いっぱい春の阿夫利山【秋山】

2025.04.12(土)   快晴        

高尾から8:07発の甲府行きは混雑、上野原で大勢降りた。井戸行きバス停に長蛇の列。無生野行きに乗りこむとほぼ満席! 出発時は立客のいる盛況ぶり。 
バスを「神野」で下車。ゴルフ場の縁を歩く長い道の、見下ろす右手ゴルフ場は満開の桜、ホーホケキョ、

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左手の陽当たりよい擁壁沿いは、さまざまな春の花で賑やかだ。
コクサギ、アケビ、スミレ、タチキランソウ 、フジザクラ・・

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あらら、ヒキガエルがのそのそ歩いている

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クルミの芽吹きはまさに今、もったり葉を広げ始め、

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薄黄色はクロモジの花、道沿いの桜と 華やかな春のコラボ♪♪♪

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じき道路は二叉に分かれ、金波美林道始点。
15分くらいで金波美トンネルが現れ、登山道はトンネル左から始まってる。

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杉林のジグザグを登り詰め金波美峠、手書き道標の「安寺沢→」は逆方向?、じつは道路に降りトンネルを抜けて安寺沢行く段取りとか、、、、

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尾根上は芽吹きの始まったばかりの雑木林、
小さな薄緑の葉とミツバツツジの澄んだピンク紫が目を惹く。

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ハウチワカエデの芽吹きは赤みがかっている。ウリカエデの幼葉と薄黄色の花。

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爽やかな空気に小鳥の囀りがかしましい。いい感じの起伏の、細い尾根道 ♫。

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「石尊山」、「高見山」、と小さな凸をこえる そしてあれが「阿夫利山」か。

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歩きやすい楽しい尾根が続き12:50山頂着。思ったより時間がかかってた。
狭い山頂には先客が休憩中。ランチは東に少し降りたなだらか場でいただく。

 

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次の井戸沢ノ頭からは右の尾根を下る。思ったより急で荒れ気味だった。
ミツバツツジが増え、あちこちにピンクの塊、花を追いながらガンガン降り、

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金剛山との鞍部から岩っぽくなる。ロープもありちょっと面白い(でも短い)。

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めぶき美しい尾根道も登ってしまえばあっという間、金剛山に着いてしまう。広い山頂には立派な石の祠が鎮座していた。

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もう下るだけとゆっくり休み、東への立派な道を辿る。実はこの下山道、途中の沢沿い辺りでは、つい不安に駆られてしまう。

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・463を踏んで、道なりに緩やかに下ると鹿柵が現れ、

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その先にお墓。展望台では藤野辺りの親しげな風貌の里山を眺めた。

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すっかり余裕で、案内のあった「富岡弥陀三尊種子板碑」に寄り道したり、
それ以外にも寄り道をしながら、とりあえず秋山温泉に向かう。

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じき温泉の大看板の分岐にでたので(16:30すぎ)、タクシーコール、
思いの外早く来てくれたタクシー運転手さんは、お上品な人だった。

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4月中旬、上野原の里山はすっかり春でした。

2017.03 北尾根 2015.02 北尾根

 

では まぁ   (^_^)/~
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快晴の鷲ヶ峰☆展望を堪能しつつ60分

2025.04.09(水) 快晴      2人 

この春、南関東では快晴が続いているが、遠出をすると天気が悪いのだった。
でも今日ばかりはばっちり晴れた。そこで霧ヶ峰の一角、鷲ヶ峰の登ることに。
八島湿原のビジターセンターは開館前。

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駐車場から眺める鷲ヶ峰(の第1峰)

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青空が嬉しく、足取りも軽く登っていける。まず鹿柵を越えまして・・

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はるか中央アルプスや御嶽山を見ながら行く、心が弾んでいる。

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第一峰にて
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第二峰から振り反ると、八島湿原 外輪山~車山 奧に蓼科山から八ヶ岳方面
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ここから、ほぼ平坦な展望ロード。 左は中央アルプスから御嶽、乗鞍、北ア
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山頂に到着しましたっ
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ここまで来た道の、北側には雪がべったり。
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浅間が雲から現れた なんと綺麗なこと
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そよ風に吹かれながら ただぼーっと過ごした。
北アルプスの峰々が隠れたり現れたり、ちっとも飽きない
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鉢伏山の向こうに、わっ~ 剱岳だ! 
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南アも富士山も一望でしたが、ちょっと靄ってました
鷲ヶ峰は風が強いことが多いのですが、楽しい山です、ホント

では またぁ   (^_^)/~
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弥彦山☆花の裏参道と菩提寺山【新潟】

2025.03.28(土) 小雨       5人  

この大きな鳥居の先が弥彦神社、でも私たちは日本海側の裏参道に向かう。

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登山者用Pは、土日は満車どころか路肩に縦列ができるほどという。
小雨のせいかきょうは私たちだけ、これは吉かも?  

