一ノ尾根・陣馬山から堂所山 なお暑さの続く日々・・

2023.09.14 (木) 晴れ

すっきり晴れた、ということは猛暑。でも樹林の中は涼しいと期待して。和田バス停から出発。懐かしの登山口から一ノ尾根を目指す。

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予想以上に蒸し暑くみな大汗をしたたらせ、ゆっくり歩く。北西尾根は風がない

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一ノ尾根に合流、ありがたきベンチ。気持ちよい風が通りぬけ、元気百倍だ!
さすが主尾根はなだらかで歩きやすい。・・・が、
檜林の根っこ剥きだし地帯になると、お互いに合い言葉「転ばないように」

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コナラの根元の粉を吹いたようなのは、ナラガレのサイン。
高尾陣馬はナラガレの名産地だ(>.<)。

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やがてサクラの大木が増えてくる。「山頂はもうすぐ」と力が湧いた。

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足元に秋の花が増えてくる。センニンソウ、シモバシラ↓、

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キバナアキギリ↓、アキノキリンソウ…。やがて木の階段が現れ、

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山頂手前のミニお花畑が広がった。わ~、なんとかアザミ。わ~お、ツリガネニンジン。ひょー、ハクサンフウロ、ワレモコウもよ!! 
あっ、茶店はすぐ目の前!ガンバリマショウ!

清水小屋は営業していたが、殆どは閉まっていた。

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真っ平らな陣馬山、展望素晴らしき陣馬山。でも富士山は雲の中。

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「あれは、生藤山よね、中腹が茶色~」 おそらくナラガレ…だ。(>.<)。

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では、底沢峠めざし歩きます。・・改装したトイレに立ち寄ったものだから、

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登山道が錯綜するヤヤコシ・エリアに導かれた。草ボーボー帯は花多き帯。
ツリフネソウとかサラシナショウマ(蕾)とかレイジンソウ(蕾)とか、ラッキー☆

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じき縦走路に合流。奈良子峠を過ぎ、明王峠は日当たり良すぎ、縦走路の南側の一角でランチして、20分ほどで底沢峠。「今、下ってしまうと13:30バスに間にあっちゃう」「そうだ往復40分の堂所山に寄っていこう」

で、堂所山に向かう。途中、小規模な伐採地での直射日光は辛かった。

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久しぶりの堂所山(*^o^*)では。立派な山名標柱にビックラ。

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ヒョウタンからコマの堂所山再訪を果たせ、底沢峠からスタコラサッサと下山する。林道の沢沿いには、ヒガンバナやヤマジノホトトギスが咲いていた。

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急ぎ下りながら「陣馬高原下バス停のお菓子屋さんでアイスを買おうっと☆!
と楽しみだったのに、お店は閉ってた、時代だわ。

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では またぁ   (^_^)/~

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山伏峠から樅ノ木沢ノ頭 ★ ゆる~く歩いて元気になった

2023.08.31(木)はれ

山伏トンネル西に駐車。トンネルをぬけ右折、道なりに進み、旧トンネル(埋)の手前の登山道を登る。

駐車場所のクマシデの実がたわわ。ほしいけど届かないのだ。
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きょうは♪楽♪楽♪コースよん、峠に上がるまでの10分だけガンバレバよい。
標高1000m超ともなれば風は涼しく、コナラ林やブナの大木が新鮮に見える。

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大棚ノ頭に直登す。なだらかな尾根に藪はなく、快適に高度を上げられた。

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思ったより簡単に登頂。ふと気づけばタマゴタケがポンポン・ポポン。

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山頂から見事なブナ林を通るには、下りはピークの手前からっていうこと、忘れてた。尾根がハッキリしてくる辺りには、ブナとミズナラの巨木が待っている。以前はスズタケかきわけしたものだが。

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すぐ登山道に合流(このまま尾根を行けば送電塔)。
送電塔直下は日当たり良すぎの草地、さっさと通り過ぎないと焦げちゃうぞ

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右に西丸がちょこんと座ってた。もう何年ご無沙汰してるだろう。

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国境尾根は正面の急階段を登る。足長人用の段なので大変だ。
たどり着いたピークは「要所小屋ノ頭」。美人ブナとベンチが出迎えてくれる。

