大菩薩湖親水ルート & 砥山西尾根 

2025.05.18(日)  曇り/晴れ

甲斐大和~上日川峠のバスは08:13発→小屋平。
みな石丸峠方面に登っていくが、私たちは上日川峠方面へ下る。
いつもただ通りすぎてしまう道を、きょうはゆっくり歩くつもり

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シロバナヘビイチゴに迎えられ、続いてワチガイソウやクリンユキフデ・・・、続々登場する春の花たちに有頂天。すぐ右に分ける道を辿ってみると、水場や東屋。このあたりが「親水広場」だろうか?

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元の道に戻り、、、花の名前をよびつつゆるゆる歩くと、沢にぶつかった、子鹿がゆっくり逃げるでもなく草を食んでいる。

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沢を越えると深い森の雰囲気が迫ってきて、道は溝状になった。
ミツバツチグリやエイザンスミレ、ニシキゴロモなど賑やかだ。

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ネコノメ族が姿を見せ始め、次の沢を越える。左側には美しい谷が広がった。
苔を生やした大ブナ。若葉をまとったモミジ。ササ原に涼やかな森が続いていく。

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上日川峠への道を右に分け、初めて歩く道に入る。
苔の種類がぐんと増えクリンソウの芽もみかけたりして、わくわく。

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分岐では右(自然観察歩道)の登りを進む。この静謐さの中、ゆっくりお茶するのは最高の贅沢。だからわたしは山に来る~❤

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よっこらしょと腰を上げ、小鳥の声を耳に先へ進む。ルイヨウボタンが芽を出す、オオカメノキの白花もチラホラ。

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木道(自然観察歩道?)*とぶつかった。手すり付でおしゃれな、車いすベビーカーもokという幅広な道だ。

歩道を左に展望広場を目指す。木道は地面より一段高く作られているので、カエデの花をすぐ目の前に見ることができた。

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木道は劣化も早く、所々修復されているが追いつかないのだろう。穴が開いたまま注意喚起の棒がさしてあったりして、管理のご苦労がしのばれる

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右側がひらけて開放感があり、高木も間近にみえる。大勢の人たちに利用されるといいと思う。

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展望広場に到着。木製デッキにベンチ、南にはカラ松の上に富士山が覗いていた。大菩薩(石丸峠)もギリギリみえた。

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ゆっくりランチの後、来た道を戻り*で直進すると、カラ松林からブナモミなどの重厚な森になる。いやはや大菩薩の森のなんと豊かさ!

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車道に出ると、右手奥に上日川峠の駐車場が見えた。「砥山→」に従い直進、

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「学術参考林(大菩薩のウラジロモミ林)」の標柱をすぎ、5分ほどで砥山への道に(登山道は山頂を巻いてしまう)。お饅頭のような丸い凸を二つほど巻き砥山へ初登頂。すばらしい大ブナ、三角点、小さな山名板。

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山頂から西へ直進と思いきや、いったん南に鞍部まで下り「砥山峠」に。
ここで(日川尾根)と合流する。

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きょうの下り(右折)の道形はしっかりしてた。快調に下っていたが、道は崩れて行き止まり、左下の林道は高すぎる。そこで砥山峠に戻り日川尾根をすこし北上、適当なところから林道に下りた。

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落ち葉の積もった巾広な林道を歩く。

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左に聳える擁壁は所々壊れているが、右側の谷は美しい緑にうもれている。

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眼にも鮮やかなトウゴクミツバツツジの岩尾根にも出会え、小躍りする。

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林道からの砥山西尾根はしっかり延びている。あとはこれを辿るだけ、峠道なので、急なところは巻きつつ、主尾根にそって降りていくそうだ。

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巻き道が尾根に戻ると大岩が多く分岐も多く、筋が見えづらい。私には無理だ・・。で、ひたすら安全第一に心がける。岩が多いので、道なのか違うのか、判然としないところもある。ひたすら注意深くリーダーを追いかけた。

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順調に下っていても前方が大岩で切れ落ちていたり、経路が判然としていなかったり、いかにも道らしき所もあり、
ふいに大送電塔に出た。地図のとおり現れた林道を横切り再び山道。

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尾根に沿って道はしっかり延びていた。ギンランを見たり、ヤマツツジが緑に映えていたり、そんな景色に癒やされる・・

