田浦梅の里 海の青と漂う香り

2025.02.27(木) 晴れ      3人

京急按針塚駅は眩しすぎる陽ざしが溢れていた。海沿いの町らしく、曲がりくねった急坂や細い道が入り組んで複雑なのだ。

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臨場感のある防災看板。 

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公園案内地図と推理力をフル稼働し進んでいくと、ようよう塚山公園に着いた。
広い立派な公園の、まずは三浦按針(夫妻)の墓に参る。幕末の人と混同してたが、日本に漂着したのは慶長年間、徳川家康と深い繋がりを持ち、江戸に住まいを与えられたそうだ

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次は富士見台に。この暑さで靄っているけれど、意外に大きな富士山。
眼下の高速は横横(横浜横須賀)道路、横浜のビル群がけっこう間近だ。

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ふり返れば海、そして港、横浜の埠頭にはコンテナや倉庫が並んでいるけれど、そういうモノがない。横須賀は軍港と改めて思う。

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「港の見える丘」は、より展望がよく桜がたくさん植えられていた。その頃は格好のビューポイントだろう。停泊中の軍艦は「ジョ-ジワシントン号」だそう。

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開拓記念碑をチェックし、浦賀道(十三峠)を伝って、民家のすばらしきしだれ梅、庭々の梅も満開また満開、

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「のの字橋」を見物後、「大田坂(おつたざか)」をトコトコ下る。相変わらず梅*梅*梅。  気になるポスターありました

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お城の石垣を思わせる石積みの脇の階段を、えっちらえっちら上がりきると「田浦梅の里」だ。

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広々とした園内の梅は、古木も若木もちょうど咲きごろ、白~赤~ピンクと色さまざま、

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芝生のスイセンは満開と、なにもかもピッタリのタイミング。
梅といえば香り。爽やかな甘い空気が辺りを充たしている。

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芝生広場の展望台から

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梅の里を下る途中にもずっと続く梅の花×花×花。

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公園から一歩出ると一変して住宅街。相変わらず坂だらけの町を通り抜け、JR田浦駅に。ホームの両側に山が迫り、トンネルとトンネルの間にホームがあり、そのためホームの延長工事が出来ず、11両編成の場合、先頭車両or最後尾車両のドアは開かないのだ(ドアカット)。観光名所らしい  

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ということで、きょうの木曜隊は、海の見える横須賀の町の、坂と細道は独特の
風景を堪能。すべてが珍しくお天気のよいこともプラスしてよき一日になった。

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 では またぁ   (^_^)/~
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山上集落 ☆ 中群山

2025.02.22(土) 晴れ のち 曇り     2人

ガチガチ歩くほどのパワーはないけど、少しだけなら歩きたい・・・
こんな時にしか行かれない場所がポッと頭にうかんだ、先日の笹尾根歩きのとき、権現山の手前に鎮座していた中群山(写真↓)。山上
集落ってどんな風景?

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山の上まで車で行かれるが、それではあんまり。そこで初戸に駐車し、腰掛林道を腰掛集会所まで歩き、向かいの尾根道を行くことにする。

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駐車場所の大きな「西原」看板はずいぶんくたびれてしまっている。初戸バス停を過ぎ、腰掛林道に入る。
右の山肌は陽が当たり暖かそう、左の谷の杉林はよく手入れされ所々ユズ畑。

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立派な炭焼き小屋を過ぎ20分ほどで民家が現れ、道路沿いに集会所が建つ。

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とりつきはお向かいの民家の脇、しっかりよい道が上がっている。

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ツレザギソウの株を見る、春はいろんな花で楽しいかも♪ グイグイ登る道はしっかりついていて不安はない。落ち葉がすべりまくるけど緩いジグザグが続く。

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前方の松の根元の石棒と丸石2個、いつの時代の神さまでしょう。

