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シロヤシオの花、かき分けて

三週連続*丹沢のシロヤシオ。こんな花の量は初めて (^^)  満開にぴったり合った。ことしはツツジの当たり年かも・・・、白い花をかき分けて歩く状態で、  ヨッパライのようにふらふらになってしまいました。シロヤシオは標1300m~1400mあたりが満開、丹沢の主脈はまだ蕾です。トウゴクミツバはシロヤシオに比べ、やや開花が遅いようですが、ツボミの量はたっぷり、こちらも楽しみです。

CIMG4281 もうすぐ満開

2005年 5月25日 水曜日、晴れのち曇り 

塩水橋に駐車し、ゲートをくぐり本谷川添いの林道を歩く。新緑に咲くヤマツツジの真っ赤さに感心したり、栃の花も咲きはじめてるね~などと話しながら、1時間ほどかかって、やっと とりつきのキュウハ沢出合いに到着しました。

ヒノキ林をひたすら登り1200mあたりになると、右側からヒノキ帯が終わり、ブナ森が現れてきます。霧も出てきました。ああ、霧もでてるのですが、白いのは、シロヤシオの花じゃありませんか!

CIMG4246シロヤシオだらけ

谷底まで埋めるような 白い花の連続・・・先週の畦ヶ丸は、あ、あった、あった (^^) と指さしては喜んでいたのに、今回は、そんなヒマありゃしません。いたるところが花盛り、 霧と思っていた空間が、シロヤシオだったりで、頭が混乱、 分かれる枝尾根の見えない奧の奧まで花*花*花なのです。 一息入れて冷静にならなきゃと、三角沢の頭(寿岳1331m)でお茶タイム。トウゴクミツバツツジは七分咲き、うす緑と白の世界に、ピンク色が鮮やかなアクセントになっています。

CIMG4278 かきわける贅沢

さぁてと、腰を上げ、ガレの鞍部に向かい下り出しても、まだまだ続くヤシオ道。木が斜めに倒れかかっていたり、古木の風格で枝が下方に撓んでいたりで、腰のあたりから花*花*花、それはかき分けて歩くほど。こんな贅沢、よいのかしら・・ゆめごこちです。 誰もいないので、きょうも歌うよ、わたしたち。(線路は続くよの替え歌で) ♪♪ヤーシロは続くよ~どこまでも~♪

冬にはガレだった所は下のようにソヨソヨの草地。アセビの小株が植栽されたような、庭園になっていました。両側はそぎ落とされた崩壊地なので、まさに天空の庭園です。(崩壊地を覗くと、そこにもシロヤシオやトウゴクミツバツツジが点々とさいているのです、さすが丹沢、手抜きはありません、)

CIMG4266 天空の庭

日高のピークで丹沢主脈に出ます。カメラを持ったハイカーがポツポツ歩いています。  主脈沿いのツツジが咲くのはもう少し。丹沢山では新装なったみやま山荘を見学し、宮ヶ瀬への道を下ります。コバイケイソウが勢いよく、ブナ森を埋めています。トリカブトも元気に育っています。霧が流れているから? ぶなの緑が爽やかです。この尾根のぶなは若いのか、すらりとしていて、その分空も高く、広々明るい感じです、シロヤシオもすらりとした美形揃い、舞ってるかのような美しいお姿は、青海波(せいがいは)を舞われるあのお若き光源氏さまと頭ノ中将さまのお二方のようでございます・・・・なんちゃって、気分になってま~す(笑)。

CIMG4312 「せいがいは」の舞

CIMG4317 公園のような尾根道

こんなお散歩道のような尾根をゆらゆらくだり、太礼の頭の手前で、シロヤシオさんやミツバツツジさんに名残を惜しみながら、右に下り、堂平ブナ林をぬけ、堂平林道をてくてく歩いて塩水橋まで戻りました。

【コー ス】 塩水橋P -キュウハ沢出合-三角沢の頭-日高 -丹沢山-堂平下り口 -林道終点 (雨量計) -ワサビ沢出合-P

★ 山行記録をコメント欄にのせました。よろしかったらご覧ください・・ (^^)

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そっと さわって・・・

アブラチャンの若葉を見たいと、近くの雑木林を歩く。

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2005年 5月22日 日曜日

緑に溢れるいつもの散歩道、ここは見なれた雑木林だ。さぁて、アブラチャンはどれだ   った? 花の時期、しっかと覚えておいたつもりなのに、葉っぱが繁るとわからなくなっ  てしまった・・・