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ザレ地が現れたが、さほど長くなかったので無事通過。どんどん高度を下げる。明瞭な道は、溝状で落ち葉で埋まっているし、倒木が多く潜ったり巻いたりなど。、歩きづらかったけど、OK、OK。

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やがて沢音が聞こえた。その沢が真下に見えたが、なんか変?。 うわ~、ずいぶん荒れた跡。いつの水害か? 対岸にはガレキが積み上かっっている・・。

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ガレキを乗り越え、待望の林道にあがる (^o^)  ガレキを7片付けるのは、さぞかし大変だったろう。
太陽が照りつけ暑いこと。でももう安心。とっておきのカルピスをごくごく一気飲みする。

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林道をしばらく下り、川辺の木蔭でひと息つく。

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転がる四角い石にクサビ跡
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すぐ先に家屋が現れ、大通りに突き当たると、「大久保平」のバス停だった。
塩山行きバスの到着の15分前!

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結果的に厳しいコースになってしまったけど、楽しかった。リーダ-さんの気苦労のおかげなのだ。。。。o(_ _)o感謝しかない

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こういう楽しいことは もうできないかもなあ?とも思ったりもします


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では またぁ   (^_^)/~
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前田橋から登る大楠山   風涼やかな照葉林に咲く白い花

2025.05.20(火)  晴れ         

前からYさんと約束してた横須賀の大楠山(241.3m)に出かけた。5月とはいえ照りつける陽ざしは強いので、登りは前田川沿いの遊歩道から。

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川岸には飛び石が設置されポンポンと渡って行かれる、

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湧き水が集まって流れる前田川は、想像以上の清流で、崖の上が住宅地とは思えない。

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ゆっくり休憩しながら30分ほどで道路に上がる(尾片瀬橋)、ここから山道だ。
溝のような登山道が緩やかに続く。

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所々の階段も歩きやすい。と、ここでYさんコケた。
その先ペースがあがらないが、骨には異常が無いようでひとまず安心だ。

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やがて大楠山のいろんなコースが合わさるようになり、階段も若干急に。Yさんはつらそう、あと少しだ、ガンバレ!
目の前には展望台、山頂か?と上がってみる。東西南北見晴らしが良い、

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ここは山頂でなく大楠平で、東方向に見えるのが大楠山と分かる。
国交省レーダー施設やその他多くに施設が建っていた。

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5分ほど先の大楠山は、広々とし、三角点が鎮座している。
うっ、ものすごい風。あわてて岩の陰に回り込んでランチにした。
「山頂まで、来られてよかったわぁ」とYさんはしみじみ言う。

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下山は一番楽そうな「大楠芦名口コース」にして正解。山頂に建つ各施設への車道らしく、簡易舗装され勾配もおだやか。おしゃべりをしながら下りていけた。

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ヒメウツギ、コゴメウツギ、ノイバラ、エゴノキ、スイカズラ、ガマズミ、センダン(写真)、サンゴジュ・・さまざまな木の白い花たちをたのしみつつ・・

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そして繁茂するトキワツユクサも・・・

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しばらくすると「へっぴり坂」標柱や「ため池」を見る。そして里に出た。

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大楠芦名口からは逗子行きバスに乗車。「そうだ、去年の逗子で行き損ねたあの店に行こうよ♪」ふたりでニコニコ。

逗子でその店に直行し、念願の山帰り生ビールを、まぁ、なんと美味しいこと。
メニューには酒類はもちろん、つまみも多種多様なものが揃っている。

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帰りの電車の座席に腰を下ろす。ほろ酔い気分って、こんなにいいもんなのか、また逗子から電車で帰るコースを考えなきゃ、あの店に行くために、うふっ

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では またぁ   (^_^)/~
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三浦富士(183m)~武山(200m) 横須賀

2025.05.13(火)   晴れ        
 京急長沢駅のまん前のグリーンハイツは、50年ほど前に作られた大規模集合住宅群、その裏の緑の丘が、三浦富士から武山に連なるきょうのお山だ。駅前の絵地図を見て、予定より手前の「三浦富士登山口」から山に入ることにした。

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登山口の階段をあがると、右に「平和の母子像」が建つ。1977年9月に横浜緑区で起きた米軍機墜落事故の、犠牲者を偲ぶ平和の母子像とか、衝撃的な事故だったのでよく憶えている。(写真は隣の解放戦士の碑 不思議な佇まい)