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ひとまず直進の西丸方面の美尾根を歩く。
じきスズタケ繁茂になったところで偵察終了、引き返した。

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美人ブナに戻り東への道の、、緑の回廊は続く。なだらかな道、時々巨木。
初夏はツツジ街道だったね、なつかしい。カ エデも多い、紅葉はさぞかし

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30分ほどで明るい(暑い)石保戸山通過した。

すっきりな尾根は笹が減ったから?、「たしかトリカブトとか咲いていたよね」そういえばヤマホトトギスやヒゴタイとか、秋の花の季節なのに…why? 
よくよく見れば小さなトリカブトがチョロチョロと貧相、暑さのせいか?

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所々現れる白ざれ。急なところには階段が設置されている。

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そんな岩場の谷筋の一角が、シロヨメナの花園になってて、ガッテン💡
野の花がほとんど見えなかったり矮性なのは、鹿に食べられているせいか、
芽を出したとたん、鹿に喰われてちゃ伸びるヒマがないってことだ。

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直角に右折する西沢の頭。あらら、もうお昼前なんて、ノンビリしすぎたヨ。
もう少しだけ行ってみるか。大きな石が所々に現れる。
三角に組み合わさった特徴的なこの岩は記憶あり。

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「せめて樅ノ木沢ノ頭まで」と思っているが、まだか?まだか?意外に遠い。
ついに決断 「きょうは、次の良きところでランチして、戻りましょう」。
(樅ノ木沢ノ頭は次のピークであった)

するとまさにピッタリの小平地が現れた。緑の風が通りぬけ、ホッとできる。
シートを広げ、久しぶりにいただく山でのおにぎりは、ホントに美味しい。

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戻るは来た道、だけど行きと帰りでは景色が違う。 気づかなかった巨木などを
じっくり眺め ゆらゆら歩く。最大のミズナラでは記念写真。

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大ブナの奧には青い空。すっきりした富士山が浮かんでいた。

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帰りは山伏峠分岐経由~大棚ノ頭は巻いて下る。道の駅にたちよって、帰宅した。 ゆっくりのんびり歩いたおかげで、久しぶりの参加者も疲れることなく、良い一日を過ごせたと思う。

このミズナラは↓一本の木です。
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次回も元気に山を歩きましょう!いえ、山を歩いて元気になりましょう。

きょうのやま、花少なかったけど、きのこはたくさん。
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ヌメリスギタケか、にゃぁ・・・・?

 

では また   (^_^)/~

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上日川峠からの大菩薩クールハイキング

2023.08.24(木)曇り霧

この夏の暑さは異常すぎ。そこで1900m大菩薩峠に涼みに行った。
ラッキーにも曇り予報、霧雨ならなお嬉し、ミストシャワーを浴びれます。
甲斐大和からバスで終点上日川峠に。 やっほー、26℃。

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長兵衛小屋前で身支度しつつ(そういやここでゆっくりコーヒーをのんだことはないなぁ)と思う。多彩なメニューを素早くチェックし、歩き出す。

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樹林には霧がかかり、濃淡の緑はハイセンスな織物のよう。

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メインロードにハイカーがいない。こんな静かな大菩薩は初めて

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大菩薩峠は標高1897m気温22℃、霧がありがたい。

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歩く人はまばらって不思議な感じ。 見下ろす大菩薩湖に滝雲が下りていく。

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久しぶりに味わう涼しさ、やっぱ山はいいなぁと、岩ごろ道をゆっくり登る。
「妙見ノ頭か、きょうは展望ないしヤメよう」。親不知ノ頭では賽の河原を見下ろし「下ったら登り返しだ、何度も行ってるから、きょうはここまで」。
いちおう次の石積みピークまで足を延ばしておいた。 (^^ゞ

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「たしかこの辺りよね シモツケがいっぱい咲いていたの」・・どこにも花は。
いえ、ハナイカリが岩陰にポツン。

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介山荘を通り過ぎ、熊沢ノ頭に向かう。一気に苔むしたシラビソ林になる。

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「熊沢ノ頭」の道標から左の踏み跡をひろって、尾根にあがる。
待ち受ける岩累々。岩を越えつつ尾根を辿る。(^0^)
この岩累々を、勝手に「奥の院」と呼ぶことにした。

