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御坂はもう夏、くさたちばな

2005年 6月25日 土曜日、晴れ

夏の始まりをこの目で見ようと、御坂に行った。(中藤山の東1630m峰~黒岳)

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ヒトの行かないヤブ尾根をかき分け、登る。岩の隙間から倒木をくぐると、あちこちが引っかかり、あたふたしてしまう。そうしてエイヤッと台地に上がった。わっ (@_@)  ハロー!  ニッコウキスゲのお出迎え。 「やったぁ!」 そこは眼下に河口湖が広がる展望の、陽光が惜しげもなく降りそそぐ台地だった。

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こんなところにお花畑があったなんて。こんなにアヤメが咲いているなんて。 『風が来た~ 気持ちいいね~』

お花を、景色をと、夢中で写真を撮っていると・・先を行くあいぼうがふり返った。「人がいるよ」「何かしてるけど」  そう、台地の頂きには15,6人ものヒトがいた

 (^^)

富士急河口湖駅からの2番バスに乗り、あけぼの荘前で下車、諏訪神社をすぎ、大久保sCIMG4755橋で馬場川を越える、きょうの尾根が青々と間近に見える。最初のピークが、どうやら伐採され片面ハゲ山な感じ、「うん、あそこは展望良さそう (^^) 」休憩予定地が早々にきまってしまった。

◆ 取り付きは松林、下草がうるさいが、おいしいイチゴを実らせているので、ゆるしてあげよう(^_-)。  やがて、杉林になり勾配もきつくなる。お花が少なくさみしい、でも見つけたよ、これ、シャクジョウソウ(錫杖草)っていうのかな・・・パチリCIMG4756s 。 ◆急勾配はあいかわらず、だんだん雑木がまざってきた、林が明るいと元気がわいてくる。しかし暑いな、たっぷり汗をかく。ときどきドカッと大岩があったりする。1150m尾根合流の手前で休憩した。目の前にヤマボウシの花。いつも見上げている木の花が、すぐ傍にいた、嬉しくてパチリ。

◆岩が多くなってきた、アラマ、今度の岩はどこからすり抜けよう? 倒木や枝が埋まってる。よっしゃ、強行突破だ。背中のザックが邪魔になる。置いても行けないので、体をよじらせたり、力ずくでよじ登ったり、どうにか出たら岩の上、ふー、ホッとした。そしたら

CIMG4773s ◆ 冒頭の写真の台地でした、お花畑の出現です。アヤメ、ニッコウキスゲ、蕾のギボウシ、オダマキやシモツケは咲いているのもあり、・・・ こんなに太っちょの赤い実の木は 「??しで」なのでしょう(→)

台地の頂きの15,6人は、パラグライダーのヒトたちでした。大きな荷物もあるので、「どちらから上がられたのですか?」とお聞きしたら、 「この下に元工場のダートの林道が来てるので、10分くらい歩けば来られるのですよ、ハイ~」だって。・・・え~、いちばん下から藪をこいで汗かいて、ヒーコラしてきたオイラはどうなるの?CIMG0078s   

◆ (パラグライダーって、おもしろそう。できそうな感じだもの、とちょっと思うが、)・・・・・

◆こちとら、ザック担いで歩くだぞ~。すぐ下る道を右に分け、くさたちばなの道を行く、白い花が林の中に、気高い凛としたたたずまい。

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1340mをこえた鞍部にはサンショウバラもさいていた (^^) 。そんな松林の道には、ニッコウキスゲの黄色い花も、クサタチバナは途切れることなし、・・・、調子よく歩いていたら、なんだか尾根が右に高まっていくよう・・・と、ここいらで尾根に乗ることに。

CIMG4797s◆ むりやりな這い登り、灌木くぐって、木枝を掴んで、急登だもの、しかたない。木の花がたわわ、ズミをパチリ、オトコヨウゾメをパチリ、ガマズミもパチリ。名前の分からない、粉のような1㎜くらいの花もパチリ(→)。尾根に上がれば少しはラクになるだろう、エイコラ、エイコラ、・・・。

◆やっと尾根に上がったぞ。なーんだ、あいかわらず急なまま。ヘイタンチ、ヘイタンチ、と、休まず行くと、すてきな平坦地が現れた、 休憩! 腰を下ろせば青い花が咲いていた、たくさん咲いていた。グンナイフウロが、静かに咲いていた。 