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照葉樹の鬱蒼とした山道は緩やか、でも昨日の雨で足元が泥濘だ。

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栗の花の香りがふわ~と漂ってきたり、センダンの細かな花が道にびっしり落ちていたり、エネルギーがいっぱい。じょじょに急になると両側はハコネザサの竹藪になり、お助けロープ出現。滑らないようゆっくり、注意深く登っていく。

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YRP野比からの道をあわせ、じき三浦富士山頂に飛び出す。大きな石祠2基をはじめ石造物が多い。三浦富士(浅間山)は津久井浜の浅間神社の奥宮とか。
岩がちの山頂の一角からは富士山も拝めた。

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その先、ウツギ、ノイバラなど咲きほこる、明るい道を歩いていく。

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道を縁取るのはトキワツユクサ。まるで公園の植栽のように整然と咲く、綺麗ねという前に……ちょっと待った! 以前は別の野草があったのでしょう?。

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そのまま明るい木もれ日を浴びながら、双耳の片割れ砲台山(大塚山)に。  (横須賀市のHPによると)『昭和初期に海軍が砲台を造ったことから、砲台山と呼ばれるようになりました。海上保安庁の武山受信所があり、パラボラアンテナがそびえ・・・その横にすり鉢状の砲台跡あります。中央にはかつて高角砲が据えられていました。側面に開けられた8個の四角い穴は、弾薬の格納庫と思われます』

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12:00に、武山山頂(200m)に到着。コンクリ製の展望台(アゼリアハウス)に登ってみた、お天気は良いのに霞んでいた。

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階下は日陰のランチ場になっていて、ゆっくりお昼をいただけた。
5月の光と風、ホ-ホケキョの声が元気に響くお昼タイムだった。

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武山不動尊にお詣りし、

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津久井浜方面に下山する。階段がえんえんと続き、滑らないよう気を遣った。
階段が終わるとあっけなく舗装路(林道?)で、あとはすいすい。
みかん畑を通り過ぎ、

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いちごのハウスが現れ、キャベツ畑、かぼちゃ畑、スイカ畑などがつらなり、太って旨そうな野菜の出来を眺めつつ、

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津久井浜の駅まで歩いた。きょうの200m低山縦走、満足感ありました

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低山里山縦走は楽しい。里山には人との繋がりがあり、歴史を感じながら歩ける。


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芽吹き直前 源次郎岳 【大菩薩】

2025.04.24(木) どん雲      2人

緩やかな尾根をゆっくり歩けば、深山の雰囲気を味わえる源次郎岳。 
曇り空だがお天気は快方に向かっているらしい。

下日川峠下のゲート前で下車(760円)。

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林道の、左の谷を隔てる大菩薩の山並みの上半分は雲に隠れ、下はカラ松で覆われている。時々光が射すとぽ~っと黄色が浮き上がる。

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アブラチャンやダンコウバイが咲き、舗装路には柳の花がたくさん落ちていた。

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2番目ゲートを潜り、少し歩くと道が分かれる(道標は???)。

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私たちは伐採地脇の鹿柵沿いを進む。霧が濃すぎて周りが良く分からないけれど、道は背の低い笹原にハッキリ延びている。

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カラ松の中にトウヒやコメツガの大樹も混じってきた。幻想の世界を漂う感じ。

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じきブナの巨樹が霧に浮かび上がる。芽吹き前はシーンと静まりかえる。

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あ、花が咲いていた。小さな花のフジザクラ?、超可愛い。まだ蕾が多い。

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よく見たらウグイスカグラも咲いてた、大木のウグイスカグラは里山ではめったに出会わない。ここでも森の中で、静かに春を歌っていたのだ。

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源次郎岳は、昭文社地図で『往10分復15分』、でも10分は無理だよ。
小さなアップダウンが幾つも続く。

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裸木ばかりの雑木林。ミツバツツジの紫ピンクの冴えた色が浮き上がる。

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山頂着は12:10。まぁまぁのペースで歩いたはずなのに20分もかかったとは。
*帰り駅でゲットした甲州市トレッキングマップには『往20分復25分』。

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ちょうど陽が射し、視界がクリアになった。遠望はきかないれど秩父?の山々が連なる。てっぺんの巨木たちは伐られてしまっても、源次郎岳は佳き山だ。