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20分くらい登ると祠と出会う。かすれた文字は「金比羅大神」??。新しいシデとお酒とお餅とお金が供えられていた。石塔にはキツネ?耳が垂れているから犬(てことは狼?)。少し上の祠には「不動尊」の文字。

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やがて岩っぽくなり大樅やら大松とかが増えてきた。

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前方に明るいカヤト原が見える。あそこが中群かと回り込むとお墓があり、

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その先に畑が広がり、大きな民家が建っている。陽ざしをいっぱい浴び、気持ちよい。ふり返ると広々な畑の奥に権現山がゆったり構えている。

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中群山はどこかな?と、高い場所へと梅の丘を上がりると牧場か?、向こうにもピークがあり、中間はヒロ牧場。私たちはもう一方のピークに向かった。

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到着した中群山は、想像以上に荒れた感じ。

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いつの間にどんより曇り、すごく冷たい空気が降りてきて、風に吹きさらされる。とたんに帰りたい気持ちでいっぱいになる。

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急いで戻りたい一心でスタスタ歩く道は、山頂の東に延びる林道だった。
ありゃぁ。。失敗。 慌ただしくランチを済ませ、ユーターン。

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登りは急にみえた腰掛への山道は歩きやすく、30分で集会所に降り立てた。

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初戸には40分ほどで。

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じつは帰り道の棡原長寿館で、おソバを食べようと思いついたのだ。
長寿館到着2:30。店のひとが「食堂終了」の看板を掛けているところだったが、滑り込みセーフ。暖かい麺類がありがたく美味しく、お店のひとの笑顔の対応♡、また行こう。

ということで軽いと甘く見ていた中群山は、きょうにピッタリのゆるゆるハイキングになった。「行きたいけれど行かれない山」に登頂できてめでたい一日(^o^)  中群山、登り途中のお社の横の・・↓

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では またぁ   (^_^)/~
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もいっかい半原高取山、愛川へ下る

2025.02.06(木) 晴れ  

今週は「寒さの底」というが、午前中は快適。そうだ!こないだの高取山に行こう。宮ヶ瀬湖の水とエネルギー館P駐車場は高取山の大きな陰の中、でも対岸は朝日にキラキラ。最奧には丹沢の峰々が新雪をかぶって、これまたキラキラ!

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のっけの急階段はゆっくりでも20分。階段が終わると陽の当たる展望草地にベンチが数基ある。コースは無理せず登れるよう、絶妙に設計されている。

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陽ざしいっぱいの快適な尾根の、樅の大木を愛でながらトントン歩くと檜林になる。枯れ草の根元に白い塊「ワ!」シモバシラの華がそこここに咲いていた。ひとつとして同じものはなく、写真を撮りだすと無限ループに嵌まってしまう。

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そのうち檜林がおわると、灌木を透かしてのぞく前方の山影。送電塔(大沢山)だ。樅?の大きな切り株は かつての山の雰囲気をおしえてくれる。

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快晴の送電塔台地、ベンチに腰おろしパンを囓りつつ展望満喫。丹沢・宮ヶ瀬湖はもちろん、南山のかなたに大菩薩、奥秩父の姿も見えた。すごく得した気分。

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送電塔の奧の大沢山は、忘れられた山頂か。

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左折しアブラチャンの林をぬけていく。3月にはうす黄色の雲と爽やかな香りに包まれるんだろうな。

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じき雪が現る。サクサク歩く感触、以前よく歩いた丹やぶヤブ山を思い出し・・胸きゅん。
やがて岩っぽくなり小さな凸凸が続きはじめる。「矢筈」ってこの辺り?