「これかな?」 目の前の木の葉に、ふとさわってみた。そしたら、、、、あぁ、なんて柔らかい。 となりに伸びてた青い葉はふわふわ~、さわった感触は見た目とは全然違う!        このときわたしの前には、新しい世界へのトビラが開いていた。 

つぎつぎに いろんな葉っぱに触わってみる。スベスベするの 冷やっこいの ばりばりの ・・・ しっとりと絡みつくようなのや、サラサラにこぼれてしまいそうなの、あったかいの、もさもさの・・・・・・・・。 歩きながら草にも触る。タツナミソウって全体が、溶けてゆきそうな淡雪のような存在、・・・、驚いた。 嬉しかった。 夢中になって次々と、知っていたはずの 草や木を触っていった。 こういう感覚があったなんて、手のひらから伝わる草木の姿、  わたしの言葉では表現できない、微妙なニュアンス、、、、どうやったら  (あなたに)伝えられるのだろう。 どうにかして、表現したい。 どうにかして・・。 

きょう手に入れたのは、 (見なれた景色にもともとあった)別の世界に入ってゆける  KEY・・・・・・・・・・そっとさわって 手のひらで見る世界だ

これもひとつの旅のはじまりか。

ba_sobuの見た花☆図鑑  追加しました。

早春の地味な花たち・・・・・・・・・・・・・(^_^;)、                            きぶし あぶらちゃん だんこうばい

そして ・・・・・・・・・・・・                                        やまとりかぶと くず みつばあけび                                の 6点です。

よろしかったらご覧ください。<(_ _)>

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しろやしお、満開の畦ヶ丸

しろやしおつつじ・・・その白は、いまにも新緑に溶けこんでしまいそうです。     畦ヶ丸のブナ森は、そんなしろやしおつつじが満開でした

CIMG4205

2005年 5月18日 水曜日

道志・和出村から南の的様の先に駐車し、林道をゆく。沢音、小鳥の声、木々の緑の 楽しめる道。(的様とは、沢の流れの中にある、こいのぼりの目玉のような模様の石。 コーヒータイム場所としておきにいりポイントなり)

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横浜活動センターから山にはいる、何度きてもこのキャンプ場の中がよくわからない。 今回も、どっち?どっち?ときょろきょろ道を探しながら、どうにか目的の尾根に乗った。このルートは忘路峠手前で、沢におりる。ときどき荒れていることがあるけど、とてもいい感じなのだ。苔むした岩にバイカオウレンが咲いていた。白いのがガクで黄色のが花びらなんて驚きだ。(これはバイカオウレンじゃなくて シロカネソウというらしいです。葉っぱの様子が バイカオウレンとは違うなぁ。。と思ってました 5/21)

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忘路峠(近くに恋路峠ってのもあるのよ、こんど 恋路峠と忘路峠を繋いでみようか。 なぁんて、話しながら)稜線に出ると、さっそく満開のシロヤシオツツジのおでむかえ! まさかこんなに早くあえるとは、みなのテンションが一気に盛り上がる。モロクボ沢ノ頭から畦ヶ丸に向かうとシロヤシオがだんぜん多くなる。 あっちにも、こっちにも、、しろ、しろ、しろ・・・・・・・・・(サトウキビ畑の替え歌、「たわわ、たわわ、たわわ~♪」と歌いながらあるいていく・・・・・・他のハイカーいませんでしたのでおゆるしを~)

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畦ヶ丸から善六ノタワに向かう。ウワサの通りこの道にはシロヤシオの数が多い。   尾根沿いにも、見下ろす谷にも、白い塊が見える。そしてどの木も満開になったばかりの、瑞々しい白い色い花をたっぷりつけている。畦ヶ丸は1286mほどの山なのに貫禄というか雰囲気のある不思議な山だ。善六のタワに下りながら、ブナの太さや、深くえぐれている谷のようすに感心しきり。シロヤシオ見物のハイカーたちが、二人、三人と 上がってくる。

CIMG4209 

もうすぐ善六ノタワだろうな、というころ空が暗くなってきた。それにあまり下ってしまっては登り返しも大変だし、というか、正直なところ『花より団子』状態になっていたので (^^) 、道から逸れた台地におりる。ブナとシロヤシオの花の下でのランチタイム。こんなランチ場は憧れだった。ところが、さっきまでの青空がウソのよう。冷たい風、怪しげな黒雲、おまけにゴロゴロと雷の音。「かみなりさまはイヤだよ~ん」と、あわててピストンの登り返し、畦ヶ丸山頂には「え、いつ?こんなに集まったの?」と思うほど、大勢の人が呑気なふうでランチ中だった。