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すぐ先に手製の「熊沢山1978」山名板。ランチは風のあるところでと、防火帯を下りていく。ウメバチソウがちらほら咲いている。

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中腹の良き場所で腰を下ろす。目の前は霧の海だけと、涼風が快い。

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一瞬だけ霧がはれ、石丸峠の草原・天狗棚、さらに狼平の草原が現れた。
この景色にはグッとしたが 夢のように霧に隠れた。
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石丸峠の道標で鳩首会議。「予定通り天狗棚に寄って小屋平からバスにのる?」ふたりの心にあるのは「長兵衛小屋のかき氷」、満場一致の下山となった。

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草原の一角にフェンスで囲われた「植生保護区」があり、カイフウロ、ツリガネニンジン、ワレモコウ、キリンソウ、シュロソウ、ウスユキソウなどなど、、、、かつてのお花畑のメンバーたちのプチ花園になっていた。
代表して カイフウロ
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通い慣れたるカラマツ林を抜け、二本目の林道にバス停「小屋平」がある。
バス・ジャスト到着時刻だが、きょうはスルー。バスさん、
こめんなさい

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上日川峠への道は歩きよく、整備の雰囲気が都の水源林に似ている。
何度か小沢を渉ったり、

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見事なマルバダケブキの群生にも出会ったり、飽きることない楽しい道だ。

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上日川峠の絵看板によると今の道は親水広場へのハイキングコースということ。あれ?親水広場ってどこだった?

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バス待ちはちょうど良い1時間弱。念願のかき氷をいただき、着替えも済ませ15:45発のバスに乗った。

そうそう、帰りの電車は、四方津での特急待ちがないはずなのに停車。じき隣のホームに「かいじ40」が停まる珍しい光景を見られた。特急を残して四方津を発車するって不思議な気分、ま。相模湖でかの特急に抜かされるけどね。

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きょうは猛暑疲れが吹っ飛んだ一日。この夏「これほどへたれてしまう自分」に落ち込んでいたが、「へたれの原因は猛暑」ということで、少しほっとした。

石丸峠の草原 キンコウカもあまりいない

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ウスユキソウ な~んかなつかしくなった

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では また   (^_^)/~

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八ツの山裾をちょこっとね ✩ ゆる山ウォーキングは続く

2023.08.05(金)晴れ

麦草峠。すでに標高2120mで、まばゆい陽射しの中でも爽やかだ。

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一面の緑の原っぱには、アキノキリンソウ、ヤマハハコ(写真)、ゴマナ、ミヤマシシウド、シュロソウ、これからが本番のクガイソウやリンドウも。

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鹿柵を出るとシラビソやトウヒの【黒曜の森】、白駒池周辺の苔の世界だ。

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と、思う間もなく視界が開け、すり鉢の底ような不思議な空間【白駒の奥庭】だ。木道は高架式、胸の高さのシャクナゲの茂みをすり抜ける。花期のころ、できたらまた。

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再び苔むす樹林帯【白駒の森】に。赤布を確認しながら進む。
白駒駐車場(有料)からの道を合わせると、広々とした木道にな
った。

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白駒池を左回りに白駒荘を目指す。途中の東屋でおやつ。美味美味!!
池に藁のように浮いているのは”ホソバウキミクリ”という水草で『北海道~東北と長野県』に限られているとか。そういえば八幡平(長沼・大沼)で見た記憶が…

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白駒荘の裏手から木道周回路と分かれ、高見石へと向かう。石ごろ&急登だ。

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一歩一歩噛みしめるように登っていると、だんだん勾配は緩やかになり、静かな深い森に変わっていく。【高見の森】と名付けられている。

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じき高見石小屋の前に出た。各ルートのJCで人が多い。大荷物、観光客、山ガール、パーティetc。高見石へは小屋の横手から(道標無)。

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エイコラ登りきれば、澄み切った青空に入道雲がモクモク湧き、真下には白駒池の絶景。周りの山山がおぼろなのは、気温が上がっているからだ。しかし落ちつかない。ここで飲食は禁止だし、歩き回る度胸はないので、とっとと下りよう。

