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日原から石尾根へ

2005年 4月6日 水曜日  

 

日原からネズミサス尾根を登り、石尾根縦走路(カラ沢ノ頭)に出ました。下りは将門馬場からタル沢尾根・・両方とも雑木の多い、素晴らしい尾根でした。  

 

東日原P09:25-とりつき 09:35-739m峰 10:15-カラ沢尾根合流 12:30-カラ沢の頭 13:00/13:40-将門馬場 13:55-916m峰 15:40-下山口16:55-P17:15

 

 

 

nobori

 

ネズミサス尾根は急登が続きますが 1000mくらいからはひろびろとした雑木林になります。木々の形も美しく、テンションは高まります。

 

mannsaku

 

石尾根が近づくとマンサクの花が出迎えてくれました。なごり雪とマッチして、早春らしさに溢れています。

 

下りのタル沢尾根は、途中に鹿柵が現れますが、意外に雑木林が多いです。916m峰は、いきのいい緑色のアセビのトンネルでした。白やうすピンクの花が満開で、なかなか見応えがありました。

 

★ 山行記録はコメント欄にのせました。よろしかったらご覧ください・・・ (^^)

 

 

 

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コメント

石尾根カラ沢の頭、ネズミサス尾根とタル沢尾根  山遊記-502

【日程】 2005.04.06(水) 【天候】 晴れ  【メンバ-】4人
【山名】 カラ沢の頭 (1550m) 将門馬場(1455m) 
【地図】 エアリア「奥多摩」  25000地形図「武蔵日原」「奥多摩湖」
【コース】
  東日原P 09:25-とりつき 09:35-739m峰 10:15- 11:50-尾根合流 12:30-カラ沢の頭 13:00/13:40-将門馬場 13:55-1170m鹿柵 14:40-916m峰 15:40-大岩15:45(+15分)-下山口 16:55-P17:15


東日原の駐車場から、鷹ノ巣山への登山道に入る。日原川の巳ノ戸橋からすぐ左へ分ける山道に。鷹ノ巣谷にかかる趣たっぷりな?橋を渡れば、目の前がネズミサス尾根だ。「ちょっと岩っぽいかな?」「行ける、行けるよ」と、取り付く。なんなく尾根に出たはよいが、かわらずの急登。「急ってことは高さを稼げるってこと」と、意気軒昂なわたしたちだ。

向きを変える739m峰あたりは、すっきりした林床にアセビの緑や岩が点在する庭園風、「ここで休めばよかったわ・・」きょうも休憩早まった(毎度おなじみ)。右側の鷹ノ巣谷には稲村岩がそそり立っていたが、いつしか肩を並べるようになり、やがて見下ろすようになる。谷はぐんぐん深まり、ダンコウバイの花のうっすら黄色の塊が、影のようにうかんでいた。稜線はいきの良いアセビの緑が美しく、たわわな花を咲かせている。

そろそろ標高1000mくらいだろうか、雑木林が広々としてきた。息が上がるけれど、汗も噴き出すけれど、気持ちは上々。梢越しに見える山や青い空のおかげ? イヌブナやミズナラの、背の高い木々のおかげ? この尾根を歩けてよかった、来てよかったと、思う瞬間だ。

となりのカラ沢尾根が意外な近さに見える。合流はもうすぐ?、ガンバロウと急な登りをしのいで耐えていた。けれどなかなか合流する気配でない。こんな風な登りを必死で続けてばかりでは、雑木林や落ち葉尾根の良さが記憶から抜け落ちてしまいそう。ちょうど緩やかな広がりが現れたので、腰を下ろしてティータイム、ああ、よかった。目の前の斜面にはところどころ白く雪が残り、谷の向こうに石尾根が横たわっている。梢はほのかなめぶき色 「萌えはじめたら綺麗でしょうね~」この谷はもうすぐ新緑に埋もれ、秋なれば紅葉に染まるのだろう、そんな景色にも思いを馳せる。

この先は名残の雪が深く、急登に疲れた足にはつらかった。お腹が減ってきたせいもある。そんなところにマンサクが満開で、あっちにもこっちにも淡い黄色のベールが被さっていた。わたしたちはマンサクの花に励まされるように登り続け、ついにカラ沢尾根と合流、石尾根まであと一息とホッとした。合流後の稜線には雪が少なく、埋標(赤黒)も点々とある。ゆるやかな勾配、ブナやミズナラの大樹、マンサクの花はあいかわらず満開だ。ことしわたしたちはマンサクと相性がよい。