カッパを着て出発。 登山口から杉林のジクザグ道を登っていく。

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早々にカタクリ群落が現れた。雨のせいで花はツンと閉じているがかなりの花数。陽が射したらピンクの絨毯まちがいなし。

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合間にぽちぽち散らばる白い花はオオミスミソウで、厚めの葉が雨に光っている。薄青い花もある。

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して赤い美がかわゆい低木は当然アオキでしょ? でもなんか小さすぎ、葉にきょ歯がないし?  ⇒日本海側多雪地帯の変種ヒメアオキ。

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エンゴザクもあまりに貧相で華やかさに欠ける。 ⇒日本海沿岸に咲くミチノクエンゴサク

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あ、これはチョウジザクラ?でもな~んか違う気もする、あちこちで咲いているけど寂しげだ。  ⇒日本海側に咲くオクチョウジザクラ

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霧が大分濃くなってきた。黄色い小花のヒメウズも咲いている

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林道を横切り、ちょっと急な坂を登ったあと湿地沿い? 。ゲコゲコ、ゲコゲコ,あちこちから湧いてくるこの歌は?カエルの集団お見合いの最中かな?もし陽が射したるなら、水の音を耳にぼけーっと過ごしたいそういう場所だ・・・

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ふと気づけば左側は、一面を覆儚い白色、うわっ、
セリバオウレンのなんとも美しい絨毯。

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作業場?の広場で休憩、霧の向こうにスカイラインが走っているそうだ。ますます霧は濃くなり、気温が下がってきた。
ヒメユヅリハ
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スカイラインの脇の緩やかな登山道は尾根のようだ、どんな景色だろうか、海が広がっているかも知れない。

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このあたりカタクリは緑の細い蕾、ショウジョウバカマはやっと花芽をだした。

再び広い所に出た。ベンチもある。「今日はここまでにしましょ」
白湯をいただきとホッとする。相変わらず霧は濃く風も強く、凍えてくる。

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戻りは「ブル道」を伝う。広く歩きやすく、下るには助かる。
エゾユズリハがそこここに。そしてここにもオウレン・オウレン、またオウレン。オウレンの絨毯なんて初めて出会った。

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ヤヤッ、ブル道にまだ雪が残っているぞ、はしゃぎながら、ほいほい歩いた。

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☆下山口の「弥彦山に咲く花」掲示板、帰宅後、花の同定に役立った。やはり日本海側固有の変種が多いのでした。

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他にオオバクロモジ、チャボガヤ、、、いやはや、うっかり見過ごすところだった
というわけで、今回は山頂には行かなかったのでした。

 

2025.03.29(日) 曇り       5人 

【菩提寺山?】知らなかった山。新潟の248mの低山だそう。

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登山口の注意書き

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大沢森林公園から歩き出す。「花は少ないですよ」と最初からいわれていたが、

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今年初めてのショウジョウバカマが続々現れる。「仏路峠」の赤い

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「仏路峠」の赤い 帽子の野仏たちをすぎると、

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小広い山頂に出る。小さな三角屋根の避難小屋、ストーブに火が入り大勢の人が談笑中。地元のボランティアの方々は人なつこく、私たちをスッーと受け入れてくださるのだ。

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山頂の「菩提寺山史跡」の説明によると、菩提寺は空海さんの建立、とにかく古い歴史を持っているそうだ。

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ホントは高立山275mへミニ縦走する予定だったが、時間切れでそのまま下山。このお天気ではしょうがない。
ことしはじめてのマンサク

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信濃の春は遅いんですね

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やっとお目覚?? オオカメノキです

では またぁ   (^_^)/~
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伊豆の城山(じようやま) & かつらぎ山