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すぐ丸山方面に向かう。予想以上にシッカリした道は、渋ノ湯を分け白駒池に戻る道を分け、登りに転じると石がごろごろ。今まで今までの道より歩きやすく、あっけなく「丸山」の道標。アラマ、展望ないじゃん。チョット行くとまた「丸山」道標、そして三角点。反対側からキッズが元気にやってきた。

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ランチを少し先の急降下の手前でいただいた。シラビソ縞枯れ現象のおかげで、明るいし風も通る。ランチの間に何人もの登山者が上がってきた。

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最後は【丸山の森】という、今までの中で一番人気(ひとけ)が無く、木々も岩もコケに覆われこわいほど静か。ゴゼンタチバナ、オサバグサなどを見た。

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こうやってコケを見ながら歩いていると、同定までは出来ないけれど、いろんなコケの個性に気づくようになった(←コケと思うがミクロの画像ではランのよう、なにかな?)。

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ゆっくり歩いて、明るい麦草の草原に出た。今はゴマナの盛りだ。

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麦草ヒュッテで念願のアイスをいただき、帰路につく。
尖石溫泉で、財布(全財産)がないのに気づき青ざめ慌てて☎。ヒュッテまで取りに戻り、無事回収できた。ああ。よかった。

ヤツの裾野のゆる山ウォーク、[やまとも]のリハビリかねて少し続ける?

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では また   (^_^)/~

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濃霧の森吉山涼し!酷暑の麓から楽らく

2023.07.26 (水) 小雨~霧

本州は大快晴で茹だっているというのに、ここ北秋田上空には雨雲が点々と散らばり、今日の天気は曇り&雨。 いつもなら(なんたる不運)と思ったろうに、雲がちで涼しければホッとするのは、最近の酷暑にさんざやられているせいだ。

ゴンドラ駅の秋田犬。人形絵はがきTシャツとおまえらは、よう稼ぐ。
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ゴンドラ山麓駅は、閑散として寂しい。多くの人が働き、係のお兄さんは丁寧に案内してくださった。

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空中散歩20分とは得した気分。山頂駅のビジターセンターは、木の香りのテーブル椅子&大きなガラス窓にすてきなテラス付きだ。
外は濃い霧というか霧雨に包まれ「こりゃダメだ」と観念、カッパ上下とザックカバーを装着した。これで安心、さぁ、出発だ!!(09:30)

ものの10分もしないうち、ハクサンシャジンやクルマユリが咲く道に。

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溝状の道をせっせと登る。少しすると台地に乗り、左にうっすらと小山が見えたと思ったら一瞬で霧に隠れた。このころから足元は木道で歩きやすい。「マルバダケブキでじゃないけど、何?」(答)トウゲブキ。こんな清々しい黄色とは!

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「この葉っぱの、この実は?」(答)シラネアオイ、初めて果実を見た嬉し♪ 

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花期に遅れたとしても様々な発見があるもんだ。
やがて左の緩い丘の縁を行くようになる。 ミヤマホツツジ、

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ノギラン、

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キンコウカ・・・。

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左の丘に延びる踏み跡も気になるが、そのまま木道を辿る。まだか?まだか?
霧が深いというのはオソロシイなあ。【右・山頂、直進・阿仁登山口】分岐*に出合い(現在地OK)、道標のない左の階段を上り、そのまま石積みの小ピークに導かれると【石森1308m】

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*に戻りさらに15分ほど歩いていると、突然、目の前に避難小屋、続いて森吉神社鳥居と社殿、その奧にご神体の冠岩がドーンと現れる(この辺りを前山という、石森とともに森吉山の外輪山とか)。

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晴れていたら冠岩はもっと手前から見えたはずだ。
ツルキンバイやイワカガミ(花終わり)に飾られ、

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神の岩は威厳がある・

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森吉避難小屋は綺麗な小屋で、雨を避けて屋内で休憩。トイレのドアを開けてみて、ビックリ!右端が便器、踏み台で上がる。”用を済ませたら、必ず左のペダルを前+後15回こぐこと、風呂桶のような容器内のおが屑を攪拌するため”と【注意書き】に説明があった。これぞSDG'Sに沿った画期的発明品。そりゃせっかくですもん体験してみなくちゃ。山友2人は、体験しないそうだ。

