぐそばに水神さま?が祀られ、傍らのヒガン桜が満開、たわわに咲く細かな花塊はソメイヨシノより色濃く晴れやかな感じ、お会いできて嬉しいな、(^^)単純?

                                                  

Cimg9644s 登りはじめは涼やかな雑木林、芽吹きが今にも始まる、そんな尾根をすいすい△849.3mに到着。ピークを越えると二重山稜のような地形が現れ、ちょっと「不思議感覚」あじわえて、嬉しくなった(^^)!

木の間越しに見える南アのジャイアントな白い塊は、時間がたつにつれてくっきりしてきて、これまた嬉しい。あら、カヤトが出てきた。右前方が開け鶯宿峠をのっこす林道が、山肌にはっきり直線を刻んでる、なぁんだ、この尾根も林道でぶった切られていた。(標高1050mくらい)

Cimg9669s 日当たりの良すぎる山の中の、誰も通らない立派なコンクリ道に立っていると寂しくなちゃう。でも、南アルプスの荒川も赤石も見えるのだ、八ヶ岳もぽっかり浮かんでいる、とくに赤岳、あんなに筋肉モリモリとは!

← 防火帯を直登、ふりかえれば八ヶ岳。    △1171.8m三角点がカヤトに中に出現す。      あ、そうか、思い出したぞ(やっと) 前、この三角点探しをしたんだっけ(^^)

ハイ、無事、芦川北側支稜に乗りました。       ちょうど西から来た人が、「ココどこですか? 鶯宿峠から来たんですけどね、さっき名所山って道標あったんだけど、早すぎるんだよねぇ、よくわからない、・・・」そうそう、ここの地名表示って、地図と道標が一致しているとは限らず、ふつうは混乱しますです。

Cimg9679s この稜線はいたる所にアヤメが咲くとか、思えば夏に来たことがない、サラシナショウマの花殻もあったので、いろいろなお花が多いのかも。稜線は防火帯になっていて左(北)側に開放感。写真→正面のピークが2.5万地形図で名所山、現地に「春日山最高点1236m」の名標が立っているところだ。

黒坂峠でまた林道がのっこしている、歌碑やベンチがあり。はじめて南側に少し展望、トンガリりの山は『節刀ヶ岳』、となりは『鬼が岳』、その右に富士山が顔を出していた、ヤッホ(^^)

Cimg9689s_1 地図上の春日山はかなり地味。周りが松や檜の植林で、薄暗いからかも。 

対照的なのは『春日沢ノ頭』別名『崩山』、△1235.1m三角点もあるし、アンテナも立つ。きょう最高の展望地だ。Cimg9696s    南アルプス 勢揃い。赤石・・・・・・・・甲斐駒まで。                                                   

Cimg9707s

下山はここから北に下る尾根。入り口には「稲山→」の名板も掛かり道もはっきりしている。「いい道ねぇ」 雑木の良さを堪能しながら調子よく下っていたらカラ松林になった、なんか、足元が煩わしい、バラヤブちくちく、写真→  どうもヘン?と思っていたら尾根の左側にちゃんと道あった(笑)。1110mあたりで、広々とした台地になり、尾根は左右に分かれる、右の尾根は多少やぶっぽそうだけど、行ってみたい道だった。Cimg9732s                          きょうは左。少し進むと『稲山』という山梨県の道標が立っていた。巡視路風の黒い階段もあり、なんとも安全な道だった。ホラ、甲府盆地が見下ろせる。心なしか、朝よりピンクの色が濃い。♪♪  ということで、800mの難しそうなポイントも道なりで尾根を繋ぐことが出来、△767.5mも確認。

Cimg9719s                         このあたりまで下りると、カラ松は芽吹きが始まり、うすみどりのベールをまとってる感じ。ところでわたし、どうもこのころ、スミレを見ると観察するヘンナ・クセ(笑)・・・・          綺麗なうなじをパチリ。

771mピークが近づくと、同行のKさんもわたしも、ムズムズしてくる。              「ね、このあたりで西に下りれば、車を止めたところに出られるのよね」 「すぐそばよ、沢もないし」 「下りちゃおか」 「そうしよう」・・・疎林の中を、尾根を拾ってぐんぐん下る。なんともシュンランの林、食べられるくらいな、たくさんのシュンランの花咲く。                                       そうして案の定、道に出た。2.5万の八反林あたりの林道だ。でも、家はない。石垣、ひな段、桐の木、かつての集落の痕跡。狐川を渡り、そこが駐車場所、うっほ~い。

Cimg9772s

どうせなら、桃畑の中を帰ろうと、一般道より立派な農道を走る(運転はkさん<(_ _)>)           きょう一日で、桃の開花が一段と進んだ気がする。ホントに。桃は五分~七分咲き、白い花はスモモ(李)、こちらはたわわに満開。                          

そうしたら桃畑の中に「ふるさと公園」というのがあった。                                                                                                                                          こんもり桜の大木が連なってる、ソメイヨシノ満開。桃の木もあり見事に満開。

Cimg9774s

スモモの古木は、たわわに花が付き、そんな畑は泡立てたような、真っ白い雲たなびいていた。スモモの花の下は良い香り・・・(^^)。

ということで、めでたしめでたし、今回も大成功のお花見でした。  

ではまた  (^_^)/~

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コメント

ヒガン桜と桃のピンク、スモモの白、そしてスミレの紫・・・。
春爛漫ですね♪
あぁ~桃源郷を楽しまれた様子が伝わります。
スミレ観察情報今後も待ってます!

投稿: さくら | 2006年4月12日 (水) 11時06分

さくらさん、いまこちら(自宅のある神奈川山裾)は桜の花ざかりです、咲いてから寒い日が続き、長い間楽しめてます。

スミレの花は、お手上げです。とてもわたしなんぞの手に負えず・・・・デモもし、新潟に行けたら、ふだん見慣れないスミレに出会えるかもしれないなぁと思っています。さくらさんも、もしこちらにこられたら、同じこと思われるでしょうね。

桜は20日頃? きっと、一気に吹き出すように咲くのでしょうね。見てみたいわ~

投稿: ba_sobu | 2006年4月12日 (水) 13時52分

ba_sobuさん、こんにちは。komadoさんのところで坪山のこと教えていただきましてありがとうございました。

私もこの日はすぐそばで桃の花と甲斐駒から聖岳の美しい山々を眺めておりました。

本当に、あの日一日でずいぶんと花が開いた感じでしたね。今は雨の中で歯をくいしばって満開への準備中かもしれません。

今日は午前中になんとか雨はあがったようですが、どちらかおでかけになられたのでしょうか?

投稿: ゴン太 | 2006年4月12日 (水) 23時25分

ゴン太さん、こんにちわ、
朝は 桃には早すぎた! と思ったのですが 山を下りたら桃の花、ぐっと咲いていました。

一日で、こんなに咲くのかとびっくりでした
黒坂あたりは 桃も多いけれどすももが、目立ちました
スモモの白い花も綺麗でした。

大栃山は、山の形が 立派ですね。
あの界隈では いちばん秀でているように思いました、

正直なところ、ことしの桃の花は今週末でしょうね、

わたしは こんどは 実のなる頃、来たいのです
農協にいくと はねだし桃 というのを、すごく安く買えるのです(^^)  不細工だけどおいしいのです

投稿: ba_sobu | 2006年4月13日 (木) 23時44分

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