2025.03.13~14(木金) 曇り      3人

【1日目】曇り
城山は、勾配はそれほどでないが足元に石が多い。

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ロッククライミング場との分岐を2ヶ所過ぎると、大きな岩が重なる険しい道になる。エッチラオッチラ、がんばって登る。

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所々森がひらけると、城山の大岸壁が見えた。

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やがてつづら折りの山道になり、城山峠に到着する。ベンチの傍らの大木の照葉樹は、ウバメガシとか。

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ひと休みして右折し、城山に。アセビの多い伊豆らしい森、

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苔むした大岩がどかどか現れ、道は岩をすり抜けながら 延びている。

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30分ほどで前方がひらける、城山山頂に到着。薄雲がかかってあまり展望が、、と思ったら。大きな富士山が浮かんでいた。さすが静岡、

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三角点標石はどこかな?

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帰りは、タッタカ下れた。登りがあれほどキツかったのにと不思議なくらい。

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下山口からは車道歩きだ、子授け地蔵を過ぎてからは、みなで迷路クイズを解くようにして近道のルートを探り、きょうのお宿に戻った。

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城山(じょうやま)は昔、「丈山(じょうやま)」と書いたそうです

🍴✨


【2日目】曇り
天気予報はハズレか?ぼんやり雲がかかっている。大仁駅で余計な荷物をコインロッカーに預け、いざ出発。狩野川の土手は歩行者専用の、最高に気持ち良いロード。 きのう登った異形の城山の、すごい存在感

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登山口到着は10時前。城山峠までは昨日と同じ道、2度目となると楽だ。

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峠から先はきょう初めてで、勾配もなく整備され歩きやすい。

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じき、右斜面に置物のような大きな石がいくつか、親しげな形でうずくまる。

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城山林道(舗装)が横切った。所々、白い説明板が地名の由来を教えてくれている。この「鶯谷」は今回の重要なポイントだったと後で知る。

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整備されたヒノキ林はランニングできるほど歩きやすい。そういや「伊豆の国市ハイキングコース」の道標は「城山・発端丈」とあるばかりで、葛城山の文字がないのが不気味だった

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そうこうするうち益山寺分岐まで来てしまった。あれ??、今まで葛城山への分岐はなかったよねえ、代わりに赤マジックの手書き書き込みが頻繁に現れ気になる。意味が分からない。私は10年前に登ったんだけど、そんなことなかったし・・変なの~。↓おそらくあえて?残されていた古い道標に赤マジック
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その時地元のソロ男性がやって来て話をうかがう、そして葛城山についての事情がわかった。今からでも発端丈山まで行けたと思うが、私たちはここでランチをして戻ることにした。 
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帰りは結構ルンルン早く下りれた。なにしろ「城山峠~登山口」は4回目なのだから。
観光と登山 両方うまくやってるところもあると思うのだけどなぁ

箱根登山鉄道駿豆線大仁駅

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では またぁ   (^_^)/~
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山は低けれど...伊東ナコウ山

25.03.02(日) 晴れ      4人

伊東線の駅々には濃ピンクの河津桜が満開、車内は観光客で満員だった。

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しかし下車した宇佐美駅は人気(ひとけ)なく、しっとり落ち着いている。

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街中は細かな道が迷路のよう、2.5万図のどこをどうあるいているやら?とりあえず、地図の神社をめざし、脇道への誘惑を振り払いながら進むと、「比波預天神社」の鳥居があった。どうか無事登頂できますよう・・。 ↓境内の石仏

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「沢沿いコースと尾根コースがあるらしいけど、登りは尾根コースね」ときめる。でも尾根道への分岐がわからず、沢コースを行くことになった。

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大きな堰堤の左が山道の始まり。「石切場見学コース」の大回りを選択する

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沢の凹みのような道。照葉樹が生い茂り、足元は落ち葉で滑り歩きづらい。
遺構らしく、クサビ跡や矢羽根マークのついた石がゴロゴロ、落ち葉の陰にも石が多いので、転ばないよう気を遣う。

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それに急だ。石丁場というので、鷹取山の石切場の風景を想像していたが全く違う。このゴロゴロの場所こそが現場で、どこでも歩ける山の斜面という感じ。