◆ 休憩地から10分ほど上がったところが縦走路、中藤山と新道峠の中間の1630mピーク。 さぁて、西か東かどっちに向かおうかな~。降りるに楽そうな、東の黒岳に決めた。沿道はアヤメ(青)、グンナイフウロ(青)、にっこうきすげ(黄)、ウマノアシガタ(黄)、紛れもなく丸い茎のなるこゆりユキザサ、マイズルソウ、そして、上はサラサドウダンが鈴なりの道。ときどき展望がひらけるけれど残念ながら富士山は見えません、こんなに晴れて陽ざしは強いのに。

◆すずらん峠をすぎるとブナが大きくなり、じき黒岳に到着。山頂には誰もいない。展望台にも誰もいない。ヤマツツジがまだ蕾の木もあった。木の下にはクガイソウのひと群れが、小さなつぼみを付けていた。

CIMG4875s ◆南稜を下る、梅雨時の湿った土のはずなのに、すってんすってん、よくころんだ、痛くはないし危なくもないけれど。さらさどうだん、さらさどうだん。ずっと連なっている、、いくら多くても見飽きることのない花だ。

◆板取沢への分岐、一番早く下れるが、下山地にビールを売ってない?ので、広瀬に降りることに。記憶より遠く感じて16時20分下山。出会ったハイカーの方が、「バスはこの先、T字路を右に行って左に行くの、41分発だよ」と教えてくださる。

◆あら、ちょうどの時間です。久保田一竹美術館BSが 手前にあって、41分発はその先のレトロバスBS。 ここのところ、初心者にはかなり複雑。あの方に会わなかったら、気づかなかったと思う、感謝。 じきバスの人になり、河口湖駅では すぐ乗れる特急が待っていたけれど、着替えをしたし、ビールも買いたし、次の鈍行で家路についた。

今回登りにとった尾根を、偶然、次の日にkomadoさんが歩かれました。爽やかな画像と明快な文章の記録があります。どうぞ、ご覧ください。

http://komado.tea-nifty.com/blog/2005/06/post_ef78.html

(^o^)v

【山名】 中藤山の東の峰(1630m) 黒岳(1792m) 
【地図】 エアリア「富士山」  25000地形図「河口湖西部」「河口湖東部」

【コース】 河口湖駅07:48→あけぼの荘前BS08:10-とりつき08:30(10)-1250m台地 09:55/10:25-縦走路11:45(5)-ランチ12:30/13:35-黒岳・展望台14:35/45-広瀬分岐15:35-久保田一竹美術館前BS16:25/16:41→河口湖駅

・・・・ (^^) おわり  

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草原を歩こう☆心ゆくまま

2005年 6月18日 土曜日、曇~晴れ

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南大菩薩の稜線を 心のゆくまま歩きました。真夏の頃の華やかさこそありませんが、草の陰には可愛らしい花が咲いていました。ツツジやズミは最高の花盛り、ブナやダケカンバは軽やかな新緑です。霧が流れミルク色に包みこまれていると、サーッと風がわたり青空や稜線が現れます、こんなふうに、草原はいろいろな表情をみせてくれました。きょうはどの一瞬を思い出しても心の躍る一日でした。

幕開けはヤマツツジの満開の赤色。ワクワクしながら草原に降りて行くと、四方から霧が流れ込んできました。またたくまに繭の中にいるような濃い霧に埋め尽くされ、ミルク色のなかをユラユラ歩き回りました。カッコウの声がこだまするばかり・・・・・・。いちめんの緑にはウマノアシガタ(キンポウゲ)の黄色の点々が散らばっています。しもつけそう、ししうど、おだまき、ぎぼうし・・・小さな芽が育ち小さなつぼみを付けているものもあります。

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CIMG4682ダケカンバの新緑が目にしみます。トウゴクミツバツツジは最後の花を咲かせ、その木の下は赤紫の花びらが敷き積もりなんとも豪華です。ズミも満開で、紅色の混じるのもありました。(写真→)  足元にはすずらんの花。目立たないですが多いです。                                    

CIMG4687 白谷ヶ丸近くで、径6㎝くらいの、赤だけど中心は橙色っぽい、なにツツジ?でしょう?(←写真) わたしたちは「レンゲツツジに似ているねぇ」「ヤマツツジとは違うねぇ」までしか分かりませんです。

