骨太の鶴ヶ鳥屋山
去年の11月14日、黄葉の中、東南尾根から登った鶴ヶ鳥屋山、 あの山頂近くの巨木たちに逢いたくて、また出かけました。今回は大幡峠からの境界尾根です。おとといの雨は山では雪だったようです。きょうは晴れ ていたし気温も高いしで、つい春うらら気分(^^)、雪道にちょっと慌ててしまいました。;;(^^)ゞ
境界尾根上部にて、この先、傾斜がきつくなります
2月22日(水) 晴
大幡(おばた)峠まではタクシー(大月から\3450)。 峠付近が工事中だったので10分ほど戻る感じでヒノキ杉松林にとりつきました。林の中は雨上がりのしっとりした空気、木陰が気持ちよい暖かい朝です。 境界尾根に合流するまでの30分は、勾配も少なくよいウーミングアップになりました。作業道が横切ります。 合流した境界尾根は植林の松と杉の美林です。ゆるやかなこぶを乗り越え、枝越しの富士山を眺めながら西に向かいました。 やがて見るからに急な斜面が待ちかまえています。四つ足を使ってエイサエイサ、噴き出す汗をぬぐいながら、右から寄ってくる尾根を励みにがんばります。『よいっしょ、』950mの台地に乗れば前方の空があけてなんとカヤトが見える、「あっ、きっと林道だわ」(意外に早かったじゃない?)とほくそ笑みながら、カヤトをぐいぐい、寄せくる強い陽ざし、手応えがうれしい、オイヌノフグリが咲いている(^^)、ぐいぐい。林道に出たぁ!
・これが『展望ひろば』、林道脇のお休み所です、富士山、三ツ峠、、、、、270度の大展望、すっかりくつろいでしまいました。
さぁ、いよいよ登りの後半、さらに急勾配が待っています、少しでもよきとりつきをと歩くうち、結局前回(2005.11.14)と同じ場所から乗りました。境界尾根に合流するまでなんと40分も急登をしいられました。
境界尾根に乗ってから、落ち葉の記憶のすてきな撓みが待っています。 2月のきょうは明るい雪の道、いままでのハァハァぜーぜーから、ほっとするひとときへ。お猿の足跡がにぎやかです、左の写真でおわかりでしょうか?
二つ目のたわみから巨木が現れます。みんなは初めてなので、「わっ、すごい、すてきね!」と感激の声(@_@)。 わたしは「ね、いいでしょ?」といささか自慢げ(^^)
このあとは巨木を眺めながら最後の急登。もうすぐもうすぐ、あの先に青い空がみえるじゃない!
肩に乗りました。三角点の山頂まで、惜しむようにゆっくり歩きます。晴れわたった空は明らかに春の色。
鶴ヶ鳥屋の山頂ではお化粧直しをした富士山、枝越しに南アや八ヶ岳、そして奥秩父が出迎えてくれました。わたしたちは雪のない南斜面に腰を下ろし、穏やかな陽ざしを、ほんとうにゆっくり楽しむことができました。
下山は一番安心な、ヤグラからの道にします。山頂からは先人の足跡があります。稜線は大きなブナやミズナラも多く、意外にぐねぐね曲がっています。 で、道標の笹子への道の分かれるところ、記憶の大ブナのあるポイント、でもヤグラはなかった。最後にここにきたときはあったんだけど・・・?。
下山道はピークからの尾根道じゃなく横からトラバースするのです。靴跡は凍っているので気をつかいました。山側に体重をかけ「エッジを効かせてね」「じゃ、ダブルルッツで降りるわ(笑)」「わたしはトリプルループで(笑)」と訳のわからぬことを言いあいながら、、、、だって今朝がた、トリノのフィギュァを見てから出かけたんだもん(^-^)。 トラバースが終わり尾根に乗れば、もうすっかり安心モード。日の長くなったのを感謝しつつ笹子に降りました。
最後まで風のない暖かい日、鶴ヶ鳥屋山をこころから満喫できた一日でした。 きょうのやりのこしは『ササイチでおそばをたべること』、次回のお楽しみです(^-^)
大幡峠08:40-境界尾根合流09:25-林道10:10/10:40+10-境界尾根11:30-鶴ヶ鳥屋山12:40/13:40 -ヤグラ14:30- 林道15:00(15)-笹一16:20(15)-笹子16:40
ではまた (^^)/~~~
| 固定リンク
| コメント (4)
| トラックバック (0)
最近のコメント