きのこ追っかけ、、、西岳(八ツ)

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2016年9月11日 (日) くもり 時々 晴れ

 やった!雨の気配なし。きのうゲットしたキノコの美味なる朝食を愉しみ、出発。
とりつきは、板橋区少年自然の家。この辺りは林道や登山道が交錯し、分かりにくい。
直線の防火帯を行くと多摩市民の森施設や四角いコンクリ建物施設などあり、シラカバ林が広がる。笹原には大きな傘のカラカサダケが点々と見える。採取。

Img_0176_r  ハナイカリが良く咲いていた

シラビソ林になると綺麗なシダの群生を見る。キノコの運搬に必携なのでレジ袋に入れておく。やがてお待ちかね、カラマツ林になり、笹のない綺麗な林床が広がりだす。
さぁ、探そう!さっそく発見、まぁまぁのジゴボウ。

カラマツ林の笹ヤブの中では倒木にナラタケ。

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林道でに出て、じき「信玄の隠れ岩」の三叉路。
深い笹原に切られた登山道はなんとも緩やか。こんな楽をしていて山頂に出られるの? 

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じき笹がうすくなると、キノコ道が網の目状にほんのり見える。みなそれぞれ分散し、
きのこ目を皿にして歩いていく。小さいけれどジゴボウの頭が覗いている。

これは食えないポイポイキノコImg_0192_r_2

やがて赤松の大木が点在し、地表は苔に覆われたステキな場所に入っていった。

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一気に深まる森の雰囲気に心震える。
めだたない西岳が、こんな場所を抱えていたとは。

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空の広がる場所に出たると、右の谷がひらけワラビがごそごそ生えている。
陽当たりの斜面にはワレモコウやススキの花。山の香りはイブキジャコウソウ。

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その先、岩が増え急登になる。岩にはさまざまな苔がついている、ちょうど苔も花の咲く季節、苔の花見もまた面白い。

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西岳は予想以上に展望があった。
隣の山は編笠。
右の青い丸で囲んだ山は富士山というけれど、俄に信じがたし。

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編笠と並ぶ権現(写真)が眼前に目立つ。そのまま稜線は左へと赤岳まで駆け上がる。

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さらに左の樹林を上手く透かすと、カッコイイ阿弥陀(左)。右に赤岳

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右手の雲の上には、スマートな北岳、甲斐駒、仙丈…、さらに 中央アルプスも。

山頂には夏の名残りの花も咲く。ミヤマオトギリソウ、タカネマツムシソウ、イブキジャコウソウ、ヤマホタルブクロ、そしてタカネバラの実をたくさん見る。控えめな西岳にきて、真紅の花に囲まれたなら、どんなに嬉しいことだろう。

Img_0297_r  タカネマツムシソウと 後方の尖りは権現

山頂でメロン。Img_0287_r_2
下山は、苔を、木々を、愉しみながら、、、、、のんびり戻った。

西岳は編笠から立ち寄る山という認識だったけれど、Img_0315_r
そんな登り方はもったいないですよ~

         山名標識の下のお地蔵さま


【コースタイム】 立場川キャンプ場→西岳取付きP06:40-西岳10:45(30)-P14:40                     (キノコ探ししながら)

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きのこ追っかけ、、、御小屋山(八ツ)


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2016年9月10日 (土) 晴 

11時 舟山十字路を出発。
   Img_0084_r        ノコンギクが満開

今回はきのこ採りの山歩き。しかし「今年はなかなか涼しくならないんで、あまり出てないの。例年はこの辺に山ほどあるけど」 だそうな、
いいんです、いいんです。こんな雰囲気を、歩くだけで楽しいの。

Img_0092_r    トリカブトが満開。

笹が薄れ地面が見え始めると、「そろそろ、奥に入ります。きのこは笹のない綺麗な所に生えるの」と、先達は言いながら、時々腰をかがめ採取する。私には何も見えないけど。 「あ、あった!」、「ここにも あった」アチコチで声が聞こえる。いいなぁ、みんには見えるんだ。