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鎖場の岩を乗り越えると、もうそこは高取山だ(704m)。展望台に上ってみる。
見下ろす山頂の北側は眩しい雪の原。「わ-い」と走り回りたい衝動。

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下山は愛川へ。雪原の左を回り込むよう降りていく。雪に隠れた階段が滑りそう。今までここは登ってばかり、目の前の山頂をひたすら目指すだけで、すてきな木々には目もくれてなかった。のびやかなイタヤカエデ。コナラやシデ・・・。

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「あっ、熊棚」お尻の形がそのまま残っているような枝の重なり、その木にもあの木にも、ウワズミザクラやカエデにも、そこら中に熊だな。この明るい里山と熊たちの作る豊かな自然。どうかお互いうまくやって下さいませ。

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雑木林が終わり、すらりと美しい檜林に入る。途中で登山道の階段を見落とし尾根通しにすすんでしまい、ススキの茂る送電塔台地に出た。

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直ぐ下で登山道に復帰すると分岐。ここは右を選択し、しっかり作られたジグザグ道を下る。歩きやすく、雑木林や玉ネギ石を眺めながら、快調に下れる。

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所々、林道が分かれるが、ロープが張られている。ひたすら、こまめに現れる道標「宮沢大橋」を目指して下っていく。意外に明るい尾根が多い。

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最後は宮沢(涸れ気味)を越え、舗装林道に出てゲートの脇をすり抜け、
県道64の宮沢大橋の東側に立った。

ゲート前で、奧の高架が県道64です。
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Pまでのトンネル5個は修行の区間。とはいえわずか30分ぽっちだ、
さっさと早足でやっつけよう(耳栓で対応okじゃない?)。

途中で宮ヶ瀬ダムを見下ろせた。
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きょうのルートは、気楽に行かれて、展望抜群、変化も多く季節によってお花探しも? 高取山はクセになるかも。

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笹尾根 田和~田和峠~笛吹峠~藤尾

2025.01.30(木) 晴れ      3人

上野原から飯尾行きバスで、田和BSに09:40着、
北側の擁壁の上から大勢のお地蔵さんが見下ろしていた。

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田和は山上集落。立派な屋敷が高台の上さらに上の高台にも建ち並び、舗装道路が繋いでいる。

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私たちはせっせと歩を進め最奧の家を過ぎると、登山口の道標が立っていた。
積もる落ち葉の深いこと。力を込めて登るので汗が噴き出す。

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やがて美しい檜林に。道はしっかり太く気持ちよく歩ける。やがて強い西風に煽られてきた。道の向きが変わったせい?

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やがて、太陽がサンサンと降り注ぐ雑木林に変わった。うっとりするような綺麗な森が広がる。雑木の間から真っ白な富士山が覗。富士山は、いつでも嬉しく元気にさせてくれる。

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登るにつれて再び檜林が現れるが、道はその左。正面にはだかる笹尾根はもうすぐだ。   11:40田和峠着。

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ランチはもう少し歩いてと、ほぼ平坦な笹尾根をゆるゆる歩く。数馬峠までくると南面に日だまりの草地。この暖かい自然レストランに腰を下ろした。

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目の前には堂々たる富士山。真っ白な美しい姿。ラッキー!。こんな穏やかな気持ちになれるのも山なればこそ! (地図を見ながら)今日は藤尾に降りようと決めた!

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尾根に戻ると、西風の冷たいことったら。でも向きによって気にならなかったりする。
なんとなく下りつつアップダウン。北側には奥多摩の山々がよく見える。

笹ヶタワノ峰は、知らずに通り過ぎそうなピーク。北側に降りるしっかりした道は大羽根山を通過する道だ

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北側には枯れた灌木が一面に。「コアジサイじゃない?」「そうねそうね」花の咲くのは6,7月か?「そういやこの辺って、一面の笹原だったはずだけど・・」

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ゆるく下ると道標*1040m分岐だった。ここからも尾根伝いに藤尾に降りられるが、笛吹峠の古(いにしえ)の峠道をたどってみたい気持ちを優先して、先に進む。広々とした赤松広場**を過ぎる。