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いよいよ山頂に向かう。草むらに所々池塘が現たり、灌木が続いたりする。
タチギボウシの色濃い紫に飾られた道

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阿仁避難小屋に出る。その先は花の数も種類も増し、ナナカマドやオオシラビソなど樹木も現れ、イワイチョウやイワショウブ、それにハクサンシャジンなど花爛漫。アキノキリンソウ

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やがて広々した稚児平にでると、ニッコウキスゲの黄色が緑の中に点々と散らばり、青や白のハクサンシャジンと競演している。

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よく見れば地面を覆う緑の葉はチングルマ。一ヶ月前にはこのあたり、白一色のチングルマ平だったのだろう。

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ほどなく森吉山山頂(12:50)。ううう、風の強いこと。

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ここまで来たのだから、山頂を少し乗っ越してみることにした。反対側は大きな石が点在し、来たルートとは全然違う趣。その間を急降下ですり抜ける。

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岩帯がおわれば景色が一変、緑の丘の連なりが果てしなく広がっている。
霧がなければなぁと、この時ばかりは痛感した。こちら側は雪溶けが少し遅かったらしい。一面のニッコウキスゲ。

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そしてチングルマの穂が雨粒をいっぱいつけて並んでいる。

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マルバシモツケ

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ネバリノギランも咲いていた。

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道が左にカーブするところでユーターン(13:15)。
山人平はどんなにか素晴らしいのだろう、、、心を残しつつ、さようなら。

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帰りは早い。阿仁避難小屋のベンチでおにぎり休憩をしても、

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考え違いをして行きつ戻りつしても、

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15:40には山頂駅からゴンドラに乗れた。山麓駅でカッパを脱ぐ、ここには陽が射していて暑いのなんの、、、、美味しいカフェラテでひと息入れた。
ウゴアザミ

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なんと疲れない山だったなぁ、徹底したゆる山ゆるコースってこともあるけれど、涼しかったこともあるけれど、なにより一番は、気の置けない山友たちのおかげです。  (*'-'*)ございました。

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【コースタイム】 ゴンドラ山麓駅08:45→山頂駅(支度)09:30-石森10:30-冠岩10:45(森吉神社、森吉避難小屋)11:00-阿仁避難小屋11:45(20)-稚児平(下写真)12:40-森吉山◎12:50-山人平入口13:15-森吉山13:25-阿仁小屋14:10(20)-山頂駅15:40→山麓駅

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群生するキンコウカ

では またぁ   (^_^)/~

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尾瀬ヶ原 ✩ 満喫の竜宮泊まり ③

2023.07.12(水) 晴れ

夜中に激しい雨の音。「白い虹の出るチャンス!」とみな意気込んでるが 、
私ら
「白い虹ってなあに?」、ロビーに写真が飾ってあった、あれです。


太陽の高さが低い朝や夕方に霧が出ていること、そして広い場所であることが
条件とか、尾瀬・竜宮は有名なのだって。ならば見に行きましょう。

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がが、東の燧ヶ岳には雲がかかり1時間近く待ち続けた、諦めかけたその
時、
「虹だ。白い虹」、しかし大きすぎてカメラに収まらない。スマホを
横にして
どうにか。動画でチャレンジの人もいる。虹は刻々と変化する、
霧が動いているゆえだ。空の青みはどんどん増し、虹の濃さも形も変わ
る。
玉虫色に見えたりもする。なんとも神秘的な光景の連続は感動もの。。。。
いただいた写真 ↓

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きょうは帰るだけなので、山の鼻にはヨッピ吊橋経由の大回り。
目の覚めるような青空と広やかな湿原を、存分に愉しみながら歩けるとは、
なんというしあわせ。

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この辺りは本来、お花が一番多い所とか。減ったとはいえニッコウキスゲを
たくさん見られた。(花が少なくて寂しいといわれたけどね)

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ヒメシャクナゲ、

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そしてサワラン

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トキソウ。

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モウセンゴケがよく咲いている。

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オオマルバノホロシ

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牛首で竜宮からの木道に合流すると、一気に人が増える。
複雑な形をした池塘の数々、いかにも尾瀬って感じの景色が続く。