お待ちかねのランチはマンサクの花の下でいただいた。
ランチのあと、将門馬場を目指し縦走路を東に向かう。
その将門馬場はハイキング道からはずれた平たいピーク。静かなカラ松林に囲まれ、なかなかよい感じだ。タル沢尾根はここから北東に真っ直ぐ延びていてすぐ分かった。トントントンと快調に下る。こんなすてきな雑木の尾根だなんて期待していなかったので嬉しい限り、やたらテンションが上がってしまう。40分ほどで鹿柵が現れ、尾根に沿って延びている。中に入るか?外を歩くか? 相談の結果、ヤブっぽそうな外じゃなく、鹿柵の中へ。柵沿いにがんがん下りながら、な~んか、明るい外の方がよさそう。でも扉も穴もないのでそのまま下り続ける。20ほどで鹿柵終了、扉もあり無事脱出できた。

外側はハッキリした歩きよい尾根道。岩や樹木の変化も楽しい。再び現れた鹿柵もじき離れ、広々したスバラシイ雑木林になった。「わ~」「いいわぁ」「こんなに楽しめてハッピー♪」などと下っていく。すると「かたくりじゃない?」小さな葉っぱがあちこちに顔を出している。「お花、咲くかなぁ」「いつ頃かしら」おっとっと、いかんいかん。葉っぱにつられて尾根をはずしてしもうた・・尾根に戻り撓みを抜け、916m峰にさしかかる。そこはアセビのトンネル、豊かな緑に縁取られ白い花房がユサユサしていた。うすピンクの花もあり、足を止めしばし見とれる。はるか左下には日原の集落、屋根やバス道路が見え、ヨコスズ尾根が逞しくせり上がる。正面は採石場だ。「麓はもうすぐ」と、多少岩っぽくなった細尾根を下っていくが、岩道はさらに細く傾斜もきつくなる一方で心配になってきた★。「もしや道をはずした?さっきの肩まで戻って確認しよ」とユーターン。「やっぱり今の道でOKだった」ついでに休憩する。ロス15分で★点に戻り急降下を続行、じき檜林に入りそのまま尾根を下っていると作業道が横切る。左折はカラ沢尾根への道、わたしたちは右折する。作業道をジグザグジグザグ下ると日原川のほとりに出る。

無妙橋で対岸に渡り川沿いの道を上流に歩く。ヒトリシズカの花に歓声を上げ、キリッと美しいヒナスミレに魅入り、最後の最後まで「いいねいいね♪」と歩いていると、先頭が立ち止まった。「かもしか!」少し上の斜面に、黒いでぶっちょがクルクル目玉でこっちを見ている。耳がピンと立ってなかなか可愛らしかった。ニンマリなわたしたち。

そんなこんなで、駐車場に戻ったのは17時すぎ。まだ明るいこの頃とはいえ、ずいぶんたっぷり山遊びをしたものである。

おわり・・・ (^^)

投稿: ba_sobu | 2005年4月11日 (月) 22時37分

みた!感動 詳細は夜なべ仕事でじっくり見てからね リンちゃんのドアップは迫力!

楽しいブログになりそうな予感 さすがはリンちゃんの親^^

投稿: nyann | 2005年4月15日 (金) 16時18分

nyannさま

nyannさまも 早くおみ足をなおされて 山にお出かけなさいませ。 どんどん花が咲いてしまうよ。きょうの夕方 イカリソウとヒトリシズカが咲いていました。道路脇に!!(@_@)
やまぶきも咲いてました。里山はいまがいちばん 美しいときかも。 

これからもときどき見にきてください

ba_sobu(^^)/~~~

投稿: ba_sobu | 2005年4月15日 (金) 21時44分

 はじめまして。
 出かける前にこの記事読んでいればよかったな、しっかり鹿柵のトラップに引っかかりました。16日、「タル沢尾根」で「将門馬場」に登りました。
 よろしかったら私のところにも遊びに来てください。

投稿: シマダ | 2005年4月17日 (日) 13時31分

シマダさん
きのう(16日)にタル沢尾根から将門馬場にですか!
わたしは きょう(17日) 将門馬場からタル沢尾根を、素直に下って日原川におりました。
きょうは 中腹のカタクリが気になっていたので。カタクリはチラホラでしたが 尾根の下部の芽吹きが美しく、ミツバツツジや桜とあいまって、10日の差を 感じました。

シマダさんのHPは、見せていただいております。奥多摩の知られざる顔を 教えてくださって、驚きとありがとうです。 これからもときどき おじゃましますです。どうかよろしくお願いします。

投稿: ba_sobu | 2005年4月17日 (日) 23時21分

 おたがいまったく逆のコースを歩いたようですね。komadoさん言うところのクロスケは居ませんでしたか?やつはそうとう驚いていたようだからしばらく尾根筋からは遠ざかっているかも(笑)。
 私のHPご覧いただいているとのこと、ありがとうございます、文章が稚拙だから写真を多くと思ったのですがこちらも拙いですね、皆さんのすばらしい画を見ていると恥ずかしくなります。あきれながら見てやってください。
 こちらこそ今後もよろしくです。

投稿: シマダ | 2005年4月18日 (月) 07時53分

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