大峠から~牛奥雁腹

2024.07.28(日) 晴れ時々曇 蒸す

大峠8:30で、Pはすでに満車。清潔なトイレが新設されていた、(^o^)
眼下の林道工事はおわりつつあるのでしょうか?

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目の前の大木に豪勢に咲く白い花は・・・・ツルアジサイとみた、

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ゆっくり上り始める。両側の枯れたスズタケの辺りは傾斜がきつく、どうも足が重い。「わたし、どうなっちゃうんだろ」と不安。ゆっくり進んで貰えて、ありがたかった。

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尾根が広がり雑木林になり、勾配は緩まり風が通り抜け、調子が出てきた。

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赤谷ノ丸の手作り道標と再会。あらあら、朽ちる寸前だ。
(赤岩
の祠・・再訪したいなぁ)
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その先はシラビソなどの針葉樹林

縞ガレ地帯は前より広がった気がする、森が明るくなり、心も軽い。

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林床はカニコウモリが満開だった。凜々しく美しい花と、今さら気づく(^o^)。

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勾配がきつくなると縞ガレの森は終る。シラビソには苔がまとわりついて・・・。

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そんなところでシャクジョウソウと出会った。「ツツジ科」とは知らなんだ。

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稜線に出て、左の黒岳へ向かう。相変わらず深閑とした森が続く。
さまざまな苔が生えて、生命感むんむんだ。

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黒岳は伐採され日当たりがよい、蒸し暑く虫多く落ち着かないけれど、
30分の休憩で元気を盛り返すことができた(と思う)。

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つぎは北の牛奥雁腹へ。勾配は少ないけれど,岩あり滑る木の剥きだしあり。小さな凸凹が多く、気を遣う。

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とはいえ、木の花が美しく楽しい道なのだ。
ホツツジや
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ミヤママタタビの赤い葉やら、今を盛りのリョウブやら、、、

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ウラジロモミは倒木が多く、以前より明るくなった気がする、前方のピークのその奧の草原さえ見すかせる。

やがて足元も草地になり、コウリンカ↓やオトギリソウなどの花が姿を現す。

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めずらしく大柄のバイケイソウも,花の盛り。

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明るい川胡桃沢ノ頭でランチ中、5.6人のパーティが上がってきた。

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山頂の草原を花探ししながら過ぎ、賽の河原への急な下りにかかる。短いが登る場合はツライ所。すれ違う登山者は数人、猛暑すぎて人出が少ないのかな。

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鞍部の賽の河原は、いつきても気持ちよいところだ。陽が照りだしたが風が通り、楽しい花探しをしながらなのでテンションあげあげ♪♪

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草の緑の中に点々と咲く花は、生えたとたん鹿の食料になるのか?、矮小なのがかわいそう。それでも花を咲かせている姿は健気だ。Img_1961

トウヒは樹形が美しい。そんな森を抜けると、次の草原が待つ。
カイフウロ

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「牛奥雁腹はそこ」と思ったのは勘違い。もうひと登りあったのだ(^^ゞ💦

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 ようやく到着した山頂。牛奧雁腹の道標のバックは黒岳。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山の省略の仕方。。これが公式なのですか?

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15:00前下山、あとは下るだけと、縞枯れのカラ松林を調子よく下り始める。
アレレ?案外荒れてる。時々ルートがアヤフヤで、元階段の残骸や付け替えられた道が分かりにくいし、以前頻繁に見られた手製道標も減った。

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林道にぶち当たったり、対岸から森に再突入。すぐ伐採地の縁を歩かされる。
トモエソウ
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林道から危うい階段を下り、また林道。雨ノ沢沿いの道は、日に照らされ続け長く思えた。とはいえ花が多く、気を紛らわしてくれる。
コオニユリとか、
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ヒヨドリバナ(+アサギマダラ)とか、
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タケニグサ。そして特定外来種のイタチハギも元気だ。
第二林道に出られホッ。県道(バス停)はすぐ先だもの。

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すずらん館前バス停に16:20。タクシーコールをして身支度を調え、念願のアイス求めてすずらん館に急ぐ。