Img_0148_r         おっと、これはいけません。 ベニテング

やっと見つけたジゴボウは、指先くらいの茶色の丸いの。かわいそう、でもいただくよ。「こういう 生えたては上物なの」褒められた。
その後、時々見つけることができた。
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キヌガサタケの帽子付き(スッポンタケとよく似る)。じき、マントが開いた。

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タマゴタケはお見事なオレンジの傘
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やや急になった所で登山道に合流する、ミヤマモジズリ
Img_0119_r    
じき美濃戸への分岐があり、三角点御小屋山に到着した。
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キャンプ場の、夕食はきのこ汁。手作りのお味噌投入で、絶品のきのこ汁完成。
地元のお野菜(大株のセロリ、キュウリ、トマト)や各種おかずやワインも揃い、豪華な夕ご飯になった。

Img_0158_r  準備のひとこま・・・後ろでは大鍋に、アツアツのキノコ汁が・・・。


あしたは雨が降りませんようにと祈りつつ・・・今夜は 早々に就寝。

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水流激しき峠沢とナメラ沢・ちょこっと

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2016年8月28日 (日) 曇

前日は本降りの雨だったので、笛吹小屋キャンプ場で、のんびり過ごす。
雨の止む気配がない、12時、1時、3時・・・  どんだけ 降るのだろう

 

朝5時に目覚めると、なんと、雨は止んでいた。
「ま、見るだけでも」とか言って、沢準備を怠りなく、手提げとサブザックで出発。

1時間ほどの林道歩きでも、昨夜の雨の狼藉を見て取れる。
カワミドリも頭を垂れ・・

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まずは峠沢に入渓。

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峠沢は細身ながらドドッと繰り出す多量の水が大暴れ、けたたましい沢音に会話もままならない。なるべく水線を、歩けそうな所を狙っていくが、水の勢いは見かけ以上で、川岸歩きを強いられてしまう。

沢を渉るだけで、足をすくわれそう。ひゃ、水しぶき、峠沢名物のナメは何処なのさ。滝はなくても、これだけ水が速ければ歩けないのだ。

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両崖が迫る、名だたる渓谷の雰囲気。

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2mくらいの(ふだんなら)ナメの滝を登ると、登山道が横切る。

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今日はここまで」 峠沢を下降する。
ついさっき登ってきた沢の、水量が減っていることが分かる。まさに「沢は生きもの」だ。

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トリカブトの咲く岩を過ぎた辺りで陽が射し始め、川面や木々が光りだした。
沢は陽射しを浴びると喜ぶ。

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入渓点を通り過ぎ、さらに下流に進むと、ナメラ沢出合。
ひと息入れて、ちょっとだけナメラ沢を歩いてみた。

 

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いい感じのナメが続き。ふだんなら水線をじゃぶじゃぶ行くのだろうが、きょうはどうしてもへつりが多くなる。

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おかげで、岩肌に咲くクロクモソウをたくさん見ることが出来た。

 

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やがて前方に、2段5mの滝を見る。
マイナスイオンの飛沫を頭からかぶり、「みんな美人になってくわ~」 なんちゃって。

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この滝は階段状の右を登れそうだが、落ち口の立木を掴むのが難しい故、左から巻くのが正解?
峠沢もナメラ沢も、好天の時リベンジすることにして、今日はここまで。

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最後に小沢10分のオマケを歩き、

 

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沓切沢橋の下で装備を解いた。

 

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バスの待ち時間があったので、
西沢渓谷入口BS前の蒟蒻館で、「こんにゃく定食」をいただくことができた。

 

【コース】塩山→タクシー(6400円)→笛吹小屋キャンプ場(泊) 07:10-沓切沢橋08:10-峠沢入渓08:20(20)-二俣/登山道09:35(30)下降-入渓点10:20-ナメラ沢出合10:30(10)-2段5m 10:50(戻る)-小沢へ11:15-沓切沢下11:20(15)-キャンプ場12:40-蒟蒻館-西沢渓谷入り口→バス→塩山 


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富士山五合目から精進道を風穴まで

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2016年8月25日 (木) 曇(雨

富士山五合目は濃霧、精進道に入ります。

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幅広の歩きよい下り勾配の、シャクナゲとシラビソと深い苔を抜けていく

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キノコが多い。でも要注意
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壊れ山小屋の四合目。

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溶岩の広場の三合目。「富士山原始林」の石標がある。

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んん・・・これは?