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分岐に戻り日川尾根を南に下る。カラ松林に可愛いフジザクラ(まだ蕾多し)や満開のウグイスカグラが次々と現れる・・2週間もすればここは青い森だ・・。

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「牛奥峠・山神・蛤岩」の少し先にお気に入りお地蔵さんのタッチして 
すぐ下の深沢林道を横切り、「嵯峨塩の広葉樹林」に入る。

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芽吹き前の今は、巨木のクリの老いた様子が目立ってしまう。

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ブナの巨木も点在する雑木林をトントン下る。
牛奥の集落を見下ろす所で尾根から降り、嵯峨塩鉱泉に向かって一直線。。

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さっきから地面に落ちている黄色い点々は「ヤドリギ」 でした。
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木立の向こうに嵯峨塩鉱泉が見えた。この先急降下。

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下山口(嵯峨塩鉱泉)に到着したのはバス到着の10分前。
時刻通りやって来たバスの運転手さんは「間に合ったね」と迎えてくれた。

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甲斐大和からのJRの車窓も楽しい。駅ホームから山の様子。

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車窓からの緑には圧倒的に藤の紫、キリの花も咲き始め、高尾駅では青々としたすっかり見慣れたいつもの風景だった。

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今回は芽吹き前で、最初がっかりしたけれど、なんのなんの。
この時にしか見られない森のようすが新鮮だった。「気づく力」って大切だな…

 

下山の最後に、 清々しい青空が広がった。
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下山の最後、
 青空が広がった。

では またぁ   (^_^)/~
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上越、今年は雪が多かったそう・・

2025.04.19と20(土日) 晴れ       5人+1人

もう水が入った山あいの田んぼ

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日当たりが良いのでしょう オオバキスミレが咲き始めています。

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誰も入らない小さな窪みを ちょっと上がってみたら

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小鳥の声と水音だけの小さな天国でした。

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翌日。 べつの里山の麓のたんぼは こんな感じ

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その脇を少し歩いてみると カタクリや

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キクザキイチゲや

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エンゴサクも

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少し上がると道にも雪、お天気も怪しげです。きょうはここまで(^o^)に。
またお邪魔させてください。

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これほどに豊かな里山。GWにはできたら山頂まで歩きたいですけど・・

では またぁ   (^_^)/~
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いっぱい春の阿夫利山【秋山】

2025.04.12(土)   快晴        

高尾から8:07発の甲府行きは混雑、上野原で大勢降りた。井戸行きバス停に長蛇の列。無生野行きに乗りこむとほぼ満席! 出発時は立客のいる盛況ぶり。 
バスを「神野」で下車。ゴルフ場の縁を歩く長い道の、見下ろす右手ゴルフ場は満開の桜、ホーホケキョ、

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左手の陽当たりよい擁壁沿いは、さまざまな春の花で賑やかだ。
コクサギ、アケビ、スミレ、タチキランソウ 、フジザクラ・・

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あらら、ヒキガエルがのそのそ歩いている

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クルミの芽吹きはまさに今、もったり葉を広げ始め、

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薄黄色はクロモジの花、道沿いの桜と 華やかな春のコラボ♪♪♪

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じき道路は二叉に分かれ、金波美林道始点。
15分くらいで金波美トンネルが現れ、登山道はトンネル左から始まってる。

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杉林のジグザグを登り詰め金波美峠、手書き道標の「安寺沢→」は逆方向?、じつは道路に降りトンネルを抜けて安寺沢行く段取りとか、、、、

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尾根上は芽吹きの始まったばかりの雑木林、
小さな薄緑の葉とミツバツツジの澄んだピンク紫が目を惹く。

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ハウチワカエデの芽吹きは赤みがかっている。ウリカエデの幼葉と薄黄色の花。

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爽やかな空気に小鳥の囀りがかしましい。いい感じの起伏の、細い尾根道 ♫。

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「石尊山」、「高見山」、と小さな凸をこえる そしてあれが「阿夫利山」か。

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歩きやすい楽しい尾根が続き12:50山頂着。思ったより時間がかかってた。
狭い山頂には先客が休憩中。ランチは東に少し降りたなだらか場でいただく。

 