湯ノ沢峠の間の、ミヤマハンショウツルはもうすぐ咲くところ(惜しい!)、ヤナギランは順調に育っている(愉しみ)。ノウゴウイチゴのたくさんの白い花、(楽しみ←食べれる)。そしてズミ、ズミ、ズミ、、、花の回廊。

CIMG4719 大蔵高丸をすぎた頃、陽ざしが出てきました。空が一気に晴れ上がり、夏山を歩いている気分です。草原もむんむん、日に灼けちゃうヨ・・・早くも咲いていたオダマキも うなじを晒していました。(写真→)

木の白い小花の、み~んなズミだおもっていたら「これはミヤマザクラ」と komadoさんが教えてくださいました。おしべがワワッと上向きでピッとたっていて、可愛いです。アザミの蕾も先っぽはもう紫。 木陰にはマイズルソウやミヤマカラマツも咲いていました。(2年前に見たベニバナイチヤクソウは、去年に続いて見えませんでした。)

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こんな草原の草陰には おもわぬほど多くの花が咲いています。そういう中を歩けることはなんと嬉しいことでしょう、草むらに沈んでみたり、草の匂いをかいだり、大またでザクザクと歩いたり、・・稜線に立てば大空が広がっていて、風が頬をなでていきます。樹林の中では光線も緑、見上げるとサラサドウダンの花が透きとおってました。

そんな稜線歩きも、天下石をすぎた1626m峰?から、いよいよ下山です。

東に延びる尾根を伝います。もう15時を回っているのですが陽ざしはたっぷり、意外や大きなぶなや、見事な大岩もあり(巻いてゆける)、楽しい尾根でした。

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◆ 日向部テニスコートで、大休止、何せバスまでの時間があり余ってます。コンクリ面に座るとお尻がほんわり温かく、かなりな快感(笑)。 きょうのあれこれを語り合い、ホットコーヒーを飲み、残しておいたパンを食べました。 バス停までの道すがらは、擁壁にさくコアジサイの、その容姿や生え方がどれも整っており、、うす暗い谷底には美しき白い花も見え、そんなこんなを鑑賞し 木イチゴをほほばったりしながら、バス停までの道のりも ノンビリでした。        

【山名】 白谷ヶ丸(1920m) 大蔵高丸(1770m) ハマイバ丸(1752m)
【地図】 エアリア「大菩薩」  25000地形図「大菩薩峠」「笹子」
【コース】 白谷ヶ丸-大蔵高丸-ハマイバ丸-1726m-日向部テニスコート-ハマイバ前BS

 

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きょうは、ありがとう、と、山を、草原を、花を ふり返る。

そしてkomadoさん、おつきあいくださいまして、ありがとうございました。

 (^^)

・・・・・おわり・・・・・

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名もなき草こそ

名もなき草こそ・・・

2005年 6月14日 火曜日、晴れ

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ご近所の、ごくふつうの里山の雑木林は、シデやコナラや椎や山椿、山ガキもあれば山グリもあり、ヒノキ林も混ざる、まさに雑木の林です。そんな雑木林のまん中に、なぜがぽっかり空地があって、そこは、いつも日当たりよいのです。そして、ごく、ごく、ふつうの草が生え、おい茂り、枯れていきます。けれどわたしは、その草の名をほとんど知らないのです。

梅雨の中休みのむし暑い午後3時。陽ざし充分、つまりはお肌にお気をつけ遊ばせ、ああ、もう手遅れだ。とっきょ、きょきゃきょく、とっきょ、きょ・・・CIMG4575

ホトトギスはきょうも元気だ、ふいに鳴き止むと、背中のあたりで飛んでいる虫の羽音が、聞こえるほどの静けさなり。

◆ オカトラノオ(写真→) たくさん出ている。花穂の根元あたりが、白く色づいている。満開のころは見応えありそう。◆ ありあまる陽ざしを浴びて すくすく育っているのはススキ、ボサボサな70㎝くらい。  ◆  一面に広がる赤ジソ、40㎝くらい。これは自生したのだろうか? 