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燧ヶ岳を映す池塘、カルガモ親子の泳ぐ池塘、ヒツジグサは蕾をピンと立て
出番待ち、引退目前の
ワタスゲ群の白いボンボンが風に揺れる・・。

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山の鼻で湿原にサヨナラし、鳩待峠までは百も承知の登り坂。とはいえ、階段は、歩きやすく沿道の花(コオニユリやオニシモツケや、オオレイジンソウなど)を見ながらなので、苦ではない。

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生まれたてのショウキランにも出会えたよ。

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鳩待峠から シャトルバスで戸倉Pへ。天気に恵まれ尾瀬ヶ原を満喫できた。
竜宮連泊からして、初心者にはなかなか思いつかない。あとから仲間に入れ
ていただいて、感謝しきり。

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こういう余裕のある山歩きが、これからの私には、必要です。

04:55白い虹05:50竜宮06:50-ヨッピ吊橋07:20-牛首08:10(10)-09:10山の鼻09:20-10:40鳩待峠11:10→(\1000)戸倉P11:50

ながなが ありがとうございました。
では またぁ   (^_^)/~

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尾瀬ヶ原 ✩ 満喫の竜宮泊まり ②

2023.07.11(火)       晴れ

快晴の朝、まだ冷気の残る森を抜け、水音を耳に最初の湿原・下田代に出た。
正面に構えるのは燧ヶ岳。

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ノアザミのピンクが点在し、タテヤマリンドウがめいっぱい花をさかす。

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30分ほどで見晴しに到着。山小屋がたくさん建つ尾瀬の繁華街

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燧ヶ岳の登山道を左に分け、木道を辿る。鬱蒼とした森の林床はササに覆わ
れる。
イヨドマリ沢の橋のたもとで休憩。

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流れの中の岩という岩には苔がモクモク生え、精気を発散させている。

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そんな一角にショウキランを見つけ、喜びの撮影会になった。

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傷んでいる木道は、尾瀬には珍しい。

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白砂峠の道標を過ぎると、明るい湿原に出て、ホッとしてベンチで休憩。

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赤トンボが多く、少し尖っている所には必ず止まっている。カメラを向けても

動じない、肝の据わったトンボたちだ。

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次に現れたのはハクサンシャクナゲ灌木帯、うすピンクやうす黄色の
大きな花をたっぶり見られた。

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再び現れた湿原の向こうに大きな池、ここが沼尻で目的地の尾瀬沼だ。

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さてどうする?目の前の尾瀬沼を一周するには時間が足りないし
咲いてるはずの「〇〇キスゲ」が今年は全滅というので、花ハカセがたは
行く気持ちが失せた
ようす。ということで、ユーターン。

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見晴しに戻れば、お楽しみ。 小屋カフェのおやつが待っている。

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まだ14:00、尾瀬が初めての私らの希望を汲んでくださり、東電小屋を回るコ-
スで竜宮に戻ることになった。ここは花の種類が多い。オニノヤオニノヤラとか

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オゼヌマアザミとか。(まだ蕾で、萼も葉っぱも実にやわやか)

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池塘の真ん中の黄色い点はヤチコタヌキモとか。植物の範囲が藻やら
シダやらイネ科やらに広がり、もう私はついて行かれませぬ。

ミズチドリ と ホソバノトンボソウ(キソチドリ)よくわかりません
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ここは水が豊富で川の流れは速くい。がっちりしたコンクリ橋を渡った所に
15人ほどの方が
高架木道の補修中だった。この辺りは東電の土地なので、
補修も東電の関連会社が担っているらしい。

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森を抜けると東電小屋が建ち、玄関先の『熊注意!』は 緊張感に溢れていた。
クマさん、お邪魔しま~す。随所に設置されてる鐘をカンカン鳴らしながら歩く。

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空はまだ高く、心地よい風が吹いている。緑にぽつんとコバイケイソウ
サワラン、トキソウの小さな花たち。 ↓ツルコケモモ

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見渡せば、どこまで続く湿原の緑、広い広い尾瀬ヶ原を体感しながら
歩いている。遠くのシラカバたちは美人ぞろいだし・・・・。

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はるか前方に点々と浮かぶはハイカーたちか、あそこが木道だ。なかなか
近づけない、もどかしい。。。。やがて左の奥に、、竜宮小屋が現れた。