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次の井戸沢ノ頭からは右の尾根を下る。思ったより急で荒れ気味だった。
ミツバツツジが増え、あちこちにピンクの塊、花を追いながらガンガン降り、

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金剛山との鞍部から岩っぽくなる。ロープもありちょっと面白い(でも短い)。

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めぶき美しい尾根道も登ってしまえばあっという間、金剛山に着いてしまう。広い山頂には立派な石の祠が鎮座していた。

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もう下るだけとゆっくり休み、東への立派な道を辿る。実はこの下山道、途中の沢沿い辺りでは、つい不安に駆られてしまう。

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・463を踏んで、道なりに緩やかに下ると鹿柵が現れ、

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その先にお墓。展望台では藤野辺りの親しげな風貌の里山を眺めた。

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すっかり余裕で、案内のあった「富岡弥陀三尊種子板碑」に寄り道したり、
それ以外にも寄り道をしながら、とりあえず秋山温泉に向かう。

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じき温泉の大看板の分岐にでたので(16:30すぎ)、タクシーコール、
思いの外早く来てくれたタクシー運転手さんは、お上品な人だった。

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4月中旬、上野原の里山はすっかり春でした。

2017.03 北尾根 2015.02 北尾根

 

では まぁ   (^_^)/~
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快晴の鷲ヶ峰☆展望を堪能しつつ60分

2025.04.09(水) 快晴      2人 

この春、南関東では快晴が続いているが、遠出をすると天気が悪いのだった。
でも今日ばかりはばっちり晴れた。そこで霧ヶ峰の一角、鷲ヶ峰の登ることに。
八島湿原のビジターセンターは開館前。

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駐車場から眺める鷲ヶ峰(の第1峰)

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青空が嬉しく、足取りも軽く登っていける。まず鹿柵を越えまして・・

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はるか中央アルプスや御嶽山を見ながら行く、心が弾んでいる。

第一峰にて
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第二峰から振り反ると、八島湿原 外輪山~車山 奧に蓼科山から八ヶ岳方面
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ここから、ほぼ平坦な展望ロード。 左は中央アルプスから御嶽、乗鞍、北ア
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山頂に到着しましたっ
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ここまで来た道の、北側には雪がべったり。
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浅間が雲から現れた なんと綺麗なこと
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そよ風に吹かれながら ただぼーっと過ごした。
北アルプスの峰々が隠れたり現れたり、ちっとも飽きない
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鉢伏山の向こうに、わっ~ 剱岳だ! 
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南アも富士山も一望でしたが、ちょっと靄ってました
鷲ヶ峰は風が強いことが多いのですが、楽しい山です、ホント

では またぁ   (^_^)/~
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弥彦山☆花の裏参道と菩提寺山【新潟】

2025.03.28(土) 小雨       5人  

この大きな鳥居の先が弥彦神社、でも私たちは日本海側の裏参道に向かう。

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登山者用Pは、土日は満車どころか路肩に縦列ができるほどという。
小雨のせいかきょうは私たちだけ、これは吉かも?  

カッパを着て出発。 登山口から杉林のジクザグ道を登っていく。

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早々にカタクリ群落が現れた。雨のせいで花はツンと閉じているがかなりの花数。陽が射したらピンクの絨毯まちがいなし。

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合間にぽちぽち散らばる白い花はオオミスミソウで、厚めの葉が雨に光っている。薄青い花もある。

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して赤い美がかわゆい低木は当然アオキでしょ? でもなんか小さすぎ、葉にきょ歯がないし?  ⇒日本海側多雪地帯の変種ヒメアオキ。

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エンゴザクもあまりに貧相で華やかさに欠ける。 ⇒日本海沿岸に咲くミチノクエンゴサク

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あ、これはチョウジザクラ?でもな~んか違う気もする、あちこちで咲いているけど寂しげだ。  ⇒日本海側に咲くオクチョウジザクラ

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霧が大分濃くなってきた。黄色い小花のヒメウズも咲いている

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林道を横切り、ちょっと急な坂を登ったあと湿地沿い? 。ゲコゲコ、ゲコゲコ,あちこちから湧いてくるこの歌は?カエルの集団お見合いの最中かな?もし陽が射したるなら、水の音を耳にぼけーっと過ごしたいそういう場所だ・・・

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ふと気づけば左側は、一面を覆儚い白色、うわっ、
セリバオウレンのなんとも美しい絨毯。