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大きめの石には刻印やクサビ跡が見える。やがてハッキリした沢地形になった。な~んか陰鬱な登りに飽きてきたころ、左側斜面にロープがあり、ここで尾根にあがるという。やっと出られると嬉しかった。

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尾根に乗ると、ワーッ明るい。青空のもとヒメシャラ?の薪炭林が広がっている。解放されて大きく息を吸い込む。

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足元にはてシダ・シダ・シダの波。ウラジロに似たコシダだそう。

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やがて明るくひらけたナコウ山唯一の?展望地に、海のかなたに天城山が霞む。

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ここはナコウ山直下にして丁場のひとつ、刻印やクサビ跡の石が転がっている。

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ロープ伝いでまず山頂に。展望のない小広い 平坦地には、三角点、説明板、金属製の地図が置かれていた。

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山をのっこす道は推測通り巻き道。そこを伝い丁場に戻る。ランチをしつつ、「切り出した石をどのようにして海辺まで下ろしたか?」みんなで推測。さぞ、つらい仕事だったろう。山頂に「ナコウ山」は「泣こう山」とあったように。

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「下山は尾根道でね。来るときに見逃した登山口への分岐を確認しよう」そりゃ楽しみ。尾根道は明るい照葉雑木林で、急ではあるもののしっかりしているし、 道標や道案内には事欠かない。

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道中には、切り出された刻印石が転がり、丁寧な解説も多数。この道は正調の石切丁場見学コースかもしれない。

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離山分岐(道標)を過ぎ、ぐんぐん下る。思ったより下る。さらに下る。

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そして給水施設の前から町に入った。またもや、ぎざぎざ×くねくねの坂道の、雑然と入り組んだ分岐が連続する、

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難解な経路をさらにぐんぐん下ると、見覚えのある分岐点出た。尾根道へはここを登る。

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そこからは簡単で、無事宇佐美駅に戻れた。キツいと思わなかったけれど、翌朝は腿の筋肉が張っていた。

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アコウ山、今でも本性のよく分からない、不思議ちゃんのお山でした。

 

では またぁ   (^_^)/~
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田浦梅の里 海の青と漂う香り

2025.02.27(木) 晴れ      3人

京急按針塚駅は眩しすぎる陽ざしが溢れていた。海沿いの町らしく、曲がりくねった急坂や細い道が入り組んで複雑なのだ。

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臨場感のある防災看板。 

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公園案内地図と推理力をフル稼働し進んでいくと、ようよう塚山公園に着いた。
広い立派な公園の、まずは三浦按針(夫妻)の墓に参る。幕末の人と混同してたが、日本に漂着したのは慶長年間、徳川家康と深い繋がりを持ち、江戸に住まいを与えられたそうだ

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次は富士見台に。この暑さで靄っているけれど、意外に大きな富士山。
眼下の高速は横横(横浜横須賀)道路、横浜のビル群がけっこう間近だ。

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ふり返れば海、そして港、横浜の埠頭にはコンテナや倉庫が並んでいるけれど、そういうモノがない。横須賀は軍港と改めて思う。

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「港の見える丘」は、より展望がよく桜がたくさん植えられていた。その頃は格好のビューポイントだろう。停泊中の軍艦は「ジョ-ジワシントン号」だそう。

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開拓記念碑をチェックし、浦賀道(十三峠)を伝って、民家のすばらしきしだれ梅、庭々の梅も満開また満開、

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「のの字橋」を見物後、「大田坂(おつたざか)」をトコトコ下る。相変わらず梅*梅*梅。  気になるポスターありました

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お城の石垣を思わせる石積みの脇の階段を、えっちらえっちら上がりきると「田浦梅の里」だ。

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広々とした園内の梅は、古木も若木もちょうど咲きごろ、白~赤~ピンクと色さまざま、

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芝生のスイセンは満開と、なにもかもピッタリのタイミング。
梅といえば香り。爽やかな甘い空気が辺りを充たしている。

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芝生広場の展望台から

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梅の里を下る途中にもずっと続く梅の花×花×花。

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公園から一歩出ると一変して住宅街。相変わらず坂だらけの町を通り抜け、JR田浦駅に。ホームの両側に山が迫り、トンネルとトンネルの間にホームがあり、そのためホームの延長工事が出来ず、11両編成の場合、先頭車両or最後尾車両のドアは開かないのだ(ドアカット)。観光名所らしい  