桃シャーベット400円、夕食準備の忙しい中、スタッフの優しい応対は嬉しい。
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すずらん昆虫館は充実の施設で、昆虫好きの聖地?マニアックな会話が飛び交っていた。レストランのメニューも多彩、ケーキセットもり、なんと500円で大浴場も使えるらしい。工夫しだいでいろいろ楽しめそうφ(.. )

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じきコールしたタクシーがやって来た。順調に甲斐大和駅に到着する。待ち時間30分。ソレッ🍺国道沿いのセブンに急ぐ。・・・なんとなんと店がない
店じまいしていたとはショック。

ホームのベンチでひたすら電車を待つ私たち。周りでは「高尾でイッパイやりたいね」と盛り上がっている。だれもが冷えたビールを飲みたいんだな。

でもでも、楽しい夏のハイキング。なかなかよい一日でござりました。


きょうの花。稜線草原のマルバダケブキ。盛りはこれから。 
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蕾は躍動感があり、花より魅力的と思うのです❗
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皆さまのおかげで、無事、真夏のハイキングは終わりました。ありがとうございました。次は初秋か、はたまたまだまだ残暑中か?
では またぁ   (^_^)/~

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霧ヶ峰ちょこっと

2024.07.19 どんぐもり・・涼しい

麦草峠に行った夜、たまたま信濃テレビで「車山肩の一面のニッコウキスゲ」を見た。さっそく行ってみる。囲われた花畑。

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二重の保護柵の内部は真っ黄黄だけど、近寄れない、

でもな、鹿さんに対抗するには。これしか手がないのだろう。

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曇天にもかかわらず多くの見物人が花を楽しんでいた。


物足りなく、八島湿原に足を延ばす。Pはほぼ満車。
半周だけの花観察だったが満足。花盛りは、ノリウツギ、チダケサシ、シシウド、キンバイソウ、ヨツバヒヨドリ、イブキトラノオ、ノハナショウブの鮮烈な色。これからは、ヤナギラン、シモツケソウ、アサマフウロ、ミヤマキンバイ、アザミ類。

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分からなかったラン

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八島湿原と鷲ヶ峰登山を組めば、ちょうど良い一日コースとだわ。

翌朝、帰りがけに原村のまるやち湖に立ち寄った。

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池の畔は花園だった。ガマ、ミゾカクシ、クサレダマ、黄アヤ メ、白いあの花は何だろう?

 

では またぁ   (^_^)/~
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涼を求めて 麦草峠

7月19日(木)晴れ

どうもさいきん 楽な方にと、心も体もなびきます。
ということで、木曜隊は車で一足とび 標高2127m麦草峠に。

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陽ざしに溢れていても、高原は爽やか。ハクサンフウロ、ヤマオダマキ、ハクサンチドリなどなど花の数。これからどんどん増えそう。

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鹿柵ネットを出て、シラビソと苔の「黒曜の森」に。苔の風景はもちろんステキだが足元にキラリ美しい「黒曜石」が拾えるっていうオマケが付く(*^o^*)

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森が切れると岩と松の不思議な「白駒の奥庭」だ。高架式?木道は天空を歩いてるようで、気持ちがたかなる。

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松の緑が輝くその上には、なによりの青い空。サッと刷いたような白い雲。すてき、サイコー!!、

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「奥庭」から「白駒の森」に、さっきより深い苔の森で、シラビソの根も幹も苔に覆われ静けさそのもの。

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やがて左から太い木道が合流し、白駒池だ。 池は「ホソナウキミクリ」が浮かぶなんとも神秘的な趣き。

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すぐ先の白駒荘のベンチの前にはバイケイソウが咲き、細く美しいルリイトトンボが飛び交っていた
 
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池から離れ。高見石に向かう。道というより水無し沢のような窪みに、丸っこい苔むした石が次々現れる、

私たちは焦ることなく、ゆっくり丁寧に登っていく。前方から子供たちのはしゃぐ声が聞こえるのに、なかなか着かない。

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汗だくの登りの、終わりは突然だった。右に高見石小屋、小さな広場とベンチ。
ちびっ子軍団はすでに去り、ハイカーたちが静かに休んでいた

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有名ならしい「揚げパン」をさっそく食す。5種類(ごま、きなこ、チース、抹茶、ココア)のうちどれがいいかな。悩ましい、サクサクして油っぽさ無し、クセになるおいしさ❤、これなら全種類だって食べられたわ。