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スバルラインのガードを潜る、フジアザミが咲いていた。

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二合目(富士林道)を過ぎると、登山道の両脇には見事なぶな林が広がり「二合目のブナ林」の標識が立つ。
下草は一面の緑の笹。

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そのころはすでに雨が降っていた。樹林の中で濡れないけれど、結局、カッパ着用

天神峠手前の広場でランチのころは。本降り・・この先精進湖まで3時間近く歩くのがかったるるく思えていたので、富士風穴で終了することに。

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一合目(鳴沢林道)を越え、さらに20分ほど下ると、あたりには樹海の様相が広がりだし、やがて軽水林道を横切る。登山道は樹海の中に延びていく。

浮き上がったような木の根の塊や、溶岩穴のようなのや、奇妙な景色が広がっている。気づけば雨は止んでいて、やがて陽が射しこんできた。

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「青木ヶ原樹海等エコツアーガイドライン」の柵中に入ると、前回惑わされた【←至精進口登山道】の道標も見える。

時間はたっぷりあることだし、「大室山のブナ林」に立ち寄りのんびり過ごす

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登山道に戻り少し行くと、「天然記念物富士風穴」の石標がある。もちろん立ち寄る。
係のオネエサン「入口までは降りて良いけど、中に入るのは許可が要ります」
で、入り口まで。

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穴からの冷たい風に震え上がってしまう。中は真っ暗、ハシゴが架かっている。

上に戻ると係のオジサンが増えていて、「実は下の広場に降りるのも許可が要るのでした」と、名簿に記帳した。

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風穴から10分も歩けば県道で、数台の車が駐車。
風穴見学のツアーが、おそろいのヘルメットとつなぎ服で講習を受けていた。
私たちはタクシーコールし、河口湖駅から帰路につく。駅は旅行者で大混雑でした。

晴れた日の様子はこちら→  下るだけの山歩き 精進口登山道

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高指山~鉄砲木ノ頭 易しく優しい尾根歩き

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2016年8月7日 (水) 晴れ 

しょっちゅう訪ねるこの辺り、標高1100m前後でアップダウンは少なく、
夏は避暑地をお散歩している気分です。

しっかし、高指山の登りだけは例外で、一面ススキが生い茂り、日陰は無く
風も通らず、期待していたのヒオウギは、遅すぎたのか 影も形もありません。


      2013.08.02 ですImg_0533          
ま、尾根に乗れば樹林帯、風が渡り、木洩れ日がチラチラ軽やかです。
山梨側は薪炭林(アブラチャンなど)、

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神奈川側はぶな林。

なんと。道標からバラシマ峠の文字が消えている。
近年のエアリア地図には名前が出なくなっていましたが、ついに現地の名標さえ。

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あらら、可哀相に奥に捨てられておりましたぞ。

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切通峠から鉄砲木ノ頭に向かいます。この季節、ホントに花が少ないなぁ

Img_0080_r                 ヤマハッカが 淋しく咲いていた。

Img_0102_r                  カワラナデシコが淋しく咲いていた



1ヶ月前に咲いていたバイケイソウですが

            2016.07.12 です
Img_0071                      
今は葉っぱもろとも 溶けて消え、アトカタもなし。 実を付けた株だけ かろうじて。

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鉄砲木ノ頭に出ます、この場面が大好きで、このルートを使うのです

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山頂に木陰は無いけれど涼しかったなぁ。展望はダメでしたが・・・
砂礫地には白花のフジアザミがしっかり育ち、蕾をつけていました。

