丸尾山2・トホホの林道歩き
遅くなってしまいました。<(_ _)><(_ _)> http://1203.air-nifty.com/_aozora/2006/01/post_faac.html 『丸尾山・・愛らしき小峰たち↑』1月15日(日)の後半です。 (前回)愛らしき小峰たちの最後の918m峰から、うす笹のドームの広がりを急降下。トントン下り、うまく小尾根を捉えることができ、大棚橋のすぐ上流側におりました。(^o^)v くだり最後の小尾根からの、青い空に東丸と西丸→
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第二部 だらだらの林道歩きは、苦行だよ。急変!黒雲湧く空、雨粒さえも・・
大棚橋でホットしたのもつかの間、南の空には怪しげな黒雲が湧いていました、イヤな感じ。それで休まずに南へ向かいました。地図に時間を記入しながら行ったのですが、水平道は尾根を忠実にまきながら作られていて、ちっとも捗りません。やっと着いた丸尾沢橋でランチ。ついに雨が降ってきました。急いで出発。日向沢橋通過、谷側は霧に包まれてしまいました。 ほんとうは二ノ沢と一ノ沢に挟まれた尾根で登り返すつもりでした。でも林道歩きにすっかり飽きて、早めの良さそうなとこから上がってしまおうと心変わり。それなのに、曲がっても曲がっても同じような景色が続きます。近づいて来る尾根はどれも黒く暗く、その末端は工事で削り取られたままの崖、入山を拒否されてる感じです。
四ノ沢通過、霧がうすれ空も少し明るくなったは気のせい?。 左の谷底は世附川の支流、清麗な流れです。静まりかえる山々には沢音が響いています。山の深さは自分を小さく思わせるけれど、自然のおおらかさも感じさせます。同化してしまいそうな懐の深さです。そんなとき、対岸にかつての人の営みを見ました。不意をつかれ息を呑みました。そしてしばし、苔むした跡に魅入っていたのです。そこは一ノ沢が合わさる手前、ゴーゴーとした流れは遠目にも惹きつけるものがありました。
第三部 とにかく上がろう!、上がれば尾根は導く、霧は流れる~
予定より早いとりつき、二ノ沢三ノ沢の挟まれた尾根で上がることにしました。尾根の末端を回り込んだ小沢のキワからです。上がれば杉林。足元は枝が散乱し歩きにくいけど藪なし、そのまま順調に高度を上げていくと、 ふいに濃い霧の中からでっかい送電塔の姿が現れました。山の中の巨大構築物はシュールな生きものに思えます。骨組の美しさ際だつ異形のもの? この台地で休憩、昼前に林道に下りてから、はじめてのホッとできた時間でした。「あれが丸尾山かしら・・」霧に見え隠れする稜線は、思ったより遠くに流れ去っていきました。 あとは尾根なりに足をはこべばよいのです。送電巡視路でもあるし、雑木林ヒノキ林、交互に現れる霧の道で、あっけなく三国峠からきた林道に出ます。 このまま林道を右に行っても良いのですが、雑木の良い尾根が『こっちへいらっしゃい』っていう感じで、手をさしのべているので、雑木の尾根を伝って稜線に上がりました。鉄砲木の頭から一コ北の1250m峰です。 曇り空で富士山は見えなかったけれど、セピア色の夕暮れの雑木林、深い落ち葉を踏みながらぽんぽん跳ねるように下り、朝の分岐の小山を過ぎ、切通峠を抜け、駐車場所に戻りました。
今回はオモテとウラの二回分の山歩きをした感じです。 オモテの「丸尾山の愛らしき小峰たち」は反芻も楽しいすてきな道でした。そしてウラ、山を下りた直後は「トホホ・・・」なんて思ってました。 でも 日にちがたったいま、一ノ沢、二の沢あたりの谷のようす、山のようすがふいに蘇ってくるのです。そして心の中のしじまに「も一度こいよ~」と 言葉のないこだまが返っているような、不思議な感覚が起こるのです。 コケ?→
・・・大棚橋11:30- 丸尾沢橋12:10(35)-四ノ沢橋13:25-とりつき14:00-送電塔No.266 14:40(15)-林道15:15-1250m縦走路15:45-切通峠16:15-P16:25
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