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ランチ後、傍らの高見石に登る。荷物は置いてくように、飲食禁止の張り紙も
5分くらいで登れてしまうが緊張はする。登れば絶景が待っている。

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次は丸山。歩きやすい道を20分で到着。展望なし。道標と三角点が佇んでいた。

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あとは下り40分、余裕綽々と思ったけれど、とんだハップニング。飛び入りN(妹)の足がつってしまった。付け焼き刃ハイカーゆえのトラブル。
1時間半もかかって、やっと降りれた。ご心配おかけしました。(o_ _)o

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今回は時間に余裕があったのが幸いし、無事、予定のあずさに間に合い、ほっ
みなさま、ご協力ありがとうございました。

白駒荘にて
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この夏は猛暑過ぎて、リ-ダーさんは行き先に苦労する。まぁ気候が落ち着くまで無理せずのんびり行きませう。

では またぁ   (^_^)/~
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快晴の秋田駒ヶ岳

2024.07.02(火)快晴

待ってました、青い空! 乳頭温泉発のバスは、秋田駒登山のハイカーたちで埋まっていた。 ↓ バス停から八合目小屋へ向かう登山者
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そそくさと山に入る。ほとんどのハイカーは阿弥陀池への新道に消え、私たちのシャクナゲ通りは静かだ。  

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ハクサンシャクナゲの大きな花が、目の前に次々現れ、なによりの励ましに。花の上には青空が広がり、振り返ると乳頭山の尖った頂きが浮かんでいる。

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小沢のほとりで水飲み休憩。青くさい空気と沢の音に包まれ、
秋田に来ているんだなぁとしみじみ思う。

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ムシトリスミレやサンカヨウ、ツマトリソウが咲いている。目の前に聳える砂の山が焼森。樹林帯から灌木帯に変わると、マルバシモツケやエゾツツジや、

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そしてミヤマダイコンソウの黄色の群生。

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靴の下のスコリアは、昨日までの雨で湿り歩きやすい。一歩一歩登っていると、砂地斜面にポツポツとコマクサが出てきた。

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焼森のピークが近づくにつれ、強い風が吹き荒れてくる。ウインドブレーカ-のチャックを首まで閉め、フードをシッカリ固定する。砂地に登山道が付けられ、ミヤマダイコウンソウの大きな群落ができていた。

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横岳との鞍部から灌木帯になり、コミヤマハンショウズル(蕾)、コケモモなど見られ、ここもまたシャクナゲの道だった。

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横岳には、阿弥陀池からの馬ノ背を伝い、勢のハイカーがやって来る。右の展望は阿弥陀池と男女岳、

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左側には大焼砂の尾根と馬場ノ小路(ムーミン谷)、そして田沢湖の青い湖面も見晴らせた。なんとも素晴らしい展望。

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大焼砂に下る道はすさまじい強風が吹き荒れる!!再び、ウインドブレーカ-のチャックを閉め、フードの固定をした。

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足元にはイワベンケイとかオノエランとか…、。。。じき灌木が消え、

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コマクサやタカネスミレの住処になった。ついコマクサに気をとられ、タカネスミレは葉っぱばかりを見ただけあが、花の大群落があったらしいが見逃した。

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風が強すぎて、花に酔いながら歩けない。ひたずら下り、国見温泉との分岐にきて、ホッとする。風に煽られるのはこれでおしまい (^o^)

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右折して相変わらずのスコリアの道も、風は弱まっている。それにこちらのコマクサの数の多いこと!

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じき青々とした草地に変わり、馬場ノ小路が始まる「。少し歩いただけでチングルマの大群落が現れた。

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素早くベンチを確保。周りをぐるり、緑の丘に囲まれ、青い空が突き抜け、真っ白の雲が浮かんでる。耳元には小川のせせらぎ。そよ風が吹く。

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大きなの池を渡ると、今度はゆるい登りに。
笹が増え、草丈が増し、花の種類が増える、

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ミヤマカラマツ、ミヤマダイコンソウ、オノエラン、ヒナザクラ…。

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わお!シラネアオイやショウジョウバカマ、サンカヨウも残っていた。オオバキスミレやミヤマキンポウゲ、雪が溶けたばかりのお花畑。