下山はバンキノ頭からの道で横浜活動センターに戻る。エアリアの地図に「栂の巨木林」とあるところ(写真)。こういう景色は丹沢には珍しい気がする。明るい広葉樹の緑の中に、ぬっと大きな黒木が聳えてると、小者のわたしは、たちどころに「ははっ」と、おそれいってしまうのだ (^^)

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【コース】 的様の先P-横浜活動センター-忘路峠-モロクボサワの頭-畦ヶ丸-善六のタワちょい手前-畦ヶ丸-モロクボサワの頭-バンキノ頭-横活センター-P

★ 山行記録は今回もパスします。

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酉谷の森が萌えている

新緑の森の緑がさらに輝くそのとき・・・!                      
森のヒトになりきった。
レポは コメント欄に載せました。よろしかったらご覧ください

2005年 5月15日 日曜日                                komadoさんのおかげで、あこがれの三又~酉谷山~ウトウの頭~四間小屋尾根~三又を歩くことができた。新緑のベストの季節、ラッキーな天候、森は一番の顔を見せてくれたような気がする。

酉谷は萌えていた。シオジのすらっとした幹が新緑に映えている。沢道の角を曲がるたび、新しいシーンが眼に入る。こんなにもいろいろな緑が溢れているなんて。岩の苔もフワフワで艶やかだ。

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昔の酉谷小屋にも訪れてみた。こういう場所は大きな自然をより大きく感じさせる。もしかして、この小屋に泊まりこの沢の水を汲んだかもしれない人たちの空気のせい?

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シャクナゲ尾根をまわりこむと、川が分かれる広がりに出る(1350m圏)。のびのびとしたブナの緑が萌えている。そんな中をあるいていると森のヒトになりきってしまう・・・ (^^) 。

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酉谷山には南東尾根をつっきって辿り着いた。長沢背稜をタワ尾根の頭に向かい、その一角のぶなの広場でランチをいただく。穏やかな陽ざしにとろけそうな時間、お昼寝でもと思ったとたん、突然の雨ふり。あわてて荷物をまとめ出発だ。

それもタワ尾根を下るころには晴れ上がり、夏ような太陽が蘇る。ところがウトウの頭ではガスが流れてきて雷も鳴リ出した。大粒の雨に追われるように、四間小屋尾根を転がり下る。雨はすぐ上がったが、風は冷たかった。そんなころ、ふっと尾根がゆるむ。あたりには落ち葉に敷きつめられたブナの森が広がっていた。うすぎぬのようなガスが徐々に消えていく。この枝尾根にこんな場所があるなんて・・・・・・。 (^^)

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少しでも長く居たくて、あちこちさまよいながら、ゆっくりゆっくり歩いてゆく。冷たい空気に洗われたのか、雲がすっと透きとおり、にわかに現れた青い空。「あぁ、!」 ブナの森に光が射してきた。

CIMG4136

緑の森がさらに緑に輝く瞬間に、わたしたちは立ち会えた。ありがとう、          この一瞬を、見せてくれて、ほんとうにありがとう。

 

 (^_^;)  

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大室山、早くもシロヤシオ

犬越路あたりには、もうシロヤシオ咲き出した (^O^).

2005年 5月11日 水曜日、      久しぶりに丹沢、大室山のブナの芽吹きを見にゆきました。

神ノ川ヒュッテから犬越路に上がります。新緑の柔らかい緑に酔いしれながら、あっという間に、高原風な犬越路の峠にでました。大室山方向に少し登ると 満開のシロヤシオツツジのお出迎え。大室山にはシロヤシオがないと思っていたので、ビックリです。トウゴクミツバツツジは、ほとんどがまだ蕾です。

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1221m峰をすぎたあたりから ブナの見事な連なりになります。芽吹きから新緑に移ろうとする、軽やかな色合い、その中にフジ桜の儚いピンク色が浮かんでいます、近づくとけっこうたわわな花盛りなのでした。

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そろそろ、吊り尾根に出ようとするあたりから 林床には元気な緑が目立ってきました。コバイケイソウとトリカブト。山頂あたりの下草はこの緑で埋め尽くされていました。ブナはまだ芽吹きが始まったばかり、そんなブナの森全体が息づき、わたし自身にも生命力がみなぎってくるようで、元気が出ます。 

ところで大室山頂の小さな広場は 満開のフジ桜の囲まれています。フジ桜って、あんなにたくさんあっても、全然、目立たないんですねぇ。その謙虚さって・・・ただもんじゃありません。