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来た道を、切通峠まで戻りました、
途中で立ち寄った一角に、大木ばかりの、サンショウバラの花園を見つけました。
きょう一番嬉しかったコト。  来年の6月、必ずお花を見にまいりますね。

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こんな木もある稜線でした。

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吉政P09:35-高指山*10:15(+60富士岬) (15)11:30-切通峠11:50-鉄砲木ノ頭13:00(20)-寄り道-切通峠14:45-P15:15

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静かな白馬岳(3)・・鉱山道のおもしろさ

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2016年10月20日 (日) 快晴 

白馬岳山頂に着いた頃から霧が上がり始め、きのう歩いた清水尾根がうっすら見えてきた。大きく剔れた東斜面を覗くとゴツゴツの岩稜(主稜)が美しい。

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三国境へは、白と濃緑の伸びやかなカーブを下っていく。

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右の断崖には、イブキジャコウソウ、シコタンソウ、ミヤマクワガタ、ミヤマダイコンソウなど華やかな花が咲き、

  ミヤマクワガタ (虫にも同じ名があるといわれた時、花の名に自信なくした)

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左の比較的なだらかな礫の斜面にはウルップソウ(写真)、コマクサ、ミヤマキンポウゲなどが群生する。2_4
同定できない、これは何?
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三国境から雪倉への尾根に入るのは、私たちだけ。
左側に昨日歩いた清水尾根が延びている。

  Photo_13             左のゴツイのが旭岳、右奥の三角が清水岳

おっと、足元注意コマクサだらけ、タカネマツムシソウもいっぱい(写真↑蕾も生育中)

ミヤマウイキョウPhoto_14
だんだん鉢ヶ岳が近づいてくる。

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鉱山道分岐の小さな道標(「7月7日草刈りしました、蓮華温泉」と記されていた)

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鉱山道のスタートは、黒ザクにハイマツが地を這い、パッチワークのよう。
その陰から雷鳥がひょこひょこ現れた。

 

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一見殺風景な黒ザク砂礫地にもたくさんの花が咲く。
    ミヤマムラサキ
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イブキジャコウソウ、カライトソウで上から下に咲き進み、
よく似ているこちらは 
ユキクラトウチソウ、下から上に咲き進むとか

 

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クモマミミナグサ(と思う)、
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ハクサンシャジン、イワシモツケなどなど…。
この広いザク、赤ペンキを追っていくのだが、雪が被っていたら分かるだろうか?

 

            
20分ほどで台地から沢に下りる。対岸は大荒れに崩れ、凄まじい形相。でも私たちの道沿いは、百花繚乱の花畑だ。
シロウマタンポポ、

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シナノキンバイ、ダイモンジソウ・・・

 

ハクサンイチゲとミヤマキンポウゲ(写真) Photo_17

そしてミヤマアケボノソウ

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青々と茂る苔の分厚い絨毯、

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フキユキノシタがこれでもかこれでもかと咲き乱れ、傍らには豊かに水がほとばしる。

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「塩谷精錬所跡」の消えかかった道標を過ぎ、立派な滝を持つ沢に下った。
「ここはね、雪が残っていると徒渉点がわからなくなるの」
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いかにも鉱山道として拓かれたらしく、明るく歩き易い道が続く。

ミヤマアカバナ3_3
キヌガサソウやモミジカラマツ、ハクサンフウロは途切れることなく、足元にはハクサンシャジン(写真)やトウチソウ、早くもウメバチソウが花を咲かせている。

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ミヤマカラマツ2_7

「比丘尼飯場」をすぎるあたりからは、鉱山で働いていた人々のことばかり考えていた。ギョウジャニンニクのネギ坊主、飯場は近い、山菜も重要な食材だったろう。

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花の種類も少しづつ変わった。
モミジハグマ(写真)や コキンレイカ、シナノナデシコなど・・
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「神の田圃」ってどんな場所? 期待していたが小さな池塘があるのみ。
すぐ先の「事務所跡」には、錆びた車輪やスコップが放られていた。