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ついに馬ノ背への急登にかかった。見るからに大変そうな壁は実際もキツかった。すぐそこに思えるのに、登っても登っても上がある。楽しいのは岩稜の花が増えたこと。

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ようやく馬の背稜線に立ち阿弥陀池を見下ろし、どれほどホッとできただろう

阿弥陀池周りの花は終わり、荒れ果てた雰囲気だった。木道が古く歩きづらかったせいもある。懐かしの避難小屋とトイレに立ち寄り、男女岳はパスし、八合目までの新道に進む。

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新道には、意外や花が多い…さすがに秋田駒は花の山。どこも花で溢れている!!  そして真ん丸の田沢湖の、その青さのなんという美しさ。

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ただ足元は石ゴロゴロで非常に歩きづらく。片倉岳展望台までが長く感じられて悲しかった。

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でも木道になれば八合目までは直ぐ。バスの10分前に小屋に着く。
ザックに荷物を押し込み、バスのシートに座り、ようやくホッとした。

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10年越しの願いがかなった「馬場の小路のチングルマ」。満足の山旅だった

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よろしければ・・こりらは大昔10年前の記録です 秋田駒ヶ岳~乳頭山①

では またぁ   (^_^)/~
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梅雨前線の秋田駒

初日 6月30日(日)雨

楽しみな宿屋2泊登山、ことしは秋田駒ヶ岳という、なにからなにまで。。。

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私の少ない経験からしても、秋田の山は雨が多い気がする。

前泊は田沢湖温泉、宿泊客は女性ハイカー1人。明日の雨予報でキャンセルが多かったそうだ。夕食後、天気予報・雨雲の動きを見ても望み無し。宿の人がいうには、「ここで雨がふってなくても、山の上は霧が濃く風が凄く強い、登らない方が良い」とのこと。さてどうする?  しかしウソのような急変!「あさっては快晴」と出た❗

ということで登山は明後日とし、明日は八合目下見&乳頭温泉散策に変更。

二日目 7月1日(月)  曇/雨  
同宿の女性ハイカーも登山は明日に変更し、さっさと乳頭温泉に行いかれたとか

激しい風雨も9時過ぎには収まる、ホテル隣の郵便局に切手を買いに行く。
絵はがきを窓口に出せば、独自のスタンプを押して貰えるそうだ。

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10時すぎ、バスで八合目小屋に向かう(驚いたことに登山者が数人)。
バス停/駐車場には強風が吹き抜け、濃い霧でうす暗く、夕方のよう。

小屋には管理のオバサマが毎日通ってこられているとか。しばし談笑す。

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小屋のベンチでおにぎりをいただき、さて下見と参りましょう。

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雨混じりの強風も樹林に入ると弱まる。
すぐ焼森/阿弥陀池分岐だが、焼森方面の道は見落としそう。

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きょうは阿弥陀池方面に行ってみる。足元にはハクサンチドリが群れ咲き、

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イワハゼ(アカモノ)とか、

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ゴゼンタチバナ、オニシモツケ・・など、数分歩いただけでこれほどの花の数。

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さすが秋田駒!橋を渡り尾根を回り込んで下見を終了。明日に期待しよう!

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さっきの外人さんも戻ってきた、「サムイデスゥ」そりゃそうでしょう。 

バスで乳頭温泉に行き まず今夜の蟹場温泉にチェックイン。
いただいた絵地図のブナ林を通って黒湯まで散策した。

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妙の湯はお洒落な高級旅館風。休暇村は予約がとれない人気ホテル。

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歩いて歩いて、ようやく黒湯に到着した。
バス停から遠いので、登山後歩くのはツラいかも。

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さぁ、今夜はたくさん食べて、早く寝て、あすの登山に備えなきゃ。

では またぁ   (^_^)/~
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燕岳~ 何年ぶり?? 

