大菩薩湖親水ルート & 砥山西尾根
2025.05.18(日) 曇り/晴れ
甲斐大和~上日川峠のバスは08:13発→小屋平。
みな石丸峠方面に登っていくが、私たちは上日川峠方面へ下る。
いつもただ通りすぎてしまう道を、きょうはゆっくり歩くつもり。
シロバナヘビイチゴに迎えられ、続いてワチガイソウやクリンユキフデ・・・、続々登場する春の花たちに有頂天。すぐ右に分ける道を辿ってみると、水場や東屋。このあたりが「親水広場」だろうか?
元の道に戻り、、、花の名前をよびつつゆるゆる歩くと、沢にぶつかった、子鹿がゆっくり逃げるでもなく草を食んでいる。
沢を越えると深い森の雰囲気が迫ってきて、道は溝状になった。
ミツバツチグリやエイザンスミレ、ニシキゴロモなど賑やかだ。
ネコノメ族が姿を見せ始め、次の沢を越える。左側には美しい谷が広がった。
苔を生やした大ブナ。若葉をまとったモミジ。ササ原に涼やかな森が続いていく。
上日川峠への道を右に分け、初めて歩く道に入る。
苔の種類がぐんと増えクリンソウの芽もみかけたりして、わくわく。
分岐では右(自然観察歩道)の登りを進む。この静謐さの中、ゆっくりお茶するのは最高の贅沢。だからわたしは山に来る~❤
よっこらしょと腰を上げ、小鳥の声を耳に先へ進む。ルイヨウボタンが芽を出す、オオカメノキの白花もチラホラ。
木道(自然観察歩道?)*とぶつかった。手すり付でおしゃれな、車いすベビーカーもokという幅広な道だ。
歩道を左に展望広場を目指す。木道は地面より一段高く作られているので、カエデの花をすぐ目の前に見ることができた。
木道は劣化も早く、所々修復されているが追いつかないのだろう。穴が開いたまま注意喚起の棒がさしてあったりして、管理のご苦労がしのばれる。
右側がひらけて開放感があり、高木も間近にみえる。大勢の人たちに利用されるといいと思う。
展望広場に到着。木製デッキにベンチ、南にはカラ松の上に富士山が覗いていた。大菩薩(石丸峠)もギリギリみえた。
ゆっくりランチの後、来た道を戻り*で直進すると、カラ松林からブナモミなどの重厚な森になる。いやはや大菩薩の森のなんと豊かさ!
車道に出ると、右手奥に上日川峠の駐車場が見えた。「砥山→」に従い直進、
「学術参考林(大菩薩のウラジロモミ林)」の標柱をすぎ、5分ほどで砥山への道に(登山道は山頂を巻いてしまう)。お饅頭のような丸い凸を二つほど巻き砥山へ初登頂。すばらしい大ブナ、三角点、小さな山名板。
山頂から西へ直進と思いきや、いったん南に鞍部まで下り「砥山峠」に。
ここで(日川尾根)と合流する。
きょうの下り(右折)の道形はしっかりしてた。快調に下っていたが、道は崩れて行き止まり、左下の林道は高すぎる。そこで砥山峠に戻り日川尾根をすこし北上、適当なところから林道に下りた。
落ち葉の積もった巾広な林道を歩く。
左に聳える擁壁は所々壊れているが、右側の谷は美しい緑にうもれている。
眼にも鮮やかなトウゴクミツバツツジの岩尾根にも出会え、小躍りする。
林道からの砥山西尾根はしっかり延びている。あとはこれを辿るだけ、峠道なので、急なところは巻きつつ、主尾根にそって降りていくそうだ。
巻き道が尾根に戻ると大岩が多く分岐も多く、筋が見えづらい。私には無理だ・・。で、ひたすら安全第一に心がける。岩が多いので、道なのか違うのか、判然としないところもある。ひたすら注意深くリーダーを追いかけた。
順調に下っていても前方が大岩で切れ落ちていたり、経路が判然としていなかったり、いかにも道らしき所もあり、
ふいに大送電塔に出た。地図のとおり現れた林道を横切り再び山道。
尾根に沿って道はしっかり延びていた。ギンランを見たり、ヤマツツジが緑に映えていたり、そんな景色に癒やされる・・
ザレ地が現れたが、さほど長くなかったので無事通過。どんどん高度を下げる。明瞭な道は、溝状で落ち葉で埋まっているし、倒木が多く潜ったり巻いたりなど。、歩きづらかったけど、OK、OK。
やがて沢音が聞こえた。その沢が真下に見えたが、なんか変?。 うわ~、ずいぶん荒れた跡。いつの水害か? 対岸にはガレキが積み上かっっている・・。
ガレキを乗り越え、待望の林道にあがる (^o^) ガレキを7片付けるのは、さぞかし大変だったろう。
太陽が照りつけ暑いこと。でももう安心。とっておきのカルピスをごくごく一気飲みする。
林道をしばらく下り、川辺の木蔭でひと息つく。
すぐ先に家屋が現れ、大通りに突き当たると、「大久保平」のバス停だった。
塩山行きバスの到着の15分前!
結果的に厳しいコースになってしまったけど、楽しかった。リーダ-さんの気苦労のおかげなのだ。。。。o(_ _)o感謝しかない
こういう楽しいことは もうできないかもなあ?とも思ったりもします
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