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矢平山の北西尾根

おなじみの前道志・矢平山に、初めてのルートでと、北西からの尾根を登りました。先日の雨のせい、山の空気はしっとり甘くかすかに春を想わせました~

CIMG8052s   塩瀬沢、古い堰堤を右岸から左岸に。

2006年1月18日 曇りのち晴れ  4人

矢平山北西尾根とは、梁川の塩瀬沢を遡った二股から派生し509m峰を抱える尾根です。とりつきまでの沢歩きも楽しそうだし、ステキな雑木林にもあえそうです。

梁川駅下車。桂川を塩瀬大橋で渡り、塩瀬沢を塩瀬中橋で渡ると、瑞淵寺というお寺があります。お寺の裏から川に沿う山道を降りてゆきました。その道は、すぐ真新しい舗装路にぶった切られていたので、仕方なく車道に上がりました。

CIMG8050s 車道が塩瀬沢を越えるところで、再び川におります。歩けそうなところを拾い、右岸左岸と渡り返します。危ないところはなく、綺麗な流れを渡ったり岩を乗り越えたりおもしろい。「でも、時間がかかりそう」                         そのとき右岸の上方に石垣発見。もしやと上がってみると、やはり道。下流から延びてきてるのです。「なぁんだ、こんな良い道あったじゃない」「どこで見落としたのかなぁ」 ま、いいか。これで沢の流れを高みの見物しながらゆけます。

苔むした堰堤で、(トップの写真)左岸に移り、画面左上に延びる山道を行きます。CIMG8055s 支流を渡り小尾根を越え、梢の先の赤い芽や、下から響く瀬音や、湧いてくるよな小鳥の囀り、春まだ浅き山懐に抱かれる感を味わいながら・・・ぽわ~ンと歩いていると、小さな滝がありました→ 滝の上は緑の石、畳のよう、やわらかな陽ざしの流れをわたります。                                                                 その先で? 「ね、こっちでは?」 あら、そうだ、沢の出合いから盛り上がる、これがきょうの矢平山北西尾根です。

CIMG8067s 恩賜林標の現れた急勾配を一気に登り詰めると、岩がにょきにょきな509m峰。あとは緩急取り混ぜの(急が多し)尾根伝い。690mほどの落ち葉の広がる台地にたてば、裸木をすかし奧多摩方向がよく見えます。このところご無沙汰している奥多摩の姿かたち佳き山山に 『あいにゆきますよぉ (^o^)/ 』心の中で言う。前方の矢平山まで、あとひとふんばりです。CIMG8079s

矢平山は、西の肩から山頂までの雑木のプロムナードが魅力。山頂でランチのあと、大丸回りの尾根道を四方津に降りることにしました。ヒノキ林を抜けると雑木に変わり、旧大地峠があります。「時間もあることだし甚之函山に寄っていこう」 南の小和田から上がって以来の山頂の、植林はより色濃く展望は皆無、山の存在がますます薄れた感じ。

大丸山までは、山歩きを始めた頃の思い出もあり、雑木爽やかなよい道なのですが、右下のピカピカ舗装路とコンクリ白い擁壁に目がゆき、しょんぼりしてしまう。

CIMG8089s 大丸山で休憩。高柄山方向の展望。「標高ないけど高柄山って健脚向きナノヨネ。」などとおしゃべりしながら、お茶いれて、いつしか地図を広げて山座同定。(いつもと違う方向のせい) 「あれタンザワ?」 にわかに信じがたいけど、あれは丹沢でしかあり得ない、みなシブシブ納得の、ステキな不思議な山塊もありました。 (^^)

CIMG8090 下山はお好み峠道(^^)。                                                                                                                    山腹下ると、『工事中』で登山道が変更されてます。「まさか?」、そう、まさかの林道の延長工事でした。刈られた切り株香り立ち、剥がされた山肌は生々しい、ああ、ここにはしばらく来られなくなるだろうと、おもったのでした。

・・

CIMG8094 梁川08:55-瑞淵寺09:30-堰堤10:00(10)-とりつき10:37-509峰11:05(15)-矢平山 12:30/13:15-旧大地峠13:25(+甚之函山)-大丸14:15(15)-四方津16:00

※ 松浦隆康著「静かなる尾根歩き」を参考にしました。

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コメント

ba_sobuさん おはようございます

矢平山北西尾根を最初に訪れましたのは、10ほど前になります。東京近郊にありながら、夏でも納涼味があったことが魅力でしたが、それに加えて、尾根が、静かな深山幽谷の二つの沢の出合から身を起こす所が気に入っていました。
その後、塩瀬沢の雰囲気が道路工事でちょっと失われてしまったのが残念ですが、苔むした堰堤から先は、旧来の面影を残しているようですね。
私が最近歩いたのは16年2月ですが、道路の完成によってその前後の様子が変わったような気もしますので、近々、歩いてみようと思います。
塩瀬沢と矢平山北西尾根の最新情報をレポートしていただき、ありがとうございました。
『青空に雲が光る』を開くのは、私の日課になっています。ba_sobuさんの<山歩き>を今年も楽しみにしております。

投稿: 筆まかせ | 2006年1月22日 (日) 04時11分

ba_sobuさん こんばんわ

今朝、近々と申しましたが、早速、本日(1月22日)、矢平山北西尾根を再訪しました。
すると驚いたことに、瑞淵寺の上部に舗装道路が延びてきていました(以前はなかったものです)。この道路を塩瀬沢右岸に沿って進みますと、いちのせ橋の横(右岸側)に石段があります。これがそのまま右岸の道(路肩が石垣)に通じており、苔むした堰堤に至ります。以前は、瑞淵寺から迷うことのない、右岸の一本道があったのですが、工事によって変わったようです。石段さえ分かれば、あとは苔むした堰堤に導かれます。舗装道路の法面の上部にも細道があり、それをたどってもよいのですが、擁壁の上を通過するため、お勧めはできません。瑞淵寺から石段は約5分、石段から苔むした堰堤は約5分でした。
再踏査するきっかけをつくっていただき、 感謝です。『静かなる尾根歩き』を改訂する機会があれば最新情報に置き換えたいと思います。長文になってしまいましたが、ご報告まで。ありがとうございました。

投稿: 筆まかせ | 2006年1月22日 (日) 18時08分

筆まかせさん こんばんわ
さっそくありがとうございます。

いちのせ橋とは 例の舗装路が塩瀬沢を渡る橋のことですよね
石段は、・・。その石段で河床まで下りてしまったようです。

>瑞淵寺から石段は約5分、石段から苔むした堰堤は約5分でした。

しかしわたしたちは 堰堤まで30分もかかってしまいました。もう少し注意力(観察力)があれば、その道に気づいたのにと思います。

今日は雪のあとで わたしたちが訪れてから、たった4日違いなのに、あの沢道や尾根は別の世界を広げていたのでしょうね。
つきることのない山の魅力を感じます。

ありがとうございました。これからもいろいろなお話を、お聞かせください。

投稿: ba_sobu | 2006年1月22日 (日) 22時27分

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