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竜宮07:10-07:50見晴*08:00-0840-イヨドマリ沢**08:50-白砂峠09:45
-10:30沼尻11:00~11;15-白砂峠11:45-12:40*12:50-13:20見晴14:00-
東電分岐14:25-東電小屋15:00-15:20ヨッピ吊橋15:30-竜宮15:50(泊)

 

③につづきます  (^_^)/~

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尾瀬ヶ原 ✩ 満喫の竜宮泊まり  ①

2023.07.10(月)  曇り小雨

今回の尾瀬行きは、別の計画がつぶれてシケていたとき、お声をかけていただい
た。何度も尾瀬に通われている植物&写真のベテラン3人組の企画に、私ら二人
が飛び入り。尾瀬は初めてなので、願ってもないお話だった。
戸倉から鳩待峠までは シャトルバス

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【一日目】 鳩待峠からの下り坂には意表をつかれる。木の階段は歩きやすい。
でも植物ハカセたちは、オシダとかリョウメンシダとか同定に足が止まる。
この季節のシダは胞子を付けたり胞子葉を出し、興味深い。

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ミズナラ、ブナの大木を目にすると、標高1500mを実感する。やがて水平な木道
歩きになり山の鼻に到着。尾瀬の山小屋は、大きく威風堂々とした構えだ。

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鹿柵に囲まれた研究見本園に立ち寄る。一面に緑の草ばかりは、うわさ通り。
さらに
熊多数出没で木道は途中で通行止め、戻るしかなく、、、、トホホ。

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竜宮に向かう真っ直ぐな木道を歩く。勾配はなく幅広で二車線、濡れても
心配なく歩ける。アヤメ科の紫が多く、カキツバタ、ヒオウギアヤメ(写真)、
ノハナショウブの違いについて教わる。

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ワタスゲの白いぼんぼんが濡れそぼり、縮こまってる。ヨウラクツツジは矮性す
ぎ。ヒメシャクナゲは終盤。イネ科のスゲ類が多く、知らなかった植物の
世界を
覗く、例えばミカズキグサ。もう実になっていたけれど。

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トウダイグサ科の花が目立つ、オゼタイゲキ。そういいやオゼと付く種が多い、
さすが世界遺産だ。

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トウダイグサ科は花のつくりが面白いのだ。(果実になりたての時期)

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「今年は花が少ないなぁ」とみんなガッカリしてたけど、(人が少なくていい
じゃん)と私は思う。そうこうしているとついに雨。。、いや雷も一緒だ。

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だたっぴろい湿原に雷が落ちたら直撃? ビリビリするのは気のせい? 
やがて雨があがりホッとした頃、遠くに竜宮小屋が見えた。

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鳩待峠12:20-山の鼻13:30-13:30見本園14:00-牛首15:05-15:50竜宮(泊)
 

 

②につづきます  (^_^)/~

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甘利山から千頭星  猛暑でへろへろ

2023.06.17 (土) 晴れ

韮崎駅からタクシーで甘利山・広河原駐車場へ(そこそこ混んでた)

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「つつじ苑」のワンちゃんの顔を見て歩き出す、
ツツジを前景に富士山という、構図のばっちりな今日の甘利山だ。
レンゲツツジは終盤、花弁よれよれで悲しいけれど、ま、いいか

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山頂にて「ハイ」張り切って作った秘蔵っ子「密りんご」です。
ん~まい! 好評の味と食感、しかーし手はべたべた、タオルも水筒もあげくの果てにザックもその内側さえ…、お湯で拭いたが効果なし、泣きたくなった。
(教訓:密りんごは山には不向きです)

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おおらかに下る大笹池分岐辺りには、サラサドウダンやヤマグミが咲いている、

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新緑のカラ松が美しく、笹の中にはヤマツツジの赤い塊が映えている。徐々に勾配が増してくると、とんでもなく体が重いのに気づく。
水を飲んでも相変わらず低調、今思えば熱中症の軽いヤツ。。。

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ゆるく下り次は大西峰へのいちばんの急登。前方に横たわる御所山の尾根が、なかなか近づかない。再び暑さと苦しさで、一歩一歩やっとな感じ。 