\CIMG3985 \--------------------------------------------------------------------------げ

下山は東に鐘撞山方向に下り、途中から日蔭沢新道に入りました。この道は久しぶりだったのですが、分岐道標が以前より手前の、上の写真のような笹原の尾根道につけ替わっていました (^^) 。 じつは遠目から「あの尾根を歩いて見たい」と思っていた、まさにその尾根だったので、すごくうれしくて笹原をはね回りました。 青空の下のからりとした陽ざし、あまりの気持ちよさに、「お茶にしよう (^^) 」そのうち「お昼寝しよう zzzzzz 」ということになりました。 (写真:笹原からの展望、手前の尾根は犬越路から小コウゲ、大コウゲを経て熊笹ノ峰へ、右には熊笹ノ峰の裏の檜洞丸から石棚山方向の尾根)

・・それにしても 日蔭沢新道がつけ替えられたのはいつのことだったのだろう・・・知らなかった。新しい道は笹原はあるし、前よりガレが少なく歩きやすい。

【コース】 神ノ川ヒュッテP-犬越路-大室山-神ノ川ヒュッテ

CIMG3956 ★ 山行記録、今回はパスします・・・ <(_ _)>

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見た花☆図鑑

わたしの きままな 植物図鑑マイフォト にアップしました。

himesayuri

↑ ひめさゆり

去年の初夏、デジカメを手にしたときから、お花の写真を撮ることができるようになりました。印象の鮮やかなうちに、写真を見ることができるので、絵(植物画)を描くことができます。

花の絵を描いていると、花の咲いていた景色や空気がまとわりついてくるような、しあわせな錯覚で、もういちど山を楽しむことができます。 

なんせ、修行中ですから、質より量で、ばんばん描いています。名前は本物の図鑑で調べましたが、勘違いしているものもあると思います。撮った写真もヘタで、よく分からない細部を、間違って描いているものもあるかもしれません。そのようなとき 教えてくださると、たいへんありがたいのです。

ba_sobuの見た花☆図鑑・・・ゆっくり、増えていけばいいなと思います。

 

まだ、修行中・・ですが、どうかよろしくお願いします  (^^)

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道坂峠を巡る3、小さな渓谷

そうして、いつのまにか山頂(今倉山東峰)に着いていた。

主稜線には冷たい風。カラマツまだめぶいていない。

sanchou

ランチのあと西へゆく。西峰との間はアブラチャンの林。もさもさした株立ちのの木々を「うるさいっ」て思う人がいるけど、nisigahara ここって人が来ないときはウサギや狐や鹿たちが走り回っ ている雑木林なんだ (^^) 。   西峰をのりこえ降りきったところが西ヶ原、名前からは原っばみたいだけど、じつはカラ松林、もともとは原っぱだったのかなぁ。それに昔は北にも下りられたって、聞いたような気がするけれど、そんな形跡は見つからない。きょうわたしたちは、南のパラジマ沢沿いの道を下ります。(道標アリ)

崩壊地を横切るときは(ロープあり) 

いちおう慎重に、ね。 沢道なので足元に気をつかい、どんどん下ると、小さいながら渓谷の風景が目の前の現れる。「おおっ。これは!これは!」・・・けっこう深い谷が、落ち葉をたっぷり敷きつめて待っているよ。どんどんくだっても、もっと下、もっと下にと、谷は導いてくれる。すらっと延びる木の幹はキレイだし、岩肌にミツバツツジも咲いているし、下るほどめぶきが進んでいるのが分かるんだ。、(きょうのパラジマ沢は涸れていたのは残念。) 

sawamiti

そんな渓谷美を眺めながらゆっくり下りたのに、1時間もあれば終点の林道に出てしいました。

ヤブ+花+雑木林+沢道・・・春の道志を堪能しました (^^) v      おみやげはタラの芽と、すねの擦り傷多数です・・・・(^O^)

道坂トンネル西口P 06:35-とりつき 07:45-牧ノ沢山(尾根) 10:00(20)-道坂峠11:40-今倉山東峰 12:45/13:30-西ヶ原14:00-P 14:55

春の道志、 さまざまな顔を楽しみました。

おわり

 

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道坂峠を巡る2、春は優しく

iwasitannomaru  

と、いうわけで無事、牧ノ沢山にでた(御正体~道坂峠の稜線)、        静かなり、縦走路。桜も咲いてる、スミレも咲いてる。

enreisou ぶなの林に霧が流れる~とまもなく、さっと陽ざしが射し込んだりもする。広がる落ち葉の絨毯はふかふかだ。優雅なシロバナエンレイソウ。葉っぱの緑色も花の白い色も、そこはかとなく柔らかい。ユキザサはもうつぼみが膨らんでいる。トリカブトがあちこち芽を出した、蕾に見えるのは幼ない葉っぱと、この前教わったばかりだ。・・・・・