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ゆるく下ると石碑(大日)のある笛吹峠に到着。

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藤尾方面の道は薄いけど、辿っていくと、さっきの赤松広場**の下に出た。なんだ。また来ちゃった。

ここから峠道はしっかり太く歩きやすい。若いヒノキは枝打ちされて真っ直ぐ。心地よい木漏れ日を感じながらうねうねと道を辿る。

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と、思いきや沢地形2箇所では、道が毀れぎみ要注意、崩レギミ倒木アリ落葉積モリ道形アヤフヤ、ここさえクリアすれば再びしっかりした道だ。

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じき*1040m分岐 からの尾根道と合流、ホッとして倒れた道標の前で水をいっぷく。

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この先の峠道は、なんとも歩きやすい。急なところは上手にジグザグをきってある。重い荷物を担いで通う仕事の道だものね。樅の大木が数本、尾根を守っていた。峠の栄枯盛衰を、ずっと見てきたのだろうな。

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じき木立を透かし眼下には、家々の屋根がチラチラ。

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そして
舗装路に出た。後はダラダラくだっていくだけ。この道は西原古道だ

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そうしてタクシーの約束10分前にBS藤尾に到着。ドライバー氏はなんと22歳のわかもの。会話上手で飽きさせず、あっという間の上野原駅だった



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宮ヶ瀬湖から半原高取山

2025.01.25(土) どん曇り
毎日晴天ポカポカなノ-天気なこの冬なのに、何故にきょうだけメチャ寒い。
でもそのうち晴れるでしょ

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水とエネルギー館の駐車場は9時からというが、入口のオジサンが「山に登るのかい?」と登山口至近のP1-001駐車札を渡してくれた。すでに待っていた山仲間と無事合流し、ゆっくり支度9:00登りだす。登山口が駐車場内とは驚き!

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まずダム工事で削られた斜面の急階段だ。今まで敬遠していた急な道。景色などに目もくれずひたすら足元に注意してゆっくり、20分で尾根に出た。

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大樅が現れ始める♪ 高取山は仏果山のオマケじゃない。ひとかどの良き山だ。中間点で(登山口から10.5㎞)、ハッキリした尾根になる。

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ああ、晴れてくれてたら。正面の台地に送電塔が見える。若干急登になったが直ぐそこだ。

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「ヒュー」送電塔の丘は素晴らしい展望台・・・だが、、、曇り空が恨めしい。それでも眼下に宮ヶ瀬湖、対岸には大山三ノ塔丹沢山。大山三峰がいかにもゴツゴツのノコギリの姿、スカッとした景色の時、また来ればいいさ。

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アブラチャン薪炭林。その中に点在する大木が目を惹く。もみ、こなら、しらかし、みずき、

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「みずきはね、落葉すると直ぐ黒くなるから分かりやすい」と仲間におそわる。

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山頂手前の大岩はクサリがつき、不安なくぐいぐい上がる。「楽しいね♪」

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ひと息で乗り上げると、すこし先に展望台が見えた。

北東が大きくひらける気持ちよい高取山、きょうばかりは寒くてかなわない。吹き上げる北風ガスの火がつきにくく、せっかくのお昼も寒くて落ち着かず、楽しみにしていたコーヒータイムはせわしなく逃げていった。

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不完全燃焼のまま山頂を後にする。そして宮ヶ瀬越から県道に出て、「温かい所でコーヒーリベンジしよう」を励みにひたすら歩いた。

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 が登山口 この斜面は 階段の登山道です。

きょうの花は ジャケツイバラ

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とカラスザンショ

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新年は明るい森をゆったりと、嵯峨塩~南へ古部山~大天狗~

2025.01.04(土) 晴れ      

初歩きは、嵯峨塩の豊かな森がスタート、ルートは去年6月と一部重なる。
冬枯れの季節の今回は、前回とはまた違う顔をみせてくれた。

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嵯峨塩鉱泉、朝8時半の寒いことっ!陽当たりを求め一段上がって登山準備。
朝日にぬくもりながら眺める森はワクワクする。まっさらな空と、充ちる光。

