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魅力てき◆鶴ヶ鳥屋山

鶴ヶ鳥屋山本社ヶ丸から繋いで歩くと単なる出っぱりのよう、中央線から見える姿はなかなか立派なのに・・・。さて今回、komadoさんとご一緒に南のつるぎから南東尾根を辿りました。そしてこの山の魅力を知ることになったのです。

turugatoya    つるぎから眺めた鶴ヶ鳥屋山  

鶴ヶ鳥屋山は大きな山でした、豊かな雑木林をはぐくみ、ブナ・ミズナラ・松の巨木を静かに抱えている山でした。

11月13日(日) 快晴

都留から宝鉱山行きのバスにのると満員、立ち客が出るほどでした。ちょうど中学生の地学部の十数人が乗り合わせていたのです、「鉱山跡に岩石をとりにゆきます」ということでした。わたしたちは上大幡で下車(次の「つるぎ」が正解)しました。

南東尾根のヒノキ林にとりついて、 20分ほどで雑木林に変わりました。

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明るい黄色の葉っぱに混じって、いろんな実がなっています。まずサクランボのような赤い実に気づき、「しなびているけど、やまぼうし?」 それならと、ぱくっ。「間違いない」「食える」。 お次は小さな固く赤い実です、「えいっ!」 口に放り込みます。 「うひょっう!、ウマーイ」 「ほんと、リンゴの味がする」 みんなでむしゃむしゃ?食いました。 「あ、ムラサキシキブだ、」「色がなぁ・・・食う気しねぇ、」 それならと、わたしがパクリ、「ぺっ」 こりゃ小鳥さん向きですワ(笑)。

ほどよい尾根の広がり、どこまで続く黄金色の雑木林、ぐいぐいぐい勾配が増してきました。「ハチマキ林道のガードレールが見えるぞ、もうすぐだ」 わたしは急勾配に遅れがちです。CIMG6989s やっと林道に出ると、先着二人は「サルがいるよ」「あっちにもいるぞ、こっちを見てるよ」といってます。 わたしたちは木陰に腰を下ろし お猿に見物されつつ、パンを囓り栄養をつけました。擁壁の上には、今までにもましてすてきな雑木林の彩りが続いています。 (^^)

擁壁の低いところから、どうにか上の尾根に乗り、じき境界尾根に合流。しかし急勾配はあいかわらず続きます。お猿さんたちはわたしたちを追ってくるのか?、見え隠れしています。 「おらァたちのナワバリから、はよ出ンでておくれよ」 ちん入者が気になるんでしょうね。やがて勾配がゆるむと、葉の落ちた木が多くなってきました。落ち葉いっぱいの撓みって、眺めてるだけでもホント心地よいです。そこをサァッ~と降りるのですから・・・・ (^^)

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「さぁ。こっからだ、いよいよ鶴ヶ鳥屋山への最後の登りだァ」 地形図の密な等高線     150mのところです!、それがそれが、なんとも大きな木が現れ始め・・・・。

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驚いた。鶴ヶ鳥屋山はなごみの雑木林の山って思いこんでいたけれど、わぁ、こんな木を、こんなに豊かに抱えていたなんて。 写真を撮り、そして急勾配に喘ぐ息を整え・・・・みんなに遅れても仕方ないと、言い訳しながら登っていきました。

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最後は木の根っこや幹をひっつかんで這いのぼり。足元がグズグズで、かなり必死に、かなり本気で緊張しつつ、はぁはぁはぁ・・・汗タラタラ・・・ 「いいなぁ、みんなもう頂上で休んでいるのだろうなぁ」 なんて思いながら、えっちらえっちら。ようよう、山頂に辿り着きました。

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←これは古い方の道標。 

ちょうど十数人のパーティがやって来たとこだったらしく賑やかな山頂でした。パーティは30分で食事を済ませ 鮮やかに発ってゆかれました。 再び静かになり、わたしたちは刈り払われた南面を見ながら、ゆっくり時を過ごします。CIMG7029s

「サテ帰りはどう降りましょうかね?」 「笹一に直行する尾根のね、その様子をまず見てね、良さそうだったらそこ降りましょうよ、」 と、山頂のひとつ西隣のピーク(1340m)にゆきます。でも、くだんの尾根をこの目で見たら、そこを下りたくなるのは自明の理(笑)。最初こそウスヤブがかっていたけれど、じき尾根が広がると落ち葉のドーム状になりました。