 

eozansumire エイザンスミレの花の色ってこんな爽やかだったっけ。膝をついて顔をちかづける。頬がちくちくするくらいに。するといろんな香りがやってくる。小鳥が耳元で囀っているような気もする。ぶな林が違って見える。

douzaka 1228m峰にも三角点あり、ヤヤ左に曲がりカラ松林をぬけてゆく。そして道坂峠は? 道が十時にクロスしているあたり? 札も祠もお地蔵様もないけれど。。。クマザサの縁取る道を今倉山に登りはじめる。道幅が広がってしまたのを少し気にして。

akebono ここのスミレ、色も大きさもさまざま、葉っぱの形も、丸いの・長いの・切れ込みあり・小さい・斑入り・・、スミレの名前少しだけ分かるうちの、アケボノスミレ冴える綺麗な色、だいすきだ。こんなにいろいろ、こんなにたくさん、スミレ好きの人に見せたいな。

kiiro

                          

                    

 一面の黄色の花。いちごの種類の何の花?

 カラマツも静かにめぶきはじめた、谷底もめぶきはじめた。点々とうかぶミツバツツジのピンクの塊も、きょうはなんとも柔らかく見える。

 そうして、いつのまにか山頂(今倉山東峰)に着いていた。

 道坂峠を巡る3 に続きます (^O^)

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道坂峠を巡る1、ヤブに泣く

当てずっぽうにとりついてみたら、さすが道志! 手強きヤブ尾根 (>_<).

2005年 5月1日 日曜日、      道志の「今倉山&西ヶ原から下る沢沿い道」を歩くことになりましたが、あまりにもショートな周回。それなら、対岸の御正体山~道坂峠の稜線のどこかに上がり、道坂峠を経て今倉山~西ヶ原とすればちょうど良い距離、どの尾根で上がるかは現物を見て決めよう・・ぶっつけ本番toritukiです。

一番なだらかそうな、 そして若葉もりもりの尾根が (菅野)豆砂山沢出合いから牧の沢山に上がる尾根だったので、これに決定。道坂トンネル西に駐車し、車道を1時間も歩いたら、出合いはまだだけど、写真のようなすてきな沢が現れた。手前でも、ま、いいかと、渉る。

sagyouro  最初が植林でお気楽に尾根に上がったら、なんとも笹が繁りだす。尾根に絡むように道はあるが、最近歩かれた形跡なし、それどころか枯れ木で埋まったりして 歩きにくいので、しょうもなし、尾根上を行く。、「もしや、ヤバイ?、ヤブは嫌いだなぁ」とT。 「でも、藪が続くとは限らない、こんなのすぐ終わる」と、わたし。

yabu  「ホラ、広場があったよ」、ひといきつけた。あたりはブナやミズナラのすてきな緑なのに、その下にはササがびっしり生えているのだ。今いる広場はかつての作業場のあと? 放置されたままのワイヤーがいやらしい。この先、藪は笹から灌木になり、ヒノキ林になった、「ヤッホ 歩きやすいね」 でもヒノキ林はすぐ終わっちゃった。そして最悪な、熊ザサ&カラ松林になった。

sasayabu 倒木多し。獣道なし。埃たつ。げほげほ・・・ 「藪はダイキライだ、ツツガムシがいるかもしれないゾ」というT、「すぐ終わるよ、こんな藪!」と 根拠なくても言い切るわたし。あ~あ、上までこんな感じかも。。と内心思っていても、おくびに出さず、「つらいのはここだけ、それに、今は行くしかないじゃん」 と強気を装う。・・ 「行くしかないこた分かってらァ~」、R君もこけたりしながらも必死で前に進む! 行く手が塞がれるとどう行くべ?と 悩んだりもしてる(笑)。 ここを選んだ責任者のわたしはといえば、ヤブにむせ倒木にこけながらも、ぷっくり膨れたタラの芽を摘み摘み、ビニール袋を満杯にしていたのだ。われなryousenがら”シッカリモノ”と思う(笑)

というわけで無事、牧ノ沢山にでた、静かなり、縦走路。桜も咲いてる、スミレも咲いてる。今までを思えば極楽のような世界だ。

道坂峠を巡る2 に続きます (^^)

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