2024.06.17(月)晴れ 合戦尾根を登る

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kさん撮影

北アルプス三大急登のひとつの合戦尾根、登山道の工夫や整備が行き届いていて、案外歩きやすい。

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道中も花が多く、階段や急坂に喘ぎながらも、ハイな気持ちで行かれる。
イワカガミ wさん撮影

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イワナシ
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いつの間に第一,第二、第三ベンチとすぎ、急になったり緩やかになったり。
バイカオウレン
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所々、展望がひらける。増えてきた雲。これから天気が悪くなるのかと心配だ。
合戦小屋ベンチで小休止する。展望がぐっと広がり、槍の頭がツンと覗く。

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合戦ノ頭からは爽快な尾根歩き、芽吹いたばかりの若い緑のまぶしさったら。

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登山道に残る雪も、溶けかけてるので不安はなかった。

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ミネザクラに歓声を上げ、
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初々しい緑のダケカンバに有頂天。
目指す、燕山荘~燕岳~北燕~のゴツゴツの山並みが目の前に迫っていた。

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まだ夏道は開放されていないので冬道を行く。

のぼるにつれて 高山の花々が。。ミヤマキンポウゲ

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あれよあれよと小屋の脇に出ると、目の前にひらけた大展望。

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けど立ち止まるのはもっと上にでてからと、足元を睨んで一歩一歩。

ハクサンイチゲ、ミミナグサ?、コマクサは少し少しで咲きそう!
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燕山荘に荷を置いて燕岳に向かう。見事な展望に酔いながらい行きたいけれど、岩場は緊張!

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タカネスミレ、白いシャクナゲ、イワウメ、
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そしてヒメイチゲ、

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ハクサンイチゲは高山植物の女王♪~心を巡らせながら、一歩一歩。

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面白い石の造形、芸術作品を巡っているような優雅な気持ち~だ ♡。

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山頂近くになると険しくなり、落ちないよう気をつけて、狭い山頂に立つ

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燕岳 山頂の景色の、言葉にならないってこういうこと・・

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小屋に戻ってのお楽しみは、ケーキセットだ

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夕食の自炊(暖めるだけ)は食堂の一角でいただけた。おおだすかり。

そして食後に待っていたのはm素晴らしき夕焼け。
刻々と変化していく赤い空と山々の影に、しばし見とれる。
kさん撮影

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これほどの美しさ。。ふと五竜のキレット小屋を思いだす。ということは、
明日は大荒れ?

よなかの雨音 ☔☔☔ やみません



2024.06.18(火)雨  下山

案の定、雨降り、でも大したことはない。5時過ぎ小屋を出発する。

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茫洋とした空に、槍がずっと姿をみせてくれてたし、 
さっきまで下方にいた有明山がだんだんせり上がってくる。

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樹林帯に入り、各ベンチを過ぎるにつれ、雨足は強まり気温も下がってきた。

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 イチヨウラン

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ゆっくり、それでも粛々と歩き、無事下山する。

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同行のお二人には たいへんお世話になりました。
さすが北アルプスは 景色が違います。
こんな景色を見せていただけて 本当にありがとう ❗

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kさん撮影

では またぁ   (^_^)/~
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緑の渦の豊かさよ☆☆☆嵯峨塩~隠れッ窪~境沢ノ頭~大滝不動尊【大菩薩】

2024.06.09(土)晴れ

そろそろ梅雨が始まる、きょうは気持ちよい晴天の最後の一日かも。。という思いで出かけた。 8時すぎ甲斐大和駅の上日川峠行バス停には長蛇の列。

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定刻の8:10発に乗り切れず,臨時の9:20便に乗って嵯峨塩鉱泉に。
下車したとたん、
春ゼミの声と緑の渦に巻き込まれた。

源治郎岳入口 の階段をひと登りして森に入る。
若い軽やかな雑木林には、ときおり大ブナや大ミズナラも点在する。

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踏み跡は、いったん右に曲がり左に大きくカーブし隣の尾根に乗り、そのまま北西にほぼ一直線。

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水道施設やアンテナを過ぎ、標高1350mを越えた辺り、
すらりとした白っぽい木肌のシナノキが、次々と現れた。

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やがて老いた巨木が目立ってくる。よく見ればクリの木。

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すぐ先で林道にぶつかる。右は源次郎岳、私たちは左に進む(11:15)
林道沿いに咲く初夏の花たちが楽しい
サワフタギ

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30分ほどでゲートに出た(牛奥峠)。左に公園。

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林道のゲートを潜り「かくれッ窪」を探しながら歩く。
左の崖はずんずん高まり、右の谷はかなり深い。今は舗装されているけれど、往時は険しく寂しい道だったろう・・・(振り返って写真)