わたしは弾むような柔らかい感触を靴の裏に感じてます、「ああ、この感触って・・・しあわせ感というものだなぁ、」。ポン、ポン、ポン・・と降りていきます。こんな機会をあたえてくださって、ありがとう!! 山のカミサマに、トモダチに、そしてだんさんに感謝感謝。ホントニ感謝。ポン、ポン、ポン・・・・・

ささやかなマークあり、それはハチマキ林道にうまく降りられるってことかも?と、期待がふくらみ案の定、段差なく林道におりました。「おめでとう、」「ありがとう」。 対岸にはしっかり巡視路がのび順調に一基目の鉄塔をすぎます。そして下るにつれて再び色づきはじめた雑木林の中、ランラン、ホイホイ、くだっていきます、おっ、目の前には、二基目の鉄塔だ!

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CIMG7042s後ろから呼ぶ声 「ここに三角点ありますよ~」。あわててユーターン。「うはっ、808.0m三角点を知らず通りすぎてしまうところだった。まったくぅ、ただの通り道にあるんだもの」

送電塔の下では、「主尾根は右だけどなぁ・・」 注意を怠らぬkomadoさん。 「う~ん、でも、笹一に降りるんだから、左の方を行くことにしようか」  その道はかなりあやふやです。うす藪が被さり尾根の形もヤワで、それなのに急降下。ヒノキ林に入れば仕事道があるかと思いきや、相変わらずの不明瞭。こりゃ、わたしにゃ難しいかも。

サッサと先頭切って行かれるkomadoさんの後を追いかけて、すんなり船橋沢にでました。簡易水道施設があり対岸(林道側)には容易に渉れます(ラッキー)。 でも林道なりでは笹子駅経由の大回りなので、今回は川沿いの細道。それは、笹一への最短ルートだったのです。

なぜわたしたちが、笹一への最短ルートにこだわったかというと、きょうは、知る人ぞ知るというか有名な、「笹一新酒祭り」をやっているからです。にごり酒、新酒一番搾り、にごりワイン、屋内では純米酒も?・・各種の試飲を楽しみ、輪投げなんかもしたりして、いい気分で笹子駅に向かいました。「来年はどのルートで笹一に行こうか、、」 なァんて話しながら(笑)・・・ (^^)

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登り、836mあたりの雑木林

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山頂が近づくと大きな木が現れてきた

【コースタイム】 都留市駅 08:20 → 上大幡BS 08:45 - のぼりだし(取り付きを探すのに時間かかった)09:15- 836mピーク - 林道 10:45/11:00- 鶴ヶ鳥屋山 12:30/13:30- 林道 14:10 -三角点(808.0m)15:00 - 船橋沢15:20/15:30 - 笹一 15:45 - 笹子駅

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コメント

こちらのブログでは、はじめまして。
当日の朝の富士急と夕方の笹一でお会いしましたゴン太です。

上大幡で降りられた後、あぁ、あの尾根を登るのだな、紅葉がきれいそう!としばらく尾根をバスから見ていたのですが、本当に実際にきれいだったのですね。

おさるさんにも会えて、とても楽しそう。

そういえば、この夏、私は石徹白から白山へ登って一里の温泉へ下るという壮大な計画を立てていたのですが、体調不良でキャンセルとなり、ba_sobuさんのブログの記録を読んで雰囲気だけこっそり頂戴したりしていたのです。

またどこかでお会いしましたら、そのときはよろしくお願いいたしますです。

投稿: ゴン太 | 2005年11月16日 (水) 20時03分

ゴン太さん、お名前はかねがね拝見しておりました。
本人にお会いできるなんて、なかなかないことですよね。それが一日2回も。またいつか、どこかでおあいできるかも、よろしくです。

白山石徹白道は、お誘いを受けるまでわたしはまったく知りませんでした。歩いてから、貴重な体験だったと分かりました。長いけど、長い分、お楽しみの多い道とおもいます。
心残りは別山での展望と 別山平ではニッコウキスゲが満開だったのに、霧が濃く道筋の花しか見られなかったことです

投稿: ba_sobu | 2005年11月17日 (木) 23時26分

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