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やがてササ面はシラビソの森になり、幹も地面も苔に覆われだした。そんな中の道標は、25年前のまま?
あまりにボロく解読困難、今も青木鉱泉に行かれるのか?不安をさそう。

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すぐ上の大西峰への踏み跡を辿り、目立たぬ山名板を確認、まさに不遇の山だ。

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この先は広々とした笹原に、カラマツやシラビソが点在し、大きな青空に富士山が座る。

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笹原の中にテント跡のような小平地が点在し、一人、二人、腰を下ろして憩っている。そうしたくなる気持ちがよく分かる。

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千頭星山に乗り上げる最後のジグザグを頑張れば、カラ松に囲まれた山頂に到着だ。地蔵ヶ岳展望地に、せっかくの晴天だからね、行ってみよう! 

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木漏れ日のシラビソ林を下り気味にホイホイ。
登山道は尾根を右にそれるが、赤テープに従い左の岩がちを伝う。

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イワカガミやキバナノコマノツメが顔を出す。

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展望場では数人のハイカーが眺めを愉しんでいる。大きな山がぐっと迫り、すさまじいガレの迫力に圧倒される。そして二こぶ(観音ヶ岳)の奧にはオベリスクが見えた。

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ランチは展望地から外れた一角で。涼しい風が通り抜け、寒いほどだった。

千頭星山からの下山はあっけない。

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甘利山の駐車場からタクシーコール、待ち時間にいただいた、つつじ苑のソフトクリームが濃くて美味しかった。

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きょうは暑さにやられてチョ~疲れて、復活に数日かかってしまったけれど、美しい青空と展望、緑の森の鮮やかさ、笹原とカラマツ/シラビソのコラボ、甘利山ではさすがにレンゲツツジの燃える赤、そして鳳凰の迫力と岩場の花。けっこう見所が多かった。

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山にいるだけでしあわせ感」


では またぁ   (^_^)/~

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ゆるやまン★金比羅山~南沢あじさい山

2023.06.15(木) くもり

きょう、午後には雨というので予定を変更。
五日市Pに駐車し金比羅山に向かう。大通りから横道に入ると道は錯綜するが、なんとなく小学校に出る。あとは道なりに正面の森を目指していけばいい。

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最奧の家との分かれ目がとりつきで、参道のような良い道が導いてくれる。オカトラノオやアカショウマなど梅雨時の花がちらほら現れた。

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蒸し蒸し、大汗(^^ゞ たまりません。木々はテイカカズラに覆われ、たわわな花が白いベールのよう。遠くには葉が半分白いマタタビ。

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30分も登ると、青いウツボグサが点々と現れ、ノイバラの白い花や、ノアザミの濃いピンクが華やかになる。テラス展望台でいっぷくして

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金刀比羅神社に詣る、神殿背後の磐座あたりは、じわんと霊気が漂う。

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緑の中をしばし歩き、案内にしたがい右の尾根に乗ると、金比羅山(468m)、but 山頂のオーラなし。

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星竹林道を跨ぐ橋は渡らず、右に下りた。

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「南沢あじさい山」の案内標に出合い、急降下。どんどん、どんどん下る。

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30分ほどであじさい山案内図の前に出た。
あたりはあじさいだらけ、うす青の上品な花が土手を埋め尽くし、圧巻。

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カクあじさいも多い。ほのかな香りのおちついた雰囲気に包まれている。

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「お天気が良ければ凄い人出よ」とか、さもあらん、きょうのお天気はあじさいと似合ってる。人出もそこそこだし。

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食後は、アナベルてんこもりの豪華な中を通りぬける。アナベルは大きな花なのに一片(ひとひら)は小さく繊細で、なんともいえぬ乳白色がやさしく暖かい。さらに現代風の赤いのや尖ったのや、さまざまなあじさいは絵巻物のよう。

あじさい山は『南澤忠一氏が、およそ50 年をかけてたった一人でアジサイを植え続け、作り上げました』(説明板)。今はあきる野市の観光名所。

五日市駅まで約1時間、のんびり歩いていると突然、五日市駅(裏)だった。
最後に少し雨がぱらついたけれど、濡れることなく無事駐車場着、めでたし。

 

では また~  (^_^)/~

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