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落葉した木々は背筋を伸ばし、おおらかに両腕を広げてる。よく見れば圧倒的に
シナノキだ。すっくと真っ直ぐな灰白色の幹、梢はブナによく似ている。

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その中にクリノキも多く、そこここにイガが転がっている。
南側には、裸木を透かせデカイ富士山。眼下に点在する牛奥の家。
心がやすらぐ風景だ。

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造成中林道をまたぎ、さらに登る。次の森は右に沢形を見下ろす地形。このタイミングで休憩、チョコレートケーキの休憩は極上なティタイムだった。

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林道では西風を心配していたが、風がないうえ富士山の大展望がどーん。
写真撮影の人もいたので周知されたビューポイントかな。

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風雅な枯れ草の造形+富士山を楽しむうち、公園〔深沢展望台〕に到着。
(正面は牛奥山)
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牛奥山へは初めての尾根コースを選択する(といっても道形はない)。
なんともすてきな広葉林が目の前に広がり、どこをどう歩いてもOKだけど、

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なるべく尾根を辿る、この林に少しでも長く居たいからだ。そういう時ほど
短いもの。牛奥山山頂からは、梢越しに南アルプスの白い峰々がのぞめた。

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山頂から東の境沢ノ頭に向かう。トントン快調に下り、巻き道を確認し、
道なりに緩やかなに右カーブ、クリかミズナラかモミ?老木を巡りつつ緩やかに辿り、境沢ノ頭には11:30到着した。

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ノンビリ歩きすぎ、でもお腹がペコペコなので、ランチにした。

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南へ、三角コンバから古部山に向かう。ここからは初めての道。
明るい広葉樹林に道はハッキリ踏まれている。 三角コンバから東の嵯峨塩橋に
下りる道もあるらしい、(三角コンバはひろやかだ)

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南の古部山への尾根はずっとミズナラ(コナラ?)林で、深い落ち葉を踏みながらゆるく下る。

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目の前の横長い屛のような山の頂1413.5mには「△名 守屋」の標が架かっていた。〔点名〕守屋と読むそうだ。

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地図上ではこの山頂を左に移動してから南の尾根に乗るが、道はしっかりしていて間違いようがない。

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この先はさらに歩く人が少ないらしい。静かなステキな雰囲気が続く。
ヤドリギには、。。。 おお 超すずなりの実。

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そんなこんなと歩いているうち、あっけなく「古部山」到着できた。
右から徳並沢ノ頭からの尾根が合わさるが、入口のロープはなにゆえか?

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お次は「竜門山」、雑木の道を快適に下り、少し上り頂にたてばにたてば「アレェ!下りはかなり急じゃん」。この辺りポコポコした岩の尾根なのだろう。

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そして次のあのピークが大天狗さま。いざまいります。

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大天狗の山頂からは右方に立派な階段道があった。ここを下れば大志戸林道(水野田山にも寄れる)。20年前は大天狗の岩場の巻き道と勘違いしていた。
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(20年前の山名標)
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山名標の少し先に祠があり、お正月のお酒が供えられている。「天狗様、よろしくお願いいたします、どうか無事に下ろしてくださりませ」と真剣に祈る。

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岩場は見下ろすからに急だが、早々にロープ現る。足元には落ち葉が積もり不明瞭なので細心の注意を払いつつトラバ-ス。岩はしっかりしているので、ま、どうにか。…全員が安心できるところに出てホッとした。

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すぐ先に公園のような階段が現れ、「やった!ラクチン♪」と小躍りしたのは
甘いのだった。積もる落ち葉が大量すぎで、階段の位置が分からない。段の
間に足を突っ込むと挫きそうだし、突然、階段が靴に引っかかりコケそうに
なったし。階段が危険物になっていた。