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作業場?の広場で休憩、霧の向こうにスカイラインが走っているそうだ。ますます霧は濃くなり、気温が下がってきた。
ヒメユヅリハ
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スカイラインの脇の緩やかな登山道は尾根のようだ、どんな景色だろうか、海が広がっているかも知れない。

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このあたりカタクリは緑の細い蕾、ショウジョウバカマはやっと花芽をだした。

再び広い所に出た。ベンチもある。「今日はここまでにしましょ」
白湯をいただきとホッとする。相変わらず霧は濃く風も強く、凍えてくる。

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戻りは「ブル道」を伝う。広く歩きやすく、下るには助かる。
エゾユズリハがそこここに。そしてここにもオウレン・オウレン、またオウレン。オウレンの絨毯なんて初めて出会った。

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ヤヤッ、ブル道にまだ雪が残っているぞ、はしゃぎながら、ほいほい歩いた。

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☆下山口の「弥彦山に咲く花」掲示板、帰宅後、花の同定に役立った。やはり日本海側固有の変種が多いのでした。

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他にオオバクロモジ、チャボガヤ、、、いやはや、うっかり見過ごすところだった
というわけで、今回は山頂には行かなかったのでした。

 

2025.03.29(日) 曇り       5人 

【菩提寺山?】知らなかった山。新潟の248mの低山だそう。

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登山口の注意書き

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大沢森林公園から歩き出す。「花は少ないですよ」と最初からいわれていたが、

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今年初めてのショウジョウバカマが続々現れる。「仏路峠」の赤い

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「仏路峠」の赤い 帽子の野仏たちをすぎると、

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小広い山頂に出る。小さな三角屋根の避難小屋、ストーブに火が入り大勢の人が談笑中。地元のボランティアの方々は人なつこく、私たちをスッーと受け入れてくださるのだ。

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山頂の「菩提寺山史跡」の説明によると、菩提寺は空海さんの建立、とにかく古い歴史を持っているそうだ。

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ホントは高立山275mへミニ縦走する予定だったが、時間切れでそのまま下山。このお天気ではしょうがない。
ことしはじめてのマンサク

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信濃の春は遅いんですね

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やっとお目覚?? オオカメノキです

では またぁ   (^_^)/~
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伊豆の城山(じようやま) & かつらぎ山

2025.03.13~14(木金) 曇り      3人

【1日目】曇り
城山は、勾配はそれほどでないが足元に石が多い。

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ロッククライミング場との分岐を2ヶ所過ぎると、大きな岩が重なる険しい道になる。エッチラオッチラ、がんばって登る。

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所々森がひらけると、城山の大岸壁が見えた。

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やがてつづら折りの山道になり、城山峠に到着する。ベンチの傍らの大木の照葉樹は、ウバメガシとか。

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ひと休みして右折し、城山に。アセビの多い伊豆らしい森、

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苔むした大岩がどかどか現れ、道は岩をすり抜けながら 延びている。

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30分ほどで前方がひらける、城山山頂に到着。薄雲がかかってあまり展望が、、と思ったら。大きな富士山が浮かんでいた。さすが静岡、

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三角点標石はどこかな?

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帰りは、タッタカ下れた。登りがあれほどキツかったのにと不思議なくらい。

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下山口からは車道歩きだ、子授け地蔵を過ぎてからは、みなで迷路クイズを解くようにして近道のルートを探り、きょうのお宿に戻った。

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城山(じょうやま)は昔、「丈山(じょうやま)」と書いたそうです

🍴✨


【2日目】曇り
天気予報はハズレか?ぼんやり雲がかかっている。大仁駅で余計な荷物をコインロッカーに預け、いざ出発。狩野川の土手は歩行者専用の、最高に気持ち良いロード。 きのう登った異形の城山の、すごい存在感

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登山口到着は10時前。城山峠までは昨日と同じ道、2度目となると楽だ。

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峠から先はきょう初めてで、勾配もなく整備され歩きやすい。

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じき、右斜面に置物のような大きな石がいくつか、親しげな形でうずくまる。

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城山林道(舗装)が横切った。所々、白い説明板が地名の由来を教えてくれている。この「鶯谷」は今回の重要なポイントだったと後で知る。