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◆  ナワシロイチゴ(写真→) ここに、これほど、多かったなんて。食べられるいちご。ピンクの花咲かしてた。 不思議なおしゃれなピンク色してる。 ◆ うっ、この端正な柔らかそうな葉っぱは、アメリカセンダングサ? と思うけど、。秋になったら、油断大敵な、いやなやつだけど、今は50㎝くらい おとなし系な姿です ◆  草むらの縁にか弱くそよいでる、一群の茅のなかまは オオウシノケグサ? (大牛の毛草) 海の向こうの牧草らしい。ご先祖は船に乗って来たとかや ◆  地面を覆う、丸っこい小さな葉っぱ?なんだろう、小さな黄色い花も咲いてる。図鑑を調べた。コナスビだって。実がナスに似ているらしい、見に来なくては。 

CIMG4579。◆ はこべの太いの、可愛いこの花、何の花? はきだめぎく(写真→) なんて、あまりにあまりじゃない? 牧野富太郎先生に命名されちゃった、これも運命?  ◆ ◆  白 い花のヒメジオン ハルジオンとそっくりだ。でも区別できるよ。茎を折り中空だったらハルジオンだって、これは中身が詰まっていたのでヒメジオン ジシバリ   花終わりかけ 白い穂のもあり こんな、線のような細い姿のどこに地面を縛る力があるのかと思う。  ◆  キツネノボタン やっと花がチラホラ。  ◆  ワラビ   最盛期は過ぎたけど、まだ芽も出てくる。いただきま~した  (^^)  

◆  ?1CIMG4582(写真↓) 地を這うように、数多い 調べても分からず。これから花が咲くのかなぁ、とっても 日当たりを好みそう。  ◆ (タチツボ)スミレ 花が終わって伸長の季節、目立たなくして種を飛ばす、知恵者じゃ  ◆ シロザ?  と思う  ◆  ガンクビソウ?  と思う  ◆ 山椒のような葉(香りなし)。イヌザンショウっていうのかもしれませぬ  ◆  ?2 斑入りのシソのような葉。ときどき似たのを見かけるが・・・  、◆  葉っぱの感じがどうみてもミツバ? ひとむれの塊となっって地面を占拠していた、うーんでも香りはなし。 ◆  ?3 トウダイグサっぽい濃緑の葉、葉脈白い。これ 全然わからない。

◆  CIMG4587蕾をつけてるのに、何という草か見当つかないものもある ?4(写真→) 花が咲いたら分 かるだろうか、待ってみよう。50㎝くらい。。。。。。。。それから、それから、よく道ばたで 見かけるもの。  ◆   おおばこ  ◆  せいようたんぽぽ(綿毛)  ◆  ツユクサ  ◆  ぜんたいに、元気の良いのはシソの仲間と思う。アカザとかヤブマオとか・・・ 今は全然区別ができない、やたら見かける草なんですが。

蔓ものも、たくさん見かけた、◆  ヤマフジ 花の時季もすぎ、パワーを蓄えてます、って感じ ◆ くず  いまでこそ伸び始めで、あたりが良くて許したくなるけど、そのうち手に負えなくなるんだよね   ◆ ヤマノイモ 出始め・・繊細な茎と葉っぱ、けっこう控えめ、でも強い。 ◆ へくそかずら 出始め。 ◆ 野ブドウ  葉が若い。葉っぱも実も絵になる草です。(絵はできてません)   ◆ サルトリイバラ 元気良し、春先に黄色い花を咲かせてた。あちこちあるけど、実はあまり見かけない。  ◆  ?5な蔓ものも、たくさんありました。       

(人の手による?) ひまわり、マーガレット、パンジー、たちあおい

CIMG4573 草の名は 図鑑をみて、当てはめただけなので、間違っていると、思います。お教えいただけたらうれしいです、よろしくお願いします。 このほかにも いろいろな草が もっとあったと思います。もう少し背が伸びたり、花が咲いたりしたら、気がつくと思いますが。

・・・・ (^^)  ・・・・・おわり・・・・・

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満開のサンショウバラの木

山中湖畔のパノラマ台から鉄砲木ノ頭、~三国山~世附峠まで、だだっーと歩きました。 鉄砲木ノ頭は伸びやかな草原、三国山からはブナと雑木林の緑、そしてフィナーレは華やかな満開のさんしょうばらでした

2005年 6月8日 水曜日、薄曇り

CIMG4538 これがサンショウバラ (^^)

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◆ スタートは山中湖湖畔のパノラマ台。             曇り空に浮かぶ富士山が幻想的。きょうもカメラマンたちは大きなレンズを向けてました。