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予想以上の時間がかかったけれど、16時前には大志戸林道に無事着地。

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「(スマホ情報)16:35ころ竜門橋にバスが来るらしい」「もしや、間に合う?」。あわあわてて林道を急ぎ足、

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竜門橋を渡った東屋の周りでバス停はどこどこ?、見つからず焦ったが、この辺りは自由乗降区間で、時間通り来たバスに手を上げると停まってくれた。

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その上、甲斐大和駅ではいい感じに各駅が入線したのだった。素晴らしいきょうの尾根。どの季節でも何度でも、歩きたい森だ。そんな森に出あえた2025新年、いい年になりそうです。

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甲斐大和 08:15→(4300円)嵯峨塩鉱泉08:30(15)-嵯峨塩深沢林道10:05-深沢展望台10:20-(仮)牛奥山11:00(15)-境沢ノ頭11:35(60)-三角コンバ12:50-△守屋13:20-古部山14:00-(10)竜門山14:30-大天狗14:45〔35〕-大志戸林道15:55-竜門橋16:30→(300円)甲斐大和16:35

2025年は、みなさまにとりましても良いいち年でありますように

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では またぁ   (^_^)/~
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12月のあまりの秋びよりトズラ峠~セイメーバン東南尾根

2024.12.01(日) 晴れ      3人

大月駅からタクシーでトズラ峠に。北側に上がりまず馬頭観音?にごあいさつ。

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「紅葉はもう終わりかもね」と送電塔の脇を登っていく。そしたらなんという煌めき。赤からオレンジ、所々の赤松の緑が景色をぐっと引き締めてる。

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ケヤキやシデ類の黄色。またカエデの赤。やがて勾配はなくなり平坦な道が待っていた。心は跳ねるように進んでいく。

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送電塔の東峰、そして高ノ丸。山頂は春の芽吹きの楽しそうな、すらっと枝を広げた雑木林だ。

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山頂からの急な斜面を小気味よくグイグイくだり、

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あっ  という間に桜沢峠に。道標(金山への分岐)のすぐ先に、赤い祠。

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あ、また赤もみじ地帯。豪華だねえ。圧倒される・・。

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じき防火帯の展望地「ひゃぁ」。。。どんと富士山まん前だ。ゆっくり鑑賞。

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お昼はセーメーバン辺りで日当たりと展望も良いところをと探し、
結局、東尾根を少し降りたところにシートを広げた。

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そのまま東尾根を下る。山頂付近の木々はすっかり葉を落とし、1時を過ぎるとはや影が長い。

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ゆるい踏み跡を下っているうちに、落ち葉がどんどん深くなり、盛大に音を立てて下るようになる。ザックザック楽しいったら!!

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やがて広葉樹はモミジ色で華やかになる。なだらかな下りはなんとも快調、

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前方の小山は599mピーク。道は右に巻いていくが「一応ピークを踏んで」と直進。踏んだピークには石柱2基(文字読みにくし)、北東にも踏み跡があった。

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南に下ると、じきさっきの巻き道が現れ、そのまま道なりに進む。
やがて前方にコナラ?の大樹、袂には赤祠。はて?赤って小和田の?

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その先の平坦地で休憩する。
お茶を飲みつつ「ほ~んと、いい」としみじみ思った。

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順調に下る。赤松の倒木があるが気にならない、

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そのときパッと明るい紅葉が目に飛び込。ローズレッド三枚葉のメグスリノキ! 最後に色づく美しいモミジ。西日を透かし、えもいわれぬ優しい色合い

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この先もしっかりついた仕事道をどんどん下ると、唐突に大月市の道標「セーメーバン」が現れ、そこには金毘羅宮、ほどなくして小和田の屋根が見えてきた。

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降りた所は東光寺。タクシーコールして、大月駅に向か。

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12月になったのにまさかのモミジがり。風のない小春日和というより秋びより、澄んだ空気の素晴らしい展望と青空。最高の秋ハイキングだった。

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こんな素晴らしき一日をくださったおてんとうさま、ありがとうございました。

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では またぁ   (^_^)/~
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朝の湯ノ沢峠から大蔵高丸 

2024.11.24(日) 晴れ      

雪をかぶった富士山を見たい、その一心でやってきました。

湯ノ沢峠登山口から歩き出し、このマユミがでてきたら、すぐそこが湯ノ沢峠。

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はい 到着

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どっちをむいても、気持ちいい!!