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その時、路肩に石碑(甲陽東山妙見損力縁起)を見つけた。

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崖の裏に回ると、大岩の裏の窟に、星の精のような妙見尊石像が祀られていた。綿々と地元に守られてきた神さまだ。

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ご神木の大椹(さわら)は切り株になってしまったけれど、傍らに二代目がすくすく育つ。

次は、境沢ノ頭を目指す。尾根道の緑の清涼感と豊穣さに圧倒された。
ここもクリの大木が多い。全身をが大きくねじらせ、個性をアピールしている。

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じきポンと「仮称牛奥山1490m」に出た。

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さらに進む。相変わらずクリの大木が多いが、オノオレカンバ、ミズナラ、ブナなども。

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勾配は殆どないし足元は涼やか、、こういった森が、どうかどこまでも、そしていつまでも、続きますように。

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到着した境沢ノ頭は、予想外の殺風景。三角点と山名標でそれと知れた。

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次の目標は深沢峠。尾根上に時々仕事道が現れたが・・尾根を通す。

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じき尾根突端から舗装路に降り、2、3分歩くと深沢峠の名標があり、北への林道にはゲートがかかっていた。

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いっぷくして正面の尾根をよじ登る(直ぐ終わる)
宮宕山(大滝山)に向かう尾根道は歩きやすい

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宮宕山(大滝山)には30分後、次の棚横手山は20分後に到着。

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皆伐されたのは30年以上は前のことと思う。ひらけてはいるが、今はそれほどの展望はない。

登山道は日当たりがよく、コアジサイが咲きだしていた。夏はきっと花の道。

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不意に林道に下りた。エアリア地図を見ても複雑な分岐の所、
私たちは大滝不動尊を目指し、車道を左折。

車道から山をへずる杉林の道に。

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思ったより長く感じる。じき、遠く滝の音が聞こえ、木立の切れ目から一瞬、真っ赤なお堂も見えた。でも道のりは長い。

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最初の方丈には「金界坊阿闍梨」と染め抜かれた紫の幕がかかる。
大滝不動尊をこの地に開いた偉い方のよう。

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この先、階段や急坂ヶ続くようになり、浮き石も多く歩きづらい。ゆっくり下りねば。
所々小さなお堂、天狗堂?やら、弁財天?やら(雨乞い場?)。

遙か高みから落ちる大滝以外にも、多くの滝があるようだ。

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壮大なお寺に圧倒されながら、下り続け 本堂の前に出た。
大滝を背負って、堂々たる赤い建物は威厳がある。

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本堂脇に置かれた古い童子像たち

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最後に仁王門を潜り、林道におりるた、やっと、終わった。

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と思ったは甘く、タクシーを呼ぶにも圏外とは。慌てて林道を少し下り、どうにか繋がりホッとした。この時間、駅まで歩くなんて、、、もってのほか・・じゃん? 

きょうは、なんの目論みもなく出かけたのに,なんとも大きな恵み(豊かさ)を、かみさまとなかまに教えてもらえた。すてきな山の中で、人っ子一人 会わなかったなぁと 帰ってから気がついた。 

林道脇の崖地に・・ヒメシャガ

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甲斐大和→嵯峨塩鉱泉09:50-林道11:15-牛奥峠11:35(20)-かくれッ窪12:05(20)-牛奥山13:00-境沢ノ頭(50)-深沢峠14:55(10)-宮宕山15:30(10)-棚横手山16:00-林道16:40-大滝不動尊(17:0~仁王門1730)17:40(タクシーコール)18:05→勝沼ぶどう郷駅

では またぁ   (^_^)/~
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はるばる湯河原☆観光モード~ 星ヶ山公園+万葉公園

2024.06.06(木)晴れ

きょうは二本立て、まず第一弾・星ヶ山公園。
星ヶ山は展望なしのヤブ山、中腹の星ヶ山公園の一画が「さつきの郷」だ。
期間中は湯河原駅からの無料バスに乗って行かれる。
カーブのきつい山道をグイグイ乗ること30分ほどでさつきの郷に到着すろ。

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まず展望広場に登ると、曇りとはいえ、海には初島が浮かび、真鶴半島やうっすら伊豆半島も見晴らせた。隣の丘に目立つ塔のような煙突は美化センターだ 