鉄砲木ノ頭。ここの夏は、お花畑むんむん。秋に背丈以上のススキが広がり銀色の海のよう。そして今は広々とした草原です。草丈はくるぶしくらいまでしかありません。CIMG4443よおくみるとオダマキ、バライチゴ、ノウゴウイチゴ、アザミ、フジアザミ、ギボウシ・・・まだ幼い葉っぱたちが顔を見せていました。ほかにもいろ んな花の芽が出てたんだと思います。湿気を含んだ火山灰の黒砂はザックザックと歩きよく、あっという間に山頂に。おお、おっきな富士山・・・眼下には草原の広がり・・・・・さらに下は樹林帯。緑の中にミズキにの白い塊がうかんでました。 

◆ 三国峠からぶな林が始まります。ちょうど陽がさしはじめ、森の中がすこぶる明るく やわらかい緑につつまれると、なんともしあわせ感、どうしてブナはそうなんだろう・・・足元には、慎ましやかな小さな白い花たち、しろかねそう、くわがたそう、たちかめばそう、くるまばそう・・・・いろいろ、

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◆ 三国山から県境尾根を東へと縦走します。標高のわりに巨木なぶなが現れるので、驚きです。ぶなに混じってサラサドウダンやツクバネウツギが、たわわに咲いていました。緑に透けている感じの花の色です。にょきにょきのコバイケイソウもつぼみを付けていました。(途中で車道を渡る)

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◆  このルートには、→(右の写真の作者の)道標が、頻繁に現れるのも特徴。 道標の裏には、作者名、住所、電話番号、生年月日まであり、どれもアート。東に進むにつれ、意匠も凝り凝り、内容も読み切れないほど盛りだくさんに・・・。写真は『明神峠』のもの、これでも単純なほう。

CIMG4483 県境尾根

◆ こんな感じ。トリカブトの花がさくころは、お見事な青色の縁取り道になるんです。そして明神峠の、最初に出てくるサンショウバラの大木に会いに行く。あぁ、4~5輪チラホラ咲いているだけ・・・早まったかも・・・この先心配だなぁ。 道筋には思ったほどサンショウバラの木を見かけない。ここにあるって聞いたけど、勘違いだったのかなぁ・・・でも、やせ我慢してニコニコ進む、だって林相いいもの、雑木も綺麗だもの、ホントにホントヨ。明神山をすぎる。登山道は巻いて行く、「このさいだ、登ってやれ、」とヤブを漕いで上がった山頂は、ブナがササ藪に埋もれて立っているだけ、ふたたび藪を漕いで道に戻る、うーんどうも、うまく回っていないぞ、きょうはついてない?(ますます、ショボンです)

◆ そのとき行き会った方から『サンショウバラの多いのは世附峠』と情報(やったね)、湯船山からピストンで戻るつもりでいたのだけど、『よ~し、きょうはとことん見届けるぞ』と、さらに東に向かいました。CIMG4519

◆ もうすぐ世附峠についてしまう・・・・。あらら、サンショウバラの木が頻繁にでてきました。でもでも、どの木も葉っぱだけなんて。生き生きした緑のダンマリ状態。蕾もなければ咲き終わった形跡もありません。いったい、どうなってるの? ことしはサンショウバラ、咲かない年なのかなぁ・・・ ヘコみだす・・・ベソ・・・しょんぼり・・

◆ そしたら、世附峠の手前の台地で! (^^)

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◆ 木の全体がピンクの花に覆われて豪快で華麗。この台地には大木が多く、そのうち何本かこんなふうに花に埋もれているので、別天地のようです。

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◆ バラの木の下を、花の下を潜って歩くのです・・・自然のバラの木の下をです。咲きこぼれるほどの、けっこう濃いピンク、中は黄色。  トゲは凄いよ。蕾だってとげとげだ。

CIMG4545サンショウバラの木

◆ もうじゅうぶん、満足。よかったよ。お花を見られて、嬉しかったぁ                ありがとう。ありがとう。もういちど ふりかえって ありがとう (^^) 。

◆ 世附峠から林道を1時間ほど歩き、山口橋でcallしたタクシーに乗車、山中湖のパノラマ台まで30分ほどで戻れました。帳尻合って、めでたし、めでたしのいちんちでした。ふふっ  (*^_^*)