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整備されたヒノキ林はランニングできるほど歩きやすい。そういや「伊豆の国市ハイキングコース」の道標は「城山・発端丈」とあるばかりで、葛城山の文字がないのが不気味だった

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そうこうするうち益山寺分岐まで来てしまった。あれ??、今まで葛城山への分岐はなかったよねえ、代わりに赤マジックの手書き書き込みが頻繁に現れ気になる。意味が分からない。私は10年前に登ったんだけど、そんなことなかったし・・変なの~。↓おそらくあえて?残されていた古い道標に赤マジック
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その時地元のソロ男性がやって来て話をうかがう、そして葛城山についての事情がわかった。今からでも発端丈山まで行けたと思うが、私たちはここでランチをして戻ることにした。 
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帰りは結構ルンルン早く下りれた。なにしろ「城山峠~登山口」は4回目なのだから。
観光と登山 両方うまくやってるところもあると思うのだけどなぁ

箱根登山鉄道駿豆線大仁駅

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では またぁ   (^_^)/~
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山は低けれど...伊東ナコウ山

25.03.02(日) 晴れ      4人

伊東線の駅々には濃ピンクの河津桜が満開、車内は観光客で満員だった。

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しかし下車した宇佐美駅は人気(ひとけ)なく、しっとり落ち着いている。

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街中は細かな道が迷路のよう、2.5万図のどこをどうあるいているやら?とりあえず、地図の神社をめざし、脇道への誘惑を振り払いながら進むと、「比波預天神社」の鳥居があった。どうか無事登頂できますよう・・。 ↓境内の石仏

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「沢沿いコースと尾根コースがあるらしいけど、登りは尾根コースね」ときめる。でも尾根道への分岐がわからず、沢コースを行くことになった。

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大きな堰堤の左が山道の始まり。「石切場見学コース」の大回りを選択する

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沢の凹みのような道。照葉樹が生い茂り、足元は落ち葉で滑り歩きづらい。
遺構らしく、クサビ跡や矢羽根マークのついた石がゴロゴロ、落ち葉の陰にも石が多いので、転ばないよう気を遣う。

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それに急だ。石丁場というので、鷹取山の石切場の風景を想像していたが全く違う。このゴロゴロの場所こそが現場で、どこでも歩ける山の斜面という感じ。

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大きめの石には刻印やクサビ跡が見える。やがてハッキリした沢地形になった。な~んか陰鬱な登りに飽きてきたころ、左側斜面にロープがあり、ここで尾根にあがるという。やっと出られると嬉しかった。

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尾根に乗ると、ワーッ明るい。青空のもとヒメシャラ?の薪炭林が広がっている。解放されて大きく息を吸い込む。

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足元にはてシダ・シダ・シダの波。ウラジロに似たコシダだそう。

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やがて明るくひらけたナコウ山唯一の?展望地に、海のかなたに天城山が霞む。

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ここはナコウ山直下にして丁場のひとつ、刻印やクサビ跡の石が転がっている。

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ロープ伝いでまず山頂に。展望のない小広い 平坦地には、三角点、説明板、金属製の地図が置かれていた。

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山をのっこす道は推測通り巻き道。そこを伝い丁場に戻る。ランチをしつつ、「切り出した石をどのようにして海辺まで下ろしたか?」みんなで推測。さぞ、つらい仕事だったろう。山頂に「ナコウ山」は「泣こう山」とあったように。

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「下山は尾根道でね。来るときに見逃した登山口への分岐を確認しよう」そりゃ楽しみ。尾根道は明るい照葉雑木林で、急ではあるもののしっかりしているし、 道標や道案内には事欠かない。

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道中には、切り出された刻印石が転がり、丁寧な解説も多数。この道は正調の石切丁場見学コースかもしれない。

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離山分岐(道標)を過ぎ、ぐんぐん下る。思ったより下る。さらに下る。

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そして給水施設の前から町に入った。またもや、ぎざぎざ×くねくねの坂道の、雑然と入り組んだ分岐が連続する、

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難解な経路をさらにぐんぐん下ると、見覚えのある分岐点出た。尾根道へはここを登る。

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そこからは簡単で、無事宇佐美駅に戻れた。キツいと思わなかったけれど、翌朝は腿の筋肉が張っていた。

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アコウ山、今でも本性のよく分からない、不思議ちゃんのお山でした。

 

では またぁ   (^_^)/~
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