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歩いている人もチラホラ見かけ。。、さすが人気のお山です

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おお、きらきら霜柱

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朝の大蔵高丸では じゃ-ん 雪の富士山 まん前に !!!

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澄んだ空気 ひろびろ草原

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八ツにも雪が・・

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おお、白谷ヶ丸方向の あの白ザレよ。どの斜面も いまにも崩れやすそうやん。

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いい気分のそのままで 山を下り

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 戻りましたとさ

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わーお、からまつさんも おっしゃれぇ !!

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我が肺もすっかり 清新なくうきで充たされた、満足満足 ♪

では またぁ   (^_^)/~
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藤野丘陵・石楯山~京塚山 ❤ まるで初めてのような???

2024.11.14(木) 曇り      3人

藤野丘陵、いかようにも歩けるけれど、初めてになる石楯山(いわだてやま)と石楯尾(いわだてお)神社は外せない。「藤野・なぐら地区てくてくまっぷ」によると予定のルートは「山道」でなく「遊歩道」だって。な-んかお気楽?

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藤野駅を出て、人気(ひとけ)の無い藤野の町を西に進み、白い弁天橋を渡る。川筋の紅葉は徐々に進んでいるけれど、曇り空なのが惜しい。ルートの要所にはマップの絵図が掲げられ、確かめながら行くことが出来る。

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マップにしたがい車道を離れ山の道に。「なるほど階段を登るのか」平面図では見逃しやすい坂トラップ。道はシッカリしている。両側の笹がうるさいが「里山ですもん。こういうものよ」とおおらかな気持ちで進んでいく。

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じき道幅が広がり、赤い柵で囲われた祠、すぐ「蚕影山312m」そして石祠。

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じき分岐で名倉峠方向に下る。
すぐ舗装路で、右に芸術(彫刻)が見えるがスル-、左に進み名倉峠に出た。

車道から再び山に入り「石楯尾神社」道標に従いゆる登る。里山らしい雑木林がほのかに色づいている。「お日さまが出たらなぁ」と恨めしい曇り空。

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登り詰めると(300m)分岐*、「展望台・石楯山270m」を目指して下る。
下りばかりで心配になった頃、登り再開。
ほどなくして『❤ステキ』な見晴らし台に到着した。

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あたりはヤマツツジが群生し(狂い咲きの赤い花多数)、テーブルや丸太椅子がおかれ、ひらけた北側からは桂川のゆったりとした流れと上野原の岩岩の低山、その奧は。。霞んでた、、、残念。

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細長い広場でのゆったり休憩のあと、ツツジの植え込みの間をトントン下る。
降りた車道の対岸は「延喜式内・石楯尾神社」。色鮮やかな本殿が静かにどっしりと構え、ご神木の大杉も、山門や、車道に降りる苔むした石段も風格がある。

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参拝後、気持ちよい散策路の道を登り、さきほどの*から一気に名倉峠に。

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つぎはランチ予定の京塚山をめざし再び山道。歩き良く心配するまでもなく山頂に出られた。京塚山は石山ともいい、かつてエボシ岩という大石があり石楯尾神社と関係があるらしいなど、いわれの書かれた記念碑(宮司銘)がたっていた。

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天候悪化し気温低下、でもお弁当とおしゃべりの間に、体は温まってきた。
食事が終われば、あとは降りるだけ。

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藤野園芸ランドを目指し下る途中「緑のラブレター」作品を間近に見られるというので立ち寄る。予想を超えた汚れよう、テントのようなビニールのようなのが、鉄骨にかろうじて引っかかっているってかんじ。みんなで「愛の真実かも~」なんちゃって。

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15分で里に、下りたところにバーベキュ-施設?、もしかてここは園芸ランド?