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ということで、きょうの木曜隊は、海の見える横須賀の町の、坂と細道は独特の
風景を堪能。すべてが珍しくお天気のよいこともプラスしてよき一日になった。

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山上集落 ☆ 中群山

2025.02.22(土) 晴れ のち 曇り     2人

ガチガチ歩くほどのパワーはないけど、少しだけなら歩きたい・・・
こんな時にしか行かれない場所がポッと頭にうかんだ、先日の笹尾根歩きのとき、権現山の手前に鎮座していた中群山(写真↓)。山上
集落ってどんな風景?

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山の上まで車で行かれるが、それではあんまり。そこで初戸に駐車し、腰掛林道を腰掛集会所まで歩き、向かいの尾根道を行くことにする。

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駐車場所の大きな「西原」看板はずいぶんくたびれてしまっている。初戸バス停を過ぎ、腰掛林道に入る。
右の山肌は陽が当たり暖かそう、左の谷の杉林はよく手入れされ所々ユズ畑。

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立派な炭焼き小屋を過ぎ20分ほどで民家が現れ、道路沿いに集会所が建つ。

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とりつきはお向かいの民家の脇、しっかりよい道が上がっている。

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ツレザギソウの株を見る、春はいろんな花で楽しいかも♪ グイグイ登る道はしっかりついていて不安はない。落ち葉がすべりまくるけど緩いジグザグが続く。

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前方の松の根元の石棒と丸石2個、いつの時代の神さまでしょう。

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20分くらい登ると祠と出会う。かすれた文字は「金比羅大神」??。新しいシデとお酒とお餅とお金が供えられていた。石塔にはキツネ?耳が垂れているから犬(てことは狼?)。少し上の祠には「不動尊」の文字。

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やがて岩っぽくなり大樅やら大松とかが増えてきた。

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前方に明るいカヤト原が見える。あそこが中群かと回り込むとお墓があり、

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その先に畑が広がり、大きな民家が建っている。陽ざしをいっぱい浴び、気持ちよい。ふり返ると広々な畑の奥に権現山がゆったり構えている。

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中群山はどこかな?と、高い場所へと梅の丘を上がりると牧場か?、向こうにもピークがあり、中間はヒロ牧場。私たちはもう一方のピークに向かった。

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到着した中群山は、想像以上に荒れた感じ。

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いつの間にどんより曇り、すごく冷たい空気が降りてきて、風に吹きさらされる。とたんに帰りたい気持ちでいっぱいになる。

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急いで戻りたい一心でスタスタ歩く道は、山頂の東に延びる林道だった。
ありゃぁ。。失敗。 慌ただしくランチを済ませ、ユーターン。

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登りは急にみえた腰掛への山道は歩きやすく、30分で集会所に降り立てた。

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初戸には40分ほどで。

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じつは帰り道の棡原長寿館で、おソバを食べようと思いついたのだ。
長寿館到着2:30。店のひとが「食堂終了」の看板を掛けているところだったが、滑り込みセーフ。暖かい麺類がありがたく美味しく、お店のひとの笑顔の対応♡、また行こう。

ということで軽いと甘く見ていた中群山は、きょうにピッタリのゆるゆるハイキングになった。「行きたいけれど行かれない山」に登頂できてめでたい一日(^o^)  中群山、登り途中のお社の横の・・↓

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もいっかい半原高取山、愛川へ下る

2025.02.06(木) 晴れ  

今週は「寒さの底」というが、午前中は快適。そうだ!こないだの高取山に行こう。宮ヶ瀬湖の水とエネルギー館P駐車場は高取山の大きな陰の中、でも対岸は朝日にキラキラ。最奧には丹沢の峰々が新雪をかぶって、これまたキラキラ!