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道沿いにはキヌガサソウがやたら多く、小さな谷など埋め尽くされている。

 

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水のない沢を15分ほど下ると次はいよいよ瀬戸川か、遠くに響く川音。

ようやく瀬戸川の標識に会えたが、橋らしきものは見えず「もしや流失したまま?」と
少し不安がよぎったが、じき鉄パイプの橋が見えてほっとした

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瀬戸川を渡ったところで一本。もう心配ないと思う反面、今回の白馬岳山行が終わってしまう寂しさがこみ上げてきた。おセンチな気分のアンパンの味、甘いアンコも悲しいな。

川原はシナノナデシコ(写真)や ヤマホタルブクロ、ウメバチソウの花畑。
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ちょっとしたザレ地を越えると木道が始まる。滑りそうな苔むした木道だ。

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雪倉山麓コースに合流、あたりは大木ブナの森である。30分で五輪尾根に合流。

林道のような立派な道を一歩一歩、「とうとう終わっちゃう。本当によい山だった、楽しかったな」と惜しむように歩く。

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ああ、キャンプ場をすぎた。
じき蓮華温泉の小屋が見えるだろう。

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静かな白馬岳(2)・・華麗なる清水尾根


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2016年7月27日 (水) 曇 

濃い霧。雨でないことが有難く嬉しい。
猫又峠辺りに来ても霧が濃く、猫又山(さらに奥の猫ノ踊場)は確認できぬまま、
最初の池塘が現れた。やがて草原が広がりアレヨアレヨという間にお花に包まれる。

      Photo                   エゾシオガマ

葉は可食というタカネヒゴタイの、蕾は弾けるようなピンクの花を噴き、モミジカラマツは丘全体に群生する。次の草地はイブキトラノオの群生だ

3
「わ~、チングルマがもう穂になっちゃって」「シモツケソウ(カノコ)って派手じゃない?」「小さな紫のはミヤマリンドウで、白いこれってトリカブト?」「いえオオレイジンソウよ」 などと花の名を呼びながら登っていく。

ヒメカラマツ(と思う)Photo_9
ウサギギクを見れば思い浮かぶ友がおり、コゴメグサを好きなあの人の顔が頭をよぎるマメ科の花は、タイツリオウギか?イワオウギか?、ああ、もう分からない。

ハクサンイチゲ2_3
アキノキリンソウと思って撮った写真に、後日調べたらコガネギクも混ざっていたし、
ヨモギと一括りにしていた花は、良く見れば何種かあった。高山ハコベもいろいろあるらしい。初顔のお花は白馬の宿題、持ち帰れるのは嬉しい。

まさかここでお会いできるとは・・・! ミヤマハナシノブ

1
その先で小尾根に乗った。
イブキジャコウソウが咲いている「ほら、麝香の匂いするでしょ」

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2400mあたりの低い丘に囲まれた湿地にはハクサンコザクラが群生する。
おりしも陽が射しこみ、その中で私たちは幸せ感に浸っている。
 5

清水岳はすぐ上、道標は双耳峰の広い鞍部にたっていた。
こんな愛らしい ミヤマアズマギク 見たことがない。          

2
下った清水平の雪渓は消えたばかりでチングルマが一面に咲いていた。
前方に小旭、裏旭の峰峰が待っている。(左 小旭)

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間を取り持つのんびりした吊り尾根は、もちろん百花繚乱、(シコタンソウ↓)

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草地から砂礫に替わると、タカネバラ(左)、コマクサ、クモマスミレ(右)などを見る。

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高嶺の花が続々現れるので、夢中になってしまい、気がついたら小旭直下(道標)だった。
一面に咲く ミヤマキンポウゲ

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この頃になってガスが沸き始め、前方の白馬の稜線が隠れてしまった。
殺風景に見える岩れきの傾斜地はコマクサの花園、ピンク色を目で追いながら歩いていく。
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裏旭は知らずに過ぎ、旭岳の大きな図体は巻く。
巻き終わると現れる雪田はかなり小さくなっており、広やかな花畑に変わっていた。
 