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バス通りから、古い家並みを縫うような趣のある道を伝い弁天橋に。
藤野駅には15:00前に到着。駅のベンチで甘酒や缶コーヒーを飲みつつ、のんびり電車を待つ間もいい時間です。

(見晴らし台にて)
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きょうは予想を越えて、面白かった。これからは謙虚&気を入れて山を歩こうと反省&希望。ちなみに過去の藤野丘陵では、軽々と京塚山やと小峯山を越えていたし、芸術作品を鑑賞したり南の金剛山や高倉山を縦走していたのだ。いやはや、若い時ってサラッと歩けているんです!

(途中の石垣)
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まぁこれからも、かつては見えなかったいろんなものを見ながら、 ゆっくり、てくてく、歩きましょう。

 

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晩秋のトズラ峠~稚児落し~浅利

2024.11.10(日) 晴れ      3人

タクシーはトズラ峠まで。「峠のおじぞうさんを見てからいこう」と切り通しの北側にご案内したが、どこ?どこ?  あ、この石!もしや。。

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倒れて転がる石塊をお助け申し台の上に据え直す。

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大月市の「岩殿山」の標のある峠南側の奧に登山口。
稜線は細く岩がちで注意深く行かねばならない。でもナ~ントモ楽しい道。

じき、細いながら景色を楽しみながら歩けるようになる。

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すてき勾配の雑木林、赤松を透かし隣の緑濃い山なみが、懐かしい。
この秋はヤマツツジがよく咲いている

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富士山のよく見える鞍部から、ヤホー!!

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急登を乗り上げたピークは送電塔、手書きで「笹平北峰」(730m)とあり。
おっと、尾根が二つに分かれる、ここは右(一見ガケに見える急降下)、

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笹平は平頂で右檜林/左雑木で面白みがない。昨今珍しいスズタケ繁茂ゆえ右側に寄って進んでいたら下りはじめた。
とって返し、無事ご三角点とご対面(時間があるゆえご丁寧な歩きしてるよ)。

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檜林が終わり、サンサンと差し込む陽ざし、灌木が主体のいかにも里山風。
送電塔を過ぎると、あっという間に「稚児落し」道標のある小広場に到着。

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このまま降りてしまえば早すぎるし、稚児落としは半分しか歩けない。「天神山に足を延ばそう」と、気持ちよい真っ直ぐな尾根を一気に天神山に。
手前の祠で天神様とご対面。

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三角点の隣ピークをポンと踏んで来た道を戻る。

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そして稚児落とし、きょうは明るい陽ざしに不穏なイメージはない。初めて来たとき、史実の悲惨さと風の強さに震え上がっていたのを思。その時は岩に生えた松は枯れていなかったっけ・・

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「岩に丸い石がたくさん、不思議だなぁ」いわれてみれば、なるほどゾロゾロとどれも見事な丸石たちだ。

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嬉しい気持ちで浅利に向かってバンバン降りる。最後のコシオガマさん。

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ふらふら歩いていたら、いつの間に3時過ぎ。岩場には終盤のリュウノウギクが西日を浴びてたゆたっていた。

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あっけなく浅利川を渡りバス通りに出る。なつかしの花咲山登山口や馬頭観音さまを眺めたりしながら、大月駅に向かう。

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大月駅の販売所で売っていた「ぽろたん栗(奈良子産)」

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遅出(^o^)の山歩きもいいものなんてお年頃。おつきあいくださったみなみなさま、ありがとうございました。おかげで連日ほっこりさせていただいてます。

 

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