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のっけの急階段はゆっくりでも20分。階段が終わると陽の当たる展望草地にベンチが数基ある。コースは無理せず登れるよう、絶妙に設計されている。

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陽ざしいっぱいの快適な尾根の、樅の大木を愛でながらトントン歩くと檜林になる。枯れ草の根元に白い塊「ワ!」シモバシラの華がそこここに咲いていた。ひとつとして同じものはなく、写真を撮りだすと無限ループに嵌まってしまう。

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そのうち檜林がおわると、灌木を透かしてのぞく前方の山影。送電塔(大沢山)だ。樅?の大きな切り株は かつての山の雰囲気をおしえてくれる。

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快晴の送電塔台地、ベンチに腰おろしパンを囓りつつ展望満喫。丹沢・宮ヶ瀬湖はもちろん、南山のかなたに大菩薩、奥秩父の姿も見えた。すごく得した気分。

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送電塔の奧の大沢山は、忘れられた山頂か。

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左折しアブラチャンの林をぬけていく。3月にはうす黄色の雲と爽やかな香りに包まれるんだろうな。

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じき雪が現る。サクサク歩く感触、以前よく歩いた丹やぶヤブ山を思い出し・・胸きゅん。
やがて岩っぽくなり小さな凸凸が続きはじめる。「矢筈」ってこの辺り?

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鎖場の岩を乗り越えると、もうそこは高取山だ(704m)。展望台に上ってみる。
見下ろす山頂の北側は眩しい雪の原。「わ-い」と走り回りたい衝動。

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下山は愛川へ。雪原の左を回り込むよう降りていく。雪に隠れた階段が滑りそう。今までここは登ってばかり、目の前の山頂をひたすら目指すだけで、すてきな木々には目もくれてなかった。のびやかなイタヤカエデ。コナラやシデ・・・。

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「あっ、熊棚」お尻の形がそのまま残っているような枝の重なり、その木にもあの木にも、ウワズミザクラやカエデにも、そこら中に熊だな。この明るい里山と熊たちの作る豊かな自然。どうかお互いうまくやって下さいませ。

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雑木林が終わり、すらりと美しい檜林に入る。途中で登山道の階段を見落とし尾根通しにすすんでしまい、ススキの茂る送電塔台地に出た。

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直ぐ下で登山道に復帰すると分岐。ここは右を選択し、しっかり作られたジグザグ道を下る。歩きやすく、雑木林や玉ネギ石を眺めながら、快調に下れる。

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所々、林道が分かれるが、ロープが張られている。ひたすら、こまめに現れる道標「宮沢大橋」を目指して下っていく。意外に明るい尾根が多い。

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最後は宮沢(涸れ気味)を越え、舗装林道に出てゲートの脇をすり抜け、
県道64の宮沢大橋の東側に立った。

ゲート前で、奧の高架が県道64です。
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Pまでのトンネル5個は修行の区間。とはいえわずか30分ぽっちだ、
さっさと早足でやっつけよう(耳栓で対応okじゃない?)。

途中で宮ヶ瀬ダムを見下ろせた。
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きょうのルートは、気楽に行かれて、展望抜群、変化も多く季節によってお花探しも? 高取山はクセになるかも。

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では またぁ   (^_^)/~
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笹尾根 田和~田和峠~笛吹峠~藤尾

2025.01.30(木) 晴れ      3人

上野原から飯尾行きバスで、田和BSに09:40着、
北側の擁壁の上から大勢のお地蔵さんが見下ろしていた。

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田和は山上集落。立派な屋敷が高台の上さらに上の高台にも建ち並び、舗装道路が繋いでいる。

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私たちはせっせと歩を進め最奧の家を過ぎると、登山口の道標が立っていた。
積もる落ち葉の深いこと。力を込めて登るので汗が噴き出す。

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やがて美しい檜林に。道はしっかり太く気持ちよく歩ける。やがて強い西風に煽られてきた。道の向きが変わったせい?

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やがて、太陽がサンサンと降り注ぐ雑木林に変わった。うっとりするような綺麗な森が広がる。雑木の間から真っ白な富士山が覗。富士山は、いつでも嬉しく元気にさせてくれる。

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登るにつれて再び檜林が現れるが、道はその左。正面にはだかる笹尾根はもうすぐだ。   11:40田和峠着。

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ランチはもう少し歩いてと、ほぼ平坦な笹尾根をゆるゆる歩く。数馬峠までくると南面に日だまりの草地。この暖かい自然レストランに腰を下ろした。

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目の前には堂々たる富士山。真っ白な美しい姿。ラッキー!。こんな穏やかな気持ちになれるのも山なればこそ! (地図を見ながら)今日は藤尾に降りようと決めた!