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広場の「どこでもドア」や「友達の鐘」などで遊んでから、丘を下ると地場産おミカンを販売中。(私たち)「これから歩くのに重いわ」(商売上手おばさん(^▽^))「お昼過ぎると全部売り切れちゃうよ」てことで、大きなミカンを購入しザックに詰めこむ。

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「見晴らし広場」は一面のサツキのピンク、オー!!ビューチフル!
間道をぼーっと通り抜けつつ、「これだけ広い場所のお手入れは大変でしょうね」と感心するばかり。ピンクに白や赤やミックスも混じり、なかなか壮麗だ、

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さて「小道地蔵」には車道を行く。
車道の脇にはタブノキが塀のようで、塀の中は茶畑だった。

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サイハイラン、スイカズラ、 ハコネウツギ、ウツギ、足元のニワゼキショウ。 

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途中、左に「星ヶ山展望台」がひらけた。わ~、すてき!!広ーい草地だ。
が星ヶ山、優しそうだけどハコネザサのモウレツなヤブ漕ぎ必須という。

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しばしくつろぎ、「小道地蔵」に向かう。屋敷跡はひっそりした林の中で、お地蔵さんを抱いた「純海上人」像と、大きな石碑と、謎めいた吉祥天?などなど。

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星ヶ丘展望台に戻りランチにした。芝地の南端には見目よき桜?の大木が枝を広げ、晴れていれば向こうは青い大海原だったろう。なんとも気持ちよい。

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さつきの郷に戻り、13:05のバスまでサツキを見下ろしながら漫遊した。
🚌
第二弾は万葉公園「惣湯」散策 河原駅からバスで「落合橋」下車、
驚くほどの予算をつぎ込んだらしき町営公園だ(2021.07.31オープン)。

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老若男女、だれでも歩けるよう設計整備された道は、これでもかっというほど趣向がこらされている。

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デザインも材質も、よほど考え抜いて作られたのだろう。

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外国人観光客へもアピールしそう、高級ホテルのラウンジ??  果たしてこれからも、これだけのレベルを維持し続けられるのか??ああまた老婆心が、、

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「玄関テラス」に戻り、戸外のテラスでコーヒーをあじわい、足湯も楽しんだ

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湯河原よい町、よい所、でもチョット遠いかなぁ、とはいえ観光案内所に寄って資料をゲットした、これからも多様な楽しみがみつかりそう。

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では またぁ   (^_^)/~
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柳沢峠~鈴庫山~三窪高原 ☆

2024年5月23日 (木) 曇~薄曇り

柳沢峠は標高1472m、いきなり爽やかな高原の空気を吸い込める。
苔むし階段を上り「柳沢ノ頭→」の道標から山道をゆるく登っていく。

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森の緑はうら若く、カエデ類や、すらりとしたカラ松、そして大きなブナが次々と現れる。

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三角点の柳沢ノ頭からは、木の間越しに南アルプスが望める。

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で、ツツジの花は?よく見ればほぼ蕾。それでも南斜面には・・、

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木々の葉が小さく優しげな、今限定の景色にいやされた。

下った東屋の鞍部の木々は白い花で包まれていた。なんとここはズミの森、

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お次は鈴庫山に登る.
 なのに下りばかりとはこれ如何に?? 

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ケーブルが左にそれた所から岩っぽくなり、5分ほどグイグイ登ればっ!。

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「わ~~い!」誰もが歓声を上げる鈴庫山の山頂だ(1600m)。

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展望と静けさという贅沢を味わいつつ、ランチをいただいた。

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さて、来た道を戻るわけだが、あれほど下りたからには登らにゃならんということだ。お腹いっぱいの身体はやけに重く、ヒーヒーあごを出した。
分岐は左に、でも直角にでなく初めは尾根に沿い、徐々に左に回り込む。

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苔むし階段を降りてからさらに大きく左に巻き・・じき、山腹に作られたシッカリした道になる。

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苔むし階段をまた下った対岸の丘には、三角小屋がポツン。

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山道に戻り、無人中継塔を目指すべく、歩きよい緑の道をすたすた歩く。

(スズタケの残骸が残って、灰色に見える)
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13:30中継塔。車道が上がってきている。私たちは右下の草原に降り、壊れた東屋と対面。東屋もレンゲツツジも今は昔。

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最後に目指すは「ハンゼノ頭」、「展望台」というだけあって「さ~すが!」、広々とした雄大な景色が待っていた。富士山、御坂、身延、南アルプス、秩父に続く山山など・・、快晴でなくてもこれだけの見晴らし!