【山名】 鉄砲木の頭(1291m) 湯船山(1041m) 
【地図】 エアリア「丹沢」  25000地形図「駿河小山」
【コース】 山中湖・パノラマ台P(1100m)08:45-鉄砲木の頭(1291m) 09:10(10)-三国山09:50(15)-車道 10:45-明神峠11:20-湯船山(1041m) 12:20/13:00-峰坂峠14:00(10)-*-世附峠14:50(10)-不老橋15:50-山口橋16:00→P 16:25(タクシー代\3980+\120) *サンショウバラとすごす 20分

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ニシキウツギもたわわ

・・・・ (^^)  

・・・・・おわり・・・・・

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緑だ、緑だ、牛ノね◇だ

牛ノね、牛ノ寝、牛ノ寝通り。。。名前がいいね、いかにもなだらか、その通り。    でも真髄は大きな緑だ。冬なら大きな黒い幹。牛ノね、牛ノ寝、牛ノ寝通り、     きょうはどんな牛ノねだろう (^^) 。ヤッホー♪♪牛ノねに、行ってきた。

2005年 6月1日 水曜日

きょうはヘンテコな山登り。まず先に下ってから、登るのです。

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甲州街道の猿橋あたりで小菅に向かう道を北上し、松姫峠にパーキング。牛ノ寝は       西に入り、巡視路の巻き道をのんびり歩きます。ヤマツツジが緑に映え、緑をいっそう美しく見せてくれています。ヤマツツジは、こんなに多かったっけ? 蕾の木も多いので、いましばらくは、『牛ノ寝、華やかなり・・』は 続くかも。

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ニリンソウの群生地の谷は、今、ラショウモンカズラの準群生地になっていました。         これも思わぬ出合いで、ニコニコです。

山ノ神の分岐点から牛ノ寝としばらくお別れし北の尾根に入ります。おととし1300m峰の浅間様の祠の立派さに驚かされ、いつか下まで歩こうと思っていたのです。ヤブはたいしたこともなく、地形図通りの緩斜面をひたすら北に向かいます。爽やか~な雑木林、思った通りの緑の回廊でした。シラカバ?ダケカンバ?が多いのも嬉しかった、白い幹が緑にクッキリ映えてます。緩斜面が終わると、若いカラ松、赤松、伐採地でひらけます。清々しい限り・・・

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やがて、荒れがちな檜林になりますが、植林が出ると細々とした仕事道が現れるので、それを伝って降りて行きます。950mの台地はふたたび雑木林で、木の間越しに小菅の湯が見えました。ここで小休止のおやつ。そのまま降りると駐車場のフェンスで行き止まり、でも左に沿って行くと、フェンスも途切れて無事着地。

さて、どおしよう。とにかく炎天下、暑いし、お腹もへっていた。そこでいち早く山に戻れる大ダワへの一般登山道を登路に決めました。エアリアを良く見りゃ、小菅の湯からすぐ山に入れたのに。2.5万図を見て田元の登山口へ向かいました。この間の車道歩きが一番つらかった。でも登りしなにタラの芽をGETしたから、まぁヨシとしよう。

道に悩むことなく、ひたすら雑木の緑に心を遊ばせながら歩いて行くのも楽しい。道ばたにはギンラン(ササバ?)(大きい)がたくさん咲いていました。稜線に近づくにつれ、大きなブナやモミやミズなら、その・・が ぬっと現れ、わくわくします。そして大ダワ到着。ここのヤマボウシ、もうすぐ白い花がきわだって、見事な御帽子になるでしょう。

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いよいよ牛ノ寝を歩きます。 大マテイ山山頂はヤブが刈られ、三角点の脇に小菅村の道標、牛ノ寝のイメージとちょっと違うような・・・個人的見解です。大マテイ山、あの『ご神木』のオオミズナラは、森の鬱蒼さは消えても?やはり迫力・・、

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稜線にも巡視路の方にも牛ノ寝らしい巨木は健在で、一本一本見て歩くのは楽しい。

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でも大ダワにあがったときから、帰りの時間が気になりだして、ゆっくり歩けなかったのが心残りです。 紅葉のとき、またこようかな。 (^^)

【コース】 松姫峠P-鶴寝山(巻き道)-小菅の湯-田元-大ダワ-大マテイ山-鶴寝山-P

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