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尾根に戻ると、西風の冷たいことったら。でも向きによって気にならなかったりする。
なんとなく下りつつアップダウン。北側には奥多摩の山々がよく見える。

笹ヶタワノ峰は、知らずに通り過ぎそうなピーク。北側に降りるしっかりした道は大羽根山を通過する道だ

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北側には枯れた灌木が一面に。「コアジサイじゃない?」「そうねそうね」花の咲くのは6,7月か?「そういやこの辺って、一面の笹原だったはずだけど・・」

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ゆるく下ると道標*1040m分岐だった。ここからも尾根伝いに藤尾に降りられるが、笛吹峠の古(いにしえ)の峠道をたどってみたい気持ちを優先して、先に進む。広々とした赤松広場**を過ぎる。

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ゆるく下ると石碑(大日)のある笛吹峠に到着。

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藤尾方面の道は薄いけど、辿っていくと、さっきの赤松広場**の下に出た。なんだ。また来ちゃった。

ここから峠道はしっかり太く歩きやすい。若いヒノキは枝打ちされて真っ直ぐ。心地よい木漏れ日を感じながらうねうねと道を辿る。

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と、思いきや沢地形2箇所では、道が毀れぎみ要注意、崩レギミ倒木アリ落葉積モリ道形アヤフヤ、ここさえクリアすれば再びしっかりした道だ。

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じき*1040m分岐 からの尾根道と合流、ホッとして倒れた道標の前で水をいっぷく。

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この先の峠道は、なんとも歩きやすい。急なところは上手にジグザグをきってある。重い荷物を担いで通う仕事の道だものね。樅の大木が数本、尾根を守っていた。峠の栄枯盛衰を、ずっと見てきたのだろうな。

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じき木立を透かし眼下には、家々の屋根がチラチラ。

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そして
舗装路に出た。後はダラダラくだっていくだけ。この道は西原古道だ

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そうしてタクシーの約束10分前にBS藤尾に到着。ドライバー氏はなんと22歳のわかもの。会話上手で飽きさせず、あっという間の上野原駅だった



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宮ヶ瀬湖から半原高取山

2025.01.25(土) どん曇り
毎日晴天ポカポカなノ-天気なこの冬なのに、何故にきょうだけメチャ寒い。
でもそのうち晴れるでしょ

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水とエネルギー館の駐車場は9時からというが、入口のオジサンが「山に登るのかい?」と登山口至近のP1-001駐車札を渡してくれた。すでに待っていた山仲間と無事合流し、ゆっくり支度9:00登りだす。登山口が駐車場内とは驚き!

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まずダム工事で削られた斜面の急階段だ。今まで敬遠していた急な道。景色などに目もくれずひたすら足元に注意してゆっくり、20分で尾根に出た。

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大樅が現れ始める♪ 高取山は仏果山のオマケじゃない。ひとかどの良き山だ。中間点で(登山口から10.5㎞)、ハッキリした尾根になる。

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ああ、晴れてくれてたら。正面の台地に送電塔が見える。若干急登になったが直ぐそこだ。

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「ヒュー」送電塔の丘は素晴らしい展望台・・・だが、、、曇り空が恨めしい。それでも眼下に宮ヶ瀬湖、対岸には大山三ノ塔丹沢山。大山三峰がいかにもゴツゴツのノコギリの姿、スカッとした景色の時、また来ればいいさ。

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アブラチャン薪炭林。その中に点在する大木が目を惹く。もみ、こなら、しらかし、みずき、

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「みずきはね、落葉すると直ぐ黒くなるから分かりやすい」と仲間におそわる。

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山頂手前の大岩はクサリがつき、不安なくぐいぐい上がる。「楽しいね♪」

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ひと息で乗り上げると、すこし先に展望台が見えた。

北東が大きくひらける気持ちよい高取山、きょうばかりは寒くてかなわない。吹き上げる北風ガスの火がつきにくく、せっかくのお昼も寒くて落ち着かず、楽しみにしていたコーヒータイムはせわしなく逃げていった。

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不完全燃焼のまま山頂を後にする。そして宮ヶ瀬越から県道に出て、「温かい所でコーヒーリベンジしよう」を励みにひたすら歩いた。

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 が登山口 この斜面は 階段の登山道です。

きょうの花は ジャケツイバラ

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とカラスザンショ

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