チングルマも花盛り

4
実は村営小屋に行くつもりだったけど、山頂小屋に向かってしまったから、そのまま進むことにする。
白馬稜線に乗ればあと少し、目指すは目の前に聳える城郭。    
ミヤマオダマキや
Photo_2
タカネシオガマなどの2_2
きれいどころのエールを受けて、一歩、また一歩、、、、ようやく、小屋に到達した。

静かな白馬岳(3)・・鉱山道のおもしろさ      に続く (作成中)

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静かな白馬岳(1)・・まずは不帰岳避難小屋まで



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2016年07月26日 ~28日

(前日)25日 曇 祖母谷温泉で前泊
     途中の宇奈月で入善スイカ(1切800円)を食べることが出来、ラッキー。
     1切れといってもかなり大きい。(1玉20㎏前後あります)

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   祖母谷温泉は超良い温泉。 食事も超美味しい。 お勧めです。
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(一日目)26日 雨 祖母谷温泉から不帰岳避難小屋

予報通り雨。「もちろん行くわよ! そのうち止むでしょう」
洞門の手前が登山口だ。 

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私たちは ぶな林を歩く。

世代交代なのか、ブナの巨木が何本も倒れ、2、3年後?には倒木全体がキノコの寝床になるそうだ。

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沢を何本も越えた。累々とした岩の大きな沢も2本越えた。「清水尾根は下山によく使われるけど、時間切れになる人が多いのね。暗くなってしまうと対岸の道を見つけられず、岩ゴロの沢を道と勘違いして降りちゃう人がいるの。下には滝があるので、落ちて血だらけになって、夜中に祖母谷に着いた人もいました」

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勾配は登っていればそれほどきつくないが、道をふさぐ倒木を越えるのが面倒くさい。ブナに混じって針葉樹の大木も目にするようになる。

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勾配がないのでバテないけど、周りの尾根が見えないし、カーブを曲がるたびに同じような景色が現れるで、長く感じる。
「やっとロープ場に着いたワ、その上が小屋です」

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ホイホイ登り、20分ほど山道を伝えば、ほら、目の前に不帰岳避難小屋が。

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「こんにちわ」ドアを開ける。ビックリ! 一人いらした。相手はもっと驚いたろう。

先客氏は、昨日祖母谷から小屋に入り、きょうは悪天候なので一日停滞にしたとか。

衣類を全て取り替え、小屋の中に干し、靴に新聞紙を詰め、お湯を沸かし、
ようやくひといき。

雨は夜通し、断続的に本降りとなり、いつ止むとも知れなかった・・

祖母谷温泉07:50-洞門手前(登山口)08:20-沢10:40-沢12:20-樹林帯-ロープ15:55-不帰岳避難小屋16:20(泊)

静かな白馬岳(2)・・華麗なる清水尾根    に続く 

 

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片品川根羽沢支流 湯沢

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2016年7月18日 (日) 曇のち晴

きのうの「大清水-物見山-鬼怒沼」の登山道を、根羽沢沿いにさらに進むと
湯沢を横切る。 湯沢はきょうの沢である。
 

Img_0317_r                この橋は緊急用、使わないように、と 書かれている 


湯沢に出ると まず見える滝は7m。 左岸を高巻く

 

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ダイモンジソウの葉をたくさん見る

 

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水量もほどほど、変化があり なかなか良い感じ

 

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2段4m滝は ロープを出してもらった。

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上がりきったところは、頬刷りしたくなるような苔の台地だった。 

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素晴らしい、ホントに素晴らしい ナメ床を歩く。
左岸からカラノマタ沢が 流れ込む。 気のせいか温泉の匂い~

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すてきな川床 
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ナメは続くImg_0346_r
歩く しあわせ♪

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まだまだ続く 光が射し込む。 

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美しい造形  自然の発想力すごい! 