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そしてここは ミツバツツジの花盛り。

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今朝のズミの東屋から、四つ辻を左折する。

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ザ・雑木林。なだらかな丘にはナラやブナの森が広がり、林下も涼しげ、気持ちがよい。

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斉木林道に下りたあとも下り勾配をスイスイと歩き、ゲートの向こうの青梅街道に出て10分で柳沢峠に戻。

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タクシーにお願いし、”裂石”に寄っていただくことになった。
旧青梅街道ぞいの、まず「峠の清水」をいただき

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『萩原口留番所跡』(説明文を読む)

その奧の”裂石”を見物、
想像をはるかに越える大岩が、パカッと割れていて実に迫力がある。

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きょうのルートは楽ちんである上、高原気分を味わえるし、のんびり登山にはぴったり。時期に応じていかようにもルートをく組める。三窪高原、かつての賑わいはないようで、もしかして穴場??。小鳥の声の賑やかな森でした。

(鈴庫山から)
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柳沢峠~六本木峠~丸川峠~裂石

2024.05.11(土) 快晴

沢峠から水源林に入ると、いきなり緑の渦に巻き込まれた。
ブナ・ミズナラはもちろん、ダケカンバも。なにより多いのはカエデ類、

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ハウチワカエデはもちろん、芽吹きの赤っぽいイタヤカエデや・・、

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アサノハカエデの 薄緑の「花」も見られた

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足元も賑やか、シロバナエンレイソウは優雅に葉をくねらせているし、

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ヤグルマソウの赤茶の幼い葉はテカっている。

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花の終わったハナネコに今も盛りのツルネコ。コチャルメルソウはしゃんと背筋を伸ばしてる。

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ミヤマカタバミと思ったが、コミヤマカタバミというのですって!

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道沿いの青いタチツボスミレがなにより美しかったけど良い写真が撮れない。
そうそう、ここはフモトスミレの宝庫

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休憩は、尾根上で巨木たちと過ごす。眼も、耳も、鼻も、肌も、解放されていく。

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鹿柵から出ると巡視路の雰囲気が変わる。ノーメダワあたりと似てるかも~ 相変わらずコケ苔イワ岩、 源頭地形にふさわしい花が次々と・・

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六本木峠に12:00着、ランチは柔らかな起伏の一角にていただく。そこは背の高い木々が大きなドームを作っている。こんな穏やかな時間の中に自分がいる・・

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この辺の石を利用したのか?。

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岩を積み上げたようなピークは「天庭峠」。

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そのさき、容姿端麗な大ブナが鎮座する

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三角点は地味に置かれていた。さらに尾根上をゆくと割れた大石にであった、木戸石ってこれ? 

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丸川荘では、代替わりした方が木の上で、チェーンソー作業中。その時
小屋に戻られた小柄なオジサンは、25年前にお会いした元小屋番(只木さん)。ゲジゲジ眉毛は真っ白になったけど。今日たまたま上がってこられた。

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25年前と同じに、木彫りのミミズクを購入した

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小屋の前で絵を描いていらした「山の絵描き」中村好至恵さん。
山でバッタリは なんと2度目だ。
別れは惜しいけどもう4時前だし、そろそろ下りねば。

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久しぶりな裂石までの道、たった1時間半がんばるだけと思ったけれど、ホンマに急だで難儀した。

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岩場には黄色のツルキンバイがてかてか光る。
そして大ブナや、

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大オノオレカンバがすっくと立つ。

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やがて沢音が聞こえ、下に堰堤が見えた。道なりに林道に下り、しばらく歩いて徒渉をし、ひと登りで駐車場に出た。

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ホッとしてタクシーコール。でも「タクイーは出払っているって!?」
しかたなし、裂石18:30最終便に乗るべく、歩くとしましょう。

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裂石バス停に到着したのは、20分待ちのちょうど良い時間だった。

中央線に乗ったころ、車窓の景色が暮れなずみはじめていた。
今日は十分に山と遊ぶことができました、ありがとうございました。

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