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二俣を左に。沢は細くなり水流はほとんど見えず、草藪に覆われはじめた

 

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花の種類も量も増える  
青い
ガクアジサイが一面に咲いている、ところどころピンクも混ざる。       
センジュガンピ(写真)が群生する。

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クガイソウ、クルマユリ、クロクモソウ、ソバナ、フキ、ミゾホウズキ、ハナウド、
早くもダイモンジソウ(写真)が咲いていた。
 

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しばらく進むと 左に垂直な巨岩が切り立っていた 

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岩の基部の右に沿う、狭いゴルジュを擦り抜け登っていく
岩の隙間からとめどもなく、湧き水がしたたり落ちている。
豊富な水量は驚くばかり

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よき所で?ひと息。 それにしても 急峻なところを登ってるんだなぁ。 

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前方に ルンゼが見えた。 

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おいおい 垂直な壁に手がかりがないよ。 体がやっとはいるくらいの細いスキマ。
ここはお助け紐とショルダーで切り抜ける事になった。
ショルダーさま、 ありがとうございました。

抜けたら大岩がデンと聳えていた**、それで右側のかすかな尾根状に逃げる。

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密ササをひっつかみ、ぐいぐい頭から 切り抜けて進んでいく。 

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振り返ると 
さきほど行く手を阻んだ大岩**を、見ることが出来た。 
予想より大きい、あれを越えるのは、しょせん無理だった。

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行く手を塞ぐ笹を掻き分けていくと 露岩に出る。 ひとときの休憩。

Img_0387_r      眼下に コキンレイカの花の咲く。

 稜線に乗ったけれど、 相変わらずシャクナゲの藪、後半はササのヤブ こぎ。

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抜けれたところは、まさに物見山山頂。 ドンピシャだった。 

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鬼怒沼まで足を延ばそうとの計画はとりやめ、そのまま下山
登山道は歩き易いものの、けっこう急で、ところどころ 岩場の展望地がひらける。
快晴なのに、 稜線付近にだけ雲が湧いていた。
 

Img_0396_r           左 燕巣山         右 四郎山
   
登山道には アスナロが多い(葉裏↓)
 

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シマヘビの子供
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そうして朝の湯沢に下りてきた

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河原でひと息入れて
Img_0415_r                          おうまさん

ぬかるんだ林道を てくてく大清水Pまで戻る。 美味しいソフトクリームが待っている!
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ではまた!

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片品川根羽沢支流 大薙沢


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2016年7月17日 (土) 曇 

大清水Pからぬかるんだ林道を、根羽沢鉱山跡(物見橋)まで歩く。
ここで
支度をし、入渓。

すぐ現れる6m滝。左岸を巻く。

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両側は アジサイの花花花…
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ひゃぁ・・・

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見上げれば 軌道跡

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体に、しぶきを打たせながら、登っていく快感。(*)

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流れを曲がる毎に現れる、新しい世界

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それは私をわくわくさせる

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カテンソウImg_0218_r
前方に三段の滝が現れ、上にはきょう出会った唯一のパーティが(下降中)

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岩は脆いが滑らないので、登っていける。
登り切ると、前方にはナメ床が延びていた。

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ルンルンな歩きは続く

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まだまだ続く

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私も歩く
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前方のあの大石を過ぎた辺りから、流れは細くなり、

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沢の妙味は薄れてきた。右にはガレ。前方、山にかかるは雨雲か?

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アキノタムラソウ?

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休憩後、今来た沢を下り、もどることになった。
また ナメを歩く

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ここでは 懸垂下降を練習させていただく  happy01

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登り時(*)では、沢を下りず、右の岩を登ることにした。
見れば、ロープ?電線ケーブル? が垂れ下がっていた

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岩の上にでたら

Img_0290_r軌道がここに・・・

そして鉱口が ぽっかり ~~ 口を開けていた  超冷たい風が流れてくる

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私たちは 再び河床におり、
最後の滝で、もう一度懸垂下降の練習をさせてもらった。感謝。

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そして 無事、入渓地点に戻る。  明日は湯沢だ。

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